2010年11月11日(木)
門川市長証人尋問 [時事]
「えっ!」
しなびたゆでだこ?
すいません。証人が法廷に入ってきたときの印象はこれです。そして、すぐに気の毒になってしまった。赤らんだ顔。うつろな目。寝ぐせのなおっていない髪の毛。イスをややななめにして座ったり・・・。指を組み合わせたりはずしたり・・・。
30年前に、20代の若さで堂々と組合対策の先頭に立っていたあのギラギラしていた人は・・・。いやいや、これがあなたの「大作戦」だったのかも・・・。
今日は「京都キャロット」の休みの日ではないので、午後に4時間ほど抜けるのはさすがの私も気が引けた。でも、「なんぼでも行ってきたらええ。一生帰ってこんでもええで」というヨメさんのあたたかい(?)言葉に送り出されてきた。
御所横の駐車場に車を留め、京都地方裁判所へ。
裁判所に着くと、前で取材中(上の写真)。なんと、2年前の京都市長選で951票差で敗れた中村和雄弁護士。このときは、傍聴されるのかなと思っていた。
生まれて初めての裁判所。
受付で傍聴に来たむね伝えると、「101法廷の入り口前に並んでください」とのこと。私は入廷予定時刻の20分以上前に並んだのだが、その時点で前に30人ほどの人が並んでいた。傍聴席は75。ゆっくり来ていたら傍聴できなかったかもしれない。
1時10分に入廷。75の席は満席。私は、前から3列目の中央あたりに座ることができた。
その5分後に証人が入廷。
「えっ!」 ・・・となるわけです。
法廷の写真撮影は禁止。
私のブログは写真でもっているようなものなので、これはきつい。状況を言葉で説明するのはむずかしい。
法廷は、テレビで見たのとまったくいっしょ。傍聴席が証人席からもう少し離れていると思っていたが、意外に近かかった。
正面には裁判官が3名。
中央が裁判長でしょう。俳優・斉藤洋介さんを男前にしたような感じ。その右は美人裁判官。左端の男性裁判官は居眠りをしているように見えた。
その前に書記官が2名。男性と女性。ボイスレコーダーも使っているようだ。
傍聴席から向かって右に被告側。そこには証人と弁護士の2名のみ。向かって右が原告側。こちらは10人以上。人数だけでも原告側が圧倒している。(私のような裁判のしろうとから見ると、その様子はすごく不公平に見えた。裁判員裁判でもこんな感じなのだろうか。)
おっと、その中に先ほど裁判所前で取材を受けていた中村弁護士が。「原告代理人」だったんですね。
「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」
証人尋問が始まった。
この証人宣誓、「自分にはでけへんなあ」と思った。「良心」自体がないに等しい人間はどうしたらいいんでしょう。
「事実と異なることを証言すると偽証罪に問われます」と、裁判長からの注意。これはきつい。
最初に、被告側弁護士からの証人尋問。
これが不思議なことなのだが、私には味方からの援護射撃には聞こえなかった。お二人で十分打ち合わせの上で出てこられたであろうに、ちぐはぐなところもけっこうあった。
私のお隣りに座られていた女性にお聞きすると、その弁護士さんは京都市が被告になった場合に必ず出てこられる方だそうだ。今回も被告が市教委なので弁護を引き受けられたのだろう。でも、その弁護士費用って京都市民の税金から支払われているんですよね。「複雑な気分!」
次に、原告側代理人からの証人尋問。
さすがによく調べられていい質問が多かった。証人の声は小さく、なかなか答えらず考え込む時もあった。まるで先生に叱られている小学生のように。
「選挙前談話本」1400冊無償ばらまきが、選挙目当てであることは明白である。「そんなつもりはなかった」と言い張られても、世間では通用しないだろう。
しかし、その本のばらまきを計画し実行したのはだれなのか。証人はそれにどのように関わっていたのかなどは明らかにはならなかった。「記憶にございません」「知りません」の連発ではどうしようもない。まあ、予想できたことだけれど・・。。
別の方の証人尋問の必要性を強く感じた。
(注)まだ、続きます。
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2010年11月10日(水)
「門川市長 何を語る」 [時事]
◎京都新聞11月10日朝刊
「選挙前談話本配布、門川市長 証人尋問」 11日京都地裁
京都市教育委員会が2008年2月の市長選前、門川大作市長の教育長時代のインタビュー記事などが載った市販本を公費で購入して関係者に配った問題の住民訴訟で、京都地裁は11日午後、門川市長と発行元のPHP研究所元社長の江口克彦参院議員(みんなの党)を証人尋問する予定だ。これまで12回の口頭弁論で、門川氏のインタビューは実際に行われていなかったことが判明した。執筆者は不明なままで、証言が注目される。
■インタビューなし、誰が執筆?
