パオパオだより

2014年01月03日(金)

「その1秒をけずりだせ」 [マラソン評論]

◎東洋大学ホームページより

 第90回東京箱根間往復大学駅伝競走(関東学生陸上競技連盟主催・読売新聞社共催)の第2日目(復路)が、1月3日(金)午前8時に神奈川県箱根町・芦ノ湖をスタートしました。

 復路は、昨日の往路優勝を受けて、トップでスタート。2位とは59秒差という大量リードとまでは言えないスタートだったが、全選手が持ちうるすべての力で臨んだ。山下りで流れを作った日下選手、初出場で区間賞の服部弾馬選手、後続を大きく突き離した高久選手、首位をキープした上村選手、そして最後まで攻め続けた大津選手。昨日の往路優勝の良い流れに続き、復路は終始首位を独走し、1位でゴールテープを切りました。本学は2年ぶり4度目の総合優勝を成し遂げました。
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〔7区 小田原〜平塚 21.3km〕

7区は、今回唯一の1年生・服部弾馬。昨日往路の2区で首位と差を縮める健闘をみせた兄・勇馬に刺激を受け、また区間賞の走りで繋いできた日下のタスキを受けて、落ち着いて先頭をひた走る。二宮付近では2位との差は1分24秒に。酒井監督から「後半が勝負」と声をかかると、歯を食いしばりペースを上げる。そのまま首位をキープし、後続とは1分54秒差まで広げ、8区へ。

★服部弾馬選手へ区間賞インタビュー
「本当に楽しく走れました。(兄・勇馬選手は)『良かった』と泣いていました。(8〜10区の選手へ)先輩たちも楽しんで走ってほしいです」
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〔8区 平塚〜戸塚 21.5km〕

8区は、昨年7区を走った3年の高久龍。タスキを受け取ると着実に自分の走りで前へと突き進んだ。各定点でもペースを落とすことなく順調に走りを進め、7km付近の茅ヶ崎では2分19秒差に。落ち着いた表情で区間記録も射程圏内に、遊行寺坂を上る。駒澤大との差を3分40秒と大きく突き離した。顔を歪ませながらも気迫の走りで、9区・上村へ繋ぐ。

★高久龍選手へ区間賞インタビュー
「(腕に書いてある“その一秒をけずりだせ”について)弾馬が腕に書いているのを見て、勇馬に文字を書いてもらいました。後ろとの差も気になったのですが、次に走る上村が初出場なので安心して走れるようにと思って走りました。2年前の大津さんの記録より速く走りたいと思っていました。
(9・10区の選手へ)二人とも調子が良いので、自分の力を出すだけで駒澤大に勝てると思います」
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 第90回箱根駅伝を制した東洋大学、おめでとうございます。

 さて、今回のMVPは・・・。
 まあ一般的には、往路5区の山上りに抜擢されたキャプテン設楽啓太選手でしょう。監督の采配が見事だったというしかありません。
 しかし、私なら復路7区の服部弾馬選手か8区の高久選手を選ぶ。7区の服部弾馬選手は、非の打ち所のないようなきれいなフォームが最後まで崩れなかった。そして、ゴール後のコメントが「楽しく走れました」。
 あのきれいなフォームとインタビューのときのかわいい笑顔を見て、私もファンになってしまった。

 そして、続く8区の高久選手。この選手はすごく冷静な「仕事人」という感じ。9区へのたすき渡しの時点で、駒沢大・窪田選手と2分差以内なら逆転される可能性ありと言われていた。ところが。1分54秒差を3分40秒差まで広げた。もうここで、駒沢大にとどめをさしていた。(両校の最終10区走者の力の差を考えると、仮に9区で駒沢大が奇跡的にぎりぎり逆転したとしても10区で再逆転されていた。)

 この両選手は腕に“その一秒をけずりだせ”と書いていた。本当にその気持ちを忘れず最後まで走りきったのだろう。二人とも見事な区間賞だった。

 今年の箱根駅伝の話題が下火になったころ、私も勝負レースでは真似して腕に書きたい。
 “その一秒をけずりだせ”
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 駅伝が終わり、映画を見に行く真樹を送っていくときの車の中での会話。

