パオパオだより

2010年11月14日(日)

第20回南紀日置川リバーサイドマラソン [ランニング・出張販売]

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 「写真、撮りまーす!」
 「はーい。」

 私の9km付近、折り返してきた白バイのあとの3人目のランナーとして赤羽さんが。
 えっ、それにしても前も後ろも誰もおらず。普通ゲストランナーとして来ておられたら、ある程度一般ランナーと並走する方が多いんですけど・・・。
 でも、これはこれでいいか。
 スタート前、役員さんが「赤羽さんは1時間16分から17分をめどに走られるそうです」と言っておられた。実際、ゴール後にヨメさんに聞いてみると、「赤羽さんは3番目にゴールしやはったで」とのこと。
 トップが1時間14分台、2番目が1時間16分台。ということは、赤羽さんは宣言どおり1時間17分くらいでゴールされたようだ。
 「わが道を行く」という感じの赤羽さんらしくていい。そんなゲストランナーがいてもいい。

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 朝「京都キャロット」の出店準備ができたので、すぐ近くの受付に行った。すると、そのすぐ横に「ゆるキャラ」さんが二人。これは記念撮影をしておかねば。
 役員さんにお願いして撮ってもらった。
 「紀州レンジャー」というゆるキャラで、その中のうめちゃん(紀州南高梅)とすみちゃん(紀州備長炭)が来てくれたらしい。
 写真を撮ってもらったあと、若いお兄さんが近寄ってこられた。
 「今のお写真私も撮らせてもらったんですが、その写真を使わせてもらってもよろしいですか。」
 「はい、どうぞ。何に使われるんですか。」
 「紀州レンジャーのホームページです。」
 「あー、そんなんあるんですか。私も自分のブログに載せますので、ぜひ見てください。」

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 招待選手の赤羽有紀子さん。ダンナさんである周平さんのブログは、ずいぶん前から私のブログのリンク集に入れさせていただいています。
 赤羽さんのごあいさつは、あまりなれてらおられない感じで素朴でよかった。ただ、ちょっと鼻つまりのようなお声だったのが意外だった。

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 去年は小学校の体育館の改築で場所が変ってしまったが、今年は元通り。ここは参加者は多くはないが、ランニング用品店の出店がうちだけで、一番端の便利な場所を提供してくださっているのでありがたい。

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 ビッカピカの新しい体育館。
 壁のモニュメントもセンスがいい。

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 一番最初は、小学生未満の親子が走るバンビの部。
 これは毎年見るのが楽しみ。

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 お父さんお母さん、子どもがこけてしまわんように上手に走らせたってね。

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 最初のカーブを曲がると、こんなに威勢のいい女性の太鼓。

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 バンビの部は1kmのレースなので、あっと言う間に折り返して戻ってくる。
 先頭はダントツ。まあ、これはしゃーないか。

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 それより見ごたえがあったのが2位争い。だんご状態で固まって戻ってきた。
 その様子を見ていると、どのお父さんも無理して子どもを引っぱっていない。私が親子レースに出ていたときとえらいちがい。私は子どものことを考えず、力の限り引っぱっていた。それではあかんね。

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 しばらくすると、運営主任の小松原さんが親子といっしょに走ってこられた。何をされるのかと思って観察していると、ゴール前ペア作り。こんな小さな子でも親より速い子が多く、ゴール前で親を待つことになる。一人でゴール前まで来てしまった子をゴール前で待機させ、お父さんお母さんと引き合わせる仕事。うーん、なかなか大変な仕事のようだった。ご苦労様です。

 会場に流れているアナウンスが、これまた最高。
 「○○君、あともう少し、がんばって!」
 「○○ちゃん、お母さんは? ちょっと待っとこうか。」
 などなど。名指しの応援です。
 ここはまだいなかのいいところが残っていて、私ぐらいの年齢の人にも「○○ちゃん」。いなかは同じ名字が多いので、名前で呼ばないと識別できない。みんな、普通に「○○ちゃん」です。(ちなみに、私もいなかに帰ると「こうちゃん」です。)

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 「京都キャロット」のお客様である花村さんは、今年も森本さんの伴走。レース中の写真は失敗する可能性もあるので、今年もスタート前の写真を撮らせてもらった。

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 さあ、いよいよハーフの部のスタート。
 現役のオリンピック選手といっしよに走れるというだけでもわくわくしてくる。折り返しコースなので、絶対に赤羽さんの写真を撮ろうと心に決めてスタートを待つ。