出版や購入が選挙目的か否かが争われている。本は07年12月27日に発行された。出版は当時社長だった江口氏が門川氏に持ちかけたことも訴訟で明らかになった。
原告側は本を「門川氏の実績宣伝」と訴える。理由は▽発行が立候補表明の11日後▽関係者の証言で07年初めに出版の頓挫話があったのに、立候補に合わせて再び出版が動きだした−などを挙げる。江口氏が「門川大作を京都市長にする九人の会」の会長代行だったのも根拠の一つにする。
訴訟記録によると、出版が計画されたのは04年秋。市側は「配布は市教委の広報活動で、選挙とは無関係。立候補前から購入するとの認識があった」と争う。
執筆者などスタッフを明らかにするよう求めた地裁の調査に対し、PHP社は50代のフリーライター=神奈川県在住=が原稿作成者とした。このライターは証人尋問で取材や執筆を否定し、「文章点検はした」と証言した。門川氏のインタビュー記事について市教委は「インタビューは行われなかった。PHP社がそれまでの取材内容をまとめた」と主張する。
証拠資料では、当初の著者は門川氏と市教委幹部職員の2人だった。だが07年11月、市教委側の提案で「PHP研究所編」に変更された。この点を原告側は「公選法などの観点から変更せざるを得なくなった」と指摘する。一方、市側は「2人が著者と予定され、変更されたことは知らない」としている。
【門川氏談話本購入費をめぐる返還訴訟】 市民団体メンバーが門川氏を含む当時の市教委幹部4人に購入費など約200万円の返還を求めている。市教委は門川氏の立候補表明前後、インタビューを収録した「教育再生への挑戦」計1400冊を書店に発注し、PTA関係者や小中学校などに配った。
「選挙前談話本配布・住民訴訟証人尋問」
明日11月11日(木)午後1時半〜4時半、京都地裁101法廷(大法廷)
この間のくわしい解説を、大阪府茨木市会議員・山下けいきさんが、ご自身のブログ「平和とくらし」の11月3日の記事として書いておられます。
ぜひご覧ください。
もう30年も前のことで記憶があいまいですが・・・。
30年前、私は大原小学校百井(ももい)分校の新採教師。もちろん、すぐに市教組(京都市教職員組合)に加入。
当時は、市教組の中にへき地部という組織があり、へき地の小中教職員は特別枠で直接市教委に要望を訴えることができた。
ところが、その席には総務課長さんなどのえらいさんも出席されているのに、すべての回答を若い一係員がしていた。言葉遣いはていねいなようで、どこか人を(へき地を)小ばかにしたような・・・(これは、あくまで私個人の感想です。)こちらが何を言ってもスラスラと答える様を見て、私はゲーが出そうになった。
その市教委総務課の一係員は、私より5歳年上なだけ。当時私は24歳だったので、彼は29歳ですか。へー。
それから私は11年後に教師を辞めたので、よもやその一係員と顔を負わすことはもうあるまいと思っていたのだが・・・。
あかん。また、ゲーが出そうになってきた。もうやめます。
明日の午後、時間が取れそうな方はぜひ京都地裁へ。
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◎京都地裁ホームページより
【裁判所名】 京都地方裁判所 第3民事部
【日時・場所】 2010年11月11日 午後1時10分 当庁第101号法廷前付近
【事件名】 損害賠償請求行為請求事件 平成20年(行ウ)第45号
【備考】 当日,午後1時10分までに集合場所に来られた方を対象に先着順で配布します。開廷時間は午後1時30分,法廷は第101号法廷(1階)です。
【傍聴の手引き】
傍聴したいときには
法廷が開かれていれば,事前に申し込まなくても傍聴することができます。「傍聴人入口」の扉から中に入り,傍聴席に座って傍聴してください。
どのような裁判が行われているのかは, 法廷の入口に掲示されている裁判の予定表(開廷表)で確認してください。すべての法廷の開廷表を玄関ホールなどに備え付けている裁判所もあります。
