2009年07月24日(金)
ブログファン [ブログ]
今日、ヨメさんが、うちの玄関脇のハナミズキの枝に何かの巣があるのを見つけた。私が目をこらして見てみると、小さな鳥のくちばしが見えた。何の鳥かは分からなかったが、写真だけ撮っておいた。
そのあと、巣を見に行くともぬけのから。
ヨメさんの話によると、鳥の夫婦が「ピチピチピチ・・・」と相談していたらしい。ヨメさんの通訳では、「変なオッサンとオバハンがこっち見とったでー。こら、ここはひきはらわなあかん。」
ああ、気の毒に・・・。
お昼、夏休みの補習が終わった真樹を迎えに学校に行った時、2年のRちゃんに会った。
「○○ちゃん、ブログに○○ちゃんの写真載せたんやけど、どうもなかったかな。」
「あっ、ありがとうございます。『パオパオだより』ですよね。」
「おっ、見てくれてんのかいな。ちょっと遠慮して1枚しか載せてへんにゃけど・・・。」
「だいじょうぶです。たくさん載せてください。また、見ておきます。」
こんなところに、私のブログのファンがいたなんて・・・。○○ちゃん、これからもよろしくね。
ブログファンと言えば・・・。
昨日、「京都キャロット・産大前店」の郵便受けにナゾの絵葉書が入っていた。
店の郵便受けは、テナントのマンションの裏側にあるので毎日見に行っているわけではない。たぶん、だいぶ前に投函されたものだ。
「まきちゃんへ」で始まり、父の日のプレゼントの手作りクッキーのことが書いてあった。
最後に「娘のいない私はうらやましーィ! にょんにっきのファンより」。そして、手作りの「美」のハンコ。
ふむふむ、これは、いなかにいたとき同じPTAだった○美さんにちがいない。ほとんどお話したことのない人だったが、こうしてうちの家族のことを気にかけてくださっている。ありがたいことだ。
同じ郵便受けに、「ランナーズ9の会」のまっちゃんからのお手紙。これもずいぶん前に入っていたもののようだ。
私がまっちゃんの「ゆめさき舎」に行ってみたいと言ったので、くわしい資料を送ってくださったのだ。
まっちゃんも私のブログの大ファン。
最近、私はヨメさんからボロクソに言われるたびに、「あっ、今のんはブログに書いてまっちゃんに読んでもらわんなん。まっちゃん、あきれるどー。」とか言っている。
まっちゃんなら、こんなオッサンの悲哀もわかってくれるかなあ、と思ってしまう。
最近、1日のアクセス数が連日1500越え。今月は、4万アクセスを越えそうだ。
私の知らないところで、私のブログを楽しみにしてくれている人がいてはんにゃろなあ。かと思えば、うちのヨメさんみたいに私のブログを読んでムカムカしている人も・・・。
むずかしいもんです。
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2009年07月23日(木)
「紫野対鳥羽」−山田君の涙ー [学校]
紫野高校応援席に向かって一礼したあと、一人の選手が崩れ落ちた。その選手を抱き起こし、いっしょにベンチへ向かう4人。
泣き崩れていたのは、「サヨナラ」のマウンドにいた山田投手。助け起こしていたのも、たぶん3年生。みんな、うちの廉と同じ高校の同級生。
とてもじゃないけど見てられん。ああこの子らは、本気で甲子園をめざしてたんや。
延長14回裏サヨナラ試合。4時間近い熱戦の幕切れは、2アウト満塁ツースリーからの押し出しだった。あまりにも残酷な・・・。
しかし、見る側から言わせてもらえれば、こんなすばらしい試合はなかった。野球はチーム対チームの戦いだということを、ひしひしと感じさせてくれるゲームだった。
こんな長い試合だったのに、真樹も感動していた。「見に来てよかった」と何度も言っていた。
西京極球場の近くに駐車場の空きが見つからず、だいぶ遠いところにとめたため、球場に着いたのは試合開始予定時刻を15分ほど過ぎていた。しかし、その前の試合が長引いていたようで、私たちが着いたとき、まだ試合は始まっていなかった。
球場は、ほとんど日陰がなかった。
どうせ暑いのなら、3塁ベンチのすぐ近くにすわろう。選手の表情もよく見えていい。
