2010年09月23日(木)
第10回丹後100kmウルトラマラソン?「逆タイタン?」 [ランニング]
※ ゆっくり記事を書くヒマがありません。とりあえず、結果をご報告。「87km地点収容」です。
一応自己最高記録ですが、今年は自分なりにしっかり練習を積み、本気で完走をめざしていただけに残念です。応援してくださったみなさん、本当にめんぼくないです。
さて、これからどうするか・・・。
(注)9月30日、この記事を書きあげましたが上の文はそのまま残しておきます。
さて、後半。
実際は残り44kmなので半分ではないのだが、一度このコースを走った人ならみな感じているでしょう。「ここからが長い!」
弥栄庁舎のエイドは種類が豊富。ここで腹ごしらえをしていかなくてはいけないのだが、私はこのときもう物がのどを通らない状態になっていた。体は元気なんやけどなあ。
「あっ、藤井さん、はい、アーンして・・・」
という写真に見えなくもない。
実は、毎年ここらあたりから疲労による幻覚症状が出てくる。この写真も、エイドのスタッフさん側から写真を撮っている私を見つけて驚いているだけのこと。
幻覚「アーンして」のお相手は、私のブログ最多登場の京美人・伊藤さん。うちのヨメさん公認の、女性の走友ってとこですかね。(勝手なこと書いてすいません。)
「せっかくやし、ふたりいっしょの写真、撮ってもらいましょ。」
「そうですね。」
近くにおられた女性にお願いし、一枚撮っていただいた。
「ちゃんと撮れてますか。確認してくださいね」と心配してくださるその人。
「あっ、バッチリです。しっかりハゲかけた頭で写ってます。」
「いえいえ、そんなことないですよ。」
わざわざ頼んで撮ってもらった人を困らすようなことを、何ゆうとんねんって感じです。
「ほな、先行って待ってますわ。」
もう少ししゃべっていたかったけど、ここで物がのどを通らないというのがいやーな予感になって・・・。とりあえず、少しでも前へ。
60km地点、7時間42分。
弥栄庁舎で11分休けいしたとはいえ、この10kmが1時間37分。このあたりはまだ平坦地なのに、確実にペースが落ちている。
エイドでも、もう水しか飲めない。(スポーツドリンクも気持ち悪くなってきた。)
なんやかや言いながら、私に追いついてきた龍馬さんは元気そう。
背後から「藤井さーん」と呼ぶ声。
「あー、もう伊藤さんに追いつかれてしもたー。」
伊藤さんは意外と元気そうで、けっこうな上り坂なのにスタスタと上っていく。
「あっ、そうや。8月の第1日曜に、京都走ろう会の例会の帰り、賀茂川パートナーズの人が手を振ってくれてたんやけど、あれひょっとして伊藤さん?」
「そうですよ。」
「いやー、ごめん。ボク近眼なもんで、遠くの人見分けられへんねん。うちのヨメさんが『アンタの好きな人ちゃうん』ってゆうてたんやけど、『伊藤さんはあんな髪の毛長ないでー』ってゆったんですわ。そしたら、『なんであんなに手振り返してたん』て聞かれて・・・。『賀茂川パートナーズはみんな友だちみたいなもやからええねん』てゆうときました。」
伊藤さんのいいところは、私のようないいかげんなオッサンのアドバイスにも「はい」って聞いてくれはるとこやろうね。でも、よう考えたら最近立場逆転してるし。アドバイスしてもらわんならんのはこっちのほうやし。
上り坂での私の失速は強烈で、龍馬さんにもスーと抜かれる始末。
「こらー、龍馬、何余裕かましとんじゃい!」と言いたくなりますよねー。こんな楽しそうな場面を見せ付けられたら。
このあと、私のケイタイにメール着信。ヨメさんから!
「コメント入ってました
がんばれ!!(^^♪
ほれっ!!
100kmってわたしは・・・(略)」
3人の方から応援メッセージ。これはうれしかった。
ただし、最初の3行はヨメさんの言葉だとかんちがいして喜んでしまった。「あんなに、『どうでもええ』って言ってたのに、『がんばれ』ってゆうてくれとるやん。鬼嫁の目にもなんたらゆうやつか・・・。」
あとで確認してガックリ。ヨメさんからは事務的な最初の1行だけ。あとの2行は、長いコメントを送ってくれた走友・ゼファー750さんの頭の部分だった。
ちゃんと間あけーちゅうねん。うれしなってしもたちゅうねん。ぬか喜びしてしもたちゅうねん。
私が走れなくなって歩き出したころ、ゆっくりではあるが着実に進んでいかれる女性あり。その人の背中には「やんちゃ村」の文字が。先行される龍馬さんを追う奥様だった。少しだけだったがお話させてもらえてよかった。
本当に感じのいい、「龍馬の妻」さんだった。
私のブログには今回初登場でしたが、またよろしくお願いします。
70kmの計測地点。
計測スタッフさんだと思っていたのだが、わざわざ「キャロットさん、がんばってください」と言ってくださる方が。あとでよく考えたのだが、あの方は主催のランナーズウェルネスのスタッフさんだろう。
70km、9時間34分。
この10kmに1時間52分もかかった。キロ11分て、なんぼ大方歩いたにせよかかりすぎ。
