2012年09月15日(土)
マラソン大会から車イス使用者を排除することは社会から排除するのと同じではないのか [私の好きな人]
9月11日(火)、下山さんに京都マラソンへの参加希望の意思確認のメール。
9月12日(水)、下山さんからお返事。「参加可能なら、参加してみたいです。」
9月13日(木)、「ふつうの車イスランナーSさんを京都マラソンに!」という要望メール作成。下山さんに目を通してもらったあと大会実行委員会に送ろうとしたが、メールアドレスが記入されておらず。仕方なく、「京都いつでもコール」にメールを送付。
9月14日(金)、「京都いつでもコール」より返信。
この度は、「京都いつでもコール」にお問い合わせを頂戴し、ありがとうございます・
いただいた内容につきましては、後日、京都市役所の担当部署から、お返事させていただきます。
なお、返答に際しましては、事実確認や調査などで概ね2週間程度のお時間を要しますが、案件によっては、さらにお時間を要する場合もございますので、ご理解いただきすようお願いします。
◇ ◇ ◇
去年は要望書を手書きし、大会実行委員会にFAXで送った。すると、2日後にFAXでお返事を下さった。
今年は長文になりそうだったので、初めからメールで送るつもりだった。ところが実行委員会のメールアドレスが書かれていない。初めから作戦失敗だった。
さあ、やり直し。「京都いつでもコール」に送ったメールをプリントアウトして、実行委員会にFAXしよう。京都マラソンの応募締め切りが9月21日だというのに、「返答は概ね2週間程度、さらに時間を要する場合も」って!
それにしても、「京都いつでもコール」とはうまく考えた名前だ。「いつでもコールしてください、ただし返事は忘れたころしかできません」て。
なんにもいちゃもんつけているわけではないのに。
ごくふつうの生活をされている下山さんが、車イスを使用しているという理由だけでマラソンへの応募さえ拒否されている。
参加資格の【1】1994年4月1日以前に生まれた方、【2】5時間40分以内に完走できる方の両方を楽々クリア。ところがその下に小さく「マラソン、ペア駅伝に車いすでの参加はできません。」つまり、【1】【2】をクリアしていながら京都マラソンに応募さえできないのは、日本中でただ一人、下山さんだけと言ってもいいかもしれない。
これをおかしいと思わない人のほうがおかしいと思うのですが・・・。
何十年も前は、マラソンは競技者だけのもの。それから徐々に一部愛好者に広まっていき、いまや練習さえ積めばだれもが大会に出られるようになった。そう、今はよほどの理由がない限り「だれもが」という原則を崩してはならない。
ましてや、主催の一番目が「京都市」で、「健康都市・京都」や「共汗」(現市長発案の造語)をキャッチフレーズにしている京都市のマラソンなら。
「マラソン大会から車イス使用者を排除することは社会から排除するのと同じではないのか 」という姿勢で、これからも粘り強く働きかけていきたい。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
Say Shoeさん、コメントありがとうございます。
参加資格の【3】に、「すべてのランナーと一緒に楽しく走れる方」というのを入れてほしいです。そうすれば、「車いすでの参加はできません」の注意書きを削除できますね。
車イスであっても普通に生活されている下山さんの、その「普通感覚」を大事にしてほしいです。
「丹後100kmウルトラ」、残念でしたね。碇高原までの上りで力を使い果たしてしまうでしょう。あそこまでは行けても、あの先まで行けるランナーはかなり力のある方です。ぜひ来年、再チャレンジしてください。
パオパオさん、同感!です。
ほとんどのランナーなら、優しく応援するものですからね。
一昨日の歴史街道単語100kmにも、伴走者がおりましたね^^