2016年04月04日(月)
すさむ [ガードマン]
「歩けや!」
「知らんがな!」
などなど、私の心の中の「悪パオパオ」が叫ぶ。
今日も祗園の漢字博物館。
今日は、前の道路のアスファルト張替えで全面通行止め。4人増員ということだったが、私は10トンダンプの出し入れの配置につくものだと思い込んで張り切っていた。ところがところが、いっちゃん下っ端のやる「ペコリ係」に任命された。今日、何十回「すいません」「申し訳ありません」を言ったでしょうね。
「ちょっと通らしてえな。かまへんやろ。」
「それはちょっと・・・。」(心の中は「遠回りになっても歩けや!」)
「なんでもっと手前に『通行止め』の看板出しとかへんねん!」
「上にゆっときます・・・。」(心の中は「わしゃ知らんがな!」)
何にも悪いことしてへんのに謝り続ける仕事はつらい。心から謝ることができたらいいのだが、心の中は眞逆。これでは心がすさむ。これで同じ給料はあかんで。
ほとんどがきっつい苦情だったが、こんな中にも光はさす。
毎日通られる足の悪いご婦人。いつも笑顔でごあいさつしてくださる方。杖をついて足を引きずりながら少しずつ進まれる。そのご婦人が、重機バンバン動いているときにこちらに来られた。よっぽど、重機をストップして特別に通ってもらおうかなと思ったが・・・。
「申し訳ありません。今日は道路工事のために通っていただけないんです。」
「だいじょうぶですよ。坂を上がって行きます。毎日ご苦労様です。」
ゆっくりゆっくり坂を上がっていかれる後姿、おがみましたなあ。姿が見えなくなるまで、ずっとずっと見ていました。
こういう方がおられるので、それ以外のごちゃごちゃが気にならなくなる。ああありがたや、ありがたや。
(注)もうちょっと、続きます。
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【今日のきく】
「つかまえたー!」
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2016年04月03日(日)
第6回なにわ淀川ハーフマラソン [ランニング・出張販売]
アウトはアウト。
朝起きたときだいぶ楽だったので、一瞬「ひょっとしたら走れるかも」と思ってしまった。でも、自分に都合のいい奇跡なんて起こりません。時間がたつにつれ、じわじわとしんどさが増してきた。そりゃそうやわ。
朝一にごあいさつに来てくださった松本さん。私のブログを見てきてくださったようで・・・。
「今日の10kmは折り返しまで死に物狂いで食らいつくつもりやったのに、まさかこんなときにカゼひくなんてね。松本さんが39分半前後として、そこに1分差に迫るのが目標やったんですよ。」
「いやー、今年はだいぶ落ちてきてるんでそのタイムは無理。藤井さんが出んで、これでちょっと寿命が延びましたわ」と松本さんからの社交辞令。
松本さんの結果は・・・。私の予想通り39分25秒。60代の部第2位。
「なんにも力落ちてませんやん!」
5時40分自宅発、6時50分会場着。
ちょっとゆっくりしすぎているように思われるかもしれないが、この大会はナンバーカード先送りなので急いでいく必要はない。
会場に着けば、参加賞のTシャツをもらいに行くだけ。これは走ったあとでもだいじょうぶなので、その気になればスタート前ギリギリ到着でも問題ない。
地下鉄の遅延があったらしく、10kmのスタートは10分ずらして9時30分。
今年も、MCをしてられた女性がすごくうまかった。ご自身もランナーらしく、私たち出店業者の紹介を繰り返ししてくださっていた。
「何回も何回も『京都キャロットさんのブースでは・・・』ってアナウンスしてはったなあ」と言ってうちのテントをのぞきに来てくださった方もあった。
自分が走れないときは、せめて走友の応援へ。
ここは近場なので、知り合いがたくさん出場している。
10kmには、松本一之さん、北出吉弘さん、内田武史さん、中村智明さん・・・。
いやいや、その前にワンちゃんワンちゃん。
スタート地点から1kmあたりの地点に、ぐっさり寝てるワンちゃんがいましたわー。
生きていくだけでもたいへんやろうに、なんて穏やかなワンちゃんなんやろねえ。
このワンちゃんの寝ている側とは反対側に陣取って、応援したい走友が来るのを待つ。
「きたー!」
先頭は、「マラソン界の錦戸亮」こと中村智明さん。
次に「マスターズ陸上仲間」の内田武史さん。
「亀岡の快速ランナー」松本一之さんの走りは軽やか。
「同い年最強ランナー」北出吉弘さんは、今日はちょっと重そうに見えた。
900人以上のランナーがすぐ近くを通るので、ワンちゃんだいじょうぶかいなと心配だったが、根性すわってますがな。
根性ワンちゃん、こんなんですわ。
来年まで、なんとしてでも生き延びてね。また会おうね。
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さて、時間がたち先頭ランナーがそろそろ帰ってくるころ・・・。
「おー、中村智明さん! 全ランナーの先頭じゃないですか!」
