2009年07月28日(火)
きくのおかしゃん [わんこ・にゃんこ]
「きくのおかあさんて、どれでしたっけ?」
「ああ、その後ろのん。よう似とるやろ。」
きのう、きくの実家・北区雲ヶ畑の高山牧場に、4年ぶりにおじゃまさせてもらった。4年前の5月、きくをもらってから一度も来させてもらっていなかった。
今年の4月から縁あって、娘の真樹がこの地域にお世話になっているのに、高山牧場さんにごあいさつに行けてなかったのが気になっていた。
こないだの日曜、滋賀に合宿に行った帰り、京都駅で「赤福餅」を買ってきた。お好きかどうか分からないが、これを持って行くことにした。
橋を渡って、牛たちの横を通り、おうちに近づくとワンちゃんたちのほえ声。3びきいる。
あれからもう4年たつので、きくのお母さんが生きているかちょっと心配だったが、3びきもいたらだいじょうぶやろう。
ワンちゃんたちの強烈な鳴き声で、おうちから女の方が出てこられた。
最初、娘さんかなと思ったが,よく見ると菊司さんの奥さんだった。菊司さんは、確か私の4歳上だが、奥さんはお若い。
その後、菊司さんも出てこられた。私が久しぶりにおじゃましたことを、たいそうよろこんでくださった。
「うちの犬は、何でか知らんみんな長生きで・・・。」
「きくのお母さんて何歳ですか」と聞こうと思ったがやめておいた。たぶん、おぼえておられないだろう。その代わり、こっちを聞いてみた。
「きくのお父さんは・・・。」
「ああ、うちにいるのは、みんなこいつの子でメスや。きくのお父さんは、出合橋の近くの鴨井たつしさんとこの犬や。まあ、元々は給食調理員してはった安井さんとこの犬やったんやけど・・・。」
そうか、それはぜひ見せてもらわんならん。
私が持っていった「赤福餅」は、菊司さんの大好物だそうだ。京都駅くらいしか売っていないので、京都駅に用事のある人に頼んで買って来てもらったりしておられるらしい。
持って行って、よかった!
この後は、牛さんの写真でも・・・。
牛さんも暑くて扇風機。
奥さんが、「牛乳、持って帰られます?」
「ありがとうございます。」
ここの牛乳は、うまいんだー。
まったくくせがなく、飲みやすい。
第一、おいしいて。
真樹が合同文化祭の音楽の練習だったので、4時過ぎに迎えに行った。その帰り、市原のゴミ焼却場の近くの道路でカメ発見。道の真ん中にいたので、車にひかれるかもしれん。
よっしゃー、助けたろう。
これで竜宮城行きのチャンスゲット!
または、地獄から這い上がれる「カメの糸」ゲット!
家に帰って、高山牧場の牛乳をきくちゃんに。
最近、牛乳を嫌って全然飲まなかったきくなのに、高山牧場の牛乳は「うめーうめー」。
今度、いっぺん、おかしゃんに会いに行こね。
でも、噛みちゃちゃくり合いになるかもねー。
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2009年07月27日(月)
京都ランナーズ合宿・2日目(7/26) [ランニング]
「藤井さん、みんなでおいしそうにソフトクリーム食べてるとこ、撮ってぇな。」
「しゃーないなー。」
パチリ!
「あー、えつくるしー。これはどう見ても、いかがわしい団体でっせー。」(でも、なんか、木村さんのすました顔がかわいいー。)
(話は、朝に戻り・・・)
今日も近道を通って希望が丘へ。
朝飯前のひとっ走り。
宣言タイムレース4.5km。
去年どれくらいで走ったか分からないので、キロ5分15で行くとして、23分40秒。これでどうですかね。
宣言タイムを書いた用紙を見てみると、23分台が目白押し。これはおもしろい争いになるぞ。
このコースは、初めと終わりが舗装道、真ん中は土の道。なかなか変化に富んだコースです。む
私は、23分30秒と宣言されていた片岡さんに離されないようついていった。しかし、最後の直線でかなり離されて、そのままゴール。30秒以上は離された感じ。3位入賞危うしか?