ここらは、風力発電の風車でも見て心を紛らせて・・・。
峠から碇高原も走ったり歩いたり。結局最大55分あった貯金も3分ポッキリに減ってしまった。
イスにすわり5本指ソックスをはきかえていると、顔なじみの・・・。
「松田さん! 松田さんて!」
「わー、藤井さん。」
「あっ、どうでした、関門。」
「なんとか15秒前にすべりこみました。」
「いやー、よかったですやん。」
「でも、私、ここでやめます。」
「なんでー!」
「この足の状態では、ここからの下りは無理。」
「あらま、もったいない。」
「藤井さんは行ってくださいね。」
「当然やん。行きまっせー。どんなことがあろうと、とめられるまではやめへんでー。」
松田さんは、去年13時間10分で軽々完走されたランナーである。その松田さんが今年はここで終了。理由をお聞きすると、ひと言「練習不足」。
松田さんは、いつも会うたびに「藤井さんやったら絶対完走できるはずやって」と太鼓判を押してくださる。そんなありがたい応援の声にもこたえなければ。
ここから、シューズも「サロマレーサーST」から「NB・Mr967R」へはきかえ。はきかえてまず感じたこと。「ガバガバやがなー。」
26.5cmのEEワイズだったので、ウルトラ後半にはきかえる時はかなりきついかもと心配していた。しかし、全然だいじょうぶ。足全体にやさしくていい感じ。
再スタートしようとしたら、さっきからずっと近くを走ってられた男性ランナーのご家族が目に入った。
「さっきからオッちゃんも応援してくれてありがとね。記念に写真撮らしてー・・・。」
「初ウルトラです」と言っておられた、あのすごくお若く見えたお父さんは完走できたのでしょうか。
ここのエイドでも取れたのは水だけ。サロマニアンブルーメンバーである中野勇人さんお勧めのゼリー「即攻元気」も、せっかく用意していたのに食べるのを忘れてしまった。もうかなり頭をやられているようだ。
下りは想像していた以上につらかった。
一番つらかったのは、前後に人を見かけなかったこと。ランナーはもちろん、人家もないので一般の人とも顔を会わせない。だんだん三途の川を歩いているような・・・。
ただ一度だけ正気に戻ったのは、おサルさんの団体の大移動を見たとき。私の少し前を20ぴきくらいの大グループが横断していった。(残念ながら、カメラは間に合わず。)
エイドでその話をすると、「そんなに少なかったですか。だいたいいつもは50ぴきくらいで動いてますよ」とのこと。それを聞いてズッコケました。
平地に下りるとやっと人家が。
こんなかわいいワンちゃんも応援してくれていた。
このさびしい下り坂を解消するための私からの提案。
久美浜スタートの60kmのコースを変更して100kmと同じコースを走らせる。そうすると、あのさびしい下り坂を走る人数が増え心強くなる。第11回目からはそんなコースはどうでしょう。(たぶん、「60kmの部」が78kmくらいになるのかな。)
歩道がない道路を一人ポツンと走るのはこわい。体がふらついたら車にひかれる可能性もある。
80kmの計測地点。
70kmのところにもおられた同じ方が、また「キャロットさん、まだまだだいじょうぶ」とか言って励ましてくださった。あの方はいったい・・・。
80km地点、11時間24分。この10kmが1時間50分。この時点で借金12分。絶望的!
でも、こんな状態でも、「いっしょに走りましょ」といっていくれる人がいたら、脅威の回復をし関門通過も可能性0ではない。ところが、前後どこまで目をこらしてもランナーの影見当たらず。
トンネルの前に若い走路員さんがおられた。
「すいませーん。もういつ収容車が来てもおかしくないんで、記念の一枚撮ってください。」
その若者(高校生?)は、笑顔でシャッターを押してくれた。
トンネルの中はすごい音。少し恐怖感をおぼえる。
しかし、この幻想的なフンイキはけっこう好き。
トンネルを抜けると、私の今までの最高到達地点・85kmのエイドが見えた。
そこに5、6人のランナーがたまっていたので、「行けるとこまでいっしょに行きませんか」と誘ってみたが反応なし。みなさん、「ここは切りがいいので・・・」というような表情だった。
85km地点、12時間20分。
この時点で、丹後庁舎(87.2km)の最終関門を12分オーバー。でも、収容車が来る気配がなかったので、「行けるところまで、一歩でも前へ!」
丹後庁舎にもうすぐ着くというころ、「最終バスが出てしまうので車に乗ってください」というスタッフさんからの指示が。「あと200m行きたいなあ」とも思ったが、ここは主催者さんにご迷惑をおかけするわけにはいきません。
およそ87km地点。12時間40分にわたる私の長い長いレースは、ここでおしまい。
「あー、逆タイタン! 」
丹後庁舎に着き、収容バスの中からヨメさんにメール。
「終わりますた」 17時18分
今、バスに収容されました。
87キロ地点です。 残念!