なお,家庭裁判所や簡易裁判所などで扱う非公開の事件(調停,審判等)は,傍聴することができません。
また,傍聴希望者が多い裁判では傍聴券交付手続が行われる場合もあり,その場合には,指定された場所に集合時間までにお越しいただき,傍聴券を入手する必要があります。傍聴券交付手続が行われる 裁判については,傍聴券交付情報をご覧ください。
詳しくは,傍聴に行く裁判所にお問い合せください。
傍聴する際の注意
法廷内では,裁判長が法廷の秩序を保つために必要な措置をとることができますので,裁判長から指示があった場合には,その指示に従ってください。
法廷の入口付近には注意事項が掲示されていますので,ご覧ください。
○法廷内では静かに
法廷の中では,審理の妨げとならないよう,大きな声で話したり大きな音を立てたりしないでください。
○持ち物
携帯電話等音の出る機器をお持ちの方は,法廷内では電源をお切りください。また,危険物や撮影・録音ができる機器等は,許可なく法廷内に持ち込むことはできません。
リーフレット「法廷ガイド」
裁判の傍聴をする方のためのリーフレットです。
「各種パンフレット」のページにおいて内容をご覧いただけます。
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2010年11月09日(火)
第14回9の日平和ラン [ランニング]
今日9日は、憲法9条アピールランの日。
いつも夜になってしまってアピール効果が薄かったが、今日は夕方に1時間ほど時間が取れた。できるだけ明るいうちに走らないとね。
私のブログに最近よくコメントを入れてくれている沖縄の智さんが、先週末京都に来ていたらしい。「紅葉には早すぎたようです」とコメントを入れてくれていたので、鞍馬あたりはどうだろうと思った。
カーナビで調べると、我が家から叡電・鞍馬駅まで約5.5km。往復すると約11kmになって、「9」をオーバーしてしまうがまあいいでしょう。
今日こそ新しい「平和・憲法九条」の大きなのぼりを持って走ろうと思っていたが、鞍馬街道は歩道がなく道幅も狭い。今日は断念。次回へのお楽しみ。
代わりにミニのぼりを腰につけて走ることにした。小さな小さなアピールランです。
真樹が3年間お世話になった「市原野保育園」。すごくいい先生ばかりだったけど、今はもうほとんどやめてしまわれました。
叡電・市原駅。
ここらの山はまだ紅葉していないようです。
二の瀬の手前の叡電高架。
温度計は12℃。走るのには最適の温度です。
ここらあたりから空気が変わり、紅い葉もチラホラ見えます。
二の瀬の大工さんちのワンちゃん。
もうすぐ、イノシシ猟に連れて行かれます。
二の瀬をすぎると、前にランナーが。
ちゃんとリュックを背負ってられるので、長い距離を行かれるようです。
貴船口の鳥居前。
鮮やかに紅葉しています。
叡電・貴船口駅。
このあたりも徐々に紅葉していっているようです。
さっきのランナーが見当たらないので、彼は貴船方面、私は鞍馬方面ということのようです。
有名な鞍馬の赤石。
庭石として重宝されているらしい。
着きました、鞍馬寺山門前。
約5.5km、35分。ずっと上りだったので、けっこう時間がかかりました。キロ6分以上ですね。
ここまで来たらちょっと寄り道して、叡電・鞍馬駅の天狗さんの写真をパチリ。
帰りはずっと下りで楽。
叡電高架橋のところでちょうど鞍馬行きの電車が。
なんと、紅葉ライトアップの場所で一時停車。それから、おもむろに再スタート。この時期は、そういうサービスがあるようです。
さっきの温度計は、10℃。
夕方から、どんどん冷え込んできます。ただ、風がないので走っていたらそんなに寒くはないです。
市原バイパスを越えるころ、だいぶ薄暗くなってきました。
いつもなら、しっかり前を向いて走っているのですが、歩道のない箇所なので足元に気を取られながら走っていた。
「こうじさ〜ん!」
だれじゃい、ワシの名を気安く呼ぶのは!