(注)この続きは、明日へ。

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2010年11月13日(土)

「お名前は?」 [わんこ・にゃんこ]

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 火曜日(11/9)の朝、いつもどおり叡電・京都精華大前駅まできくの散歩。 
 「ふぇんふぇんふぇんふぇんふぇーん・・・」
 黒猫ちゃん発見。駅のすぐそばの線路脇。
 「そんなとこにおったら、電車にひかれるでー。写真撮らせてね。お名前は?」
 もちろん返事はない。でも、そう聞くとちゃんとこっちを向いて写真を撮らせてくれる。

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 駅から家に戻ろうとすると、空き地にまた黒猫ちゃん。 
 この黒猫はさっきの黒猫とは別猫。そうか、ここらでよう黒猫ちゃんに遭遇していたけど、2ひきおったんや。ひょっとしたら、家族なんかもしれん。
 「写真撮らせてねー。お名前は?」
 答えてくれるはずもなく。でも、しっかりこっち目線のいい写真が撮れた。

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 このネコちゃんは、10月30日、駅から家に戻る時に見つけたネコちゃん。
 「お名前は?」
 ちょっと首をかしげていた。
 「よう肥えとるなー。」

 うちのご近所なので、また今度飼い主さんに名前を聞いてみよう。

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 次は、「お名前は?」と聞かなくてもよーく知っている「こたろうちゃん」。おととい(11/11)、またうちが借りているガレージ前の畑に出ていた。

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 文句なしの美猫です。

 今日は、午後から和歌山の「日置川マラソン」に出かけます。白浜のまだ向こうなので京都からはかなり遠い。
 ワンちゃんネコちゃんのことを考えながら、楽しく運転していこう。
 「行ってきまーす。」

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2010年11月12日(金)

門川市長証人尋問・続き [時事]

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◎京都新聞11月12日朝刊

 「京都市長『不適切でない』 選挙前本配布で証言」

 京都市教育委員会が2008年2月の市長選前、門川大作市長の教育長時代のインタビュー記事などが載った市販本を購入して学校関係者らに配ったことをめぐる公費返還住民訴訟で、門川市長の証人尋問が11日、京都地裁(瀧華聡之裁判長)であった。市長は選挙前の購入や配布の経緯について「一切知らない」とした上で「市教委が政策を多くの人に理解してもらうためにしたもので不適切とは思わない」と述べた。

 門川市長は終始、緊張した表情で証言した。原告代理人から「書籍は選挙のアピールか」と問われ「そのような認識はない」と答えた。1400冊の購入報告については「記憶にない」と述べた。インタビュー取材がなかったことを認めた上でインタビュー形式に構成した原稿を点検したことを明らかにした。

 発行元のPHP研究所元社長の江口克彦参院議員(みんなの党)に対する証人尋問もあり、発刊を持ち掛けた理由について「市長選なんて頭にない。京都の教育改革を全国に知らしめたかった」と証言した。

 発刊が遅れたのは著者予定だった門川市長が多忙で原稿が出てこなかったためと説明した。PHP社が市教委から資料提供を受けて制作する方針に変更したという。「PHP研究所編」としたことは「門川さんが書いていないから」と述べた。

 この日の証人尋問でも執筆者は明らかにならなかった。原告弁護団の一人として市長選の候補で951票差で敗れた中村和雄弁護士が参加し、門川市長に「お久しぶりです」とあいさつして質問を始める場面があった。


◎毎日新聞11月12日朝刊

 「売れ筋上位へ書店で定価購入 京都市教委・割引利用せず 現市長の業績紹介本」

 京都市教委が08年2月の市長選直前、立候補表明していた当時教育長の門川大作市長の業績を紹介した本を大量に配布したことを巡る住民訴訟で、市教委が通常は出版社から2割引きで買える本を書店から定価で買っていたことが分かった。この訴訟の証人尋問が11日、京都地裁であり、元出版社社長の江口克彦・みんなの党参院議員が明らかにした。
 訴状などによると、市教委は定価1365円の本を10店から1400冊購入した。江口議員は「京都府内の行政は関連書籍を自社から2割引きで買っていたが、市教委には売り上げランキングに載れば宣伝になるからと書店での購入を勧めた。よくあることだ」という趣旨の証言をした。市教委は定価購入で38万円余り多く支出していた。
 住民らは訴訟で「税金を使った選挙応援だ」として門川市長ら市幹部4人に約210万円の損害賠償を請求するよう市に求めている。【古屋敷尚子】