迷惑かけて、ありがとう。
(解説) 題の「終わりますた」は私が大好きだったブログ、「離島漁師犬ブログ」からパクらせていただきました。(本当にブログが終わってしまいました。)
最後の「迷惑かけて、ありがとう。」は、これも私の大好きなたこ八郎さんの名言です。いただきました。
ゴール会場に着くと、もうゴール関門45分前。
これくらいの時間から知り合いがいっぱいゴールするはず。いつもはそんなところも見ずに帰っていたが、あと少しなら見て帰ろう。
「いやー、藤井さん、ゴールしやはったん?」
「しましたがなー、バスで。(ああ、くやし。)」
先に帰っておられた松田さんが、60kmの部を走り終えられた土井さんと一緒にゴールシーンを見ておられた。
預けてあった荷物を取りに行き、ゴール前に戻ってしばらく見ていたが知り合いは帰ってこない。ゴール300mほど手前まで行き、すいているところでじっくり観察することにした。
6時を過ぎると薄暗い。
向こうから伴走者つきのランナーが。これは賀茂川パートナーズのランナーにちがいないと思ったが、暗くて識別できない。ぐっと近づいた時、「あっ、斎藤さん・・・」。でも、声が出なかった。私は人の応援がヘタ。
残り時間15分のところで、野武士・・・いやいや龍馬さんが帰還。落ち武者ぽくなってないかと心配だったが、全然だいじょうぶ。笑顔です。立派というより、「かっこいい!」
残り9分で、京美人・伊藤さんが・・・。
いい「見返り美人」さんの写真が撮れました。
この粘りと精神力、それに加えてきっちり帰ってこられる計算力には脱帽です。もうこれから、絶対にえらそうなことは言えません。
「ウルトラの師匠と呼ばせてください!」
制限時間内の最後のランナーまで見て、浅茂川温泉へ。
温泉から上がり、ちょっとゴロンと。
横では、バイオリンとエレクトーンの演奏会(?)。いい子守唄になった。
ここの売店で、地元産の新米10kg(4200円)を購入。
「去年買って帰ったら、すごくおいしかったんで・・・。」
「ありがとうございます。さっき精米したてで、まだラベルもはってないんですよ。」
みなさん、このお米の味は私が自信を持ってお勧めします。
最後の仕上げは、例年通り「ラーメン・藤」。
ウルトラのあとは何も食べたくないのだが、ここのラーメンだけは別。
「さっき、『今年は遅いなあ』って話してたんですよ。」
人懐っこい笑顔で、大将が近づいてこられた。
「いつもより遅いから、完走できたのかなあって・・・。」
「残念ながら、87kmでアウトです。」
「87km? あと13kmやねえ。また、来年!」
「はい!」
おっとっと、「はい」ゆうてしもた。もう今年で終わりにしようと思っていたのに・・・。
ここ何年か、「丹後ウルトラ」の帰りは「ラーメン・藤」のラーメンを食べて帰っている。それで私の顔を覚えてくださったのか、私がお店に入ると必ず大将が「どうでした?」と聞いてくださる。
実は、今日のレース途中、完走できるかもと思ったときに、もしできたら一番に報告したいと思ったのがここの大将である。赤の他人なのに気にしてもらえたら、こんなうれしいことはない。思わず「来年も」と言ってしまったのは、そのあたりが理由である。
来年ねえ・・・。
完走できてもできなくても、第10回の今年で終わりにしようと思っていた。でも、まだまだ「逆タイタン」な自分を分析してみたい気持ちもある。
ヨメさんによると、「アンタがウルトラ完走でけへんのは、楽しみすぎ。まったく真剣さが伝わってこん。正真正銘のアホ」とのこと。なかなかいい分析です。
ねえ・・・、来年ねえ・・・。
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2010年09月22日(水)
第10回丹後100kmウルトラマラソン?「アホやない!」 [ランニング]
「アホやない!」
そう強い口調で言われ、ちょっとドキッとした。でも、うれしかった。
今回は多くの人に出会い、今までで一番しゃべった。その中でも、33km過ぎに追いついてこられた「ランナーズ9の会」の尾崎さんのこの言葉が一番心に残っている。
「藤井さーん、走ってはったんや。」
「走ってまっせー。」
「何回も出てはんの?」
「へへへー、第1回から欠かさず10回連続出場です。ただし、去年まで9年連続関門収容ですけど・・・。ヨメさんには、『アンタはアホや』って言われてますねん。」
「アホやない!」
「(ギクッ!)」
どういう意味で言われたのかは定かではない。しかし、尾崎さんはニ三度お話しただけなのに、なぜかいつも私の味方をしてくださる。この発言も、私への応援と思っていいのだろう。
前日、琉球ミニシェパード・きくに見送られ丹後へ。
「なんかようわからんけど、とにかくはよう帰ってきてな」と言ってくれているような・・・。
昨年は「京都キャロット」の出店をさせてもらったが、今年は主催者側の都合により他の大型店の出店となった。
受付からの帰り、以前はコース沿いになっていた「垣中さん」(アイスキャンディー屋さん)の写真を撮った。この前を通らなくなったのは、私にとっては大きな痛手だ。ここで、アイスキャンディーを一本食べ、一本を手に持って食べながら走るのが楽しみだったのに・・・。(以前の46km地点くらい。)
宿は峰山の「竹藤屋旅館」さん。会場から10kmほどなので、車で20分ほど。
第1回からずっと駐車場に車を留めて寝ていたのだが、3年前からは旅館に泊まっている。高くつくともったいないが、竹藤屋さんはこれで5000円。これならちゃんとしたお布団で寝られるほうがいい。
どちらにしても夜中は30分おきくらいに目が覚めてしまう。しかし、今年はその回数が例年よりましだったかもしれない。
3時半起床。5時間は布団に入っていたことになる。
スタートまでまだだいぶ時間があるというのに、もうほとんどの人が並んでいる。
私は、できる限りぎりぎりまで並びたくはない。
荷物を預けスタート地点に戻ると、もうスタート10分前になっていた。
でも、全然あわてることはない。なんせ、私10回目ですから。
大会運営側から、ランナーズウェルネス代表の坂本雄次さんのごあいさつ。
「この大会も、今年で第10回目を迎えることができました。これを記念し、『丹後ウルトラ』10回完走者にギリシャ神話の神『タイタン』の称号を与えたいと思います。今日、この『タイタン』の称号を得る可能性のあるランナーが15名出場しています。」
「おー」とどよめきの声。
あのー、「逆タイタン」(10回関門収容)の称号はないんでしょうか。たぶん、今日その称号を得る可能性のあるのはこの私だけだと思うんですが・・・。
早朝(深夜)に聞かされても決してイヤな気がしない増田明美さんのごあいさつ。
「私は増田明美ですが、最近太っちゃって『ブタ田明美』になってます」とおっしゃっていた。そんなふうには見えませんけど・・・。
最後尾近くで、どなたかの応援に来られていた男性にお願いし写真を撮ってもらった。
今日は店の宣伝もせんならんので、「京都キャロット」のプリント入り黄色のランシャツランパン上下。帽子はなし。その代わりに首にタオル。
シューズははきなれた「サロマレーサーST」。ふくらはぎにはいつもの「C3フィット」のゲイター。
「うーん、バッチリやね」と自画自賛していたら、チップがない!
