2013年10月25日(金)
島袋匠選手 [マラソン評論]
◎朝日新聞10月24日朝刊
逆境乗り越え頂点へ
第45回全日本大学駅伝 来月3日号砲
第45回全日本大学駅伝対校選手権は11月3日、愛知・熱田神宮−三重・伊勢神宮の8区間、106.8kmで行われる。大会に臨む選手たちの出身は全国各地にわたる。高校時代は目立った実績がない中、強豪チームの主力になったり、回り道を経験したりなど、逆境から這い上がった選手も伊勢路に挑もうとしている。
【岐阜経大・島袋匠(1年)】 沖縄出身 初出場に貢献
今大会、沖縄県内の高校出身で唯一、全日本の舞台に立とうとしているのが、岐阜経大の島袋匠(1年)だ。
沖縄本島北部にある本部町立本部中から本格的に陸上を始め、北山高の3年時には全国高校駅伝に出場し、3区を走った。区間44位でチームは最下位の47位だったが「こんな舞台でまた走りたいと思った」。
県内に駅伝強化に力を入れる大学は少なかった。進路で迷っていた時に、舞い込んだのが岐阜経大の揖斐祐治監督からの誘いだった。
揖斐監督の母校の駒大の強さは知っていたが、監督が学生3大駅伝全てで区間賞を取るほどの名ランナーとは知らなかった。「インターネットで知って驚いた。どうせ続けるならこんなすごい人の下でやれたらと思い、入部を決めた」
自らを含め、この春23人が入部。島袋は部内の選考レースを勝ち抜き、6月29日の東海地区選考会に出場した。実戦では初の1万メートルで、目標の31分台には約15秒届かなかったが、チーム初となる本大会の出場権獲得に貢献し、「そんなに遅れることなく、僕もやれる」。新たな目標を手に、更なる大舞台を目指して練習を重ねてきた。
「伸びしろはすごくある」(揖斐監督)という島袋の将来の夢は体育教師だ。「伊勢路の舞台を走って、この経験を将来的に子供たちに伝えたい。それに沖縄出身者としても、頑張っているところを見せたい」
■第45回全日本大学駅伝出場校
札幌学院大(10大会連続22回目)
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東北大(4大会ぶり8回目)
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駒大(18大会連続20回目) シード
東洋大(6大会連続21回目) シード
早大(7大会連続19回目) シード
日体大(4大会連続36回目) シード
明大(6大会連続7回目) シード
日大(15大会連続37回目) シード
山梨学院大(2大会連続26回目)
法大(8大会ぶり9回目)
青学大(2大会ぶり3回目)
中央学院大(4大会ぶり7回目)
帝京大(4大会連続7回目)
大東大(6大会ぶり38回目)
順大(6大会ぶり19回目)
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新潟大(3大会連続9回目)
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中京大(6大会連続34回目)
岐阜経大(初)
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京産大(2大会ぶり41回目)
関学大(3大会連続5回目)
立命大(13大会連続25回目)
大経大(2大会連続19回目)
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広島大(7大会連続11回目)
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第一工大(19大会連続19回目)
日本文理大(8大会連続8回目)
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東海学連選抜(オープン参加)
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■出身高 兵庫が最多28人 愛知27人
全日本大学駅伝には、全国各地からランナーが集結する。今大会には各チーム13人が選手登録。それぞれの出身高を都道府県別に分け、傾向を読み解いてみた(東海学連選抜は除く)。
15人以上は、北海道、愛知、京都、兵庫、鹿児島の5都道府県。最多は兵庫の28人だ。駒大1年の中谷圭佑ら、全国高校駅伝で最多8度の優勝を誇る西脇工や、6度優勝の報徳学園の出身者が多くを占めている。
27人で2番目の愛知は豊川や中京大中京、22人の京都は洛南、19人の鹿児島は鹿児島実などの強豪高出身者が名を連ねている。
16人で5番目に入った北海道はやや事情が違う。近年、全国高校駅伝で上位に入る高校はないが、道内から札幌学院大へ11人が進んだことで順位が上がった。鹿内万敬監督は「まずは道中心部の札幌へと考える選手が、比較的多いのではないか」と語る。
地元の大学へ一人も進学しなかった県は宮城。仙台育英出身者など10人全員が関東の大学へと進んでいる。公立高が健闘する地域は東北、北信越、中国。山形南、六日町(新潟)、尾道北(広島)などの出身者が国立の東北大、新潟大、広島大のメンバーに入っている。