◎毎日新聞11月12日朝刊・京都欄

 「08年の京都市長選再び!? 現職と次点法廷で“対決”」
         住民訴訟 攻める中村氏、かわす市長

 08年2月の京都市長選直前、門川大作市長の教育長時代の業績を紹介した書籍を市教委が購入・配布した問題を巡る住民訴訟で、門川市長本人が11日、証人として京都地裁の法廷に立った。住民側代理人の一人はその市長選で門川市長に951票差まで迫った中村和雄弁護士。約15分間だったが、直接“旧敵"が相まみえた。
 大きな争点は、書籍が選挙での宣伝目的か否かや、実際にはインタビューを受けていないとされる門川市長の記事を誰が執筆したのか。尋問の冒頭、中村弁護士は「お久しぶりです」とあいさつしたが、門川市長は無表情で応じた。
 その後、「自身が編集したのでは」「載っている写真はいつ撮影したのか」といった追及に対し、門川市長はそれぞれ「そんなことない」「知らない」と答えた。他の弁護士の尋問には「本は市の教育を広報するためで、担当課に任せていたので詳細は知らない」と述べた。
 門川市長は尋問後、「(中村弁護士は)元気そうでしたね。記憶をたどりながら誠実に真実をお話しした」と語った。【古屋敷尚子】
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 今日(11/12)、昨日の証人尋問に関するブログの検索をしていると、「傍聴希望者が多くて法廷には入れなかった」という記事を見つけた。やっぱりそんな人もいたのだ。早めに裁判所に行き並んでよかった。
 101法廷に入れた傍聴人は75人。それぞれどのような理由で来られたかは分からないが、この75人には75通りの理由があるはずである。

 さてこの私は・・・。
 先の市長選前の「談話本配布」については、実はあまり興味はなかった。立候補した候補者が、それまでの自分の立場を選挙に利用するのはよくあること。選挙違反スレスレの綱渡りのようなこともよく聞く。秘書や部下が勝手にやったことにして、自分だけはのうのうと生き延びるということも過去にはめずらしくなかった。最近は「連座制」とか言って厳しくなったそうだが、抜け道はたくさんありそうな気がする。

 私が一番見たかったのは、門川大作氏の表情である。
 140万人の京都市の長にまで上りつめた人が、損害賠償請求裁判の被告側証人として尋問されるとき、どう対処されるのか。それが見たかった。
 私が門川氏に直接お会いしたのは、私が京都市のへき地の小学校教師をしていた30年前。その時、組合対策の先頭に立っていたのが門川氏であった。その堂々たる姿は、「ああいえばこういう」タイプの人間というのがぴったりの人だった。
 ところがこの日の門川氏はまるで元気がなく、私が長年持ち続けていたイメージとはかけ離れていた。「記憶にございません」「知りません」の連発は、いつか見た国会証人喚問とそっくりだった。

 新聞報道には詳くわしく書いてないので、証人の証言をまとめてみると・・・。
 「京都の教育改革」をまとめた本を出版する話をPHP研究所から持ちかけられた。しかし、超多忙なためまったく手付かずだった。そこに、今までの自分の業績をまとめたものをインタビュー形式で掲載すると言われた。そのゲラには目を通した。ただ、そのあとその本が誰の手によってどのようにまとめられたかは知らない。市教委の1400冊定価購入、無償配布についても、当時は報告があったはずだが現時点では記憶がない。
 その本については、平成19年の12月ころ、誰からか分からないが自宅に送られてきた。その時はほとんど目を通していない。市長選が終わり落ち着いた4月ころ、やっと目を通したという程度。初めから終わりまでくわしく読んだということはない。今回の証人尋問前も、超多忙なため、その本には目を通してきていない。

 ここで法廷内の傍聴人から失笑のうず。お上品で控えめなヤジもとんだ。それに対して、裁判長から傍聴席に向かって注意があるかと思ったがまったくなかった。普通、裁判の被告側の証人として呼ばれていたら、その問題になっている本を見直してくるでしょう。弁護士さんとの打ち合わせもあるだろうし。これも「何もかも自分の知らないところでことは進んで行った」という証人の作戦だったんでしょうか。
 傍聴席のどよめきに対して裁判長が注意しなかったことで、この裁判長には一般人の感覚があると思え、ちょっとほっとした。その時の裁判長さんの顔は、「ほんまに読んできてへんのかいなー」という表情にも見えた。