「えーと、えーと・・・。」
そうや!ウェストバックに入れとった。気づいたのがスタート2分前。シューズの紐をほどいていたら間に合わないので、シューズのベルト部分にはさんんでみた。
「ひょっとしたら、途中でとれるかも・・・。」
まあ、これも私らしいと言えば私らしい。(何べんおんなじ失敗くり返しとんじゃー。)
スタート時点で気になることは・・・。
体のどこか一ヶ所を痛めている場合はそこばかり気になるが、あちこち痛いとかえって気にならない。左腰と右アキレス腱、それに両股関節、走り出すと強烈な痛みが襲ってくるが以上は慢性。それに加えて後頭部の頭痛が続いている。鼻がつまり、左耳が聞こえにくい。
でも、集中力欠如系の私にはあちこち気になるところがあるほうが気が散ってよろしい。今年は、本気で14時間走るつもりですから・・・。
走り始めると、暑くもなく寒くもなくちょうどいい感じ。ただしお昼には気温がかなり上るという予報なので、涼しいうちに走れるだけ走っておかなくては。
七竜峠で写真を撮ったら、フラッシュを使ったので真っ暗闇のように写ってしまった。本当はもう少し薄明るくなっていた。
この大会は地元京都開催なので、知り合いがいっぱい出ている。しかし、このあたりまで薄暗がりの中を走ってきているので、すぐ横に知り合いが走っていたとしても分からない。
七竜峠を下り海が見えるころ、あたりもようやく明るくなってきた。
今年も、「2.5km」と「5km」の表示板が見つけられなかった。最初のペースを知りたいので、この2ヶ所の表示板はぜひライトアップしてもらいたい。
10km地点で1時間7分。
速くもなく遅くもなく、私にとってはまあまあというところでしょうか。
11.2kmのエイド、浜詰駐車場前でかわいいワンちゃん発見。
「すんませーん。ワンちゃんの写真撮らせてください。丹後で初めて会ったワンちゃんがかわいいワンちゃんでよかったー。お名前は?」
「ミルです。」
「いやー、ミルちゃん」と言って近づくと、「ぐわ、ぐわ、ぐわわわわーん・・・。」
「ミルちゃん、こわがりかいなー。女の子ですよね。歳は?」
「まだ、1歳半です。」
また、若いメス犬に嫌われてしもたなー。でも、ついこないだほえられたワンちゃんと名前も歳も一緒やがな。あーあ。
エイドで水を飲みコースに戻ると、またミルちゃん。
「ミルちゃん、がんばってくるわー。」
「ぐわ、ぐわ、・・・。」
「わかったわかった、すまんすまん。」
こんな朝はようから、変なオッサンにからまれて気の毒やった。
そのちょっと先で、後ろから「キャロットさん」と声をかけてくださる方あり。
「キャロットさん、いつもお世話になってます。」
「あっ、サロマで・・・、田中さんですよね。」
「はい、リベンジに来ました。」
「あのあと結局どこまで行かはったんですか。」
「70kmです。」
「いや、70kmまで行けたらよかったですやん。ボクは69kmでとめられました。あの時の田中さんのカウボーイハット、かっこよかったですよ。」
「今日は、キャロットさんでいただいたものばかりでそろえました。」
「ありがとうございます。今日こそ、完走しましょうね。」
スタートしてから初めて声をかけていただいたのが、感じのいい女性ランナーというだけで「今年は行けそうな気がするー」。
16.6kmのエイド、くみはまSANKAIKAN。
ここでは梨を食べなあかん。
私は走り出すと、固形物がほとんどのどを通らなくなる。でも果物だけは別で、後半胃の具合が悪くなってきても比較的食べやすい。でも、果物だけで100kmは無理なんかなあ。
トイレから戻ると笑う武士に遭遇。
今年の「鯖街道ウルトラ」で知りあったやんちゃマスターさん。
このスタイルもいやに似合ってます。
朝日が昇ったら写真を撮ろうと思っていたのに、いつもの場所で昇ってこない。例年よりだいぶ先の場所で、やっと日が昇った。これは、例年よりいいペースで押せているということでしょう。
20km地点で、2時間15分。
ずっと同じペースで走れている。
23kmすぎ、「キャロットさん」と声をかけてくださる方あり。
「確か、サロマも出ておられましたよね。あの時のブログの記事、読ませていただきました。使われているシューズのことを書いておられましたけど、ほんとにそのとおりでしたね。サロマレーサーSTが一人勝ちで、あとNBの寛平ちゃんモデルがちらほら・・・。」
「そうでしたよね。まあ、色が目立つから記憶に残っているという面もあるかもしれませんけど・・・。」
「今日は全体にハイペースじゃないですかねえ。」
「お昼に気温が上る予報やから、みんな涼しいうちに距離を稼いでおこうという作戦でしょう。ウルトラは何回も出ておられるんですか。」
「ええ、もうかなりになります。」
「それにしてはお若いですよね。前はウルトラと言えば、中年。フルマラソンやトライアスロンにあきた者がやるというイメージだったんですけど、最近はちがいますねえ。いきなりウルトラという方もおられたりして・・・。」
「確かに。サロマが今年で25回でしょう。最初40代だった人が今は60代、70代ですから・・・。世代交代も進んできていると思います。」
「すいません。私に声をかけてくださった方は私のブログに載るということで・・・。写真撮らしてもらいますよー。」
(パチリ!)