全国で最も人口の多い東京は3人。沖縄は1人だった。四国で5人以上の県はなく、高知は唯一のゼロとなっている。海外の出身はすべてケニアで、3人がエントリーされている。
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昨日、バイト先でいつものように朝日新聞を読んでいた。
そこで見つけた「全日本大学駅伝」の記事。名護の玉城さんから情報をもらっていなかったら、すっと見過ごしていたかもしれない。
去年私も応援させてもらった沖縄・北山高校出身の島袋匠選手。全日本出場の選手の中で唯一の沖縄出身。大学1年から「全日本大学駅伝」に出場できるとはすばらしい。(たぶん、ほとんどの読者が「きたやま高校」と読んでしまうと思う。「ほくざん高校」ですから。今年も高校駅伝の沖縄県代表の有力校です。沖縄県大会は11月1日。みなさん、こちらの応援もよろしくお願いします。)
11月3日は仕事でテレビ観戦もできないが、きっと沖縄にいる真樹が私の分まで応援してくれるでしょう。島袋匠選手は、真樹と同い年のイケメン選手です。チラッとでもテレビに映るといいのにね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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コメント
hollyさん、コメントありがとうございます。
新聞記事で、北山女子の優勝を知りました。しかし男子は3位までに入ってなかったので、何かアクシデントでもあったのかと心配していました。やはり、地元・今帰仁村開催が影響したのでしょうか。でも1年生主体ならまだまだ先に期待できるので、これからも応援し続けたいと思っています。
女子は全国大会出場決定で京都に来るので、しっかり応援します。今年は私も時間があいているので、何ヶ所かを行き来して応援しようと思います。
島袋匠選手の活躍、よかったですね。全日本大学女子駅伝には沖縄国際大も初出場だったし・・・。沖縄県勢の活躍は自分のことのようにうれしいです。
あっ、それから来年2月の「名護ハーフマラソン」に行く予定なんですが、hollyさんは名護近辺の方でしょうか。お会いできるとうれしいですが・・・。
パオパオさま
ご無沙汰しておりますm(_ _)m
いつも北山高校駅伝部だけでなく、
OBのことまで気にかけ、
応援して下さり、ありがとうございます!!
11/1(金)に地元今帰仁村で
沖縄県高校駅伝大会が開催され
北山高校女子駅伝部は
見事2連覇を成し遂げました。
今月中旬に行われる九州大会、
そして来月京都で行われる全国大会へ
出場します!
ギリギリの部員数の中、
偉業を成し遂げた女子チームは
チームワークもよく、本当に
凄い子供達です。
引き続き応援の程宜しくお願い致します
m(_ _)m
さて、男子チームですが、
優勝はおろか、3位に入ることも出来ず、
ギリギリ6位入賞という結果に終わりました。
1年生が主体のメンバーでまだまだ
力不足&チームのまとまりが必要なチームだと
実感しております。
悔しい思いをした分、何が必要なのか
自分達に何が足りなかったのか、
見つめ直し、選手だけでなく、父母会も
一つになって頑張っていきたいと思うので、
こちらも応援の程宜しくお願い致します。
m(_ _)m
気持ちが落ち込んでいる中、
全日本駅伝に出場した
北山高校駅伝部OBの島袋選手の
活躍は喜ばしいことで、
日曜日はテレビの前で応援しておりました。
先輩たちの活躍は後輩たちにとって
憧れであり、励みでもあります。
まだまだ創部1年目なので、
これからの活躍が楽しみですね(^O^)
長々失礼しましたm(_ _)m
玉城さん、コメントありがとうございます。
島袋匠選手は、大学1年からメジャーな大会に出場できて本当に幸せだと思います。島袋陽選手は沖国大でしたか。いっそ名桜大に入ってくれてたら、真樹の友だちになっていたかも・・・。
ドラフトの話は、ビックリ!
沖縄出身の選手は、名桜大出身の大城選手(JX−ENEOS)のことばかり気にしていました。大城選手は残念でしたが、北山高校の平良選手を含め沖縄出身選手が4人も指名されたんですね。気づきませんでした。私の知り合いの今帰仁の初子オバァや、兼次家のみなさんも喜んでいると思います。
高校駅伝の県大会は、今帰仁村で行われるようですね。去年は宮古島で行われ、地元の高校が突っ込みすぎて失敗したとか。北山高校は落ち着いて実力を発揮してほしいですね。勝ち抜いて京都に来られたら、また必ず応援に行きます。
パオパオさん、匠の記事掲載ありがとうございます!!
創部1年目での快挙に部員の意識の高さを感じます。
監督も素晴しい方なんでしょうね。
沖縄出身の唯一のエントリーとは淋しい限りですが長距離を頑張っている県人選手の刺激になるはずです。
目標の17位以内を目指して伊勢路を駆け抜けて欲しいです。
ホント、チラッとでもTVに映ってくれたら嬉しいですね。
彼の双子の弟「陽ヨウ」も沖国大で中長距離を頑張っていますよ。
この朝日新聞の記事が載った日、あの小さな学校「北山ホクザン高校」から初のプロ野球選手が誕生しました。(…誕生する予定です)
平良拳太郎 巨人5位指名
今、今帰仁村は盛り上がっています。
この勢いに乗って高校駅伝県大会も頑張って欲しいですね!