 「真樹が箱根走るとしたら何区がええ?」
 「えっ、真樹がー?」
 「パオパオは絶対6区やな。あの下りですってんと転んでみたいわ。真樹はやっぱり1区か。」
 「でも、国士舘みたいに1区で7分半も差がついてしまうこともあるしなあ・・・。」
 「ほんまやなあ、むずかしいとこやなあ。」

 「パオパオ、真樹のとこから往復で3kmくらいってどこらへんかなあ。」
 「名護市役所まで1.5kmやから、往復で3kmになるでー。」
 「でも、あの道はちょっと恐いし・・・。」
 「ああそやな。国道のほうやったら、名護バスターミナル往復で3kmくらいとちゃうか。」
 「そうやな。そこ走ろうかなあ。」

 走る練習があまりできていない真樹だが、いつかフルマラソンを完走したいと思っている。そんな真樹も、箱根駅伝の熱走を見ると「がんばって走ってみよう」という気になるようだ。箱根駅伝には、そんな効果もあるんです。

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【RUN】

 今日は強弱で言うと弱の練習。
 仏大グランド往復10kmをゆっくり。
 行き26分51秒、帰り26分08秒で52分59秒。
 2kmダウンジョグをして、今日は12km。

 明日は「強」やね。どんな練習がいいんかしらん。

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【今日のきく】

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 叡電の線路上でにっこり。

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2013年11月09日(土)

京都マラソン新コース案 [マラソン評論]

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◎京都新聞11月9日朝刊

   京都マラソンにまちなかルート 
         15年から 変更案、府立植物園1周も

 京都市は8日、京都マラソンのコース変更案を公表した。京都中心部のまちなかルートを新設するほか、京都府立植物園内をめぐるコースを取り入れる。2015年2月に開く第4回大会から変更する方針で、府警との協議を経て、本年度中の正式決定を目指す。

 京都マラソンは12年3月に第1回大会を開き、来年2月16日の第3回大会の開催に向け、市や府、京都陸上競技協会などでつくる実行委員会が準備を進めている。市民ランナーなどから「京都のまちなかをもっと走りたい」などとコース変更を求める声が出ていた。

 中京区で開いたコース検討会で市が府警に変更案を提示した。北山通から国立京都国際会館までの途中にある狐坂をコースから外す。急な坂がランナーにとって最大の難所となっているため、初心者でも走りやすいコースに改める。

 さらに、府立植物園内をほぼ1周するコースや丸太町通、河原町通の市街地コースを加えるなどして、ランナーの要望に応えるコースに見直したという。
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 「京都マラソン」」の新コース案が発表された。
 ただし、これは来年の大会ではなく再来年の大会のコース案。

 簡単にまとめると、「きつね坂をカットして、植物園と御所の横の部分をプラス」。(記事のなかでは「京都御苑」と書いてあるが、そんな呼び方をしている人はいない。あこは「御所」です。)

 私がこのブログでも何回も主張していた「御所の横を通らずして『京都マラソン』とは呼べない」という意見が採用された?
 「それはない!」と、またヨメさんと廉は言う。

 今年は、「ふつうの車イスランナー・下山さん」の京都マラソン参加の働きかけをしていない。それは、昨年「現行コースが変更されない限り、検討の余地はない」というような返答をもらったからだ
 しかし今回のコース変更案できつね坂がカットされ、下山さんの参加の可能性が膨らんだと言っていい。
 市民マラソン大会は、参加を希望する人すべてに対して公平にその権利を与えることが大事であると思う。下山さんのように「完走能力があるのに門前払い」(抽選にさえ参加できない)などもってのほかである。何かの選考会という大会ではないのだから。
 さて、これからどう働きかけていきますかねえ・・・。

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2013年10月25日(金)

島袋匠選手 [マラソン評論]

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◎朝日新聞10月24日朝刊

   逆境乗り越え頂点へ
          第45回全日本大学駅伝 来月3日号砲

 第45回全日本大学駅伝対校選手権は11月3日、愛知・熱田神宮−三重・伊勢神宮の8区間、106.8kmで行われる。大会に臨む選手たちの出身は全国各地にわたる。高校時代は目立った実績がない中、強豪チームの主力になったり、回り道を経験したりなど、逆境から這い上がった選手も伊勢路に挑もうとしている。

