2010年11月11日(木)
門川市長証人尋問 [時事]
「えっ!」
しなびたゆでだこ?
すいません。証人が法廷に入ってきたときの印象はこれです。そして、すぐに気の毒になってしまった。赤らんだ顔。うつろな目。寝ぐせのなおっていない髪の毛。イスをややななめにして座ったり・・・。指を組み合わせたりはずしたり・・・。
30年前に、20代の若さで堂々と組合対策の先頭に立っていたあのギラギラしていた人は・・・。いやいや、これがあなたの「大作戦」だったのかも・・・。
今日は「京都キャロット」の休みの日ではないので、午後に4時間ほど抜けるのはさすがの私も気が引けた。でも、「なんぼでも行ってきたらええ。一生帰ってこんでもええで」というヨメさんのあたたかい(?)言葉に送り出されてきた。
御所横の駐車場に車を留め、京都地方裁判所へ。
裁判所に着くと、前で取材中(上の写真)。なんと、2年前の京都市長選で951票差で敗れた中村和雄弁護士。このときは、傍聴されるのかなと思っていた。
生まれて初めての裁判所。
受付で傍聴に来たむね伝えると、「101法廷の入り口前に並んでください」とのこと。私は入廷予定時刻の20分以上前に並んだのだが、その時点で前に30人ほどの人が並んでいた。傍聴席は75。ゆっくり来ていたら傍聴できなかったかもしれない。
1時10分に入廷。75の席は満席。私は、前から3列目の中央あたりに座ることができた。
その5分後に証人が入廷。
「えっ!」 ・・・となるわけです。
法廷の写真撮影は禁止。
私のブログは写真でもっているようなものなので、これはきつい。状況を言葉で説明するのはむずかしい。
法廷は、テレビで見たのとまったくいっしょ。傍聴席が証人席からもう少し離れていると思っていたが、意外に近かかった。
正面には裁判官が3名。
中央が裁判長でしょう。俳優・斉藤洋介さんを男前にしたような感じ。その右は美人裁判官。左端の男性裁判官は居眠りをしているように見えた。
その前に書記官が2名。男性と女性。ボイスレコーダーも使っているようだ。
傍聴席から向かって右に被告側。そこには証人と弁護士の2名のみ。向かって右が原告側。こちらは10人以上。人数だけでも原告側が圧倒している。(私のような裁判のしろうとから見ると、その様子はすごく不公平に見えた。裁判員裁判でもこんな感じなのだろうか。)
おっと、その中に先ほど裁判所前で取材を受けていた中村弁護士が。「原告代理人」だったんですね。
「良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」
証人尋問が始まった。
この証人宣誓、「自分にはでけへんなあ」と思った。「良心」自体がないに等しい人間はどうしたらいいんでしょう。
「事実と異なることを証言すると偽証罪に問われます」と、裁判長からの注意。これはきつい。
最初に、被告側弁護士からの証人尋問。
これが不思議なことなのだが、私には味方からの援護射撃には聞こえなかった。お二人で十分打ち合わせの上で出てこられたであろうに、ちぐはぐなところもけっこうあった。
私のお隣りに座られていた女性にお聞きすると、その弁護士さんは京都市が被告になった場合に必ず出てこられる方だそうだ。今回も被告が市教委なので弁護を引き受けられたのだろう。でも、その弁護士費用って京都市民の税金から支払われているんですよね。「複雑な気分!」
次に、原告側代理人からの証人尋問。
さすがによく調べられていい質問が多かった。証人の声は小さく、なかなか答えらず考え込む時もあった。まるで先生に叱られている小学生のように。
「選挙前談話本」1400冊無償ばらまきが、選挙目当てであることは明白である。「そんなつもりはなかった」と言い張られても、世間では通用しないだろう。
しかし、その本のばらまきを計画し実行したのはだれなのか。証人はそれにどのように関わっていたのかなどは明らかにはならなかった。「記憶にございません」「知りません」の連発ではどうしようもない。まあ、予想できたことだけれど・・。。
別の方の証人尋問の必要性を強く感じた。
(注)まだ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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