愛知の木場さんという方でした。
後ろ姿も撮らせてもらったが、細い。私のコンコロコンとはえらいちがい。これくらい絞らないと完走は無理なんかなあ。
30kmのエイド、3時間21分。
なんてすばらしいイーブンペース。
例年だとここでは座って休けいするのだが、今年はほとんど休まず。そんなに疲れてはいない。
「さあ行こう」と思ったら増田明美さん発見。
「写真撮らせてもらっていいいですか」とお聞きすると、お隣りにおられた男性(ダンナさんかな?)が、「一緒に入ってください。」
「去年もゆってたんですけど、私は増田明美さんの高校時代の走っておられる姿を見て走り始めたんです。」
「ありがとうございます。そう言っていただけると、励みになります。」
「もう、それから28年になります。」
「そう・・・ですね。がんばりましょう!」
33kmあたり、前半最大のお楽しみ「川バタ農園さんの梨」。
私設も私設、梨丸ごと、皮をむいてくださって我々に提供してくださっています。毎年ありがとうございます。
「奥さん! 奥さんの写真も一枚・・・。」
ちょっと恐縮されていたが、このご夫婦はみなさんに紹介しておかないと。
みなさん、きちんとお礼を言っておられるかなあ。当たり前みたいな顔して食べてはらへんかなあ。心配。
次のカーブを曲がりちょっと行ったところで、後ろから「藤井さーん」と呼ぶ声が。
「いや、尾崎さん。」
「藤井さんは、ここ何回も出てはんの?」
「へへへー、第1回から欠かさず10回連続出場です。ただし、去年まで9年連続関門収容ですけど・・・。ヨメさんには、『アンタはアホや』って言われてますねん。」
「アホやない!」
「(ギクッ!)」
「僕もね、何回かリタイヤしたことあるんや。でも、そのほとんどが故障しててリタイヤ覚悟で出たやつなんやわ。参加費も払ってるし、旅館の予約も取ってるしっていうやつ。
ただし、1回だけ走れんようになって収容されたことがありますねん。93年のサロマ。雨で体が冷え切ってしもてね、80km手前でバスに収容です。バスに乗せられてからもふるえが止まりませんでしたわ。」
「えー、それ出てはったんですか。ボクもそれ出てたんですよ。6月の終わりやから、なんぼ北海道でもランシャツランパンでええやろ思て、今日みたいなかっこうですわ。そしたら雨降ってきて、途中の温度計6℃でしたもんね。」
「そうそう、実はな、僕もランシャツランパンやってん。」
まあー、こんなとこで17年前のサロマの話で盛り上がるとは・・・。何でもしゃべってみるもんやねえ。
「藤井さんにパワーもろたし、まだまだがんばれそうですわ。」
上り坂にさしかかるころ、尾崎さんはそう言いながら先に進んでいかれた。
「パワー吸い取られてしまいましたわー。」
それでも、今まで9回連続歩いてしまっていた七竜峠の手前も全部走って上ることができた。知らず知らず、私も尾崎さんからパワーをもらっていたのだ。
40km、4時間39分。
さすがに上り坂が多かったので、この10kmは1時間18分もかかった。それでも、歩いていないので例年よりは速いはず。
42kmすぎくらい。左手に日本海が見えるダラダラ坂の途中、いつもの私設エイドさん。しかし、その手前に「この私設エイドは今年で閉店」の看板。
「えー、何で今年で閉店なんですか。みんなの感謝の気持ちが足らんかったからですか。」
「そんなことないですよ。もうね、私らの手に負えんのです。」
「そうなんですか。そら、残念やなあ。その手に負えんグループのお名前はなんていうんですか。せめて、ブログに載せさせてもらいますわ。」
「美男美女グループって書いといてください。」
「いや、それはちょっと書きにくいですねー。」
「車のとこに書いてあるんで見ていってください。」
「はーい。ながいこと、ありがとうございました。」
「うーん、ウルトラマラソンメーリングリスト・・・。知らんなあ。」
「ランナーの皆様、7年間ありがとう。 ひろし&ふきこ」
ありがとう言わんなんのはこっちやがな。ほんまにほんまにありがとうございました。手に負えんのなら仕方ないけど、このお姿を見てこの私設エイドを引き継いでくださる方が出てくれないものでしょうか。
44.6kmの浅茂川漁港。
ここにはファイテン元気ステーションがある。いつもなら、待たずにすぐマッサージをしてもらえたのだが、今年はやや渋滞。
その間に飲み物を持ってきてくれた小学生。子どもの顔を見ただけで、ホッとする。
お疲れ野武士じゃなくて、龍馬さん。
最初に会った時よりずっといい顔になっている。
つらいつらい八丁浜を通り過ぎると「わんこタイム!」
前から目をつけてたワンちゃんがおりまんにゃわ。
予想したいたとおりすごく人懐っこいワンちゃんで、私の塩を吹いているほっぺをペロペロしてくれた。
上の写真は、「あー、からかったー」と言っているところ。
そして、そのもうちょっと先の道の反対側に、こちらも前から目をつけていたワンちゃんが。
広い道路を横断して反対側に。遠くから見ていたらオオカミ犬系かなと思ってちょっとビビッていたが、近くで見たらタレ目のタヌキみたいなワンちゃんですがな。
このワンちゃん2連発は効いた。
垣中さんのキャンディーのマイナスを、このワンちゃんらのかわいさでカバーしてっと。
さあ、まだまだ元気!