私の後ろを走っている人の応援に。
ゴール手前には、きれいな花壇もあります。
一番最後は、山嵜さん。
ただし、誰にでも優勝の可能性があるのが、この「宣言タイムレース」のいいところ。
またまた近道を通ってホテルまで。
シャワーを浴びて着替えて、朝食会場へ。
喫茶「ろんど」の朝ごはん。
これが、めっちゃおいしかった。特にいなかの古くさーい味が抜群だったお味噌汁。朝がにがてな私でも、バクバク食べることができた。
ホテルに帰って、宣言タイムレースの成績発表と表彰。
1位 片岡さん、13秒差 (宣言23分30秒が23分17秒)
2位 藤井(私)、23秒差 (宣言23分40秒が24分03秒)
3位 西山さん、35秒差 (宣言20分00秒が19分25秒)
後でわかったことだが、私は去年のこのレースを24分ちょうどで走っていた。
そして、今年は24分03秒。去年と3秒差。ある意味、これもすごい!
そのあと、また希望が丘へ。
さすがに走って行かれたのは2名のみ。私も、中村彦四郎さんの車に乗せてもらった。
車の中での会話。
「藤井さん、この参加者の中で一番スタミナあんのんちゃいますかー。」と保坂さん。
「そら、ほら、普通の人って、平日に仕事のストレスがいっぱいあって、休みやからゆうてそんな走れませんやん。その点ボクは、普段ヨメさんに食わしてもらってるお気楽な立場やから、けっこう力残ってますねん。」
「そらー、奥さんたいへんやわ。」
「ほんま、たいへんですよー。一家の大黒柱やから。こんなこと言っててもね、なかなか信用してもらえへんのですけど、ほんまに『京都キャロット』は何から何までヨメさんがやってますねん。私、全然役に立ってへんのです。」
同乗者は、みなあきれ顔。
午前のメインは、合宿恒例の駅伝大会。
宣言タイムレースの先着4名をシードして、残りの人をくじ引き。
約1.1km×3名の4チーム対抗駅伝。(今年は、タイムはとらないことに。)
私は片岡チームの2走。
片岡さんが、前3人によくくらいついてくださり、いい位置でタッチ。
ここは、すごく走りがいがあった。(私は意外とこれくらいの短い距離が得意です。)
あー、めっちゃしんどかったけど、前3人全員抜くことができた。いいお膳だてをしてくださって、ありがとうございました。
最後は少し差が開いてしまった。
やはり、チーム編成はくじ引きより、力が平均になるように組んでもらった方がよかったようだ。
私一人、いい気分にさせてもらってすいません。
片岡さんがどなたかとしゃべっておられたのでお聞きすると、ご実家のお母さんと小2の娘さん。少し離れたところには、ご実家のお父さんと小4の息子さんも来ておられたようだ。
こんな形での合宿の応援は初めてかもしれない。せっかくいい環境の所なので、他の方も家族そろっての参加なんてどうでしょう。
片岡さんは、北海道マラソンに向けてのいい練習になると判断されて、この合宿に参加してくださったそうだ。
去年の久保田さんもそうだったが、自分でしっかり判断し、単独でも思い切ってクラブの合宿に参加してくださるような方は本当に輝いている。
片岡さん一人の加入が、どれだけこの合宿を盛り上げてくれたことか。
北海道マラソン、しっかり走ってね!
そして、懲りておられなければ、ぜひ来年も合宿に参加を!