紫野高校の先発は、長身右腕の上田投手。左腕山田投手は、センター4番での先発となった。
1塁側鳥羽高校は、赤いメガホンでの応援。
試合開始。
元気のいい掛け声とともに、ホームベースまでダッシュ。
紫野高校はチア部による応援だったが、真横なのでよく見えない。
真樹は、自分から「見に行きたい」と言った。なんでやろう。
ベンチ中央におられる谷監督。
体育の先生ですが、実は「京都キャロット」のお得意様です。知る人ぞ知るサブスリーランナー。とにかく、部員を走らせまくることで有名です。
廉は自分の学校であるにもかかわらず、応援に来ず。
私たちの周りには、紫高生らしき子がいっぱい来てるのに・・・。
反対の1塁側まで行って、紫高チア部も撮っておいた。
紫野高校一番打者。
真樹は炎天下なのに何の不満も言わない。
しっかりと、高校生たちのがんばりを見つめていた。
私の横に座った紫高生が、おもしろいことを言っていた。
「さっきまでテレビで見てたんやけど、名将(谷先生のことらしい)、サインバレバレやぞー。こればっかりやから。」(と言いながら、左手首をさするしぐさ。)
この大会は、第91回だそうです。すごい歴史です。
ここから3枚は、4番バッター山田選手の華麗なフォーム。
見事な選球眼で、フォアーボールゲット。
試合開始1時間後くらいから、太陽が雲に隠れる時間が長くなってきた。一時は暑さで倒れるかもしれんと思っていたが、何とか持ちこたえた。
紫野、鳥羽はともに公立高校。通学地域が限定されている公立高校が、よくここまで勝ち進んできたものだ。
紫野は、左右の2枚エースを擁し前評判も高かった。しかし、私の目には、相当練習量をこなしているチームだとうつった。牽制からの挟殺が2回、バント処理でランナーを殺すことも数回。盗塁刺殺も数回。これは、かなり練習を積み重ねないと本番で成功しない。
3試合連続完封で勝ち上がってきたのは、ピッチャーの力だけではないことがよくわかった。「連携力」のあるチームである。
一方、鳥羽は「何があっても前へ前へ」というチーム。積極的というか、やや雑というか・・・。
しかし、それを貫き通して勝ち進んできたことがうかがえる。何回も連続して盗塁を刺されているのに、また走ってきたときはびっくりした。
チーム全体に、「失敗を恐れず前へ」という考えが徹底されていた。
両方とも、すごくいいチームである。どの子の顔もイキイキしていた。
どちらが勝ち進むにせよ、「公立高校の希望の星」になることはまちがいない。(この時点で、公立のもう一校、塔南高校もベスト8に残っている。)
3回に1対1になってから、本当に目が離せなくなった。
7回に鳥羽が1点取りなお満塁。そこで紫野高校先発上田投手は降板。センターから山田選手がリリーフ。見事な火消し。
9回表、それまでさっぱり当たりの出なかった5番打者矢田選手が起死回生の同点打。
そこから延長へ。
球場のフンイキは、延長15回同点で再試合もありか、という感じだった。
延長何回か忘れたが、紫野の先頭打者がセカンドゴロ。それを鳥羽の二塁手がお手玉。この二塁手は、この試合3個目のエラーであったと思う。
このときだけは、鳥羽を応援した。「なんとか、このエラーから決勝点が生まれませんように・・・。」
この回の鳥羽の守りはすばらしかった。「絶対におまえ(二塁手)のせいにはさせへんぞー」という気迫が感じられた。
私は、この回の鳥羽のまとまりが今日の勝因であったように思う。一人のミスをチームのミスと思い、一致団結して挽回する。これが、団体競技の醍醐味です。
試合終了。
紫野高校3年生にとっては、ここで高校野球のすべてが終わりを告げた。
鳥羽高校の校歌斉唱。
紫野高校応援席に向かって一礼。一番深々と頭を下げられていたのは谷監督だった。(右から2人目)
家に帰って廉に確かめたら。本当に谷先生は「名将」と呼ばれているらしい。公立高校をここまで導いたのだから、確かに「名将」である。ちょっと谷先生を見る目が変わってきたかも・・・。
こんな機会はめったにないのに、廉も見に来ればよかったのに。真樹はこの試合を見て、自分なりにいろいろと考えるところがあったみたいよ。