50km、6時間5分。
55分も貯金があるー。夢みたい。
「これは、今年はほんまに完走できるかも・・・。」
51.6km、あじわいの郷のエイドでまたもや龍馬さんに追いつかれる。龍馬さんはどこでも大人気。(特にオバちゃんたちに。)
でも、疲れ具合は並みではない。
こんなに疲れているように見える人とデッドヒートというのは、どうも腑に落ちん。やっぱり、ふだんの練習量の差でしょうか。
去年は、ここでヨメさんが待ってくれていて、すごい笑顔の2ショット写真が撮れたのになあ。今年は、「どうでもええ」のひと言やもんなあ。トホホ・・・。
そこからしばらく進んだところで、60kmの部のトップランナーが。ほんま、速いわ。
「藤井さーん。」
「わっ、石田さんですやん。去年の四万十、完走しやはったんですよね。」
「はい、何とかぎりぎりで。」
「すごいですやん。もう70歳にならはったんですよね。」
「いやー、まだ2年ありますねん。」
「あっ、そうでしたか。それは失礼しました。」
石田さんの足元を見ると、ふくらはぎのゲイター。それに、シューズは発売されたばかりの「NB・MR967R」。
「このシューズどうですか。」
「ああ、いい感じですよ。足に優しい感じで。」
「そう、そうですよね。やわらかく包み込んでくれるような・・・。」
「そうです、そうです。」
私も、碇高原のレストステーションにこのシューズを待機させているのだが・・・。
弥栄庁舎の関門到着。
6時間55分。まだ50分も貯金がある。またまた夢みたい。
ここまでずっと、頭冷やしのタオル巻き姿で走ってました。
予想通りかなり気温はあがっていたけれど、まだまだ元気。
ここまでがんばってくれた5本指ソックスをはきかえる。
この5本指ソックスは、まだ薄い5本指ソックスがなかったころアシックスさんにお願いして作ってもらった「キャロットオリジナル」。こないだ掃除をしていたらひょっこり出てきた。これは具合がよかった。
こんなふうに実際に使っている人の声がメーカーに届くように、私たち小売店のものは努力しなくてはいけないと思う。
「ごちゃごちゃ言う前にレースに出てみんかい!」ちゅうことですね。(「9年連続関門収容がなにをえらそうに」と言い返されるとつらいんですが・・・。)
(注)後半に続く。
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2010年09月21日(火)
第48回京都スポーツ祭典陸上競技大会・お友だち編 [ランニング]
「松若さーん! 最後までしっかりー!」
私がそう声をかけると、松若さんはにっこり。
これやね。私らしろうとは、笑顔で走らな。それが値打ちってゆうもんやん、なあ松若さん。
男子壮年1500mには、壮年の星ともいえる足立浩一さんが出場。
常に先頭を引っぱっておられたのだが、残り1周で2人に抜かれ、第3コーナーでは5、6mの差。
「うーん、今年は無理かー」と思って見ていたら・・・。
怒涛の追い込み。手に汗握る展開。(途中、写真を撮るのを忘れていた。)
見事な大逆転。
いいレースを見せていただきました。
私的には本日のベストレースです。
一方、同じレースの松若さんもいい走りでした。
私のへタッピ写真を、いつも喜んでくださる松若さん。
すぐ送りますね。
もう一人のお友だち・外峯さんが女子5000mに出場。(男女混合の組。)
「途中で大声で応援するし」と言っていたのだが、いざとなったらやっぱり無理。黙って心の中で念じていました。「しっかり!」
しかし「練習が全然できてなくて・・・」ということで、目標の18分台には届かず。
外峯さんは、私を見つけたらいつも声をかけてくれる。このあと廉の10000mを第1コーナー付近で見ていると・・・。
「廉君、今、走ってはるんですね。」
「そうやねん、34分半の自己新めざしてるんやけど、暑すぎてあかんね。ほら、廉の近くに赤のランパンがいっぱいいるでしょ。あれがいつも一緒に練習してる工繊大の選手でね、廉はあの真ん中あたりの実力なんやけど前に出よったわ。」
「廉君の走ってるのを見てると、藤井さんに似てはるね。」
「そう? それはええのか悪いのか。なんか重たい感じしません?」
「そんなことないですよ。安定したいいフォームに見えますけど・・・。」
「とにかく、これから先も楽しく走ってくれたらいいんやけどね。」
また、自分とこのことばっかりしゃべってしもた。外峯さんとこのお子さんらは、走るほうはどうなんやろうね。がんばっているお母さんの姿を、しっかりと見ているとは思うんやけど・・・。そこらを聞いたらよかった。
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2010年09月20日(月)
第48回京都スポーツ祭典陸上競技大会・京都府立大編 [陸上競技]
10000mを走る廉。それを見守ってくださっている塚本政琉さん。そして、その二人がうまい具合に写真に入るように苦心している私。
いい写真でしょ。
後で廉に「塚本のおっちゃん、知ってるやろ」と聞いたら、「知ってる」とのこと。
な、知らんとこで応援してくれてはる人いっぱいいるんやで。それ、忘れたらあかんで。
「京都キャロット」のお客様の中に、京都工芸繊維大学陸上競技部の女子選手がおられ、「工繊大と府立大はいっしょに練習してますので、ぜひ来てください」と言ってもらったのがきっかけ。(今となっては、それがどなたであったのか分からないのだが・・・。)
大学入学式の2ヶ月も前に、「陸上競技部に入部させてもらった」と言ったときは正直ビックリ。「大学入ったら陸上やるかも」と言ってたんは、パオパオをぬか喜びさせるためじゃなくて本気やったんや。
どうせなら、「陸上競技未経験者がどこまでやれるか見せたらんかい!」と、パオパオは思っています。
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さて、今日も京都府立大学陸上競技部の宣伝を。
まず先陣を切るのは、三須選手(2年)の女子1500m。
三須さんは、いつも部のホームページに大会のスタートリスト(タイムテーブル)をアップしてくれている。そのおかげで、応援する私も予定がたてやすい。いつも、ありがとね。
ラストのスプリント勝負、すごかった。おしかった。でも、大学ベスト。
「よかったね」と私が言った時の微笑返しがステキでした。