 それともう一つ。
 原告代理人(中村和雄弁護士)から、その本の証人のインタビュー形式の記事についての質問があった。
 「その記事の最後に、平成19年10月29日の記載があり、教育長室で撮られた証人の写真も掲載されている。これを見た人は、この日に教育長室で実際にインタビューされたものと思い込まれないでしょうか。」
 「知りません。」
 「えっ?」
 「知りません。」
 これは答えとしてはおかしいと思う。答えは、「そう思います」か「そうは思いません」のどちらか。「知りません」って・・・。こんなにご自身が関与されていると思われても仕方ない記事も、ひと言「知りません」で済ませていいんかなあ。ここは他のときとちがって、間髪いれずの返答だったのでよけいにびっくりした。当時の教育長、現京都市長として、そんな無責任な発言はないでしょう。
 「記憶にございません」「知りません」を押し通せば、何の証拠も出て来ないし、裁判自体の意味もなくなってしまうような気がした。。

 ちょっと話がそれるかもしれないが・・・。
 1986年1月、京都市中の小中学校の卒業式案に突然日の丸・君が代が入ってきた。確か当時京都市の小中学校は250校ほどだったと思うが、すべての校長さんが遠隔操作をされているロボットのように同じ言葉をしゃべり出したのだ。「私はずっと前から卒業式での日の丸・君が代は必要だと思っていました。市教委からの指導もありましたが、私自身の判断で卒業式に国旗・国歌(日の丸・君が代)を入れます」などなど。

 これが私の人生における最大の謎。そして、私の人生における最大の恐怖。
 校長さんにも一人一人個性があるはずなのに、ある日突然一斉にロボット化してしまっていた。こんな不思議でなおかつこわいことはない。結局、私はこの恐怖から逃れたくて(と言うより、自分の信念よりも自分の生活を守るほうを優先する「教師の成れの果て」のような姿を見てしまって)その数年後に教職を離れてしまった。そしてこのときの謎と恐怖は、25年近くたった今も残ったままである。

 当時この問題で大活躍されていたのが高石文部次官。彼は学習指導要領に国旗国歌の指導項目を入れた実績を手土産に、自民党の衆議院選候補となるはずであった。しかし、リクルートから賄賂をもらったことが発覚、逮捕起訴され失脚。
 その時私は、政治家をめざす者は何か目に見える実績を手土産に自分を売り込むものなのかと思った。

 京都の教育「改革」を語るとき、ここ10年ほどの変化だけを見ていても分からない。私は、1986年に京都市中の小中学校の校長さんを震え上がらせ、卒業式での日の丸・君が代を強行させた人物が大きなキーワードになっていると思う。
 それがいったい誰であるかは分からない。当時の校長さんたちがその間の事情を正直に話してくださるとも思えない。でも、私は・・・。(これ以上書くと、名誉毀損で訴えられる可能性があります。)

 以上。

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2010年11月11日(木)

門川市長証人尋問 [時事]

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 「えっ!」

 しなびたゆでだこ?

 すいません。証人が法廷に入ってきたときの印象はこれです。そして、すぐに気の毒になってしまった。赤らんだ顔。うつろな目。寝ぐせのなおっていない髪の毛。イスをややななめにして座ったり・・・。指を組み合わせたりはずしたり・・・。 
 30年前に、20代の若さで堂々と組合対策の先頭に立っていたあのギラギラしていた人は・・・。いやいや、これがあなたの「大作戦」だったのかも・・・。

 今日は「京都キャロット」の休みの日ではないので、午後に4時間ほど抜けるのはさすがの私も気が引けた。でも、「なんぼでも行ってきたらええ。一生帰ってこんでもええで」というヨメさんのあたたかい(?)言葉に送り出されてきた。

 御所横の駐車場に車を留め、京都地方裁判所へ。
 裁判所に着くと、前で取材中(上の写真)。なんと、2年前の京都市長選で951票差で敗れた中村和雄弁護士。このときは、傍聴されるのかなと思っていた。 