【岐阜経大・島袋匠(1年)】 沖縄出身 初出場に貢献

 今大会、沖縄県内の高校出身で唯一、全日本の舞台に立とうとしているのが、岐阜経大の島袋匠(1年)だ。
 沖縄本島北部にある本部町立本部中から本格的に陸上を始め、北山高の3年時には全国高校駅伝に出場し、3区を走った。区間44位でチームは最下位の47位だったが「こんな舞台でまた走りたいと思った」。
 県内に駅伝強化に力を入れる大学は少なかった。進路で迷っていた時に、舞い込んだのが岐阜経大の揖斐祐治監督からの誘いだった。
 揖斐監督の母校の駒大の強さは知っていたが、監督が学生3大駅伝全てで区間賞を取るほどの名ランナーとは知らなかった。「インターネットで知って驚いた。どうせ続けるならこんなすごい人の下でやれたらと思い、入部を決めた」
 自らを含め、この春23人が入部。島袋は部内の選考レースを勝ち抜き、6月29日の東海地区選考会に出場した。実戦では初の1万メートルで、目標の31分台には約15秒届かなかったが、チーム初となる本大会の出場権獲得に貢献し、「そんなに遅れることなく、僕もやれる」。新たな目標を手に、更なる大舞台を目指して練習を重ねてきた。
 「伸びしろはすごくある」(揖斐監督)という島袋の将来の夢は体育教師だ。「伊勢路の舞台を走って、この経験を将来的に子供たちに伝えたい。それに沖縄出身者としても、頑張っているところを見せたい」

■第45回全日本大学駅伝出場校

 札幌学院大(10大会連続22回目)
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 東北大(4大会ぶり8回目)
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 駒大(18大会連続20回目) シード
 東洋大(6大会連続21回目) シード
 早大(7大会連続19回目) シード
 日体大(4大会連続36回目) シード
 明大(6大会連続7回目) シード
 日大(15大会連続37回目) シード
 山梨学院大(2大会連続26回目)
 法大(8大会ぶり9回目)
 青学大(2大会ぶり3回目)
 中央学院大(4大会ぶり7回目)
 帝京大(4大会連続7回目)
 大東大(6大会ぶり38回目)
 順大(6大会ぶり19回目)
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 新潟大(3大会連続9回目)
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 中京大(6大会連続34回目)
 岐阜経大(初)
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 京産大(2大会ぶり41回目)
 関学大(3大会連続5回目)
 立命大(13大会連続25回目)
 大経大(2大会連続19回目)
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 広島大(7大会連続11回目)
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 第一工大(19大会連続19回目)
 日本文理大(8大会連続8回目)
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 東海学連選抜(オープン参加)
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■出身高 兵庫が最多28人 愛知27人

 全日本大学駅伝には、全国各地からランナーが集結する。今大会には各チーム13人が選手登録。それぞれの出身高を都道府県別に分け、傾向を読み解いてみた(東海学連選抜は除く)。
 15人以上は、北海道、愛知、京都、兵庫、鹿児島の5都道府県。最多は兵庫の28人だ。駒大1年の中谷圭佑ら、全国高校駅伝で最多8度の優勝を誇る西脇工や、6度優勝の報徳学園の出身者が多くを占めている。
 27人で2番目の愛知は豊川や中京大中京、22人の京都は洛南、19人の鹿児島は鹿児島実などの強豪高出身者が名を連ねている。
 16人で5番目に入った北海道はやや事情が違う。近年、全国高校駅伝で上位に入る高校はないが、道内から札幌学院大へ11人が進んだことで順位が上がった。鹿内万敬監督は「まずは道中心部の札幌へと考える選手が、比較的多いのではないか」と語る。
 地元の大学へ一人も進学しなかった県は宮城。仙台育英出身者など10人全員が関東の大学へと進んでいる。公立高が健闘する地域は東北、北信越、中国。山形南、六日町(新潟)、尾道北(広島)などの出身者が国立の東北大、新潟大、広島大のメンバーに入っている。
 全国で最も人口の多い東京は3人。沖縄は1人だった。四国で5人以上の県はなく、高知は唯一のゼロとなっている。海外の出身はすべてケニアで、3人がエントリーされている。
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島袋匠選手(岐阜経大駅伝部ブログより)