駅伝のあとは、なんと、100m走。
足が上がるか心配だったが、みんなよう走りました。
全員走り終わった後で、私が言わせてもらった講評。
「さすが京都ランナーズ。一人もこけませんでしたやん。これが地域の運動会やったら、絶対何人かこれてますで。」
タイムは二の次。100m、息を止めて走れただけても、感動もんです。
食堂での昼食。一人660円まではクラブから出た。
私がカレーを食べ終わったあと、ソフトクリームをうまそうに食べていると、木村さんが、「みなさん、私らもソフトクリーム食べまししょか。」
けっきょく、この分もクラブから出ることになった。(私は、代わりにホットコーヒー。)
昼食後は、昨年好評だった中村彦四郎さんの講義。
ところが、みなさんおなかがいっぱいになったせいか、コックリコックリ。私はなぜか初めから終わりまで、しっかり聞かせていただきました。
「体の軸をしっかり」、「着地点を意識して走る」など、聞いていて「ふむふむ」と思うことはたくさんあるのだが、具体的に何をしていいかが分からない。
とりあえず、「走りながら考えよう」ということで、また「青年の城」往復約10kmへ。
途中どしゃ降りになったり、日がさしたり。
大変な天気でしたが、みなさん、理論が実践に生かされたでしょうか。
これで、合宿の行事はすべて終了。
私的には、この希望が丘で松見輝子さんと太田君子さんにお会いできたのもうれしかった。(お二人とも、それぞれのクラブの練習会で来られていたようだ。) 予想もしていなかった人に会えるとうれしいものだ。
最後のしめは、木村さん。
「また来年も参加しよう」と思える、とてもいいごあいさつでした。
おひらきになって駐車場まで行こうと思うのだが、どしゃ降り。
かなり待って少し小降りになったので、やっと行動開始。
私と木村さんと保坂さんと宮本さんは、吉野さんの車でJR野洲駅へ。ここで宮本さんとお別れし、3人で京都方面へ。
今日は、3.2km+4.5km+3.2km+1.1km+10kmで、計22km。
これでは、ちょっと物足りないかな。やっぱり、帰りも京都まで走って行ったほうがいいのかも・・・。
※ 木村さんを初め、この合宿のお世話をしてくださった役員さん、どうもありがとうございました。とてもいい合宿でした。
来年は参加者20人以上めざしましょうね。
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2009年07月26日(日)
京都ランナーズ合宿・1日目(7/25) [ランニング]
京都ランナーズの合宿の特色のひとつは、宿泊場所から5kmほど離れた「希望が丘」まで走っていくこと。
直線距離は3kmほどなのに、三上山の北側をぐるっと迂回して走るため、すごく時間がかかってしまう。
しかし、野洲中学校の先生に、学校の裏から行く近道を教えてもらった。この道はほぼ直線で、ちょっときつい坂があるが絶対に近い。標識を見てみると、野洲駅から希望が丘まで3.2kmとなっていた。
(話は、希望が丘到着時に戻り・・・。)
私がやっと希望が丘に到着し、ゆっくりお昼ごはんを食べているとき、先着グループが明日の宣言タイムレースコースの試走に出発した。
私はごはんを食べ終わった後は、ちょっとお昼寝。
みんなが帰ってきてしばらく休けいした後、今度は「青年の城」までの往復約10km。
ゆっくりペースの初代さんと山嵜さん。
速い組3人が、もう帰ってきた。
その後、粟津さん。
「青年の城」の前は、きれいな芝生。
ここで折り返しなのに、ちょっと先に行ったはずの初代さんが行方不明。探し回ったが見つからない。
「ショートカットして帰ってしまわはったんかなー。」
ということで、私と山嵜さんと木村さんの最後尾トリオは帰ることに。
ゴールに戻っても初代さんの姿はなし。
心配して待っていると、山嵜さんが初代さんを引き連れてゴール。
初代さんは、「青年の城」の中で冷たいお水をいただいていたらしい。
「心配させんなよなー。」
芝生中央あたりでは、滋賀県の高校陸上部の合同練習。
男女いっしょに練習できるのは陸上部くらい。しんどい練習だが、楽しそうでもある。
「帰り、近道ありまっせー」と誘ったら、2人がついて来てくれた。
野洲中学校の横で、かわいいワンちゃん発見。
一日の最後に、いいワンちゃんに会えてよかった。
私の合宿1日目は、10km走+3.2km。これに御所〜希望が丘を足すと、約35km。けっこういいトレーニングです。
「ほほえみの湯」は、人工的に北海道の二股温泉と同じ湯にしてあるそうです。
夕食会の参加者は、10名。
ちょっとこじんまりして、さびしかったですね。
一人一人のあいさつがあった。
私が言ったこと。
「今日の合宿は、クラブ員ではない片岡さんが参加してくださったことが一番うれしい。それも紅一点の女性として。