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 生まれて初めての裁判所。
 受付で傍聴に来たむね伝えると、「101法廷の入り口前に並んでください」とのこと。私は入廷予定時刻の20分以上前に並んだのだが、その時点で前に30人ほどの人が並んでいた。傍聴席は75。ゆっくり来ていたら傍聴できなかったかもしれない。

 1時10分に入廷。75の席は満席。私は、前から3列目の中央あたりに座ることができた。
 その5分後に証人が入廷。

 「えっ!」  ・・・となるわけです。

 法廷の写真撮影は禁止。
 私のブログは写真でもっているようなものなので、これはきつい。状況を言葉で説明するのはむずかしい。

 法廷は、テレビで見たのとまったくいっしょ。傍聴席が証人席からもう少し離れていると思っていたが、意外に近かかった。

 正面には裁判官が3名。
 中央が裁判長でしょう。俳優・斉藤洋介さんを男前にしたような感じ。その右は美人裁判官。左端の男性裁判官は居眠りをしているように見えた。
 その前に書記官が2名。男性と女性。ボイスレコーダーも使っているようだ。
 傍聴席から向かって右に被告側。そこには証人と弁護士の2名のみ。向かって右が原告側。こちらは10人以上。人数だけでも原告側が圧倒している。(私のような裁判のしろうとから見ると、その様子はすごく不公平に見えた。裁判員裁判でもこんな感じなのだろうか。)
 おっと、その中に先ほど裁判所前で取材を受けていた中村弁護士が。「原告代理人」だったんですね。

 「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」

 証人尋問が始まった。
 この証人宣誓、「自分にはでけへんなあ」と思った。「良心」自体がないに等しい人間はどうしたらいいんでしょう。
 「事実と異なることを証言すると偽証罪に問われます」と、裁判長からの注意。これはきつい。

 最初に、被告側弁護士からの証人尋問。
 これが不思議なことなのだが、私には味方からの援護射撃には聞こえなかった。お二人で十分打ち合わせの上で出てこられたであろうに、ちぐはぐなところもけっこうあった。
 私のお隣りに座られていた女性にお聞きすると、その弁護士さんは京都市が被告になった場合に必ず出てこられる方だそうだ。今回も被告が市教委なので弁護を引き受けられたのだろう。でも、その弁護士費用って京都市民の税金から支払われているんですよね。「複雑な気分!」

 次に、原告側代理人からの証人尋問。
 さすがによく調べられていい質問が多かった。証人の声は小さく、なかなか答えらず考え込む時もあった。まるで先生に叱られている小学生のように。
 「選挙前談話本」1400冊無償ばらまきが、選挙目当てであることは明白である。「そんなつもりはなかった」と言い張られても、世間では通用しないだろう。
 しかし、その本のばらまきを計画し実行したのはだれなのか。証人はそれにどのように関わっていたのかなどは明らかにはならなかった。「記憶にございません」「知りません」の連発ではどうしようもない。まあ、予想できたことだけれど・・。。
 別の方の証人尋問の必要性を強く感じた。

(注)まだ、続きます。

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2010年11月10日(水)

「門川市長 何を語る」 [時事]

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今日のきく 「きくも傍聴したいなあ・・・」

◎京都新聞11月10日朝刊

 「選挙前談話本配布、門川市長 証人尋問」 11日京都地裁    

 京都市教育委員会が2008年2月の市長選前、門川大作市長の教育長時代のインタビュー記事などが載った市販本を公費で購入して関係者に配った問題の住民訴訟で、京都地裁は11日午後、門川市長と発行元のPHP研究所元社長の江口克彦参院議員(みんなの党)を証人尋問する予定だ。これまで12回の口頭弁論で、門川氏のインタビューは実際に行われていなかったことが判明した。執筆者は不明なままで、証言が注目される。

■インタビューなし、誰が執筆?

