2011年11月04日(金)
杉原ファミリー [私の好きな人]
「私のこと、分かります?」と、私を見つめる美人さん。
「はい。」
京都丹波ロードレースのハータスタートの20分前ごろ、私しかいない京都キャロットの出店テントに一人の女性が現れた。
まるで、メロドラマの一シーンみたい・・・。
私の大好きな・・・、でもとっさには名前が出てこない。
「アンパンマンさんの奥さんですよね。」
「はい。」
「ダンナさんは?」
「今日は走らないんで、娘をつれて上の催し物会場に行ってます。」
「そうなんですか。娘さん、大きくなられたでしょう。」
「はい、5歳です。」
「ダンナさんは、練習してはります?」
「さあー・・・。」
「さあって?」
「たぶん同じことを向こうに聞いても、『さあー』と言うと思いますよ。」
「ええわー、そんな夫婦。大好きやなあ。」
しゃべっている途中で、お名前を思い出した。京都ランナーズのアンパンマンこと杉原さんの奥様。
去年、ヨメさんと真樹がハーフに出場し、14.2kmの関門に引っ掛かってしまった。そのとき、杉原さんの奥さんは関門ぎりぎりセーフで最後まで行かれ完走されたそうだ。しかし、今年は去年とちがい気温がだいぶ上りそうなので、完走できるか心配しておられた。
スタートから1時間55分、気になってゴール前のコースを見に行った。
時間がたつにつれ、どんどんランナーの数はまばらになる。けっきょく、「残り1km地点」で待つことになった。
しかし、2時間23分で最終走者が伴走の自転車とともに通り過ぎて行った。
「やっぱり・・・。」
でも、「荷物は前のベンチに置いてあります」って言ってはったし、必ず戻ってこられるはず。そう思って、またおしゃべりができるのを楽しみに待っていたが、まったく姿が見えず。
「アンタに見つからんように、そーっと帰ってしまわはったんやわ」とヨメさんは言う。
「いや、実は嫌われてのか知らん」と不安になった。
もうお客様もなくなり、車を横付けして荷物を積み込むことにした。
その車を動かしている時に、風船をつけたアンパンマン発見!
「杉原さーん。奥さんは?」
「あっ、藤井さん。・・・もうすぐ戻ってきます。」
「完走は?」
「ダメでした。関門で・・・。」
「やっぱりそうだったんですか。ボクね、写真撮ろうと思って、残り1km地点で最後まで待ってたんですよ。」
「あー、それは・・・。」
杉原さんとは、御所の京都ランナーズの例会で知り合った。どういうわけか私が絶不調の時ばかり対決し、3連敗を食らったこともある。ゆっときますけど、杉原さんて私より20kgも重たいんですよ。あのころ(3年前くらい)は、何で杉原さんに負けるのか不思議でしょうがなかった。
でも、杉原さんのアンパンマンのようなお顔を見ているとなんか心温まるんですよねー。あの時以来、奥様や娘さんも含めすごく仲良くさせていただいています。
「待っててくださったんですって・・・。」
あー、これもメロドラマの一シーンやね。
ダンナさんから話をきいた奥様が、またわざわざたずねて来てくださった。
「ますみちやん、写真、写真。」
1枚目を撮ると、背後からなにやらぬーっと・・・。
「なんや、ダンナさんも来てはったんや。みんなで撮りましょ。」
ということで、「杉原ファミリーとパオパオ」というちょっと変ったシチュエーションの写真が撮れました。
「ますみちゃん、ボクが杉原さんの奥さん好きなわけが分かるやろ。」
「私に似てるしか?」
うーん、ビミョーにちがうかな。
でもよーくよーく考えたら、苦手な人には理由があるけど、好きな人に理由などない。好きやから好きなんや。まあ強いて言えば、「知らん間にひきつけられてしまうなにかがある」ちゅうことですかね。
杉原ファミリーには、それがあります。
また、どこかで会えたらうれしいな。
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2011年11月03日(木)
2011京都丹波ロードレース [ランニング・出張販売]
「とりあえず、ロッキーの写真だけでもアップしとくわ。」
「なんでやねん!」