あやしいヤツにちがいない。
そう思って通り過ぎた車に目を凝らすと、やっぱりあやしい人でした。「体調をこわして、夜眠れない」という元ご近所さん。
どや、今日は変なオッサンの走る姿が見られたから、熟睡できるかもよ。
ヨメさんの目を盗んでは走っている変なオッサンがひとーり、ヨメさんににらまれたら体が硬直してしまう変なおっさんがふたーり、ヨメさんに怒られたらシッコちびりそうになる変なオッサンがさんにーん・・・。それは、全部私です。
ほら、あほらしくて眠くなったでしょ。
家に到着。
下り約5.5km、34分。意外と時間がかかりました。
今日の成果は、鞍馬の紅葉が観察できたのと、「眠れぬ元ご近所さん」と遭遇できたことでしょうか。
これからも、できるだけ明るい時に走るにこしたことはないですね。
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2010年11月08日(月)
堺市選手権・続き [陸上競技]
1500m予選の前に時間があったので、公園のまわりのジョギングコースを走った。1周1150mのBコース。1周を7分くらいで走ると、キロ6分ペースになる。
9月にも見たネコちゃんが同じ場所にいた。
こういうところを走らせてもらうと、いつも思ってしまう。
「京都には、こうしてだれもが安心して使えるような施設が極端に少ない。」
新設・京都マラソンにお金をつぎ込むくらいなら、こんな施設を作っていくほうに使ってもらいたいな。
毎日エサをやりに来られるらしいおばちゃんに会った。
賛否両論あって難しい問題やけど、大阪城公園や長居公園にもネコちゃんがいっぱいいて、私はそれを見るとほっとします。
ここのネコちゃんは、陸上競技場横のプールの敷地をねぐらにしているようだ。
8時半から走り始めて、6周6.9km。42分51秒。
これでちょうど1500m予選の始まる時間になった。
今回は京都府立大からの出場は3名だけ。それでも応援だけに来てくれている仲間もいる。ありがたいことだ。
11月3日の「全国スポーツ祭典陸上」の女子高跳びで、見事優勝し有終の美を飾った大竹選手。自分の出番の前に、水槽のイルカのようにくるくる回っている。助走の感覚を確かめているのだ。
陸上競技は、私のように全く経験のないものでも見ているだけで楽しい。この「イルカのようなくるくる」も、飽きずにずっと遠くから見せてもらっていた。
大竹さんは4回生なので、今日のこの競技会で一区切りをつけられるそうだ。
以前、大竹さんがつぶやいておられた。
「高跳びは3回失敗しないと終われない。ある意味、残酷な競技。」
確かに。
私のお昼は、9月に来た時と同じ。体育館内のレストランの「カツ丼」。あの時も、「カツ丼」を食べた後廉を応援した。そして、いい結果だった。
今日もちょっとだけゲン担ぎ。
このあと1500m決勝まで時間があったので、また公園をジョギング。朝と同じ1150mのコースを6周。
6.9km、42分35秒。タイムも朝とほとんど同じ。今日は、これで合計13.8kmも走ることができた。
この前も廉のレースの前にここをジョギングしたら、廉がいいタイムを出した。まあ、これもゲン担ぎ。
「廉、予選と決勝が同じメンバーやったら目標があってええやん。予選14位やったんやから、一つでも上狙わんとな。」
「もう無理。足が・・・。べべになるかもしれん。」
そうか。
交流戦などでちがう種目を2回出たことはあるが、「予選→決勝」のパターンは今日が初めて。これもいい機会やと思って、前を追ったらええやん。
(以下、動画から切り取った1500m決勝レースの模様です。)
スタートしていきなり「どべ」で、このままほんまにズルズルいくのかと思ってしまった。
しかし、残り200mからのスパートは圧巻。最後の100mもすごくストライドが伸びていた。
結果は、「どべ」から6人抜きの10位。
記録も、4分25秒14で自己ペスト更新。