 出版や購入が選挙目的か否かが争われている。本は07年12月27日に発行された。出版は当時社長だった江口氏が門川氏に持ちかけたことも訴訟で明らかになった。

 原告側は本を「門川氏の実績宣伝」と訴える。理由は▽発行が立候補表明の11日後▽関係者の証言で07年初めに出版の頓挫話があったのに、立候補に合わせて再び出版が動きだした−などを挙げる。江口氏が「門川大作を京都市長にする九人の会」の会長代行だったのも根拠の一つにする。

 訴訟記録によると、出版が計画されたのは04年秋。市側は「配布は市教委の広報活動で、選挙とは無関係。立候補前から購入するとの認識があった」と争う。

 執筆者などスタッフを明らかにするよう求めた地裁の調査に対し、PHP社は50代のフリーライター=神奈川県在住=が原稿作成者とした。このライターは証人尋問で取材や執筆を否定し、「文章点検はした」と証言した。門川氏のインタビュー記事について市教委は「インタビューは行われなかった。PHP社がそれまでの取材内容をまとめた」と主張する。

 証拠資料では、当初の著者は門川氏と市教委幹部職員の2人だった。だが07年11月、市教委側の提案で「PHP研究所編」に変更された。この点を原告側は「公選法などの観点から変更せざるを得なくなった」と指摘する。一方、市側は「2人が著者と予定され、変更されたことは知らない」としている。

【門川氏談話本購入費をめぐる返還訴訟】 市民団体メンバーが門川氏を含む当時の市教委幹部4人に購入費など約200万円の返還を求めている。市教委は門川氏の立候補表明前後、インタビューを収録した「教育再生への挑戦」計1400冊を書店に発注し、PTA関係者や小中学校などに配った。

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 「選挙前談話本配布・住民訴訟証人尋問」
 明日11月11日(木)午後1時半〜4時半、京都地裁101法廷(大法廷)

 この間のくわしい解説を、大阪府茨木市会議員・山下けいきさんが、ご自身のブログ「平和とくらし」の11月3日の記事として書いておられます。
 ぜひご覧ください。

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 もう30年も前のことで記憶があいまいですが・・・。

 30年前、私は大原小学校百井(ももい)分校の新採教師。もちろん、すぐに市教組(京都市教職員組合)に加入。
 当時は、市教組の中にへき地部という組織があり、へき地の小中教職員は特別枠で直接市教委に要望を訴えることができた。
 ところが、その席には総務課長さんなどのえらいさんも出席されているのに、すべての回答を若い一係員がしていた。言葉遣いはていねいなようで、どこか人を(へき地を)小ばかにしたような・・・(これは、あくまで私個人の感想です。)こちらが何を言ってもスラスラと答える様を見て、私はゲーが出そうになった。

 その市教委総務課の一係員は、私より5歳年上なだけ。当時私は24歳だったので、彼は29歳ですか。へー。
 それから私は11年後に教師を辞めたので、よもやその一係員と顔を負わすことはもうあるまいと思っていたのだが・・・。

 あかん。また、ゲーが出そうになってきた。もうやめます。

 明日の午後、時間が取れそうな方はぜひ京都地裁へ。
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◎京都地裁ホームページより

【裁判所名】 京都地方裁判所 第3民事部
【日時・場所】 2010年11月11日 午後1時10分 当庁第101号法廷前付近
【事件名】 損害賠償請求行為請求事件 平成20年(行ウ)第45号
【備考】 当日,午後1時10分までに集合場所に来られた方を対象に先着順で配布します。開廷時間は午後1時30分,法廷は第101号法廷(1階)です。

【傍聴の手引き】

 傍聴したいときには
 法廷が開かれていれば,事前に申し込まなくても傍聴することができます。「傍聴人入口」の扉から中に入り,傍聴席に座って傍聴してください。

 どのような裁判が行われているのかは, 法廷の入口に掲示されている裁判の予定表(開廷表)で確認してください。すべての法廷の開廷表を玄関ホールなどに備え付けている裁判所もあります。

 なお,家庭裁判所や簡易裁判所などで扱う非公開の事件(調停,審判等)は,傍聴することができません。

 また,傍聴希望者が多い裁判では傍聴券交付手続が行われる場合もあり,その場合には,指定された場所に集合時間までにお越しいただき,傍聴券を入手する必要があります。傍聴券交付手続が行われる 裁判については,傍聴券交付情報をご覧ください。
 詳しくは,傍聴に行く裁判所にお問い合せください。

傍聴する際の注意
 法廷内では,裁判長が法廷の秩序を保つために必要な措置をとることができますので,裁判長から指示があった場合には,その指示に従ってください。

 法廷の入口付近には注意事項が掲示されていますので,ご覧ください。

○法廷内では静かに
法廷の中では,審理の妨げとならないよう,大きな声で話したり大きな音を立てたりしないでください。
○持ち物
携帯電話等音の出る機器をお持ちの方は,法廷内では電源をお切りください。また,危険物や撮影・録音ができる機器等は,許可なく法廷内に持ち込むことはできません。
リーフレット「法廷ガイド」
 裁判の傍聴をする方のためのリーフレットです。