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2009年07月22日(水)
京都市中学校選手権大会(卓球の部) [学校]
「やったー!」
第1試合、フルセット、ジュースの熱戦を制し超スレスレで勝ったとき、真樹が私のほうにニコニコしながら近づいてきた。
「絶対、見にこんといてやー」ゆうてたのにね・・・。こんな心からの笑顔を見たのはいつ以来やろう。
昨日の夜の父と娘の会話。
「このユニフォームの胸のボタン、はずしてていいんかなー。」
「おぉっと、胸チラお色気作戦で相手をメロメロにするつもりやなー。」
「なんでやな。相手も女やって。」
「ははー、ほんまや。」
こんなお気楽なパオパオのおかげで、娘はリラックス。(と思っているのは、私だけ・・・かな。)
勝ち負けは二の次。「楽しめ」とは言わんけど、何でもしっかり「味わう」こと。それが一番大事。
今年4月に転校したばかりで、卓球暦3ヶ月の真樹。
1回きりのユニフォームを買うのはもったいないので、卒業した先輩「T・まきちゃん」のユニフォームを借りて出場。
「T・まきちゃん」は、真樹と同じ名前だが、すらっとした長身。ちびまるこい真樹が、貸してもらってだいじょうぶかと心配だった。
でも、着て動いているところを見てみると、全然だいじようぶ。
「T・まきちゃん」は、真樹の古くからの文通友達。私も合同行事などで何回かしゃべったことがある。今どき珍しい落ち着いた子。
その子のユニフォームが借りられたことが、何か「ラッキー」なような気がした。
北区のK中からは、最強女子カルテットが参加。(と言っても、これで女子全員です。) 3年の真樹とあーちゃん、2年のRちゃん、Mちゃん。
真樹以外の3人にうちの家まで来てもらい、そこから会場の山科・大宅中まで私の車で行くことにした。
大会で説明に立たれた先生は、たいへん好感が持てた。中学校の先生にありがちな「がなりたてる」といことがない。生徒たちの聞く態度もすごくよかった。それは、先生が要領よく手短に話されていたからだと思う。
K中のトップバッターは、2年のRちゃん。
K中が誇る大型選手。(真樹の1.5倍はある???)
遠くから撮ったので、ピンボケです。
きっと緊張しているだろうに、着実にリードを広げ、見事な勝利。
このときほとんど同時に、2年のMちゃんも試合。ごめんねー、写真撮れへんかった。試合も残念やったね。
RちゃんもMちゃんも、真樹の古くからの文通友達。急に転校してきたのに、仲良くしてくれてありがとね。
あーちゃんのお父さんも仕事の途中によってくださった。あーちゃんのお父さんは、いつも真樹のことをかまってくれはる。真樹もうれしそう。
学校からは校長先生たちも来てくださった。
真樹の初戦の相手は、なんと珍しい真樹より小さい女の子。
なんで、ニコニコしてんにゃろ。
セットが終わるごとに、ベンチに帰り作戦タイム。なんか、楽しそう。
真樹は、学校から借りている安もんラケット。相手がチェックするとき、「えっ、こんな重たいラケット?」という顔をするらしい。
おーと、出ましたー。
臨時コーチ? 特命コーチ?
いえいえ、彼はあーちゃんのお父さんです。
セットを取られて取って、取られて取って、第5セット。
一進一退、一進一退。ついに、ジュース。
取って取られて、今度は取って取って。13対11。
「やったー!」
「練習少なく成果を上げる」
これは、我が家の家訓です。
ただ、一生懸命練習してきただろう相手には、本当に申し訳ない。
最強女子カルテットの大トリとして登場のあーちゃん。
お父さんもななめ後ろから応援です。
作戦タイムには、みんなからアドバイスが。
K中応援ベンチには、お母さんや先生も。
あーちゃんパパ臨時コーチも、適格な指示を。
対戦相手との実力は紙一重。
フルセットで、最後はジュース。
取られて取って、取って取られて、取られて取られて・・・。
あー、おしい。12対14。
ほんとうに、もうひとふんばり。最後は勝たせてあげたかった。
でも、いつもまじめに取り組んでいた姿勢は立派でした。
体育館の外では、部分日食。
曇り空だったので、肉眼で観察できた。ラッキー!