朝にごあいさつに来てくださったとき、「34分台はいけるでしょ」と聞いてみた。
「いや、それが・・・。先月、気管支炎になってしまって月70kmしか走れなかったんです。」
「70km!? でも、優勝目指してがんばってください。」
「はい、がんばります。」
心配することはなかった。
終盤まで競っていた相手を振り払い、見事な優勝。
「ともあきさ〜ん!」と思わず名前を呼んで応援しましたわ。
全体の10数番目に内田さん。
50代でこの速さは驚異。
「うちださ〜ん!」と声をかけると、手を振る余裕。
しかし更なる驚異の50代が出場されていて、内田さんは年代第2位。いいタイムだったのに・・・。
来ました、私の勝手なライバル・松本さん。
ちょっと悔しくて、応援の声が出なかった。
あー、対決したかった。
いつも松本さんと競っている北出さんは、やっぱり調子が悪かったようだ。松本さんに遅れること約2分。二人の差がこんなついたのを見たことがない。
また調子のいいとき、どこかで私と対決してくださいね。
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2016年04月02日(土)
アウト! [ランニング・出張販売]
あんまりしんどいので、ご近所の北村クリニックさんへ。
熱はなかったのだが、「今、熱の出ないインフルエンザがはやってます」ということで検査。結果はセーフ。普通のカゼらしい。
ところがここ数年カゼもひいていない私なので、これがこたえてこたえて。体にじぇんじぇん力が入りません。
明日は「なにわ淀川ハーフマラソン」。ここの10kmで、私の勝手なライバル・松本さんと直接対決の予定だった。まだ二人の差は縮まってはいないが、せめて折り返しまでは松本さんの背中を追おうと思っていた。後半つぶれてもいいので。
でも、もうアウトです。しんどすぎます。
これは今週は自重して、次週の「伊江島3・5・10」で爆発しろちゅうことですかねえ。そうでも思わんとやってられん。
こんばん寝て、明日起きたら「あら、すっきり!」ちゅうことにはならんかなあ・・・。
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【今日のきく】
オッサンがしんどくても、おかまいなしにグイグイ引っ張るきくでした。
「元気でよろしい!」
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2016年04月01日(金)
代行1の今年度仕事始め [雑用]
今日の新聞に、教職員異動一覧が載っていた。
本来なら、この私も今日の新聞の退職者のところに出るはずだった。左京区の校長あたりで(無理か!) でも実際は25年前の新聞に載ったんです。誰もびっくりしませんでしたけど・・・。
今日は新しく入る寮生の案内。寮長さんから、「ジャージ以外の服装で来てください」といわれたので、「ザ・管理人」みたいな格好で出勤。たぶん寮長さんが言われたのは「パリッとした服装」だと思うのだが、私にはこの作業員ふうの服装がピッタリだと思う。寮の管理は、どちらかと言うと「作業」系の仕事が多いので、この服装には文句を付けられませんよね。
お昼はコンビニ弁当。「のり弁」430円が50円引きの380円。ちょっと喜びかけたが、最初の430円の設定がおかしいようにも思う。
暖かいお茶も100円で買えたので、今日の昼食は480円。
今日は28人が入寮。まずまずスムーズに案内することができた。
明日は40人以上が来られるらしい。私は出張販売の準備で休ませてもらった。すいませんねえ、明日はきっとバタバタすると思いますけど、よろしくお願いします。
寮の前に車を停めていただけないので、ガードマンさんを雇われた。
お昼休みやトイレ休けいは、全部私が指図させてもらった。なんてったって、ガードマン仲間ですから。
帰り際、ちょっとしゃべらせてもらった。
「実は私もちがう曜日はガードマンのアルバイトに行ってますねん。○トナというとこで、前は○和警備という名前やったそうです。」
「あー、そうですか。あそこは九州ばっかりでしょ。」
「そうなんですよー。無線でしゃべってこられても、なにゆってはるのかちんぷんかんぷんで・・・。」
「そうでしょうね。」
「ガードマンさんはどちらの方なんですか。」
「私も九州です。福岡。」
「そうなんですか。」
「九州は、元々炭鉱で働いていたもんがたくさんガードマンになってます。私もそうです。○和警備にも知ったものがたくさんいます。」
「へー、おもしろいもんですね。」
「ところで、ガードマンさんはおいくつですか。」
「へへ、72歳です。」
「えー、全然そうは見えませんわ。しゃきっと立ってはるし。すごいですね。」
「何べんもやめようと思って制服を返しに行ったんですが、そのたびに会社から引き止められて。とうとうここまで来てしまいました。」
「いやー、全然問題ないじゃないですか。そうして来てくれと言われてるうちはがんばって行かはったほうがいいでしょう。」
「そうですねえ。お金はもういらんが、家でじっとしているのもおもしろくないしね。」