 「各種パンフレット」のページにおいて内容をご覧いただけます。

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2010年11月09日(火)

第14回9の日平和ラン [ランニング]

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16時13分

 今日9日は、憲法9条アピールランの日。
 いつも夜になってしまってアピール効果が薄かったが、今日は夕方に1時間ほど時間が取れた。できるだけ明るいうちに走らないとね。

 私のブログに最近よくコメントを入れてくれている沖縄の智さんが、先週末京都に来ていたらしい。「紅葉には早すぎたようです」とコメントを入れてくれていたので、鞍馬あたりはどうだろうと思った。
 カーナビで調べると、我が家から叡電・鞍馬駅まで約5.5km。往復すると約11kmになって、「9」をオーバーしてしまうがまあいいでしょう。
 今日こそ新しい「平和・憲法九条」の大きなのぼりを持って走ろうと思っていたが、鞍馬街道は歩道がなく道幅も狭い。今日は断念。次回へのお楽しみ。
 代わりにミニのぼりを腰につけて走ることにした。小さな小さなアピールランです。

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16時22分

 真樹が3年間お世話になった「市原野保育園」。すごくいい先生ばかりだったけど、今はもうほとんどやめてしまわれました。

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16時25分

 叡電・市原駅。
 ここらの山はまだ紅葉していないようです。

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16時31分

 二の瀬の手前の叡電高架。
 温度計は12℃。走るのには最適の温度です。
 ここらあたりから空気が変わり、紅い葉もチラホラ見えます。

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16時33分

 二の瀬の大工さんちのワンちゃん。
 もうすぐ、イノシシ猟に連れて行かれます。

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16時37分

 二の瀬をすぎると、前にランナーが。
 ちゃんとリュックを背負ってられるので、長い距離を行かれるようです。

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16時38分

 貴船口の鳥居前。
 鮮やかに紅葉しています。

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16時39分

 叡電・貴船口駅。
 このあたりも徐々に紅葉していっているようです。

 さっきのランナーが見当たらないので、彼は貴船方面、私は鞍馬方面ということのようです。

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16時45分

 有名な鞍馬の赤石。
 庭石として重宝されているらしい。

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16時48分

 着きました、鞍馬寺山門前。
 約5.5km、35分。ずっと上りだったので、けっこう時間がかかりました。キロ6分以上ですね。

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16時49分

 ここまで来たらちょっと寄り道して、叡電・鞍馬駅の天狗さんの写真をパチリ。

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16時55分

 帰りはずっと下りで楽。

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17時04分

 叡電高架橋のところでちょうど鞍馬行きの電車が。
 なんと、紅葉ライトアップの場所で一時停車。それから、おもむろに再スタート。この時期は、そういうサービスがあるようです。

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17時05分

 さっきの温度計は、10℃。
 夕方から、どんどん冷え込んできます。ただ、風がないので走っていたらそんなに寒くはないです。

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17時09分

 市原バイパスを越えるころ、だいぶ薄暗くなってきました。
 いつもなら、しっかり前を向いて走っているのですが、歩道のない箇所なので足元に気を取られながら走っていた。

 「こうじさ〜ん!」
 だれじゃい、ワシの名を気安く呼ぶのは!
 あやしいヤツにちがいない。

 そう思って通り過ぎた車に目を凝らすと、やっぱりあやしい人でした。「体調をこわして、夜眠れない」という元ご近所さん。
 どや、今日は変なオッサンの走る姿が見られたから、熟睡できるかもよ。
 ヨメさんの目を盗んでは走っている変なオッサンがひとーり、ヨメさんににらまれたら体が硬直してしまう変なおっさんがふたーり、ヨメさんに怒られたらシッコちびりそうになる変なオッサンがさんにーん・・・。それは、全部私です。
 ほら、あほらしくて眠くなったでしょ。

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17時22分

 家に到着。
 下り約5.5km、34分。意外と時間がかかりました。

 今日の成果は、鞍馬の紅葉が観察できたのと、「眠れぬ元ご近所さん」と遭遇できたことでしょうか。
 これからも、できるだけ明るい時に走るにこしたことはないですね。

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