真樹の2回戦。
相手は、シード選手である華頂女子のKさん。これは、どう見ても真樹の2倍はある(???)。
あっ、身長じゃなくて実力。5段階評価で、「2.5対5」という感じでしょうか。
真樹は変化球サーブができないので、相手のバックをねらうサーブを多用する。
このときも真樹からのサーブだったので、相手のバックにサーブ・・・。
「バチコーン!」
一瞬、ピン球が消えたのかと・・・。
気がつけば、ピン球は応援席に・・・。これはもう、みんな笑うしかない。
真樹がパックをねらっているつもりだったサーブは、相手が左利きのため打ちごろのコースに入っていた。
「知らんかったなー」
しかし、相手もミスが多く、得点板見てください。
「真樹がリードしてますがなー」
卓球部顧問の若きM先生は、こんな時どんなアドバイスをしてくださったのだろう。
第1セットこそ8点までとれたが、第2、第3は「ムリー」。
セットカウント3-0で、完敗。
ちょっと前ならプンプンしながらこう言ったと思う。
「なんで私があんな強い人と対戦せんならんねなあ。意味ないし。」
でも、今日はちがった。
「強い人ともやれてよかったわ。いろんな人がいんねんなあ。」
もちろん一回勝てて気をよくしているのだろうが、「普通の中学生としてみんなの輪の中に入れている自分」が実感できたのがうれしかったのだと思う。
いやなことがあってもすぐうれしいこともある。そして、またつらいことがあり、またよろこびもある。
人間て、そんなことのくりかえしちゃうん?
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2009年07月21日(火)
初シャンプーbyパオパオ [わんこ・にゃんこ]
今日は朝から雨。
雨のときは、きくは散歩を嫌がるのに、今日は積極的に出て行った。
いつもなら、ウンコが出たら「帰らしてもらいまっさー」と言うのに、今日は「もっと行かせてもらいまっさー」。40分ほどして家に帰ってきたときには、もうずぶぬれ。
ヨメさんは、真樹を送っていった続きに店に行ったようで留守。しゃーないなー、パオパオ初のシャンプーサービス、受けてみる?
玄関の上がりかまちでちょっと抵抗したが、そのあとは意外とすんなり。血が出るくらいにかまれるとばっかり思っていたのに・・・。
犬洗いはけっこうおもしろい。
ただ顔だけはどうしても耐えられないようだった。それ以外のところはゴシゴシしたら、気持ちよさそうに見えた。
こんなふうにいやがらへんかったら、またシャンプーしたげんにゃけど・・・。きくだけはわからんからなー。突然「ガウガウ犬」になるからなあ。
洗い終わって、バスタオルで拭いて、ドライヤーも終わったころ、やっとヨメさんが帰ってきた。
「ドライヤー、やり直し!」
やっぱり、ヨメさんのドライヤーの方がずっと気持ちいいらしい。
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2009年07月20日(月)
四万十川ウルトラマラソン当選 [ランニング]
「当たったし、行ってくるわ。」
「えっ?」
ヨメさんの表情が、みるみる曇っていった。
てっきり、私がまたなんかやらかしたと思ったらしい。車に当たったとか・・・。
「なんやなー。『四万十ウルトラ』の抽選に当たったちゅうこっちゃ。」
「へーん。それやったら沖縄はあきらめやー。」
くっそー、四万十と沖縄が交換条件かーい。まあ、しゃーないすか。
「さあ、これからいかに練習せんと完走をめざすかちゅうことや。むずかしいぞー。さあ、練習しいひんぞー。」
「わけわからんしー。」
体と心の比率は、ほかの人はどれくらいなんやろう。私が観察した感じでは、7対3くらいで体を重視している人が多いように思う。
一方私は、心重視派。短い距離のレースはそれほどでもないが、フルからウルトラに関しては1対9くらいの比率で心重視。(と言うか、ただ練習したくないだけかも・・・。)
レッツ、精神修養!
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2009年07月19日(日)
第23回やぶはら高原ハーフマラソン [ランニング・出張販売]
昨日、前日受付のとき、「ランナーズ・9の会」のかわせみさんが顔を見せてくださつた。
「藤井さんの活躍に触発されて、私もこの大会の後、四国の反核平和マラソンに行くことにしました。」
うれし!
