パオパオだより

2017年01月26日(木)

「逆髪」 [書評]

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   「逆髪」 富岡多恵子 1990年 講談社 296ページ

■内容(「BOOK」データベースより)

かつて姉妹漫才で鳴らした鈴子・鈴江。今はカンペキ主婦に身をやつす姉と、独身の物書きとして芸界の周辺に生きる妹。正反対のようで同じ血縁という強烈な磁力に搦めとられて彷徨う二人の日常の背後に、狂女逆髪と盲法師の姉弟が織りなす謡曲「蝉丸」の悽愴な光景を幻視、富岡節ともいうべき強靭な語りの文体で活写。『冥途の家族』『芻狗』等、家族や性をテーマに書き続けてきた著者の到達点とされる傑作。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

富岡/多惠子
1935・7・28~。小説家、詩人。大阪市生まれ。大阪女子大英文科在学中に小野十三郎に師事、1958年「返禮」でH氏賞、61年「物語の明くる日」で室生犀星詩人賞。70年代から小説に転じ、74年『植物祭』で田村俊子賞、『冥途の家族』で女流文学賞、77年「立切れ」で川端康成文学賞、97年『ひべるにあ島紀行』で野間文芸賞を受賞。近年は評論に新境地を拓き、2005、06年『西鶴の感情』で伊藤整文学賞、大佛次郎賞の両賞を受賞する等、高い評価を得ている。

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 今日は寮1(二条)17時間。
 ポケットWi-Fiを沖縄に忘れてきたため、マイパソコンが使えず。その分、きっちり読書ができた。

 入院中に半分まで読んで放置したままだった「逆髪」読了。
 いろいろ書きたいことがあるのだが、深夜帰りなので続きは明日。

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