 昨日、バイト先でいつものように朝日新聞を読んでいた。
 そこで見つけた「全日本大学駅伝」の記事。名護の玉城さんから情報をもらっていなかったら、すっと見過ごしていたかもしれない。
 去年私も応援させてもらった沖縄・北山高校出身の島袋匠選手。全日本出場の選手の中で唯一の沖縄出身。大学1年から「全日本大学駅伝」に出場できるとはすばらしい。(たぶん、ほとんどの読者が「きたやま高校」と読んでしまうと思う。「ほくざん高校」ですから。今年も高校駅伝の沖縄県代表の有力校です。沖縄県大会は11月1日。みなさん、こちらの応援もよろしくお願いします。)
 
 11月3日は仕事でテレビ観戦もできないが、きっと沖縄にいる真樹が私の分まで応援してくれるでしょう。島袋匠選手は、真樹と同い年のイケメン選手です。チラッとでもテレビに映るといいのにね。

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2013年10月15日(火)

第25回出雲全日本大学選抜駅伝 [マラソン評論]

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出雲全日本大学選抜駅伝に向けて調整する京産大のメンバー(京産大総合グラウンド)

◎京都新聞10月12日朝刊より

   京産大、雪辱へ一丸 出雲大学駅伝、14日号砲
               前回出場逃す 打倒関東勢、入賞狙う 

 男子大学駅伝三大レースの幕開けとなる出雲全日本大学選抜駅伝が14日行われ、2年ぶり23度目出場の京産大が、関東勢の壁を破っての入賞を狙う。勢いがある2年生と安定している4年生を中心に、出場を逃した前回の雪辱に燃えている。

 大会は島根県の出雲大社鳥居前から出雲ドーム前までの6区間44・5キロのコースで行われ、22チームが参加。上位6人の平均タイムが28分20秒台の東洋大と駒大、今年の箱根駅伝優勝メンバーが残る日体大を軸にした優勝争いが予想される。

 京産大は昨年、出雲駅伝予選を兼ねた全日本大学駅伝関西地区予選会でけが人が相次ぎ、4位と出場を逃した。主将の小田(今治北)は「予選敗退の悔しさでチームの意識が変わった。けがを防ぐための自己管理を徹底した」。今年の予選は大差で1位通過した。

 成長著しいのが2年生。9月の記録会で上門(北稜)が29分19秒、中井(和歌山北)が29分24秒、中西(三木)も初の29分台と自己ベストを更新した。序盤の起用が濃厚な上門は「調子は上がっている。勢いをつける走りがしたい」と気合十分。4年生は関西学生対校選手権5000メートル優勝の小田や佐野(履正社)、小橋(藤井寺)らの安定感が際立つ。

 全員が初の全国大会だが、伊東輝雄総監督は「若い選手に伸び伸び走ってもらい関東勢に食い込みたい」と見据える。
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◎京都新聞10月15日夕刊より

   出雲大学駅伝、駒大が大会新でV
            15年ぶり3度目、東洋大2位

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大会新記録で15年ぶりの優勝を果たした駒大アンカーの窪田忍=出雲ドーム

 出雲全日本大学選抜駅伝は14日、島根県の出雲大社前から出雲ドーム前の6区間44・5キロで行われ、駒大が2時間9分11秒の大会新記録で15年ぶり3度目の優勝を果たした。

 東洋大が1分6秒差の2位。さらに42秒差の3位に、ことしの箱根駅伝を制した日体大が入った。エース大迫を擁する早大が4位、前回優勝の青学大は5位だった。

 駒大は3区の村山が区間新記録をマークするなど前半で独走態勢を築き、そのまま圧勝した。
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 昨日の午後は、「出雲大学駅伝」をテレビ観戦。仕事で見られなかったヨメさんのためにビデオを撮っていたので、一日2回見た。関西代表の京産大は「京都キャロット」のすぐ近くなので、眞寿美店長顔なじみの選手がたくさん出場しているらしい。
 京産大は、1区上門選手が7位でたすきリレーという上々のスタート。しかし、最終的には第11位。関東の壁は厚かったということでしょうか。 

 真樹も沖縄で見ていたらしい。
 私は、「駅伝ツウの真樹は、どんな評価をしてるんやろうな」と思いながらテレビを見ていた。

 私自身は注目のチームも選手もいなかった。
 ただ、始まってすぐ目に付いたのが西池選手(法政大3年)。高校時代に脚光を浴び、大学に入ったが故障続き。やっと、駅伝1区というこんな大事なところに出られるまでに復活したようだ。次(全日本)と次(箱根)が楽しみ。

