2009年07月09日(木)
天国の花 [雑感]
「長代川の川沿いにな、天国の花みたいな花が咲いとんねん。なんちゅー花やろな。」
「どんなん?」
「ピンクでな、韓国舞踊団の人らが広げた扇みたいな形の花や。」
「ああ、たくさん咲いてるなあ。なんやったっけ。」
植物の名前に疎い夫婦の会話は、こんなもんです。
ところが、6月27日、「六甲マリンパークマラソン」で走路脇に同じ花を発見。公園なので、ちゃんと木の説明の札がついていた。
「ネムの木」。
はー、これがねむの木かいなー。知らんかったなー。
天国の花と思ったはずやなー。
宮城まり子さんの「ねむの木学園」、ええ名前つけはったなあ。子どもらを守ってくれる木に見えるもんね。
皇后さん作詞の「ねむの木の子守歌」。これまたよう考えはったもんや。あの花の中で眠ってみたくなる。わかるわかる。
「ねむの木の子守歌」
ねんねん ねむの木 眠りの木
そっとゆすった その枝に
遠い昔の 夜の調べ
ねんねの ねむの木 子守歌
うすくれないの 花の咲く
ねむの木陰で ふと聞いた
小さなささやき ねむの声
ねんね ねんねと 歌ってた
故里の夜の ねむの木は
今日も歌って いるでしょか
あの日の夜の ささやきを
ねむの木 ねんねの木 子守歌
きくの散歩道には、こんなかわいい花も咲いている。でも、名前は知らない。
うん?
この花?
ハイビスカスにそっくり。なんなんやろう。
これは、ユリ科ですよね、たぶん。
これは、なに?
ついでに、うちの3軒隣りのYさんの家の前の花。
もひとつついでに、うちのお向かいのKさんの家の花。
うちの周りは、花がいっぱい。
私らみたいな中年には、住むのにほんとにいいところです。
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2009年07月08日(水)
ともちゃん [学校]
「こんにちはー、ふじいですー。」
「あっ、せんせい。・・・わたし?」(おー、なつかし。ともちゃんのいぶかしげな顔。)
「私や私。私の子、見にきてん。」
昨日、あーちゃんのお母さんから教えてもらった。
「ともちゃん、二人目産まはったんよー。今、おうち帰ってはるえー。見に行ったげてー。」
今日、ちょうど真樹の中学校に用事があったので、お祝いを持っておじゃますることにした。
中学校の真向かいのともちゃんの実家には、ともちゃんとご両親、2歳のお兄ちゃん(そういちろう君)とスヤスヤ眠っているあかちゃん。「まあ、ちっちゃくてかわいいこと。」
ちっちゃいように思ったが、出産時3200gを超えていたそうだ。こんな近くであかちゃんを見ることはめったにないので、大きい小さいがよく分かっていない。
それにしても、どうしてあかちゃんの顔を見ていると心が落ち着くのだろう。時々、「きゅーきゅー」、「ぶひーぶひー」。これもかわいい。そうや、みんなにかわいがってもらうために生まれてきたんやね。
「先生、全然変わってはらへんねえ。」
「いやー、髪の毛がうすーなってしもて、今日みたいな雨の日は頭ぬれんようにせんとえらいことに・・・。」
「でも、若いかっこうしてはる。」
「あっ、この服な、父の日に廉にこうてもうてん。」
「廉君 ! なつかしい。廉君の『清廉潔白』の廉というのがずっと頭の中に残っててね、自分の子の名前にも入れたいなあってずっと思ってたんですよ。いろいろ相談して、こういう名前になりましたけど・・・。」
うー、「泣けてくるやろー!」
「ともちゃん、30?、31?」
「えー、私ですかー。12月の誕生日がきたら31です。」
ともちゃんは、私の最後の教え子の一人。18年前小学校を卒業したのだから、それで勘定あってます。
私はええかげんな小学校教師だったが、ひとつだけ心がけていたことがある。それは、「よけいなことをしないこと」。自分がよかれと思ってやっていることが、実は子どもたちのためになっていないことがよくある。それどころか、逆効果で迷惑な場合もある。一番大切なのは、<必要に応じて> いつでも動ける体制を維持し続けること。これが分かるのに、10年ほどかかった。(やっと分かったころに、退職してしまったわけですが・・・。)