「見にこんでええ」と言われたけど、見に行ってよかった。値打ちやー。
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2010年11月07日(日)
堺市選手権 [陸上競技]
あーりーさん、ごめんなさい。
朝あーりーさんに会ったとき、100m予選の開始時間とあーりさんの組まで聞いたのに何レーンかを聞き忘れていました。
でも、9組と聞いていたので、スタートからゴールまで動画で撮っておいたらだいじょうぶだろうとたかをくくっていました。
でもでも・・・。2レーンが空きで、1レーンがあーりーさんだったとは。スタートから50mくらいまではかろうじて画面内に入っていたんですが、中央の選手に目を奪われ、ゴール前のいいシーンでは外れてしまっていました。あーあ。
「ブログ、楽しみにしてるし」と廉に言ってくれていたそうなのに・・・。
廉に聞いたところ、あーりーさんは11秒87の好記録だったとか。その決定的シーンを撮りそこねてしまいました。ほんまにほんまにごめんね。
こんどこそ・・・、と言っても、あーりーさんは今日で今シーズンの競技は終了なんですね。来シーズンこそ、いい写真を撮ります。気長に待っていてください。(なんか、「もう100mは走らない」と言っておられたらしいですが・・・。)
家を6時20分に出て、金岡公園に着いたのは7時40分。渋滞がなければ、堺まで1時間20分で行ける。
廉の1500m予選は一番最初。9時30分から。
廉を探しにスタート地点である第2コーナー付近を歩いていると、「陸上部のくせに、えらい顔色の悪いヤツおるなあ・・・」。近づいて見てみると、それがうちの廉だった。わろてしもた。
廉は「3日前に10000m走ったとこで体調もよくないし、見にこんでええで」と言っていた。そんな言い方をしたのは初めて。千葉遠征の強行日程で、よっぽど疲れがたまっていたのかもしれない。
1500mは4組総勢で100人ほど。タイム順上位16名が決勝進出となる。
廉は最後の第4組だったが、それまでの3組はトップでも4分30秒は切っていなかった。廉のベストは4分25秒。本調子ではないと言え、がんばれば決勝進出のチャンスはある。
やりました!
第4組の14位で、予選14位通過。(???)
なんと、第1組から第3組までの決勝進出者はゼロ。第4組の16位(4分30秒22)までがそのまま決勝進出。
廉は4分28秒51。よう、予選突破できたもんです。
予選だけ見て帰ろうと思っていたのに、これで1時40分からの決勝も見んならん。でも、これはうれしい誤算です。
(注)まだ、続きます。
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2010年11月06日(土)
マラトレin長居公園2010 [ランニング]
今日はこのスタイルで。
小さな小さな「平和・憲法九条」アピールラン。
少しでも、参加者やスタッフのみなさんの目に留まったでしょうか。
私が最も信頼するランナー、兵庫の田中千洋さんご夫妻の「アスレック」さんと大阪のランニング用品店「ランウォークスタイル」さんの共催。
田中ちひろさんは、昨日のご自分のブログで「かぜをひいたようで、熱が上ってきた」と書かれていた。
受付におられたのでごあいさつさせていただいたが、確かに顔色が悪い。
「田中さん、立ちっぱなしはしんどいから、できるだけ座るようにしやはったらましですよ。」
「ありがとうございます。薬で何とか抑えているのでだいじようぶです。」
たぶん今まで自分の代わりはいないという気持ちでずっとがんばってこられたので、休んではいられないのだろう。受付でも一番前で動き回っておられた。
「すわらせたげてよー」と思ったが、たぶんそうはできない性分なんでしょうね。
スタート前の諸注意をされる「ランウォークスタイル」の三浦店長さん。