 あとは、好対照な大迫選手(早稲田大4年)と窪田選手(駒澤大4年)。大迫選手の「つま先走り」はすごかった。今までの日本人にはなかった走り。解説の金さんが「異次元の走り」と表現しておられたが、まったくそのとおり。このフォームを見につけるため、アメリカまでコーチを受けに行ったらしい。結果はどうあれ、今までになかったことに挑戦する姿はすばらしいと思う。

 そういう意味では窪田選手もすばらしい。窪田選手は今年3月の「びわ湖毎日マラソン」に、大学3年であるのに出場した。これも今までになかったことではないだろうか。普通の監督なら絶対に止めると思うのだが、駒澤の監督は止めなかった。窪田選手は、大学卒業後はフルマラソンで世界に挑戦したいそうだ。私個人的には、現在日本マラソン界ナンバーワン・中本選手が在籍する「安川電機」さんに入ってくれたらなあと思ったりなんかして・・・。

 「お正月は帰れないかも・・・」と言っていた真樹が帰ってこれそうだ。これで毎年恒例「家族で箱根駅伝テレビ観戦」ができる。また、真樹の的確な解説を聞いてみたい。

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2013年08月17日(土)

世界陸上男子マラソン予想 [マラソン評論]

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◎愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」8月9日より一部引用

2大会連続で世界大会出場となった中本選手。
駅伝では中々力を発揮する舞台はありませんでしたが、マラソンで開花したランナーが2度目の世界へ挑みます。
どのレースでも大崩れしない安定感が持ち味の選手ですが、今回のモスクワ大会では、もう一段階殻を破り、上位進出を狙ってもらいたいところ。
それができるランナーだと思っています。

自己ベストは今季、別府大分マラソンでマークした2時間8分35秒。
しかし、川内選手とのデットヒートに競り負け、初優勝を逃した悔しい経験もしています。
自己ベストを出しても優勝という2文字を掴むことの難しさを知っていますので、勝負どころを感じ、世界ランナーと競り合ってほしいですね。

前回のテグ大会では10位。
今回は、タイムも順位も更なるステップアップを目論んでいることでしょう。
入賞圏内で戦ってくれることを期待したい選手です。
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 女子マラソンの私の予想がまあまあ当たったので、気をよくして男子マラソンも予想。
 また、廉とヨメさんに聞いてみた。

 廉  「日本選手一人がギリギリ入賞。」
 ヨメ 「日本選手は最高で15位くらい。川内選手はがんばりすぎて途中棄権。」

 それよりも私を含めた3人とも、「日本選手5人て、だれやったっけ?」
 「川内と中本と・・・」
 「堀端ってでっかい人やんなあ。藤原は新じゃないほうで・・・、前田ってどんな選手やったっけ?」
 マラソンに興味がある私たちでさえこの程度。一般のテレビ視聴者はだれをどう応援したらいいんでしょう。

 まああの有名な川内選手に人気は集中すると思うので、ここはぜひ北九州・安川電機所属の中本選手の応援をお願いします。安川電機陸上部さんには、「京都キャロット」のお得意様がたくさんおられます。

 さて、期待を込めた私の予想。
 中本、川内入賞(ただし、中本先着。) あとの3選手はすいません。よく分かりません。

 明日は、「三瓶高原クロスカントリー」。今日から泊まりのため、男子マラソンは民宿のテレビで観戦ということになる。
 「しっかり、中本健太郎選手!」

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2013年03月11日(月)

京都マラソン2013 [マラソン評論]

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桂川沿いのコースを埋め尽くして走る参加者ら(10日午前9時、京都市右京区・桂川沿いの罧原堤)

◎京都新聞3月11日朝刊

   祈り胸に京駆ける 京都マラソン

 春の都大路を駆け抜ける、京都マラソン2013(京都市、京都陸協主催、京都市体育振興会連合会、京都新聞社など共催)が10日、京都市内で開かれ、1万4860人が42・195キロに挑んだ。

 スタートの午前8時半の気温は14・5度と暖かかったが、小雨が降り始めると急激に冷え込み、風が強まった。厳しいコンディションとなったが、完走率は前回とほぼ同じ95・0%で、1万4111人が完走した。

 西京極陸上競技場(右京区)では出発前、11日で発生から2年を迎える東日本大震災の犠牲者を悼み、黙とうをささげた。沿道には市民ら約43万8千人(主催者発表)が詰めかけ、ランナーに声援を送った。
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   終盤失速、藤井3位