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2番手は、有山選手(2年)の男子400m予選。
スタートダッシュも見ごたえあり。
予選は軽く2位通過。
400mはスタートからゴールまで呼吸しないと聞いたことがあるが、本当にそれで持つのだろうか。
決勝が楽しみ。
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3番手、青木選手(1年)の女子100m予選。
これぞ「横綱相撲」というレース。体の張りが他の選手とちがうように見えた。
レース前、上り坂ダッシュをくり返していた姿がかっこよかった。短距離が苦手な私は、ガッガッガッと進むあの姿にあこがれてしまう。
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4番目は、男子4×400mリレー。
1走、内海選手(1年)。
2走、小林選手(1年)。
3走、佐藤選手(1年)。
4走、有山選手(2年)。
アンカー有山選手は、さすがに400mの専門。見事な追い上げで2チームを抜き去ってゴール。これは、個人としての400m決勝も期待できる。
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5番手、庵原選手(1年)の女子800m。
「でっ、でたー」と思わず叫んでしまった。先頭走ってるじゃないですか。
残り100mでも2位以下にかなりの差。「これはいける!」
かなり追い詰められるもトップでゴール。
「やったー、表彰台!」と思ったが、もう1組あり、全体では6位とのこと。でも、ワクワクドキドキさせてくれるいいレースでした。
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6番手は、大竹選手(4年)の女子走り高跳び。
最初のほうはずっとパスをしていて、私が見たときはすべて失敗だった。「まさかの記録無し?」と心配だった。
跳躍系は、本番で急に跳び方が分からなくなるというということもあると聞いたことがある。オリンピックや世界陸上などでも、有名選手が記録無しというのもめずらしくはない。
「まさか、まさか」と思っていたが、私がたまたま目をはなした時に一度成功していたようだ。しかし、記録的には不本意で、2位とはいえ本人は喜べないものであったようだ。
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7番手、有山選手(2年)の男子400m決勝。
好調持続で力強い走り。弟3レーンの選手とデッドヒート。
僅差の2位。
しかし、いい勝負をみせてもらった。
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8番手、佐藤選手(1年)の男子5000m。
佐藤選手は、廉と同学年で廉より速い長距離選手。シーズン当初は、いつも廉のだいぶ前を走っていた。しかし、現在故障からの回復途中で本来の走りができていない。
「早く本来の調子を取り戻して、廉といっしよに強くなってくれ!」
そんな思いで佐藤選手のひたむきな走りを見つめていた。
力を振り絞ってのゴールは、自己ベストから1分以上遅いものだった。でも、今回のレースは次へのステップだと考えて・・・。
しかし、この後、不可解なことがあった。
三須さんが全員の記録を控えてきてまとめてくれていたのだが、佐藤選手の5000mの記録が「17′30″44」になっていたというのだ。
私が撮った写真では、ゴール数メートル手前で「17′20″」。三須さんたちが独自で計測していたもので、「17′22″」であったらしい。
「うちは写真判定を採用しているから・・・」というのがこの大会の主催者さんの自慢である。しかし、これではそれ以前の問題と言わざるをえません。大会主催者さんがミスしてはいけない最大のものは、「記録計時と記録発表」であると思うのですが・・・。
(※ もしこの部分が私のかんちがいでしたら、おわびして訂正します。)
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9番手、内海選手(1年)の三段跳。
この種目は、目の前で見られることはめったにない。せっかくなので連続写真で。
見ているだけでもおもしろい。ワクワクドキドキ。自分もやってみたくなった。
この後の私と廉の会話。
「三段跳、やってみようかな。」
「なんで?」
「出場者少ないし、全国行けるかも知れん。」
「ムリムリ。三段跳ってな、踏み切り板から砂場まで10mあんねん。砂場に入れへんかったら記録なしやで。」
「そっかー。そら知らんかった。」
陸上競技も奥が深い。
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10番手は、青木選手(1年)の女子100m決勝。
(動画撮影に成功したのですが、アップの仕方が分かりません。動画から切り取った静止画で。)
結果は、後半の伸びがすばらしい見事なブッチギリ優勝。
「おめでとう!」
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さて、満を持しての登場(?)。
藤井選手(1年)の男子10000m。
このレースの見所は、藤井選手が目標としていた6位以内に入れるかどうか。(もう一つの目標「34′30″以内」は気温が上りすぎ、かなりきつい。)
6位以内に入るには、まず、いつもの合同練習の仲間・京都工繊大のメンバー5名の中の上位に食い込まなければならない。
初めはやや控えめな位置取りだったが、次第に前へ。自分たちのグループ内では2番手、全体の中でも5番手くらいの位置を走っていた。
それまで雲に隠れていた太陽が、こんな時に限って顔を出してきた。このレースの時だけ30℃を超えていたのではないだろうか。
「廉、水取れよ!」
これだけは何度もくり返し叫んだ。
やはり暑さのせいで、目標にしていた34分30秒にはとても届きそうにない。
残り2周。
後ろに迫っているのは、ゴールを迎える工繊大のS選手。なんとか2周抜かれを免れた。
ゴールは、35′31″10 。
4位で全国大会出場決定。11月3日の千葉での全国大会では、34分30秒以内をめざせ!