「ロッキーの顔見てなんとも思わへんようになったら、人類も終わりや。」
「意味分からん。」
これは、大会から帰ってきた私とヨメさんの会話。
もう、ますみちゃんたら・・・。「その意味」は、ますみちゃんが一番よく分かっているくせに・・・。
「ロッキー・オス・16歳」
最後の種目ハーフがもうすぐスタートという11時前、「京都キャロット」のテントの前をゆっくりゆーっくり歩くワンちゃんあり。
「ますみちゃん、顔が真っ白なワンちゃんが歩いとる。こら、写真撮らしてもらわんなん。」
「いいワンちゃんですねえ」とヨメさんが言った時の飼い主さんのうれしそうな顔。
「歳とって、耳も聞こえへんし、目もほとんど見えへんにゃけどねえ・・・。」
今日は地元の大会だったので、知り合いの方からいっぱい声をかけていただいた。しかし、初対面のロッキーを超えた人は一人もなかった。ロッキーは見ているだけで幸せになれそうなそんなワンちゃんだった。
どうか、来年もロッキーに会えますように。
前日、映画「猿の惑星」を見たせいか、夜なかなか寝付けなかった。やっと寝たと思ったら、痛めている左のおしりがジンジンとうずいて何度も目を覚ました。恐るべきおさるパワー。
大会会場入りは、受付開始時刻の1時間前を目安にしている。今回は8時半受付開始なので、7時半会場入り。と言うことで、逆算して自宅出発は6時10分。この計算はぴったりだった。
参加申し込みを忘れてしまい、今日はレースに出られず。写真撮るもんがないなあと思っていたら、突然お馬さんの行進。いったい、あのお馬さんはなんだったんでしょう。
「ランナーズ9の会」の仲間、ウルトラマン8アスナロこと西村さん。今日は、ハーフ。うちの店でシューズを2足も買ってくださいました。
「ランナーズ9の会」の仲間、カミちゃんこと神谷さん。
こちらも、シューズをお買い上げ。みなさん、私に気を使ってくださってありがとうございます。
小学生男子3kmの部、3位入賞の中山君。
「10分37秒やて。おっちゃんはもう絶対勝てへんわ。」
2年前の京都ランナーズの例会で知り合って以来、お母さんがいつも声をかけてきてくださる。私を信頼して下さっているようだ。ありがたい。
来年進学予定の中学には男子陸上部がないとのこと。どうしますかねえ。せっかく楽しくマラソンを続けているようなので、なんかいい方法が見つかればいいんですけど・・・。
レース前、「京都キャロット」の取材をしてくださったわかちゃん(若林順子さん)。
今月発売の「ランナーズ」誌に、ヨメさんと私の写真が載るかもしれません。ぜひ買って(または立ち読みで)見てください。
スタート前、「10kmはどれくらいで?」とお聞きすると「1時間くらい」とのこと。でも、このゴール手前500mくらいの地点に戻ってこられたのは50分後。
早めに行って待機しておいてよかった。もうすってんで約束した写真が撮れないところだった。
そこから、いそいで競技場のスタンドへ。
わかちゃんは、目立つウェアなので見つけやすい。
「わかちゃーん!」とスタンドから声をかけたが、気づいてもらえなかった。残念。
先日の大阪マラソンはカメラを持って走られたそうだが、「今日は10kmなのでカメラは持って行きません」とのこと。
わかちゃんも、「大阪マラソンはすごく楽しくていい大会でしたよー」と言っておられた。「それに比べて、京都マラソンは・・・。」
このあと、1時前からハーフの後ろのほうのランナーの写真を撮りに。
毎度おなじみ賀茂川パートーナーズ。
あとで、私の大好きな賀茂川パートナーズの中島寛子さんがお買い物に来てくださった。いつもすみません。ありがとうございます。
「おー、西村さん」と思ってよく見たら、竹下弁護士の伴走をしてはるじゃないですか。
ゴール後お聞きすると、8km付近で突然頼まれゴールまで。初の伴走で、「2回ほど人にぶつかってしまいました」と言っておられた。
ああ、また一人私の先を越されてしまった。よく考えれば、今日なんか伴走の絶好のチャンスやったのに・・・。伴走として走らせてもらえばよかった。うっかりしてたなあ。
カミちゃん発見!
