2011年10月02日(日)
第17回滋賀マスターズ陸上選手権 [私の陸上競技]
「私、同じ名前で藤井と言います。」
「あっ、さっきの5000mにも出てられましたよねえ。」
「はい。」
「いやー、5000mもいっしょで、また800mもいっしょですか。たしか、お若い方でしたよね。」
「はい、35です。」
「滋賀の方ですよね。」
「はい。家は近江八幡なんですけど、会社がこの近くで。この競技場ができてからは、ここによく練習に来てるんです。」
「ここはできたとこですってね。いいですよね、こんなところが近くにあったら。」
「あのー、京都キャロットさんの方ですよね。」
「はい。」
「プログも見せてもらってます。」
「あっ、ありがとうございます。そう言ってくださった方は、写真がブログに載るという決まりなんです。」
「えっ、そうなんですか。」
ということで、800mのスタート前にパチリ!
滋賀の藤井謙伯さん。20歳も年下のお友だちができた。
スタート地点までカメラを持って来ておいてよかった。
できたばかりの東近江市布引運動公園競技場(旧・八日市市)。
小高い丘の上にあり、「布引グリーンスタジアム」の名にピッタリ。
受付には、太田君子さん。
「太田さん、こないだは無理言ってすいませんでした。ヨメさん、高跳びがんばるゆうてましたわ。目標1mですって。(10月30日の甲賀の大会にエントリー。)」
「うわー、すごい。奥さん、高跳びやってられたんですか。」
「とんでもない。うちのヨメさんは元フェンシング部です。あくまでも目標で・・・。」
「そう、目標は高く・・・。」
「ただね、練習場所がなくてどうしょかなゆうてますわ。」
「野洲の競技場ならいくらでも練習できますよ。」
私と大田さんの話を横で聞いておられた大会役員さんが話しかけてこられた。なんてご親切な。
「でも、マットとか2人では出せへんでしょ。」
「それは、私たちみんなで手伝いますよ。ぜひ練習に来てくださいって、眞寿美さんに言っておいてくださいね。」
ああなんてありがたいお言葉。京都人の「いけず」になれてしまっているので、「滋賀人」の親切さが身にしみる。
9時半から開会式。
元気いっぱいの選手宣誓で、がぜんやる気が湧いてきた。
10時、一番最初の種目5000mに出場。
今日の目標は、2000mまで8分。そのあと1000mを4分15秒〜20秒で21分切り。
1000m、軽めに走って3分55秒。ええやん、ええやん。この調子なら、20分30秒くらい行けるかも。
2000m、8分06秒(4分10秒)。やっぱり8分は超えてしまったか。気がつけば、早くも最下位やし・・・。
3000m、12分22秒(4分16秒)。これ以上落ちないようにがんばらねば。
4000m、16分45秒(4分23秒)。こりゃいかん。21分切りもあやしくなってきた。最後の1000mをしっかり。
5000mゴール、20分56秒(4分11秒)。なんとか、なんとか21分切り。「ホッ!」
走っている途中、滋賀マスターズの三大美人と言っても過言ではない、阪下・小嶋・太田さんからの声援。これはうれしかった。これが、今日21分を切れた大きな要因だったのかもしれない。
ただし、ゴール後、「恐怖の変なせき」が出てしまった。あわてて甘いゼりーをのどに流し込む。そして、ひたすらせきをしんぼう。しばらくすると、のどの異変はおさまった。よかった。
5000mの次は3000m。
滋賀マスターズの小嶋祐子さんが出場されるので、写真を撮らせてもらった。
いつも練習をしっかりされているので、きれいなランニングフォームです。
滋賀の陸上大会では、必ずと言っていいほど小学生が出場できる種目が組み込まれている。
小学生の時からこういう経験をしていると、ルールなどがしっかり理解できていいと思う。
記録掲示もスムーズだった。
おー、5000mの1位は16分02秒。記録の後ろに書いてある「NPR」「NGR」てなんやったっけ。ひょっとして、M45クラスの「日本新記録」?