その点、最後に担任させていただいた「ともちゃん」を含む3人は、言うことなし。3人が3人とも個性あふれるよい子で、卒業までの1年間「いらんこと言ったりさせたり、せんとこー」とだけ思っていた。
私が何もしなかったおかげ(?)で、いまやこの3人は立派な大人に。ともちゃんなんか、2人も子どもを産んで・・・。こんなうれしいことはない。
「どっかから聞いてはるとは思うけど・・・。今ね、うちの真樹、ここの中学校にお世話になってんねん。」
「えー、新しく女の子が入ってきたことは知ってたけど、藤井さんて、先生とこの娘さんやったんですかー。花背の藤井さんて多いから、先生とつながりませんでした。」
「真樹はボクに似んとかわいいからなー。分からんかったか。」
「真樹ちゃん、お母さんに似てはるねえ。」と、ともちゃんのお母さん。
「ボクのええかげんなとこ似てくれたらよかったんですけど、けっこうまじめで息切れしたみたいです。」
「私もね、高校入った次の日に熱が出て1週間休んだんですよ。その後も中間に熱が出て、そのときも1週間ほど休みました。自覚はなかったんやけど、小さい学校から大きいところに入ったギャップが原因やったんでしょうね。」
「そうか、ともちゃんもそんな経験してんにゃ。もし今度うちの子におうたら、そんな話したって。」
「先生はつらいこととかなかったんですか。」
「なーんも。何でも味わうタイプやから。何でも楽しめとまでは言わんけど、つらいこともよう味わってほしいな。」
「それは、ちょっとむずかしいでしょう。実は、先生も意外と繊細やったりして・・・。」
ともちゃん、なかなか言うやんけー。
間スポッと抜けとるから、こっちはいつまでも小6の子を見ている感覚やけど、30歳やもんね。しっかりしとるがなー。
お昼ごはんどきにおじゃましたので、おにいちゃん・そういちろう君はサラダ作りの真っ最中。
「ブログ用におにいちゃんの写真とっとくわー。はい、グルグル回してー。顔はこっちむいてー。」
この要求は、2歳の子にはかなりむずかしかったようだ。手をグルグル回したら顔は自然と手元に向くし、顔をカメラに向けたら手が止まってしまう。
ともちゃんのお母さんが、「先生のほうを向いてー」とおっしゃったので、「先生ゆうても分かりませんて。」
すかさずともちゃんが、「おっちゃんのほう向いてー」。
何回目かのチャレンジで、やっと成功。
いい「調理師さん」の写真が撮れました。
それにしても、つくづく、「ともちゃん、成長したなー」。
帰り際のともちゃんとの会話。
「先生、毎年沖縄言ってはるんでしよう。私、奄美大島行きたいんです。」
「そっかー。ほな、いっしょに行こ。」
「いや、ほんまですか。行きましょ、行きましょ。」
元担任と教え子の会話としてはへんかな。
そして、小雨そぼ降る中、ともちゃんの実家を後にした。
お向かいには、中学校の校舎。あと8ヶ月、どうかここで中学校生活をしっかり味わって。
そう心の中で祈らずにはいられない。
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2009年07月07日(火)
父の日は・・・ [家族]
「沖縄のオジィになれるなあ。」
ヨメさんに撮ってもらった写真を見て、そう思った。
日焼けした肌、にやけた笑顔、かと思えば突然真顔になってしゃべりだす。いやほんまに、沖縄のオジィになれそう。
6月21日の父の日、「SAIKOロードレース」から帰ってきたとき、ちょっとだけ期待していた。母の日には、廉も真樹もかわいい花を準備していたから。
しかし、全然その話題にならなかったので、「今日、父の日なんやけど・・・」と言ってみた。
「あー、その話題は避けて通りたかったなあ」やって。
それでも、真樹は、その3日後、クッキーを作ってくれた。
コーヒーカップの中は、こんなんです。