 初マラソンを終えた男子3位の藤井は、大きく息をついた。「地元で絶対優勝したかった。悔しい」。上々の結果にも、京都勢のプライドをにじませた。
 序盤は5キロ17分と「抑え気味のペース」ですべり出し、25キロ過ぎで1位との距離を詰めようとスピードを上げた。だが、「向かい風がきつく、後半は脚が止まってしまった」。終盤にかけてペースが落ち、3位でフィニッシュした。
 京都市北区出身。京都外大西高から東海大に進み、4年の箱根駅伝で10区区間4位と好走した。2011年4月から、同校の女子陸上部を率いる。この日は、生徒や同僚たちの声援を学校や平安神宮の近くで受けた。「応援の声がわーっと上がるのが聞こえ、頑張ろうと思った」と力に変えて完走した。
 優勝できなかった悔しさは募る。だが、来年も挑戦するかと問われると、「出しゃばっちゃったんで、指導の方に専念しないと・・・」と頭をかいた。
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 ずっと応援してきた藤井勘太選手。今は高校陸上部の指導者なので、自分の練習時間は十分には取れなかっただろうに。去年の優勝記録、2時間26分19秒を上回ってのゴールは立派です。それより速い人が2人もいたのが残念ですが・・・。

 京都新聞によると、1位の五十嵐選手(2時間20分30秒)は実業団・SUBARUの元選手で現在マネージャー。2位の依田選手(2時間23分25秒)は山梨学院大付高で理科の教員をしながら陸上部のコーチ。3位の藤井勘太選手(2時間25分41秒)は京都外大西高で女子陸上部監督。4位の村田選手は桂高の講師。5位の藤井延幸選手は立命館大女子陸上部コーチ。上位入賞者はなかなかおもしろいメンバーがそろっている。

 藤井勘太選手には、ぜひ次回も優勝狙いで出場してもらいたい。うちの藤井廉にも出てもらい、上位に「藤井」がたくさん名を連ねるということが実現するといいんですけど・・・。(うちの息子も、新聞に掲載される100位以内にはなんとか入れそう。でも藤井勘太選手のような入賞者は、翌年の参加抽選除外などの特典はあるのかなあ。)

※ いままで「パオパオだより」を読んでおられない方への説明。
 藤井勘太さんは、私の4歳上の姉・多鶴子の小中学生時代の同級生の息子さんです。そのお父さんの実家は、花背別所町の私の家のお隣。おじいさんおばあさんは、今もそこに住んでおられます。
 そんな関係で、勘太さんが中学生(西賀茂中)のときから応援させてもらっています。
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藤井勘太選手(箱根駅伝10区、2011/1/3)

 私が連載させていただいている「ねっとわーく京都」の2011年3月号に、藤井勘太選手のことを書かせてもらいました。ちょうど2年前のことです。こちらもぜひご覧ください。
     ◇     ◇     ◇
 「ちょっと箱根駅伝の応援に行って来るわ」と言って左京区の家を出たのが1月3日朝8時前。「近所のコンビニ行くみたいに出て行ったー」と息子はあきれていました。ほとんど何の下調べもせず家を飛び出したのですが、藤井勘太選手が待つ第9中継所(横浜市鶴見)には余裕で間に合いました。そして、目の前を力走する藤井勘太選手へ大声で応援。いい経験をさせてもらいました。
 1月14日、少し話をさせてもらう機会がありました。メディアは話題性のある目立つ選手ばかり追う傾向がありますが、コツコツ努力型の選手にも目を向けてほしいと思います。。