やっぱり合宿というからには、20人以上くらいの参加をめざしたい。それには、参加してよかったと思えることをどんどん取り入れていってほしい。
例えば、私みたいにここまで走ってくるとか・・・。そんな元気のある人は少ないですかねえ。
そうそう、せっかくいい陸上競技場があるんやから、あれを使ったらどうですか。正確な距離の5000mとか走れますし、いいと思うんやけど・・・。
毎年新しい方が参加してくださるように工夫していかなあかんと思います。」
私たちのお世話をしてくれたバイトさん。
現在短大在学中で、就職先を探しているそうです。
すごく笑顔のかわいい働き者です。みなさん、よろしく。
去年もしてもらったマッサージ。
今年も行きました。(20分コース、2200円)
最初ひと言ふた言お話して、その直後にぐっすり。
「終わりです!」の声で目が覚めた。
これ、効いてんのかどうなんだか。マッサージ中は、寝たらあきませんね。
ホテルの1階の談話室で懇親会。
夜遅くなるにつれ、一人抜け二人抜け、けっきょく最後は私を含め5人が残った。
公開されることを前提としていない話し合いなので、くわしくは書きません。ただ、みなさんが「京都ランナーズ」をさらにいいクラブにしたいという思いがひしひしと伝わってきた。ただし、話がかみ合っていたかどうかは少し疑問の残るところもあった。
ここで、今、私がちょうど読んでいる本「<対話>のない社会」(中島義道著・PHP新書)より。
<対話>の基本原理
(1)あくまでも一対一の関係であること。
(2)人間関係が完全に対等であること。<対話>が言葉以外の事柄(例えば脅迫や身分の差など)によって縛られないこと。
(3)「右翼」だからとか、「犯罪人」だからとか、相手に一定のレッテルを貼る態度をやめること。相手をただの個人として見ること。
(4)相手の語る言葉の背後ではなく、語る言葉そのものを問題にすること。
(5)自分の人生の実感や体験を消去してではなく、むしろそれらを引きずって語り、聞き、判断すること。
(6)いかなる相手の質問も疑問も禁じてはならないこと。
(7)いかなる相手の質問に対しても答えようと努力すること。
(8)相手との対立を見ないようにする、あるいは避けようとする態度を捨て、むしろ相手との対立を積極的に見つけてゆこうとすること。
(9)相手との見解が同じかか違うかという二分法を避け、相手との些細な「違い」を大切にし、それを「発展」させること。
(10)社会通念や常識に納まることを避け、つねに新しい了解へと向かってゆくこと。
(11)自分や相手の意見が途中で変わる可能性に対して、常に開かれてあること。
(12)それぞれの<対話>は独立であり、以前の<対話>でコンナことを言っていたから私とは同じ意見のはずだ、あるいは違う意見のはずだというような先入観を棄てること。
どうですか。すごく参考になるでしょう。
私は、特に(3)と(9)を大事にしています。
それよりも話の中でおもしろいことを発見した。
私は、自分で「京都ランナーズ」の「役立たず会員」を自称していたが、多くの人の評価はさらにその一段上(?)の「ええとこ取り会員」であった。もう、うまいこと言い過ぎちゃうん。(仕事をまったくせず、自分の好きな行事だけ適当に参加する会員という意味)
たとえ「ええとこ取り会員」であっても、きちんと年会費を早め早めに納め、みんなをなごませる技もちょっとだけ持っている私を、・・・どうか切らないで!
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2009年07月25日(土)
ひとり・反核平和マラソン [ランニング]
京都ランナーズ合宿1日目。
今年も、京都御所から滋賀県野洲の希望が丘まで走っていくことにした。
ただ、去年は迷走してしまい野洲に着いたのが夕暮れになったため、今年は電車で中抜きすることにした。
その代わり、「ひとり・反核平和マラソン」として走ることにした。(と言っても、ランシャツの前後に「反核平和マラソン」のゼッケンをつけて走るだけだが・・・。)
去年は一旦御所に行き荷物を預け、また家に帰ってからスタートしたのでかなり出遅れてしまった。
今年はその徹を踏まないため、叡電で出町柳へ。そこから荷物を持って御所へ。
御所からは、私を含め7名。ちょっとさびしい。
ここで、私の荷物を預かってもらう。
山科で冨田会長をひろっていくらしい。
私は、一応、「ひとり・反核平和マラソン」。
去年は到着が遅くなり、皆さんにご迷惑をおかけした。今年は、とりあえず山中越えで「JR大津駅」を目指す。去年とちがいまあまあ知っている場所なので、よもや迷走することはあるまい。
鴨川から、これから越える比叡山をながめる。
800mちょっととは思えない。峠はもっと下のはずだが、手前に何もないのでかなり高い感じがする。