きく型のクッキーもありました。
これは食べるのがもったいなくて、やっと昨日食べました。2週間近くたっていたのに、おいしかった。ゆっくりゆっくり味わって・・・。
そんで、「廉は何にもなしかい!」と思っていたら・・・。
おとつい「北栄町すいか・ながいもマラソン」から帰ってくると、家に外人ぽい人が・・・。よく見ると、廉でした。生まれて初めての茶髪。意外と似合ってるやん。
「パオパオ、父の日のプレゼント。」
それは、私の好きな沖縄ぽいガラのポロシャツだった。(トップの写真)
「こんなんもろたら、これ着てまた沖縄行かんなんがなー。」
私以外の3人は、「意味ふめーい」。
廉、真樹、ありがとうな。
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2009年07月06日(月)
第22回北栄町すいか・ながいも健康マラソン・続き [ランニング・出張販売]
今日は会場が鳥取県だったので、「ランナーズ9の会」の仲間には会えないだろうと思っていた。(鳥取は、現在会員数0)
しかし、私の10kmおり返しのちょっと手前、「9の会」のブルーのユニフォーム発見。三回手をたたいて、「オースッ!」の声かけ。気づいてもらえたようだった。
ゴール後だいぶたってから、うちのテントに静かに近づいてこられた方があった。
「9の会の・・・。」
「ああ、さっきの・・・。」(岡山の「トミケン」さんでした。)
それから、いろいろと話がはずんだ。トミケンさんは、5月の「第1回水都大阪100km」を11時間台で完走されたそうだ。また、8月の「広島〜長崎反核平和マラソン」にも参加されるそうだ。私もこれには参加したいと思っているのだが、足手まといにならんかなあ。とりあえず、問い合わせてみよう。
ヨメさんの感想。
「『9の会』の人らは、なんであんなにおとなしいん?」
「それがええにゃん。静かでお上品やから、ボクもお付き合いできるわけよ。」
「よう分からんなあ。」
一人だけ、ゴール前の写真を撮りたい人がいた。
ポンチャンの飼い主さんの池田さん。
私のゴール後10分ほどで、池田さんの姿が見えた。
そのときお名前が思い出せなくて、とっさに「ポンちゃ〜ん」。池田さんは、ちらっとこっちを見てくださった。
この大会のメインエベントは、やっぱりすいか。ポンちゃんもご相伴に預かります。
「うんまい、うんまい。ペロペロペロ。」
ポンちゃんをお借りして、記念撮影。パチリ!
こちらも負けずに、パクッ!
でも、早くも疲れで目がしょぼしょぼ。
ぜーんぶ片づけ終わったら、お向かいの「道の駅・大栄」でランチバイキング(¥1050)。
私は、ちらし寿司と炊き込みご飯があったので、おかずは少なめに。
帰りは、高速に入る手前の「道の駅・犬挟(いぬばさり)でお買い物。
ばんごはんのおかずになりそうなものを買うつもりが、いいものみっけ。これは、妖怪ポスト? (¥1785でした)
高速に入り、勝央SAで休けい。
そこで発見! きくちゃんのそっくりさん。
くつろいでおられるお父さんに、デジカメのきくの画像を見せて、いきなり「よう、似てるでしょう」。
「こうじさん、それはあやしすぎるで。」
「だいじょうぶだいじょうぶ。」
「ペコちゃん・メス・まだ4ヶ月・体重8kg」
ペコちゃんをかまっていたら、お母さんと3、4歳くらいの兄妹が戻ってきた。
「うちの飼ってる犬、ペコちゃんににてるやろ。」
子どもたちはあんまり反応がなかったのだが、お母さんはきくの写真を見てよろこんでくださった。
この落ち着きのないかわいいワンちゃんを見て、「ナカジマ君」のことを思い出した。私とヨメさんの、はるか昔の「小学校の先生」時代の数少ない共通の教え子。
「ちょろちょろ動き回ってたけど、かわいかったなあ。」
きくのそっくりさんから、話はまたまた変な方向に・・・。
高速の渋滞中は、こんな話でもせんと時間が持ちましぇーん。
1000円で高速に入って事故起こしてる人、ええかげんにせい!