この話をヨメさんにしたら、「そうゆうたらアンタがよろこぶとおもて、ゆうてはんにゃん。」とのこと。
もしそうやったとしても、ええんちゃうん。
今日も朝早くから、かわせみさんは顔を出してくださった。
「かわせみさん、年齢は公表してもいいですか。」
「ええ、もうあっちこっちに出てますから。」
かわせみさんは、この秋に70歳の大台に。
その方が、長野でハーフを走った後、自分で運転して四国まで。
かわせみさんにくらべたら、私などまだまだひよっこ。「触発されて・・・」と言ってもらえるだけでありがたい。
朝5時起き。
起きたころは、まだパラパラとした雨だった。
ところが、雨は奈良井宿から薮原に向かうにつれてきつくなってきた。マラソン会場「こだまの森」に着いたころは、もうどしゃぶり。
うちの黄色いテントは前に強風に飛ばされて穴があいている。ブルーシートを車につなげ、管理棟の柵にもくくらせてもらい、なんとか雨をしのげるようにした。
だいぶ前に一度だけ奈良井側に行ったことがあり、その時の記憶ではコンビニがあったように思ったのだが、見あたらなかった。朝に食べるものをそこで買おうと思っていたのに、あてがはずれた。ハーフ出走前のメシ抜きはきつい。
出店準備がひと段落したころ(7時過ぎ)、管理棟の中の食堂に入ってみた。よかったー。てごろなものがありました。
「ケーキとコーヒーのセット」、400円。
これで、ふたりともちょっとほっこりできた。
今日は、売上げより雨から商品を守ることに神経を使わなければならない。
朝からうちの店の前をちょろちょろー、ちょろちょろーするワンちゃんあり。
毎年恒例、秋田さんちの「あいかちゃん」でした。
スタート地点に向かう時、ちょうどあいかちゃんに出くわしたので、写真を撮らせてもらうことにした。
飼い主の奥さんとは大会でしょっちゅう会っているのだが、だんなさんとはたぶん初対面。同じ「京都ランナーズ」の仲間なのに、今までお会いしてなかったのがフシギです。
背が高くかっこいいだんなさんでした。
スタートは、ハーフ・10km同時。
この大会は2000名の定員制のため、遅く申し込んでダメだった人もかなりおられたらしい。
ここまで第2次マラソンブームの波が押し寄せている。ずっと続けて出ていた人は、(断られたら)がっかりだろう。
このあたり、むずかしい問題です。今後、大きなトラブルにならないことを願います。
「ここは折り返しコースとちゃうし、かわせみさんの写真撮れへんかもしれん。スタート前の写真、撮っとこー。」
そう思ってスタート地点をぐるっと見回すと・・・。のぼりが・・・。
「かわせみさん、見つけやすいですわ。今、写真撮らせてもらいます。」 パチリ!
今日はかわせみさんの体調もよさそうだし、制限3時間なら余裕で行けそう。
スタート15分前くらいにバチバチと来た雨は、ちょっと小降りになった。
これで、私の薄毛隠し用キャップもいらんかな。もともとキャップは苦手なほうやし・・・。
あわててキャップをうちのテントまで置きに行き、スタート地点に戻ったら、「20秒前!」のコール。
「いやま、心臓ドキドキのままスタートやん・・・。」
ここのコースは、よく「ジェットコースター」と言われる。
初めて走った時はたしかにびっくりしたが、もう慣れた。
スタートからいきなり1km上り、そのあと1km下る。そしてそのあと、また長い長い上り坂へ・・・。という具合に、たいへん楽しいコースです。
去年は暑さで頭がボー。
特に15km過ぎの「魔のループ」。釜ゆでにされる石川五右衛門の心境になった。このコースは「ジェットコースター」だけではない。晴れれば、「釜ゆで」も待ってます。
ただし、今日は雨空。「釜ゆで」なしなので、去年の2時間1分よりは速く走れるかも・・・。でも、先週、ハーフ2時間17分もかかったしなあ・・・。走ってみんことには、どれくらいで行けるのかまったくわからん。
4km過ぎにある味噌川ダムの所で、ハーフは直進、10kmは右折。
シューズ選びもええかげんなもんで・・・。
今日は、私の持っているシューズの最軽量(スカイセンサーブリーズ)と最重量(ゲルニンバス)を持ってきた。その日の朝の体調で、どっちかに決める。
先週の疲れが尾を引いていたらゲルニンバス、そうでもなかったらスカイセンサーブリーズ。
しかし、今日の朝、別の理由でスカイセンサーブリーズにした。雨でシューズがびしょびしょになったら、軽いシューズの勝ちー。まあ、後はどうなっとなれー。
走りながら思ったのだが・・・。