 〜箱根駅伝10区・藤井勘太選手(東海大4年)にインタビュー〜

・箱根駅伝、最後の最後に走れてよかったね。それも、区間4位の成績は立派。
ーはい、わざわざ京都から応援に来てくださってありがとうございます。
・いやいやこっちこそ。本当に心から応援できる機会を作ってくれてありがとう。箱根駅伝の選手を身内みたいに応援できるなんて、夢みたいやわ。
 勘太君のことはずっと気にはしてたんやけど・・・。中学駅伝の全国大会はテレビで見せてもらったし、高校のときの大阪インターハイは長居まで応援に行かせてもらったし・・・。大学入ってからもずっと雑誌の記録室のコーナーは見てたんやで。でも勘太君の記録はないし・・・。
ーはい、ほとんど記録会などにも出てないです。
・10月の箱根の予選会にも出てへんかったでしょう。うちのいなかで勘太君のおばあちゃんとようしゃべるんやけど、おばあちゃんも「勘太は箱根には出られへんやろう」とか言わはるし・・・。正直に言って、私らも「勘太君は無理かもしれんなあ。でも、あんなにマジメに取り組んでるのになあ」って言ってたんやわ。そこから16人の登録メンバーに選ばれ、本番も走れるようにまでなったのが不思議で・・・。今回の勘太君の活躍は、マジメにコツコツ努力している子に希望を与えてくれたと思うんや。そのへん、どんなことがあったんか教えてほしいんやけど・・・。
ー実は、去年箱根に出られなくて、そのあと全く走る気がなくなってしまって、本当にもうやめようと思ってたんです。だから、それから半年近くは練習らしい練習はしてないんです。
 でも、6月に母校の高校の教育実習に行って変りました。生徒たちやお世話になった先生方が心から応援してくださったんです。そのとき、自分は何のために大学に入ったのかということをもう一度考え直しました。このままでは後悔が残るだけ。もう残りは少ないけどやれる限りのことはやってみて、それでダメでも力を尽くしたなら悔いは残らないと思えるようになりました。走っているときは一人でも、本当に多くの人が背中を押してくれているということをあらためて実感しました。
 その時点では体重も増えていて、とてもまともに走れるような状態ではなかったです。でも、練習グループの一番下の部からスタートして、7、8、9月の3ヶ月間死にものぐるいで練習をしました。10月の箱根予選会には間に合わなかったんですが、11月の「上尾ハーフ」で1時間4分台の好タイムが出たんです。それがチーム内の最終選考的なレースだったので、その結果箱根も走ることができるようになりました。
・それはすごいなあ。そこまでできた一番の理由は?
ーやっぱり、応援してくださるみなさんへの感謝の気持ちだと思います。そう思い続けたからがんばれたんだと思います。

・聞いてるとは思うけど、勘太君のお父さんと私の姉がいなか(花背)の小中の同級生なんやわ。その姉がゆってたんやけど、お父さんて特別足が速かったという記憶はないって。そやし、お母さんがよっぽど足が速かったんかな。
ーいえいえ、それよく言われるんですけど母も全然です。家族の中でスポーツが得意なのは僕だけなんです。
・へー、そうなん。箱根駅伝の選手の家族がスポーツ苦手って考えにくいなあ。でも、もしそれが本当やったらまた別の意味で希望が持てるね。うちの子もね、大学入ってから陸上部に入ったんや。勘太君とは全然レベルがちがうんやけど、これから陸上競技を続けていく上で何かアドバイスしてもらえることあるかな。
ー陸上競技は自分一人の世界のように思われがちですけど、競技を続けていく上でいつも背中を押してくれる存在がある。そういった人たちへの感謝の気持ちを常に忘れないでほしいです。
・ありがとう。そう息子にゆっとくわ。
 勘太君、大学卒業後は高校の体育の先生に内定してるんでしょう。陸上競技部の指導もするんですよね。勘太君の花が開くのにちょっと時間がかかったのと同じように、目立たないところでコツコツがんばっている子もたくさんいると思うんやわ。そんな子にもしっかりと目を配る指導者になってね。
ーもちろん、それは忘れないようにします。

・最後に。雑誌の箱根駅伝特集号のプロフィール欄に、「好きなタレント→K・Aアナ(フジテレビ)」って書いてあったけど、今も?
ーはい(笑)。
・どういうとこが?
ーかわいいところが・・・。毎朝、出てくるのを楽しみに見ています(笑)。
・ごめんね。インタビューは、ちょっとやわらかい内容も入れとかんとね。堅すぎるのはあかんから・・・。
 いろいろとありがとうね。いい指導者になってね。
ーはい、がんばります。こちらこそ、いろいろとありがとうございました。

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【RUN】

 今日は朝から、上堀川の「トヨタカローラ京都」に車を預けてきた。飛び石でフロントガラスに小さなひびが入ったのだが、これは修理が義務付けられているらしい。
 その帰りはランで。4.2km、23分49秒。
 天気はよかったのだが意外と寒く、またウインドブレーカーに逆戻り。

 夕方店往復1.3kmをプラスして、今日は5.5km。

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