初めて参加される方も多かったようで、たくさんの方が真剣に聞いておられた。
「最初からゆっくりなペースで走るのはなかなかしにくいもんです。どうしても最初はスピードを出してしまいます。でも、そこを我慢してゆっくりペースで走り続けることが、最終的にはいい結果につながります。」
というようなことを言っておられた。さすが、いいこと言ってはります。でも、それが分かるまで、私は20年くらいかかりました。
受付でいただいた名簿を見ると、1周2813mを15周するフルの部101人、11周する30.943kmの部76人、8周する22.504kmの部72人。それに2〜11人で15周をリレーするのが45チーム。
かなりにぎやか。
私は一番短い8周22.5kmなので、前に並びたかったところだが最後尾についた。
今日は足の具合を確かめながら同じペースで走るのが目標なので、ペースが乱れてしまう前列に並んではいけない。
最後尾でもスタートラインまで30秒で行けたので、ほとんど影響なし。自分で決めたペースをしっかり守ろう。
スタートから1km過ぎ、いつもの場所にいつものネコちゃん。元気そうでよかった。
1周目2813mが、16分24秒。
スタート地点までのロスを差し引くと、キロ5分半ちょっとというペース。私が想定していたのは5分半ペースなので、若干ペースアップが必要。
2周目はまたちがうネコちゃん。
ネコちゃんの写真を撮る時は、近づいてから構えては逃げられます。カメラを構えたまま近づきましょう(ネコ写真のワンポイントアドバイス)。
2周5626m、31分55秒。この1周、15分31秒。きちんと修正できた。
このペースを守っていこう。
この夏の異常な暑さのせいか、日差しに対して過剰反応してしまう。この程度の気温ならゆっくり走るには最適なはずだが、すごく暑い感じがする。
ただ、コースの北側は木陰になっていて気持ちがいい。
見つけにくい「スタートから10km」の標識。ここで、55分42秒。いいペース。
「あっ、さっきのネコちゃんやね。写真撮らせてね。」
エサをやってはったおばちゃんが、「ちゃんと撮れた?」と何べんも聞いてくれはった。
「かわいく撮れましたよ。」
前を行く「視覚障害」「伴走」のビブス。あれは、地元「長居わーわーず」の方にちがいない。
「すいませーん、京都キャロットです。ブログに載せたいんで、写真撮らせてもらっていいですか。」
「あっ、キャロットさん。」
伴走役は、以前「大阪城天守閣マラソン」で声をかけさせてもらった谷尾さんだった。
「今日はどれくらい走られる予定ですか。」
「ハーフくらい行けたらな、と思ってるんですけど・・・。」
私はてっきりお二人が私と同じ「マラトレ」に参加だと思って話していたが、ナンバーカードをつけておられなかったのでちがったようだ。
ここで4周のちょっと手前(11km弱)で1時間。
土曜なので、中学校の陸上部の子たちもたくさん練習に来ている。
「こえをだしていきましょー」「ふぁーい」
「げんきだしていきましょー」「ふぁーい」
「えがおでいきましょー」「ふぁーい」
私には「はーい」が「ふぁーい」に聞こえた。
今日はワンちゃんの写真は封印しようと思っていた。ネコちゃんは、「さっと写真に撮って、さっとさいなら」ができるが、ワンちゃんはそうはいかない。飼い主さんといろいろお話させてもらわねば。
ここまで、幸い(?)上等犬ばかりでスルーができていた。でもここにきて、どうしても気になってしょうがないワンちゃんが・・・。
「すんませーん。ワンちゃんの写真撮らせてください。かわいらしいワンちゃんですね。お名前は?」
「リュウです。」
「おー、リュウちゃん。オスですね。これまた、顔の毛がボアボアでかえらしい・・・。歳は?」
「もう、13歳半なんですよ。」
「いやー、13歳半やって。めちゃめちゃ元気やん」と言いつつ、これでひるんでしまった。ここまで飼い犬の歳を正確に言えるということは、雑種ではない?