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2010年09月19日(日)
第10回丹後100kmウルトラマラソン?「龍馬とその妻」 [ランニング]
今日の話題はこの人でしょう。
カフェ「やんちゃ村」のマスター、西脇哲也さん。
ご本人は「龍馬」とおっしゃっていましたが、「野武士」と言ったほうが・・・。
16.6kmの「くみはまSANKAIKAN」のトイレから戻ると、「キャロットさん!」の声。
それまで薄暗い時に、近くに武士の格好をしたランナーがいるなあと気づいてはいたが・・・。それは、「やんちゃマスター」さんでしたか。
その場で「おさきに!」と言って別れたので、よもやその後お会いすることはないだろうと思っていた。
44.6kmの「浅茂川漁港」。
ファイテンのマッサージを受けていると、野武士の追っ手が。
「えー、だいぶ離したつもりやったのに・・・。」
はかまが本当のはかまように股が割れていないので、走りにくいとおっしゃっていた。その分、顔に疲れが出てきてますます野武士らしくなってきた。
「すごいええ顔してはります。」
51.6kmの「あじわいの郷」のエイドで水を飲んでいると、またもや野武士の追っ手が・・・。
「足にまとわりついて走りにくいんで、もうからげて走ることにしました。」
写真を撮るのを忘れたが、その後の56km「弥栄庁舎」で5本指ソックスをはき替えていると、隣のイスに座ったのがまたまたこの野武士さん。
「シューズは何をはいてはるんですか。」
「あっ、これ、キャロットさんで買ったライトレーサーです。」
「はー。(こんな色のライトレーサーてあったっけ?)」
「あっ、服装が派手なんで、シューズは地味にしようと思って自分で色ぬったんです。」
うーん、この野武士、ただものではない。
私のほうがだいぶ早く弥栄庁舎を出たので、もう追いつかれることはあるまいと思っていた。甘かった。
60kmのエイドで背後になにやら気配がと思ったら、またまたまた野武士が。
マラソンの最中に、こんなに同じ人と何回も会うのは初めて。もう、不思議で不思議で。
60km過ぎから始まるダラダラ坂で、ついに追い抜かれてしまった。
「私の追っ手ではなかったのかー。」
でも、65km付近でなにやら記念撮影。
2ショットのお相手はどなた?
このすきに抜き返す。
しかし、そのあと私がヨメさんからのメールを見ているすきに抜き返されてしまった。。
67km地点くらいだろうか。Tシャツの背中に「やんちゃ村」のプリント発見。
「あっ、奥さんですよね。」
「はい、やんちゃ村の。」
「写真を一枚撮らせてください。」
「はい。」
「お若いですよね。」
「いえー、そんなことないんですよ。」
「いや、若く見えます。」
「まー、帽子深くかぶり直しますし 、写真取り直してください。」
「全然だいじょうぶですって。」
「碇高原、間に合いますかね。」
「まだまだ余裕あるはずですよ。」
野武士の妻、いやいや龍馬の妻はそのあとスタスタとダラダラ坂を上って行かれた。
さすがにその後は、龍馬にも龍馬の妻にもお会いすることはなかった。(私が失速しただけです。)
これも何かのご縁。
お二人のゴール前の写真を撮ろうと、待ち構えていた。
夕方6時15分、残り15分ほどのところで帰ってまいりました。野武士ならぬ龍馬さん。
「途中から落ち武者になるんちゃいます?」と減らず口をたたいていたのだが、「最後まで行きます」と言っておられただけのことはある。さすがです。
これがほんとの「有言実行」ですね。
(残念ながら、奥様は見つけられませんでした。)
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2010年09月18日(土)
丹後100km、10度目の正直? [ランニング]
これから、「第10回丹後100kmウルトラマラソン」に行ってきます。
第1回から10年連続出場。ただし、去年まで9年連続途中収容。最高が85km、最低が去年の56km。平均は、70kmすぎの峠(碇高原手前)です。
さて、今年は・・・。
「10度目の正直」なるか。
予想していたより暑くなりそうで、そのへんがちょっと・・・。
家族の予想。
ヨメ「どうでもええ。」
真樹「どうでもええ。」
廉 「また、70kmくらいちゃうん。」
ということで、2対1で「どうでもええ」に決定しました。あーあ。
きくとあんもの写真でも持って走ろうか知らん。
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