いい笑顔です。
「ランナーズ9の会」のユニフォームも目立ってます。
いつも大会で声をかけてきてくださる藤浦さん。
今日、初めてお名前をお聞きしました。ずっと京都の方だと思っていたのですが、実際は兵庫の方でした。これからもよろしくお願いします。
もうおひとり、どうしても写真を撮りたい人がいた。
ところが、最終走者が通過。その人はまあまあ目立つ黄色のウェアだったので、見逃したということは考えられない。
「収容されてしまったか・・・。」
( この方については、別枠「私の好きな人」カテゴリーで書こうと思います。)
「ランナーズ9の会」の仲間をもう一人見つけたので、パチリ!
うちのテントの2つ向こうでは、福島への復興支援を訴えておられた。反応のほうはいまひとつだったでしょうか。
今日は、ランニング用品店が4店舗出店していた。
うちは、その中で一番遅く来て一番早く片付けて帰った。 「効率ええがなー。」
それでも、お昼ごはんは3時過ぎ。
近くの「丹波マーケス」。
私は、ラーメン屋さんの「まかない定食」(580円)。
ヨメさんは「黒ラーメン」(450円)。
今日はレースに出られず、何人の人から「今日は走らへんの?」と言われたか分からない(たぶん、20人くらい)。
でも、幸せそうな老犬・ロッキーに会えたから、こっちも「しあわせ!」
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2011年11月02日(水)
「猿の惑星・創世記」 -夫婦50割引- [映画]
「廉、猿の惑星見に行ってくるわ。」
「パオパオがいっぱい出てくる映画か。」
「なんでやねん!」
この映画は説明いりませんね。
今日の朝のこと。
「眞寿美ちゃん、猿の惑星見に行かへんか・・・。」
「・・・、行こかなー。」
「そうかー、ボク一人で行ったら1800円なんやけど、二人で行ったら二人で2000円やし。よう、つきおうてくれた。」
ということで、御池地下駐車場に車を入れMOVIX京都へ。
10時半からの上映は日本語吹き替え版。ヨメさんや真樹は絶対吹き替え版はあかんらしい。でも、私は文字をしつこく追ってしまうので、そうしているうちに場面が変ってしまう。吹き替え版のほうが楽。
それに、この映画を見る私の目的は、ストーリーよりも猿の表情の観察。そういう意味で、今日はいい観察ができた(本物の猿じゃなくてCGですけど・・・。)
主人公シーザーがしゃべった言葉は二つだけ。
「やめろー」
「シーザー うち ここ」
私もこれから猿らしく生きていく決意なら、この二つの言葉を大事にしたい。
「やめろー」
「こうじ うち ここ」
猿の表情、しぐさ、動きなど、かなりのものを得ることができた(と言ってもCGですけど・・・)。
「早くおさるになりたーい!」
映画のあと、ゼスト御池の「五右衛門」さんへ。
パスタ、スープ、サラダ、デザート、ドリンクのCセット。「アサリときのこ」の秋特別バージョンで1250円。
「ハートマーク。」
コーヒーが出てきたとき、眞寿美さんが言った。ミルクでハートマークを書いたらしい。
「それは、お猿みたいなこうじさんやけど大好きって意味か?」
「ちがう!」
家に帰って真樹にその話をしたら、「何の利益にもならへんような話、してもろてもなあ・・・。」
「うまい!」
次は、真樹の利益になるような話をさがしてこー。
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2011年11月01日(火)
真樹のカメラ [家族]
高校のテスト「古典93点」のごほうびとして、かあちゃんに買ってもらった真樹のカメラ「オリンパスペンE−PL1s」。
さっそくパオパオも撮ってもらった。ハゲは仕方ないとして、ちょっとかしこそうに撮れてるやん。
いいカメラやから、これからずっと大事にね。いろいろな所に出かけて、写真いっぱい撮って、また見せてなー。
こんなかっこいいカメラです。(もちろん、この写真は私のカメラで。)
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「そら中止やな、京都マラソン」 [マラソン評論]
「そら中止やな、京都マラソン。」
今日の早朝バイト。早く仕事が終わると、定時の8時半まで少し休けいしながらおしゃべり。先の言葉は、今日のメンバー中最年長(60くらい?)のUさんの結論。
Aさん(私の少し歳下)「藤井さん、大阪マラソンは出んかったん?」