この選手には3周抜かれてしまった。2周抜かれは覚悟していたけど、まさか3周抜かれとは・・・。じゃましてすいませんでした。
私の前にゴールした選手とも1分以上の大差。1分も離されると、まったく後ろ姿も見えません。へたしたら、全員に1周以上抜かれるという不名誉な記録を樹立するところだった。
ちょっと・・・、レベル高すぎるんちゃうん。
今日のお昼ごはんは、ヨメさんが持たせてくれたおにぎり。いつものごとく、前歯しかないのでうねうねしながら2個完食。
さあ、12時40分スタートの800mへ。
スタート前、京都走ろう会の柴田さんに遭遇。
「陸上競技がおもしろくなってきてね、今日も800m走ります。こないだ2分52秒やったから、それ以上をねらいたいんやけどね。」
柴田さんは私より9歳も年上だが、京都走ろう会の例会ではいつも私のすぐ後ろを走っておられる。おんなじ第1組なので、こりゃ負けられん。
今日の目標2分47秒をたたき出すには、1周目400mを1分21秒くらいで走らないといけない(2周目は5秒落ち込むとして)。
今日は5月5日以来、2度目のスパイク。これが吉と出るか凶と出るか・・・。
スタートは気負わずいい感じ。
1周目通過、1分23秒。おーっと、9月11日と同じ。これだと、また2分50秒か。
2周目、自分ではがんばったつもりだったが・・・。ゴールして時計を押すと・・・。
「えー、2分54秒? あーあ。」(2周目は1分31秒)。
すぐ後ろに柴田さんがゴール。もうちょいで追いつかれるとこやった。
それにしても、800mはこれで「2分45秒→50秒→54秒」って、走るごとに遅くなっている。これは対策を考えないと、とてもじゃないけど「打倒、太田君子!」とは言えん(確か、太田さんのベストは2分35秒くらい)。
第3組はお二人だけの女子対決。太田さんも名簿には載っていたのだが、「まだ故障が治っていなくて、30kmなら走れますけど800mは無理。今なら4分以上かかりますのでやめておきます」とのこと。
滋賀マスターズの阪下美雪さん。
スタート前に少しお話させてもらった。
一番得意なスポーツはマラソンではなく水泳。今もトライアスロンに出ておられる。
「伊良湖トライアスロンもエントリーしてたんだけど、台風12号で中止になって・・・」
「えー、伊良湖岬って海ですやん。」
70歳代の女性が、海を使ったトライアスロンに挑戦しておられるとは・・・。こら、負けてられん。
阪下さんは、すごく躍動感のあるランニングフォーム。もちろんスパイクをはいておられます。
4分を軽く切るタイムでゴール。もしうちのヨメさんが出ていたら、いい勝負になったかも。
ゴール後、新聞記者らしき方からインタビューを受けておられた。
阪下美雪さんは、滋賀マスターズの宝であり、誉れでもあります。
800mの正式タイムが出たので見に行った。
2分54秒25。目標より7秒も遅かった。100mに付き1秒ほど遅かったということになる。
よう、柴田さん出てくれてはったもんや。柴田さん出てはらへんかったら、5000mに続き800mもダンビリ(断然ビリ)になるところやった。
せめて同世代(M55クラス)の選手と互角に戦えるようになりたいものだ。
10月30日の大会では、5000m20分切り、800m2分45秒切りをめざしたい。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
藤井さん、コメントありがとうございます。
私は家は京都ですが、滋賀にはよく走りに行っています。次にいっしょに走らせてもらう時は、1周抜かれにならないようにがんばりたいです。
あと5年はタイムが縮められるのではないかと思ってがんばっています。とりあえずの目標は、同い年最強女子の太田君子さんのタイムです。800mが2分35秒くらい、5000mはどれくらいかなあ・・・。
滋賀の藤井です。日曜日はおつかれさまでした。さっそく載せて頂きありがとうございます。またいっしょに走りましょう!今後ともよろしくお願いします。