私ら正規の値段で入ってるもんは、ムカムカ。
もう、このごろ、この事故渋滞がしょっちゅうやし。
ボヤキばっかりですいません。(マラソン大会レポートになっていませんねえ。)
本当は、かわいいワンちゃんに会えたことで、もう私は十分に満足なんです。
ということで、ここでおしまい。
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2009年07月05日(日)
第22回北栄町すいか・ながいも健康マラソン [ランニング・出張販売]
今日の帰りの車の中での私とヨメさんの会話。
「こうじさんのブログ見てる人は、キャロットのオバハンは旅館でええもん食べて、スイカパクついてええわなあと思ってはんにゃろなあ。そんで、オッサンは仕事ほっといて走りに行って、犬と遊びほうけとる。うらやましいと思ってる人多いんやろなあ。ちゅらいちゅらい仕事やのに、それは分かってもらえんやろなあ。」
ほんとに・・・。
私が「ちゅらい」のは、せいぜい行き帰りの長距離運転くらい。それに引き替え、ヨメさんはそれ以外のすべてのことに責任を負わされている。
「真樹がゆうとったわ。パオパオがええかげんな人間なことくらい大体わかっとる。腹も立たん。でも、母ちゃんがパオパオをボロクソにゆうたり、かんかんになったり、ため息ついたりするのを見るのがかなんて。」
「そうやろなあ。でも、そんなんもでけへんかったら、私、気ぃ狂うし・・・。」
なかなか味わい深い夫婦の会話になりました。
前日の宿泊は、長年お世話になっている「はわい温泉」の「別館湯乃島」さん。
いつもはすいているのに、今年は駐車場から車があふれるくらいの宿泊客。ほとんどがマラソンに出られる方のようだった。
今年は、会場レイアウトが少しだけ変わった。
その影響で、うちの出店場所も例年とは違う場所に移動になった。
「どっち向きに出そうかしらん・・・」とか思案しているうちに、うちの店を探しあてられたお客様がボチボチと来られた。今日も、子どもらは模試などがあって、ついてきていない。
てんてこ舞いがひと段落したころ、「去年はブログに載せていただいて、ありがとうございました。」
「ポンちゃんじゃないですかー。」
去年8月の「三瓶高原クロスカントリー」で大活躍の、「ポンちゃん」。久しぶり。
飼い主の池田さんは、私と同じ10kmに出られるので、ポンちゃんはお留守番。ちょうどうちの出店場所でお借りしている机の下が、いい日陰になっていた。
かしこく待ってられるかなあ。
やっぱりご主人様が気になって、ウロウロ。
「しゃーないなあ。ここで待っとったろ。」
開会式でのお話を聞く余裕もなかったが、明らかに参加者は増えているようだ。
(プログラムには、「4579人の参加」と書いてあった。)
名産「すいか」と「ながいも」も、会場内で販売されている。
5km、10kmは、9時40分同時スタート。
ただし、5kmは国道9号横の平坦コース。10kmは、南側に入りJRの上を越えたりする変化に富んだコース。
走りだしてしばらくすると、さわやかに吹いていた風がピタッとやんでしまった。これは、また去年の二の舞か・・・。(確か、9人が救急車で病院行き。)
しかし、2km過ぎくらいからだろうか、また風が吹き出してきた。
4km手前には、けっこうきつい上り坂もある。
そこで、もうトップの選手が帰ってきた。
折り返しちょっと手前では、「ランナーズ9の会」の仲間とも遭遇。やっぱり、折り返しコースはたくさんの人の表情が見られるからいい。
5km地点、24分20秒くらい?
去年より、給水箇所が増えているように感じたが・・・。
この大会では、冷えたタオルのサービスがある。これが気持ちいいったらありゃしない。後かたずけがたいへんでしょう。本当にありがとうございます。
8km地点、39分23秒。
9km地点、44分01秒。
よっしゃー、ゴールは48分台かー。
と、ここの最後の1kmが実際は1.2kmほどあることをすっかり忘れていた。
ゴールちょっと手前で腕時計を見たら、48分台どころか49分台もきわどくなっていた。
最後の最後だけめっちゃ飛ばして、なんとか49分56秒。
もー、いや。(距離表示は、正確に!)
(注)まだ、続きます。
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2009年07月04日(土)
「てんてん」と「くま」〜シリーズご近所猫6〜 [わんこ・にゃんこ]
昨日もきくの散歩の途中、花背造園さんのハイビスカスを見た。そして、反対側のウィンドーを見ると、ネコちゃんの姿が・・・。
3ヶ月ほど前に生まれた子猫ちゃん。
名前は、「てんてん」と「くま」。
いっぱいいっぱいさわらせてもらった。
ネコちゃんは警戒心が強いと思われがちだが、小さいときからかわいがられていたら、このとおーり。
また、さわらせてねー。
家の外では、きくが「ウォーン」(こっちも、かまわんかい!)。
前からいる「ふーちゃん」は、今2歳。
「グレちゃん」は死んじゃったそうです(7歳)。
ハイビスカスは、元気に咲き続けています。(ただし、夕方になるとしぼみます。)
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