私 「申し込みしてませんねん。」
Aさん「京都マラソンは出やはんにゃねえ。」
私 「申し込みはしたけど抽選やから・・・。」
Uさん「へー、マラソン出るのに抽選かー。」
私 「そうですねん。それもね、抽選結果の発表が10月下旬ゆうとったんが1ヶ月も延期になったんですわー。」
Uさん「なんやなあ、それ。やる気あるんかいな。」
Aさん「抽選なんか、パソコンでも一発でできるんちゃうん。」
私 「なんかうわさなんですけどね、京都府警がよっぽどきついらしくて、まだまだコース変更とか制限時間とか変更があるんちゃうかーゆう話ですわ。」
Aさん「そうらしいなあ。京都は昔からゴチャゴチャゆう人がぎょうさんおるからなあ・・・。」
私 「そんで、京都は高校駅伝から女子駅伝から車イス駅伝まで、冬はしょっちゅう交通規制でしょう。そら警察かて、『もう、かんにんしてくれ』と思いますわ。」
Uさん「ほんまにそうやな。コースは高校駅伝やらとおんなじコースか。」
私 「それがね、スタートはおんなじ西京極なんですけど、そっから桂川出て、渡月橋の手前から広沢の池通って、山際走って鴨川出て、そっから・・・。あー、京都のもん同士でも説明すんのん大変ですねん。このややこしいコースも警察との関係でそうなったみたいですよ。」
Uさん「なんじゃ、そら。大阪マラソンみたいにええとこは走らせてくれんわけやな。」
Aさん「最悪、『今年はやめときます』ゆう発表になるんちゃうやろな。」
Uさん「そら中止やな、京都マラソン。」
以上、バイト先の火曜ジジィグループの結論です。
「大阪マラソン」は関西のニュースとしてテレビでも大きく取り上げられていたので、ふだんマラソンにあまり関心のない人の話題にも上っているようだ。その中でも「おもしろそう」と思われている要素は、「仮装・ハイタッチ・タレントランナー」。
それに比べて、今のところ「京都マラソン」の話題は「抽選結果発表1ヶ月遅れ」に集中している。ああ情けなや。
でもでも、よく考えると、京都市は「いかさま抽選」で訴訟にまでなったところだ。( くわしくは、パオパオだより今年の3月8日の記事「八百長」を見てください。)
事件当時の京都市教育長が現市長だもの。そのあとも数々の訴訟を起こされ、多くの損害賠償命令が出ているし・・・。
「京都府警との折衝が・・・」というのは表向きの理由で、実はまた「いかさま抽選」たくらんでるのとちがうでしょうね。
なんてお気楽なことを考えていたら、今日の毎日新聞に見過ごしてはならないニュースが。
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◎毎日新聞11月1日朝刊
「学校で署名活動に反発 京都マラソン マイカー自粛求め」
来年3月に初開催される「京都マラソン」大会当日のマイカー自粛への賛同を求め、京都市が市民からの署名を集めている問題で、同市が全市立幼稚園・小中学校(278校園)の保護者を対象に同様の署名を集めていることが分かった。「なぜ学校を通じて市の施策への賛否を聞かれるのか」と反発の声が上がっている。
大会は市を中心とする実行委員会の主催で、1万5000人が参加する。交通規制による渋滞が予想され、市は当日を「ノーマイカーデー」にし、交通量を通常の65%程度に抑えることを目指す。
市は10月以降、校長会やPTAを通じて、マイカー自粛への協力の可否と、市の施策「歩くまち・京都」への賛否とともに、氏名、住所を記入する「アンケート用紙」を各校に配布。保護者からの回収を依頼した。
ある小学校は校長名で「一人でも多くの保護者のご協力が必要な状況とのことです」などの説明文を添付。「提出時、封筒に入れたり、記入面を内側にしてホチキス留めしても構いません」としている。
保護者の一人は「子供を通して政策について問われるのは違和感があった」と話し、提出していない。他の保護者の中にも「何か変だね」と首をかしげる人がいたという。
同市は9月以降、自治会の回覧板で署名集めを行い、市民団体が「回覧板で施策への意思を聞くのはおかしい」として用紙代などの返還を求める住民監査請求を起こした。
市スポーツ企画課は「校長会やPTAにも了解を取った。氏名や住所を聞くのは、回覧板での署名との重複分を除くため」と説明している。 【古屋敷尚子】
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最低!