「長い距離を走る」または「かなり速く走る」場合は、シューズ選びも大事。しかし、ゆっくり適当な速さで走るのに、シューズ選びにそんなにこだわる必要があるのだろうか。私の場合は、その日持ってきたシューズに合ったような走りをする。ほとんどどんなシューズでも対応しまっせー。これを、「自在」と言う。
ランニング用品店にかかわっているものが、こんな「テキトー」では問題かも・・・。
それでも、ただひとつ言えること。
どう見ても走ったこともないような店員さんの口車に乗って、買ってしまうのだけはやめてください。
今年は、例年より水が少ないような気がした。
今日のように降り続いたら、ダムの水量も増えるだろうに・・・。
先週最悪だったわりには、今日は軽快。
ジェットコースターを含む5kmは、27分40秒。おっ、これはキロ5分半ペース! 先週より1分も速い。
なんでこんな調子ええんやろう・・・。
そや、昨日の晩、ヨメさんがマッサージしてくれたんや。そんでやわ。サロンパスも貼ってくれたし・・・。
おーっと。サロンパス貼ったままやがなー。ランシャツの外の肩のやつ、丸見えやがなー。かっちょわるー。
急いではがしてウェストバッグへ。何秒タイムロスかなあ。
8km過ぎの赤い橋を渡ると、走る方向が逆に。
追い風が向かい風に変わった。
10km地点、55分13秒。(この5kmは、27分32秒。)
これは、先週のタイムから21分短縮の1時間56分台が見えてきた。
一流ランナーではとても考えられんこと。でも、三流ランナーならでは、こんなおもしろい体験もできます。わくわく。
12kmあたりのトンネル。
カメラを持っている人は、フラッシュオフで撮りましょう。できれば、立ち止って。
こんな幻想的な写真が撮れます。
13kmたりから、このコース唯一の対面コース。およそ500mくらいかな。往復で約1km。
ダムの反対側に見える、15km過ぎの「魔のループ」。
この白菜畑の周りをぐるっと回るコースは、炎天下だと「魔のループ」になる。
「魔のループ」手前の15km地点、1時間21分19秒。(この5kmは、26分06秒。)
今年はすずしかったので、「釜ゆで」にはならなかった。白菜を見ながら、余裕を持って走ることができた。
無事「魔のループ」を抜け、後は19km過ぎの最後の急な上り坂。
ここらあたりまで、抜きつ抜かれつの女性ランナーが気になっていた。変わったガラのランスカが似合っていた。
最後はけっこう飛ばした。
ゴールは1時間55分21秒。1週前より22分短縮。我ながら、すごい!
キロあたり1分以上の短縮。これがまた冬場になると、さらにキロ1分ほど短縮。ほんま、むちゃくちゃです。これは、三流ランナーならでは。
たぶんランスカ美人ランナーがすぐ後に・・・。と思ったら、けっこう間があいた。
「ゴールの写真撮らせてもらったんですけど、ブログに載せてもいいですか。」
「はい。」
「何回も抜きつ抜かれつやったんですよ。」
「そうだったんですかー。私、2週間前にゴールドコーストマラソン走ったばっかりで、今日は全然ダメでした。」
でも、CWXのランスカ、似合ってましたよ。
ゴール後の楽しみは抽選会。
残念ながら、今年も末等、「水」でした。かわせみさんは、「お酒」が当たったそうです。
2時間半過ぎたらゴール前に行って、かわせみさんのゴールを待とうと思っていたら、その5分前くらいにゴールされたようだ。やっぱりすずしかったので、調子よかったみたい。気を付けて、四国まで行ってくださいね。
もうひとつうれしいことがあった。
かわせみさんのちょっと後、「こんにちはー」とうちのテントに来られた方が・・・。
「ああ、ミス草もちさん! 来られてたんですか。」
「はい、その節は・・・」
「あの時は、すごいいい笑顔でしたよ。」
「いえいえ。」
何のことか分からない方は、「第10回岐阜〜根尾淡墨桜マラソン」へ。
ミス草もちさんは、ブログラムで調べると私が思っていたよりずっと年上だった。それをヨメさんに言うと、「人間は生き方やで。ある程度を過ぎたら、心根の良し悪しで表情も変わってくるちゅうこっちゃ。」
確かに。ミス草もちさんの笑顔は、どこに出してもはずかしくないものです。ピカイチ!
制限3時間を10分ほど過ぎたころ、最終ランナーがゴールに近づいてきた。
こちらもランスカ美人。
「ゴールの写真撮らせてもらったんですけど、ブログに載せさせてもいいですか。」
「はいっ!」
最終ランナーといっても、まったく悲壮感がない。まだまだ、元気そう。
その笑顔は「走ることはつらいことではなく、楽しいこと」と言っておられるようだった。
これでなくっちゃね。
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