2012年01月17日(火)
憲法19条 [時事]
◎京都新聞1月17日朝刊 (1面のメイン記事ではなく、28面の関連記事より)
日の丸・君が代判決
現場の萎縮くい止め 原告評価、無念さも
「処分に一定の歯止めをかけた」。16日、最高裁で停職が取り消された元教諭は記者会見で胸を張った。学校行事で君が代斉唱時の不起立などをめぐる処分取り消しを求めた訴訟。一方、過去の卒業式の行動から同じ停職でも敗訴が確定した原告は無念さを訴えた。
停職処分が取り消された元教諭河原井純子さん(61)は東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、今も続く東京都教育委員会による処分を意識して「現職の人たちの背中を押せた。萎縮している現場で停職への歯止めになる」と評価。職務命令違反3回で免職とする大阪府の教育基本条例案に対しても「暴走にブレーキがかけられるはず」と期待した。
判決は補足意見で都教委を強く批判。減給処分が取り消された元教諭の渡辺厚子さん(61)も「処分の累積は許さないという判断が示されたことは大きな勝利」と笑顔を見せた。
ただ、判決直後、最高裁前で原告団が掲げた幕の文字は「分断判決」「一部勝訴」。過去に国旗を引き降ろしたなどとして停職取り消しが認められなかった元教諭根津公子さん(61)は「子どもたちの教育を考えての行為だった。裁判官にその思いが届かなかったことは非常に悔しい」と肩を落とした。
職務命令の精査必要 右崎正博・独協大放火大学院教授(憲法)
実際には行事の進行になんら妨げにならないにもかかわらず、起立や斉唱など出す必要のない職務命令が、従われないことを承知の上で発せられ、個々の教員の思想・良心があぶりだされている。憲法19条が保障する思想・信条の自由は基本的人権の根底に位置付けられるべきものだ。職務命令に合憲判断を示しているのは承知しているが、最高裁はこの裁判を処分の程度問題に矮小(わいしょう)化せず、もう少し正面から取り上げるべきだ。職務命令の発せられ方を憲法的な観点からもう一度精査する必要がある。
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独協大学の先生、ええことゆうてはんなあ。
すべての判決は、日本国憲法に照らし合わせて出されるべきものである。思想・良心の自由は、憲法19条やったんや。ちゃんと覚えとこ。
「日の丸・君が代」の強制は、日の丸・君が代を好きな人たちがしているわけではない。教師集団を分断する道具の一つとして使っているだけのことである。本当に日の丸・君が代が好きな人は、道具として利用されているこんな状態に憤るべきである。
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【RUN】
明るいうちに、いつもの5kmコース。
行き11分49秒、帰り12分07秒で23分56秒。思っていたより速く走れた。あちこち痛い割には好調。
暗くなってから3kmコース。
14分44秒。今度は思っていたより遅かった。やっぱり明るい時に走ったほうがいいみたい。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
SayShoeさん、コメントありがとうございます。
ご無沙汰していますが、今年こそ「神奈川反核平和マラソン」に参加しようと思っていますので、ぜひSayShoeさんも参加してくださいね。
「九条から九条へ」ランについては、私も詳細は知りません。今のところ、9月9日に京都を走ることくらいしか決まっていないようです。また、ぼちぼちと決まっていくのではないではないでしょうか。とりあえず9月9日はあけておきましょう。
パオパオさん、ご無沙汰です。本年もどうぞよろしくお願いします。
それにしても、世間をしっかり見つめてらっしゃいますね〜っ^^
この夏の『九条から九条へ』ラン、行ってみたいですが詳細はご存知ですか?