そして、ショック!
子どもたちを疑心暗鬼にさせるような「アンケート用紙」まで配布回収してまでやるもんですか、京都マラソンて。
このニュースについて、うちのヨメさんが言っていた。
「回覧と同じ内容やとすると、車の保有台数まで書くわけやろ。家に車のない子の気持ちはどうなんねん。」
低学年の子なら、学校から配られたプリントは絶対提出せんなんと思い込んでるやろし・・・。
これが、あの人が常日頃自慢している「京都の教育」ですか!
今やリモコンロボット化している校長さんら、278人もいて、だれ一人「これはおかしい」と抗議されなかったんですか。
子どもを守るべき現場の先生方、どうして配布の前に子どもたちの気持ちまで考えが及ばなかったんですか。
9月に急きょ増員された12人の実行委員の中には、学校現場から引き抜かれた方もある。今回の件には直接関わってはおられなかったかもしれないが、今からでも「学校を利用(悪用)するな」という声を上げてください。お願いします。
個人的には、先日の「抽選発表1ヶ月遅れ」より今回の「学校悪用」のほうが数段胸糞悪い。
もえ、ええわ。
「中止やな、京都マラソン。」
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2011年10月31日(月)
第22回勝手に国労応援ラン [ランニング]
「もうやめよかしらん」となんべん思ったことか。
本家本元の国鉄闘争共闘会議が6月に解散してしまったというのに、私のような「勝手に応援者」に何ができるというのだろうか。
しかし、今年の「四万十川ウルトラ」で99.5kmまで行けた理由のひとつが、この「勝手に応援ラン」を続けたことかもしれないとも思う。ここまで続けたんやから、形を変えてでも細々と続けていこうかな。
朝11時過ぎ、練習コースで一番短い3kmコース。出かけようと思ったら、雨が降ってきた。ウインドブレーカーに帽子はたいそうかなとも思ったが、ゆっくりゆっくり走るには厚着のほうがよろしい。
走りながら考えた。
「なんぼなんでも、こんな終わり方ってないでしょう。」
私のブログのリンク集に入れさせてもらっていた「中野さんのページ」(実際は、国鉄闘争共闘会議のホームページ)も閉鎖さされてしまった。
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〜 お知らせ 〜
こちらはBIGLOBEカスタマーサポートです。
このアドレスの個人ホームページは主催者の都合により閉鎖されました。
ブックマークやリンクは、解除して下さいますようお願いいたします。
(このお知らせは閉鎖から1ヶ月間表示されます)
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やてえー。
ホームページを維持していくのにもお金がかかるのかもしれないが、今までの闘いの経過まで「なかったことに」としてしまうんでしょうか。これでは、ほとんどこの闘争に何のお役にも立てなかった私でも納得がいかん。支援者をないがしろにしていると思われても仕方ないのでは・・・。
中野勇人さんが、「JR不採用問題」をマラソンを通して訴えようようとしておられることを知った時はうなった。「おー、意味もなく走るんじゃなくて、走って自分の思いをアピールすることもできるんや」と感心した。
労働運動の最大の欠点は、「仲間内で盛り上がっていること」だと私は思っている。その問題に関心のない人や、さらにはその問題に反感を持っている人にまで関心を持ってもらうためには工夫が必要である。今のマラソンブームを利用しようと思われた(であろう)中野さんの発想には敬服する。ただ、惜しむらくは「54日間連続フルマラソン」をギネス世界記録に申請されなかったことだ。
もし申請されていたら、一般紙も取材に来られたかもしれないし、ランニング専門誌も同じ。そこからもまた新たな支援者が増えたかもしれないのに・・・。
ゆっくり走ったので、3km18分52秒。
中野さんは、これからどうするんかねえ。
けっこう「かっこつけ」みたいなとこがあるし、それはそれで大変や。
「あー、もう降参」ということになっても、だれも非難はせーへんと思うけど・・・。
「国労のJR不採用問題をマラソンを通して世間に訴えようとしたが、力及ばなかった」というのが今現在の真実ではないでしょうか。
国鉄闘争共闘会議のホームページが閉鎖されてしまったので、中野さんのツイッターにリンクさせてもらいましょうか。
心ある人は、私のブログの2010年5月7日の記事「JR不採用から『下方への競争社会』へ」をもう一度読んでほしい。そして、何か自分にできることを考えていただけたら私はうれしい。