「そうそう、その通り。そういう気持ちがあるうちはだいじょうぶですよ。がんばってくださいね。」
「はい、ありがとう。」
ガードマンはつらくてしんどい仕事だが、こうして人生の大先輩と普通にお話ができることがうれしい。
いつかこの私も、同じように誰かから話かけてこられる日が来るんでしょうか。
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真樹が帰っちゃった [家族]
アンパンマンみたいな真樹が、沖縄に帰ってしまった。
いつもなら私かヨメさんが途中まで送っていくのに、今日は私が寮の管理代行のバイト、ヨメさんは鍼灸の学校が始まり送っていけなかった。乗る予定のバスが来なくてハラハラしたようだ。
真樹は大学4年になり、授業は木曜日だけになるらしい。
6月「神鍋」と「北栄町」が重なるときに、沖縄から帰って来て手伝ってくれへんかと頼んでみた。今の感触では「帰って来てくれる」60%くらいかな。
たんまりとごほうびを出させてもらいますので、帰って来てくれやー。
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【今日のきく】
「真樹ちゃん、ちょっとだけ思い出したのになあ…。
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2016年03月31日(木)
やっぱり、漢検 [ガードマン]
「もう漢検の漢字博物館も完成やし、呼ばれることはないやろう」と思っていたら大まちがい。またまた呼ばれましたわー。
祗園白川の桜は、七分咲きくらいでしょうか。
現場の事務所のプレハブも撤去され、更地状態。
今は建物内の一部を間借り。
そこら中に養生してあり、歩くのにも気を使う。
作業員さんの数も減り、私一人だけの昼食。
今日は暑いくらい。いつも長そで2枚を着込んでいるのだが、途中で1枚脱いだ。
今日もY隊長に怒られましたなあ。べつにええけど・・・。
三毛猫・エメラルドちゃんも通ったのに写真を撮れず。舞妓さんや芸妓さんも通ったのに写真を撮れず。しゃーない、帰りにお茶屋さんのチロちゃんでも撮っときましょか。
帰るとき、Y隊長から来週の月火の指名をいただいた。10トンダンプの出し入れだそうだ。
また怒られるどけど、がんばりましょか。
暖かかったせいか、桜は朝よりだいぶ開いていた。
さくらを見て、心和ませてから帰りましょ。
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【RUN】
夕方から、体に力が入らなくなってきた。ここ最近では一番しんどい。原因不明。
とりあえず2kmだけでも走ろうと家を出た。12分41秒。ふらふら、くらくら。
今度の日曜の「打倒まっちゃん」に黄信号!
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2016年03月30日(水)
姫センゴーゴー [家族]
私の悪い癖、ろくすっぽ下調べをせずに遊びにいくこと。
初の家族「5人」でのお出かけは、廉彩新居のある兵庫県の「姫路セントラルパーク」。ところがぐずぐずしていて、「姫セン」到着は3時半すぎ。「姫セン」は夕方5時半で閉園。
「あと2時間もあらへんやん!」
「あー・・・。」
時間は短かったけど、真樹も沖縄から駆けつけ家族全員がそろった。もうこの先こんな機会はないかもしれない。それだけでも値打ちがあったということにしときましょう。
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若草の髪飾り [家族]
「若草の髪かざり」
歌:チェリッシュ 作詞:阿久悠 作曲:馬飼野俊一
あなたが髪に 結んでくれた
芽ばえたばかりの 草の髪かざり
やさしい春の ひざしの中で
私はあなたの 胸で夢みてる
ほんの普段着の ウェディングドレス
ベールのかわりの 若草の髪かざり
ひばりの歌が のどかにきこえ
ふたりはいつしか そっとくちづける
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おととい、「春名曲100選」という番組があった。ほとんどがここ20年ほどの曲だったが、1曲だけ古い曲が入っていた。
チェリッシュの「若草の髪飾り」(1973年1月)。私が17歳、高校2年生のときの名作です。阿久悠さんはやっぱり天才です。
やさしい春の ひざしの中で
私はあなたの 胸で夢みてる
「ますみちゃん、廉と彩ちゃんにも『若草の髪飾り』みたいなんあるかな。」
「何をおっしゃってるんだか・・・。」
「若草の髪飾り」みたいな気持ちでずっといられたらいいやんというつもりで言ったのに、分かってもらえませんでしたね。
今日、廉と彩ちゃんの結婚記念写真を見せてもらった。諸般の事情で式はできなかったけど、パオパオ的にはこれで十分。二人の穏やかな表情が、いつまでもいつまでも続いて行きますように・・・。
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