2011年05月23日(月)
第34回小豆島オリーブマラソン・続き [ランニング・出張販売]
朝6時起き。
出店準備が廉も含めた3人体制なので、いつもより余裕あり。
夜降った雨はいったんやんでいた。
ただ、予報では9時過ぎからきつい雨になるらしい。
お借りしている場所はバスの車庫なので、雨が降っても商品をぬらしてしまうことはない。それは安心。
ただ、レースで体がぬれてしまうと、そのあとはほとんど店をのぞきには来られない。とにかく、屋根があるところでも降らない方がお客様は多い。
7時半から受け付け開始だが、フェリーの関係でこの時分はガラガラ。8時半くらいから、とんでもないくらいの大混雑になる。
その前に、ちょっとウォーミングアップしとこうっと。
昨日見つけた「雑種犬サファリパーク」へ。
今日も、みなさん元気に吠えまくってます。
「いやー、子犬やん。かわいいー。」
「いや、こっちにも。ころころ、まるまるやん。」
私のことを警戒して逃げていくワンちゃんもあり。
近くに、すごく水がきれいで波の静かな海水浴場があった。
「ジス・イズ・アナバ!」
夏にここに泳ぎに来たいなあ。
毎年恒例、ブラスバンドのパレード。
雨がやんでるときでよかったね。
この少しあと、真っ黒い雲が上空をおおい雨が降り出した。ハーフスタートの10時に近づくにつれ大雨に。
ハーフがスタートした7分後、私の5kmがスタート。
最前列に並んでいると、40代の速そうな方が話かけてこられた。
スタート時刻が迫ってきているというのに、前から前からランナーがやってくる。普通遅く並ぶ人は後ろでしょう。その誘導がないのがちょっとね。スタート2分前くらいになって、やっと前から来る人が途絶えた。
でもそんなことをその人と話しているうちに、緊張感がずいぶんとほぐれた。今後も「スタート前に知らん人としゃべる」というこの作戦、いいかも。
スタートしてからずっと息苦しかった。ふつう、しばらく走っていると息が楽になっていくものなのに・・・。
それでも雨じゃじゃぶりで適度に体を冷やしてくれているせいか、しんどいのに手も足もしっかりと動いている。一番心配していた「変なせき」も、今日はだいじょうぶそう。
それには思い当たるふしが・・・。
なんと、金土2日連続でヨメさんがマッサージをしてくれた。特に調子がおかしくなっていた左の首筋から肩にかけてを入念に。あーありがたや、ありがたや。
ずっとずーと息苦しかったけど、「こんなもん、20分ほどしんぼうしたらしまいやん」と思ったら気が楽だった。
いつもならかなり落ち込んでしまう3〜4kmも、坂のわりにはしっかりと走れ、先行するランナーをとらえることができた。
残り1kmからは時計は見ていない。でも、確実に20分を切ったという確信があった。私の時計で19分50秒。その時計を見たころからウルウルときてしまった。
「19分51秒、第5位」の記録証をヨメさんに見せ、「あんものおかげやー。」
そうめんから帰ってきた廉にも記録証を見せ、「あんものおかげやー。」
でも、これでこれからは「あんも、あんも」ってゆうのはおしまいにしょ。あんまりゆうたら、土の下から出てくるし・・・。
このあとは、店をほっといて知り合いの撮影に。
まずは、宿泊先の「千鳥」さんのご親戚。毎年10kmで上位入賞されている「ちかえさん」。
最初「鯛安」さんの前あたりで待ち構えていたのだが、撮影失敗。急いで追いかけて追い抜いて連写。
私に気づいてくださって、しんどいところなのに声までかけてくださった。ほんとうに感じのいい美人ランナーさんです。廉もああいう人を見つけえよー。
今年は少し痛めておられるところもあったせいか、例年より少しタイムは悪かったようだ。それでも後で調べてみると4位入賞。立派です。
「この写真、千鳥のおかみさんに送っておきますねー。」
5kmの表彰のアナウンスがあったので、大会本部へ。
晴れがましく表彰してもらえるのは優勝者のみ。2〜6位は横のテントで賞状と賞品を受け取るだけ。渡す係の方が拍手をしてくださったが、ちょっとさびしい。
でも、中央の醤油樽の前で写真をお願いした若者がすごくうらやましがってくれた。赤の他人のオッチャンに気を使ってくれて、ありがとね。
さあ、あとは愛媛のお得意様親子。
息子さんは10km。お母さんはハーフに出場されている。
ところが、息子さんはランシャツランパンの色まで聞いていたのに見つけることができなかった。ずっと立ち続けて目を凝らしていたつもりやったのに・・・。ああ、途中でまた雨がきつくなってきてかさを取りに行った時があったなあ。あの時?
お母さん、見っけ。
「最近は全然ダメ」とおっしゃっていたが、すごく楽そうに走っておられるように見える。
背筋がピンと伸びたきれいなフォーム。
私もお手本にしたいくらいです。
「親子で京都キャロットのおそろいのウエアかい! 写真撮っといたろ。」
喜ぶ母、逃げ惑う息子。
雨もやんだので、クーリングダウンへ。
12時25分坂手港に到着の「さんふらわー」が見えた。
もうすぐ交通規制解除だが、ハーフのランナーはまだまだ尽きない。
口の黒いワンちゃんが、「小豆島雑種犬サファリパークに来ませんか」と誘ってくる。
「いやー。この白い子犬ちゃんは近よってきてくれるやん。」
少し離れたところから子犬の泣き声が。
その声を頼りに奥に進むと、子犬がいっぱい。
「あー、ここは天国じゃー。」
ほんまに、「ハイエナ牧場+雑種犬サファリパーク」でけへんかなあ。
大震災の心理的影響が及んでいるのか、去年より大幅に売り上げが下がってしまった。
廉が予定通り10kmレースに出て優勝でもしておれば、多少売り上げが下がろうがどうってことなかったんやけど・・・。
「いらっしゃいませー」と大きな声を出し、しっかりと働く廉。
さすが、ますみさんが一人で生んで一人で育てただけのことはある・・・、てか?
土庄の「マルナカ」さんでお買い物。
私は、(パジャマ×2)+(半ズボン×3)で合計5000円ほど。
「やすっ!」
大部港からフェリー。
乗ったところで、ヨメさんが「カバンがない。」
いろいろ話して、やっと分かった。後片づけの時、車にのせてあったヨメさんのカバンを私がいったんおろした。帰り、3人がゆったりと乗って帰れるよう整理したつもりだった。最後に出発する時にきちんと確認すべきだった。
大会事務局(町役場内)に電話。しばらくすると、見つかったとお電話をいただいた。ヨメさんの鍵の束やケイタイの充電器などが入っている。宅配便の着払いで送ってもらうことになった。
「あー、ヨメさんにさんざんしかられましたわー。」
日生港に到着し、そこから山陽自動車道・赤穂ICへ。
入ってすぐの竜野SAで夕食。
ヨメさんは、めずらしいメニュー「トマトラーメン」。
「廉もちょっと食べてみるか。」
「あー、そのおつゆのふたに入れよー」とヨメさん。
「なつかしいなー、それちっちゃい時ようやったなー」と私。
昔なつかしい場面が再現できて喜ぶ母、とまどう息子・・・でした。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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