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おめでとう、久本君 [陸上競技]
◎読売新聞10月31日朝刊
「シカゴマラソン賞に久本さん・杉本さん」
大阪府在住の市民ランナーで男女最上位となった枚方市の京都工芸繊維大学2年久本駿輔さん(21)(男子12位)と、大阪市の公務員杉本光子さん(38)(女子19位)に、シカゴマラソン賞が贈られた。2人は来年10月のシカゴマラソンに招待される。
久本さんは大阪・清風高時代には全国高校駅伝にも出場。しかし、今回が初マラソンで「まさか賞までもらえるとは」と驚いていた。シカゴについては「今回以上の記録を出したい」と早くも意欲満々。10年前から走り始め、今回ベストをマークしたという杉本さんも、「こんな機会はめったにない。しっかり調整して臨みたい」と1年後を楽しみにしていた。
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大学はちがうのだが、廉のふだんの練習相手である京都工繊大の久本君。つい先日の宇治陸協記録会の5000mでも競った相手である。
もし今年も「びわ湖大学駅伝」の学連選抜チームがあれば、一番に選ばれた選手だ。そのチームがなくなった悔しさを大阪マラソンで晴らしたかな。
廉がいつも「ひっさ」と呼んでいる久本君。今の廉とはかなりレベルが離れてしまったが、廉にとってもいい刺激になったことはまちがいない。
廉も来年の第1回京都マラソンで・・・。
その前に抽選が・・・。
※ 久本駿輔選手のタイムは、2時間29分18秒です。
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2011年10月30日(日)
第8回甲賀市民体育大会 [私の陸上競技]
今、一番うれしいこと。
それは、わが子・廉と真樹の笑顔が見られたとき。
まさか、またこんな日が来るとは・・・。
陸上競技場のスタートラインに立つ真樹の姿を見て、いろいろな思いがこみ上げてきた。
2年も前のことを蒸し返すのはやめましょう。興味のある方は、2009年9月22日のパオパオだよりの記事「眞寿美ちゃんも真樹も、エライ!」を見て下さい(なんと、この記事は通算アクセス数第3位、現在29377アクセスです。)
私は、もう真樹が陸上競技会に出ることは絶対にないだろうと思っていた。
でも、今年の3月の篠山マラソンの時、滋賀マスターズの太田君子さんにトラック競技を勧められ、私が久しぶりの競技会に参加するようになった。練習会や競技会に出るたびに、滋賀マスターズで仲良くさせていただいている太田さんたちの話を家でもよくしていた。
「滋賀マスターズの人たちはみんな親切でなあ、初心者をバカにするような人は一人もいやはらへんでー。それどころか、困ってる人を見つけたら声をかけてくれる人ばっかりやわ。」
そんな話を聞いて心がほぐれたのかな。かあちゃんが走高跳に出るというのを聞いて、「真樹もなんか出てみたい!」
まあ、こんなうれしいことがあるでしょうか。
ということで、私は5000m・800m・1500m、眞寿美さんは100m・走高跳、真樹は100mにエントリー。
家を出たのが7時10分。
名神・新名神を通り信楽ICから水口スポーツの森へ。
会場到着は8時20分。わずか1時間10分しかかからなかった。
水口はうちの子らが小学生の時、水口乗馬クラブによくつれてきていた。そのころは国道1号線が渋滞して、えらい遠いとこやという印象だった。しかし、今は新名神のおかげでこんなに近い。
9時からの開会式でのごあいさつ。
「甲賀市民体育大会という名前ではありますが、甲賀市陸上競技場オープン記念ということで広く市外の方々にも参加を募り・・・。」
ああ、最初にこう言っていただけるとホッとする。
「甲賀市民の大会に、京都の私らが出ていいんか知らん」と思っていたので、歓迎してもらっていることが分かってよかった。
今日のうちの家族の日程。
10時10分 5000m 廣司
11時00分 100m 眞寿美、真樹
12時40分 800m 廣司
13時00分 走高跳 眞寿美
14時20分 1500m 廣司
なかなかいいスケジュールになった。
太田さんと二人だけで少しお話をさせてもらった。
「太田さんのおかげで、家族3人で参加させてもらうことができました。ほんとうに、ありがとうございました。」
「いえいえ、プログラム記載のミスをしてしまってごめんなさいね。」
「だいじょうぶです。何年か前の真樹やったら、そんな小さなことで出る気をなくしてしまってたかもしれませんけど、今はだいぶおおらかになってます。さっきも『60mも出たらよかった』って言ってたくらいですから。何年か前の真樹では考えられへん言葉です。それがうれしくてねえ。みなさんのおかげで成長しましたわ。」
