2014年05月10日(土)
なるほドリは役立つ鳥? [時事]
◎毎日新聞5月10日朝刊「なるほドリ・京都」より
「集団的自衛権」て、どんな意味?
考え方は「共同して一緒に戦う」
なるほドリ 5月3日の「憲法記念日」当日とその前後は、京都でもいろんな集会があったね。最近は、憲法にからんで、、「集団的自衛権」という言葉を耳にするけど、どんな意味なの?
記者 まず自衛権には、他国から自国が攻撃された場合に、自らが防衛権を行使する「個別的自衛権」があります。「集団的自衛権」はこれとは別で、同盟国など自国と密接な関係にある国が攻撃された場合、自国への攻撃とみなし、「共同して一緒に戦う」という考え方です。
Q 日本には憲法9条があるはずだけど、そんな権利が行使できるの?
A なるほドリ君も学校で習ったと思うけど、第二次世界大戦では国内外で多くの人が犠牲になった反省から、戦後の憲法9条で「戦争放棄と戦力不保持」を定めました。これからは「他国と戦争をしない」とはっきりと宣言したのです。
9条の考えを踏まえ、政府は1972年の参院提出資料で「他国に加えられた武力攻撃を阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、憲法上許されない」と明示しました。更に81年の政府答弁書では「わが国が国際法上、集団的自衛権を有するのは当然」としたうえで、「憲法9条下で許容される自衛権の行使は、わが国輪防衛するために必要最小限の範囲にとどめるべきだ」と説明しました。しかし、「積極的平和主義」を唱え、米国などの同盟国への義務を果たすべきだと考える安倍首相は、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認しようとしています。
「米軍レーダー問題」府民にも影響
Q 集団的自衛権って大事な問題みたいだけど、身近には感じられないね。
A 京丹後市では、近畿地方初の米軍基地となる高性能レーダー「Xバンドレーダー」の配備計画が進んでいます。これは、日本や米国に向けて飛来する弾道ミサイルを追尾・探知するのが目的とされています。
レーダーが実際に利用されるような事態になれば日本が米国の戦争に巻き込まれれ、集団的自衛権講師につながるとの見方もあります。府民も無関係ではありません。
Q 集団的自衛権に反対している人は多いの?
A 賛否は分かれます。府内では、作家の瀬戸内寂聴さんや哲学者の鶴見俊輔さん、ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英さんら著名人で作る「憲法9条京都の会」が、「解釈改憲」に反対の姿勢を示しています。集団的自衛権が行使されれば、遠く離れた国で日本が同盟国と一緒に戦う可能性も生まれます。戦後69年間の歴史が根本から変わることになり、じっくりと考える必要があります。
回答・松井豊
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毎日新聞の記者への質問コーナー「なるほドリ」は、時事問題を分かりやすく説明してくださっている。私にはすごく役立っている。
安倍さんをはじめ、どうしても戦争したいと思っている人がいる。それを理解せよと言われても、私はまったく理解できない。
そんな人たちには、イギリスの哲学者バートランド・ラッセルの言葉をかみしめてもらいたい。
「次に起こる戦争は片方の勝利に終わるのではなく、相互の全滅に終わる。」
私は、「相互の全滅」ではなく「地球の全滅」だと思いますが・・・。
どうしても戦争したい人たちにはその覚悟はあるのでしょうか。
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【今日のきく】
「頭かくして尻かくさず」ではありません。
ピョンピョン飛ぶ虫を見つけ、草むらに顔を突っ込んでいるところです。
「逃げたられたー。」
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【RUN】
レース前は1000m1本。
まずは3km、16分14秒。
1kmスロージョグのあと、1000m。
何とか3分50秒切りと思ってがんばったが、3分50秒8。
このまま3km行けたとして、11分32秒。そんなことあるはずないけどがんばろう。
ダウンジョグ1kmをプラスして、今日は6km。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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