2012年01月04日(水)
2011後半・家族編 [振り返って]
役に立たない私の一日の主な仕事は、あんものエサやりときくの散歩だった。
そのあんもが、去年の葵祭の日( 5月15日)の朝、死んでしまった。拾ってきた猫なので誕生日はわからないが、「天安門事件」の年にうちに来たので22歳目前だった。
「何で新年になっているのに、前の年を振り返るかなあ。」
「あんもゃんが死んだのは5月やから、2011年後半じゃないやろう。」
ごもっともです。
どこかで区切りをつけんとあかんね。
でも、また変に思われるかも知れんけど・・・。
朝に動物病院に迎えに行ったとき、寝たきりで動けなかったあんもちゃんが立とうとしたのは事実。獣医さんも助手さんも驚いておられた。
あんもちゃんのあの姿を見て、私はもう・・・。
「ちょっとだけあんもの役に立ったし、もう自分は消滅してもいいか。」
本気でそう考えた。
そのあんもが、病院から帰って30分後くらいで死んでしまうとは・・・。あの立ち上がろうとした姿は、ほんとうにあんもの最後の力をふり絞ったものやったんやね。
それから半年。
それまで通販事務所に行って一番していたのは、あんものエサやり。それがなくなってしまった。
マラソン大会への出張販売から帰って一番にしていたのも、あんものエサやり。夜遅く帰っても、あんもの寝ぼけた顔を見るとほっこりできた。もう、それもなくなった。
私の仕事はきくの散歩だけになってしまった。それもなめられて、「家に帰らん」ちゅうし・・・。もう、やることなしですわー。
あとのメンバーは・・・。
きくは、わがままがきつくなってきた。私以外の者のゆうことはけっこう聞くらしいが、私のことをなめている。いつも家の近所まで帰ってきて私と格闘しているので、ご近所では「アホ犬」と評判になっているらしい。これは何とかしなくては。
真樹は、いろいろな面で積極的に行動できるようになってきた。中でも、10月の陸上競技大会に出てくれたのはほんとうにうれしかった。それと、文化祭のクラス演劇に出てくれたこと。ほんまに「そんなことできるんですか」の世界やった。その調子!
廉は、長期故障からやっと復帰し、5000m15分台の大目標も達成した。陸上競技未経験者で、大学から始めた者としてはすごいことだと思う。私のようないいかげんな人間から、よくこんなまじめな人間が生まれたもんです。彼女もできたらしいし、今のところゆうことなし。
眞寿美さんは・・・。いらんこと書いたらしばかれるのでやめときます。ただ、最近はニコニコしていることが前よりは多くなったように思う。そのほうがかわいいし、ええでー。
私は・・・。
ほんまに、なーんにもなし。
以上!
--------------------------------------------------------------------------------
【RUN】
今日はちょっときつめ。
まず、練習最短コースの農具小屋往復3km。16分46秒。
次は、バス通りを300m行ったところから西に入る坂を使った「上り坂走」。
バス通りから京大演習林入り口までの上り坂300mをダッシュ。下りの300mはジョギングで。これを5セット。
85秒、83秒、83秒、81秒、80秒。
まあ、今日はこれくらいでかんにんしたろ。
このあといったん家に帰り、もう一度3km。
上がりにくかった左足が、明らかによく上がるようになっている。14分07秒。さっきより2分以上速い。
「上り坂走」いいですね。次はちがう坂も走ってみよう。
今日は、3km+300m+(300m+300m)×5+300m+3km+1kmで合計10.6km。
きつかったけど楽しく走れた。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=1499
コメント
まっちゃん、コメントありがとうございます。
「まっちゃんがな、『眞寿美さんの許容範囲内でいつまでも自由に泳いでいてください』ってコメントしてくれはったわ。でも、もうとっくの昔に遊泳許可区域からはみだしてるやんなあ。はよおぼれて死んだらええのにと思ってんのになあ。」
「・・・(あんたらの世界には入りたないというような表情) 」
ヨメさんの怒りは百人力なので、まっちゃん一人だけの味方では押しつぶさてしまいます。今のところ、まっちゃん級とまではいかなくとも味方は20人くらい思い浮かびます。あと80人集めて、なんとか・・・。
昨年末の新聞に新聞協会のコピー優秀賞かなにかに「一生を棒にふるような仕事をしたい」てのが掲載してありました。それ見て快い感動と深い共感を覚えて、同時になぜかパオパオさんの顔を思い浮かべていました。
金儲けに一切つながらない「無駄」なこと、「役に立たない」ことをずっとしてみたい、とずっと思い続けての今日です。人間が人間らしく生きるってこういうことかな、などと思いますが、現実はどうもそうはうまくいきません。
眞寿美さんの許容範囲内でいつまでも自由に泳いでいてください。
と言いながら僕はパオパオさんが「やることない」とか「役に立たない」などとは決して思っておりませんし、棒に振るような人生だとも思っていませんので。僕の人生に必要不可欠な存在ですので。念のため。