「滋賀には本当に気楽に出られる大会がたくさんありますから、また連絡しますね。ご家族みなさんでぜひ出てください。」
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【5000m】
5000mは2組。第1組はマスターズ登録者、第2組は一般と分けられていた。
私は第1組なので、「また、べったかい」と思ったらその通り。
四万十の疲れがどう出るかまったく見当がつかなかったので、とりあえず「3000m通過を12分」を目標に。
1000m 3分55秒
2000m 7分59秒(4分04秒)
3000m 12分12秒(4分12秒)
4000m 16分27秒(4分14秒)
5000m 20分38秒(4分10秒)
3000m通過12分は大幅にオーバーしてしまったが、いつも落ちる3000から4000の1000mがよう持ちこたえた。自分的には合格です。気温が18度とか。それが大きかったと思う。
ヨメさんが写真を撮ってくれた。
ありがとね。足はしっかり上っとったかい?
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【100mスタート前】
5000m第2組が終わり次第、100mが始まるとのことだった。
しかし、5000m第2組に出ておられたO医院のO先生(たぶん院長先生ですね)が、100mの第1組にもエントリーということで、だいぶ待ち時間があった。
うちの母娘を見つけて話かけてくださった、「滋賀マスターズのリトルランナーさん」こと伊神さん。
二人ともスタート前に待たされてますます緊張していたと思うが、こうして話かけてもらうと緊張がほぐれる。ありがとうございました。
第7レーンがO先生。
5000mより、この100mのほうが得意種目のように見えた。
写真右は、私が初めて滋賀マスターズの練習会に行った時、声をかけてきてくださった稲垣さん。
私の1歳下ですが、きれいなランニングフォーム。
また、いっしょに練習しましょうね。
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【100m】
100mで母娘対決が見られるかと思ったら、人数が多く、眞寿美さんは40歳以上の第1組。真樹は39歳以下の第2組と分かれてしまった。残念。
眞寿美さんは、出場3名中断然の・・・。
でも、フォームはきれいなような気がするんですが・・・。
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真樹の組は7名出場。
2、3レーンは速そうな女性。4〜7レーンは、先のO医院の看護師さん。
このスタートの反応のよさを見よ!
この時点では、第8レーンの真樹が1位です。
真樹は、7人中堂々3位でゴール。
眞寿美さんはしっかりと写真に撮れたのだが、真樹は速くて・・・。途中の写真が撮れなかった。
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100mのゴール後笑っていた真樹だったが、しばらくして動けなくなってしまった。顔面蒼白。ほんとうに心配した。
「でも、クラブもなんにもやってへんにゃから。こんな経験、なかなかでけへん。青春の一ページやと思って、この気持ち悪さも楽しんでしまえ」とも思った。
とめてあった車までの数百メートルも歩けないくらいで、休み休みして何とか車まで戻った。そこで横になっていると回復したようだった。若いにゃから。
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【800m】
真樹がダウンしていたので、私の写真はなし。
最近の私の800mの目標は、「ゴール後に変なせきが出ないように」。
なんやそれと思われるかもしれませんが、あのせきが出るとほんとに厄介なんです。
400m 1分23秒
800m 2分49秒(1分26秒)
おー、2分50秒が切れた。これで、長期低落傾向から脱却か。
男子800mのあと、女子800mが。
滋賀マスターズの宝・阪下美雪さんただお一人の出場となった。
「私一人やから、藤井さん、ダウンがてらに外側走って。」
「はい。」
阪下さんは、私が思っていた以上にお元気。1周目はついて行けず、2周目に声をかけながらいっしょに走らせてもらった。
阪下さんは前の大会よりタイムが悪かったのだが、このあと400mと1500mにも出場。ねっ、やっぱり滋賀マスターズの宝でしょ。
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【走高跳】