「あのー・・・、雑種じゃないですよねえ・・・。」
「いえ、雑種です。」
あーよかった。(って、何が)
やっと、最後の1周。
今日はゲイターをしなかったせいか、両ふくらはぎが痛くなってきた。これくらいの短めの距離でもつけていたほうがいいみたい。
突然話題が変りますが・・・。
私が「大阪人」と聞いて一番思いつくのは、「運転のうまさ」。
30年ほど前、初めて阪神高速に入ったときはビックリした。「全員、曲乗り状態!」
モタモタしている私の車に腹を立てるわけでもなく、実に器用にスイスイと追い抜いていく。「当たるんちゃうん!」と思うくらいスレスレをシュッシュッと。そんな人は京都にはいません。
走っていても同じことが言える。長居公園は、走っている人散歩の人自転車の人乳母車を押す人車イスの人と、いろいろな人が交錯しているのだが誰もぶつからない。ほんまにうまいことスイスイと・・・。これぞ大阪!
20km地点、1時間50分39秒。
この10km、54分57秒。見事なキロ5分半ペース。
ちなみに、ハーフ地点1時間56分23秒。
私が8周行かないうちに、ウルトラの星・蔵本さん(赤いランパン)に3周も抜かされてしまった。すごいねー。
ゴール、2時間04分10秒。
まずまず程よい疲れで、気持ちよくゴールできた。
ゴール直後、すぐにラップ入り記録証発行。(左に立っておられる方が、田中ちひろさんのダンナさんです。)
今回ナンバーカードの裏に2個のICタグがついていたが、はずす時までまったく気づかなかった。軽いのでだいじょうぶ。ほとんど気になりません。例の大型鉄板を針金でシューズにくくりつける様式のものよりはるかに良好です。「アスレック」さん、私はこのICタグ方式を支持します。
記録証発行所の横に田中ちひろさんが立ってなにやらお仕事をされていたので、お礼のごあいさつをしておいた。
「ちょっとでもすわらないと・・・」とまた言ったが、「だいじょうぶです」。きっと、朝からずっと立ちっぱなしで動いておられたのでしょうね。本当に、私たちのような市民ランナーのためにありがとうございます。でも、無理はなさらないように。
走り終わって着替えてられる男性にお願いして、写真を撮っていただいた。
「何枚でも撮りますよ」とはありがたいお言葉。
ちょっとお腹がへったので、横の売店で肉まんを買い、走っている人を見ながら食べた。
「あれっ、休けいですか。」
武庫川スポーツクラブのユニフォームのランナーが私を見つけ、話しかけてこられた。
「いえ、もう22km走ったんで終わりです。フル走られるんですか。」
「30kmです。」
「がんばってください。」
それにしても、私はレースの途中に肉まん食べるようないいかげんなランナーに見えるのかな。・・・、見えますね。
肉まん食べ終ってさあ帰ろうとしたとき、かわいいワンちゃん発見。もうゴール後なので、思う存分かまえます。
「いやー、変ったガラのワンちゃんで。写真撮らせてもらっていいですか。」
「はい、ありがとうございます。ちび、こっちこっち・・・。」
「へー、ちびちゃんですか。女の子ですよね。お年は?」
「11歳なんです。」
「えっ、もうそんななってはるんですか。若者にみえますね。それにこのガラ。何の種類ですか。」
「よく分からないんですれど、洋犬と日本の犬のハーフらしいです。動物ボランティアをしてらっしゃる方からいただいたんです。」
「この斑点、セッターのかも・・・。」
「小さいときは薄く見えてただけなんですけど、大きくなるにつれてはっきりとガラが出てきたんです。」
「いやー、ほんまにかわいいですわ。うちも前飼ってたのが16歳まで生きて、今飼ってるのが5歳なんです。」
「どんな種類の?」
「いえ、前のも今のも雑種です。拾ってきたのと知り合いからもらったのと。」
「雑種はいいでしょう。体が丈夫で、頭もいいし。」
「そっ・・・、そうです。」
前のは頭よかったけど、今のはちょっと・・・とは言えません。でも、もうちょっとで口を滑らせてしまうとこでした。
最後にかわいいかわいいワンちゃんに会え、ちょっとぺロぺロもしてもらった。飼い主さんともたくさんしゃべれたし。これも、がんばって走ったからこそごほうびがあったということかな。
今日のラップ。
1 16分24秒
2 15分31秒
3 15分30秒
4 15分39秒
5 15分23秒
6 15分28秒
7 15分22秒
8 14分53秒
これなら、ペースメーカーできるかも。
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