私は800mのあと変なせきも出ず、真樹も気分がましになったので、二人で眞寿美さんの高跳びの応援に行った。
正面スタンド以外は立ち入り禁止になっていたので、その外側の下に落ちそうなところの金網にへばりついての応援。
ヨメさんは左利きなのに、なぜか私と同じ右側助走の右足踏切り(私がおかしいのかもしれん)。そのためこの位置からでないとよく見えない。
小学生や一般男子が終わり、いよいよ一般女子。
と言っても、ヨメさんひとり。審判の方とマンツーマンでの競技になった。
まずは85cmで試し跳び。
楽々クリアです。
さて本番の85cm。
これが跳べないと、まさかまさかの「記録なし」になってしまう。
余裕のクリア。
「跳べはったなあ」と真樹に言うと、真樹も満面の笑み。
さあ、次は90cm。
写真を撮る予定が、雨がきつくなってきて真樹にバスタオルを渡しているうちに軽々跳んでしまった。
「よっしゃよっしゃ。次は95cmや。」
これも余裕でクリア。
このあと100cmになるのだが、なぜかバーの支柱を交換。そのため、ヨメさんはしばらくテントで待機していた。
「行けー。95と100とでは値打ちがちゃうぞー。」
「あーん。」
顔を見合わせる私と真樹。
100cm2回目。
「あーん。」
雨が本降りになってきて、私も真樹もビチャビチャ。
たぶん、高跳びのマットもビチャビチャやろう。
「さあ、最後のチャンスや。」
「惜しい!」
本当に、3回の中では一番惜しい跳躍に見えた。
「あかんかったな。行こか」と真樹に言うと、「えっ、もう終わりなん。」
「3回連続で失敗したやろな。」
途中でちょっと間があいたりしたので、真樹はまだ母ちゃんが跳ぶものだと思って見ていたらしい。
「高校生の娘にこんな熱心に応援してもらえる眞寿美さんは、幸せもんやで。」
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800mで私の前にゴールされた夏原さんと、少しお話することができた。
夏原さんは若いときに陸上競技をしておられ、しばらく間が開いたあと10年ほど前から再開されたそうだ。それでも、ずっと800m2分40秒が切れなかったそうだ。それが、今日やっと切れたと大喜び。本当にうれしそうにしておられた。こんな光景を見るとこちらまでうれしくなる。
話していて気がついた。夏原さんの奥様は100mでうちのヨメさんと対決した方。夫婦同士の対決は、夏原夫妻の圧勝ということになった。でも、いつの日か・・・。
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【1500m】
「車でゆっくり休んどいて。でも覚えてたら、1500m2時20分からやし写真撮りにきてなー。」
雨の中、1500mがスタート。
ほかの出場者は雨を嫌がっておられたが、私は大好き。気温がこれくらいの時の雨なら、走るには絶好のコンディションと言える。
走っているとき、伊神さんの応援の声がはっきりと聞こえた。
今日は3回走ったのだが、そのたびに小嶋祐子さんの力強い声、阪下美雪さんのソフトな声、太田君子さんのよく通る声の応援が聞こえていた。それに加えて、伊神さんの女子中学生のようなかわいい声の応援。これは、力が湧いてくる。
1500mは400mごとのラップを取った。
400m 1分27秒
800m 3分04秒(1分36秒)
1200m 4分40秒(1分36秒)
1500m 5分46秒(1分05秒)
今日3本目のレースだったのでへたばるかと思ったが、一番楽なレースになった。もちろん、変なせきも出なかった。こんな楽に走れたのは、やっぱり気温と雨のせいでしょうか。いや、応援してくださったみなさんのおかげかも・・・。
まさかと思っていたヨメさんも、しっかり写真を撮りに来てくれていた。高跳びですっかり体が冷えてしまったと言ってのに、ありがとね。
私の正式タイム。
5000m 20分38秒25
800m 2分49秒94
1500m 5分46秒53
5000mは20分切り、800mは2分45秒切りの足がかりはできたかな。
1500mの次の目標はどうしよう。(と言っても、当分1500mは出えへんか。)
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会場近くのお蕎麦屋さんで、遅い昼食。
私の1500mのあとだったので、3時を過ぎていた。
いろいろあったけど、家族で共通の話題がある食事は楽しい。
こんな機会がまた何回もありますように。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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