京大農学部前。確か、文学部もこっちにあったように思う(記憶ちがいかも・・・。)。
本屋さんに勤めていた時、ここへよく配達に来ていた。(もう、35年も前のこと。)
ここを右折すると比叡山へ。
山中越えには苦い思い出がある。
25年ほど前、京都と滋賀を結ぶ「京滋駅伝」が行われていた。私は京都ランナーズの選手として、この上り坂区間に起用された。特別上りが得意だったわけではないが、若かったのでここを走らされたのだと思う。
この区間は第3区だったと思うが、峠の4区との中継所にたどり着いた時、私にたすきを渡した2区のランナーが先に着いて待っていた。これは、ショックだった。
私らはバイパスのほうを走り、そのランナーは山中町の近道を走ってきたとは言え、抜かれてしまうなんて・・・。
そして、4区のランナーは繰り上げスタート。たすきを渡す相手はいずこへ・・・。
ということで、この隠れ里ともいえる「大津市山中町」には、この歳まで足を踏み入れることはなかった。
県道から山中町方面に入ったとたん、どしゃぶりの雨。
でも、一般車両進入禁止にしてあるだけあって、すごく落ち着いたいいところだった。
ゆっくりランにおすすめです。
むさくるしい顔をすいません。
ずぶぬれになったところを見てもらおうと思って・・・。
御所から峠まで、9kmくらいだろうか。1時間13分かかった。
大津市役所あたりに抜ける近道も知っていたが、琵琶湖を見下ろしたかったので、あえて県道を下って行った。
比叡山を越えたあとも、雨はじゃじゃぶり。
その分気温が低く、走るのにはこんなありがたいことはない。
近江神宮の広い境内も、雨のためか人影なし。
ここら辺は若い時よく来ました。皇子山陸上競技場もすぐ近く。
峠から大津市役所まで40分やから、6kmくらいかなあ。
こっちの京阪電車は、けっこう派手です。
商店街に入ったが、土曜日だというのに閉まっている店が目立ちます。
続きの商店街もお客さんはまばら。
ただ、私のランシャツの文字を見て、「9の会やてー・・・」とか言ってくださっている方があった。
時間があったら見たかった「大津祭曳山展時館」。
びしょぬれランシャツランパン姿では、無理ですね。
この近くに座っておられたおじさんに「JR大津駅」までの道を教えてもらった。ありがとうございました。迷わず、すっと行けました。
「JR大津駅」到着。
御所より2時間12分。17kmくらいあるんでしょうかねえ。
12時10分発「米原行き」の電車に乗れた。
今年は何もかもうまくいっている。
電車が込んでいたら、汗臭くて嫌がられるだろうと思ったが、すいていてよかった。
気分は、「仮面ライダー電王」。
「ヒーローは、電車に乗ってやってくる!」
「JR野洲駅」には、12時半ちょっと前に到着。
電車ではあっという間だったが、ここを走っていたらかなりかかっただろう。賢明な判断でした。
駅前のバス停で「希望が丘行き」を聞くと、「もうない」とのこと。しょうがない、5kmくらいのことやし走っていこ。
国道8号線を越えると、野洲中学校につきあたり。
ちょうど帰ろうとしておられた先生がおられたので、希望が丘への道をたずねた。
「学校の裏から行くと近いです。入口までご案内します。」
なんと、ご親切な・・・。先生の写真、撮らせてもらえばよかった。
学校の裏にあった標識は、「野洲駅まで1.8km」「希望が丘まで1.4km」。ということは合わせても3.2km。これは、絶対に近い。
小さな峠には浄水場があった。
この道をあまり公開してないのは、この施設のせいかもしれない。
峠を越えると、少し草が生い茂り、注意しないと足を切ってしまう。
大津駅からちょうど1時間。電車とランで、希望が丘到着。
御所からは、3時間12分。
今年は天候にも恵まれ、余裕のトレーニングができたといえる。満足、満足。
食堂では、お昼を食べ終わった合宿組が、まだくつろいでおられた。夕暮れに着いた去年とは、雲泥の差である。
私も、お昼ごはん。ダメージが少なく、スーとおなかに入っていった。
休けいが終わった他のメンバーは、明日の宣言タイムレースのコース(4.5km)を試走に。
私は、ソフトクリームとコーヒーでゆっくりさせてもらった。
「京都御所〜野洲ラン」は、去年の失敗が今年に生かせたと思う。
出町柳〜御所が約1.5km。御所〜大津駅が約17km。野洲駅〜希望が丘が約3.2km。これで合計22km弱。
合宿前のいいウォーミングアップになった。
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2009年07月24日(金)
ブログファン [ブログ]
今日、ヨメさんが、うちの玄関脇のハナミズキの枝に何かの巣があるのを見つけた。私が目をこらして見てみると、小さな鳥のくちばしが見えた。何の鳥かは分からなかったが、写真だけ撮っておいた。
そのあと、巣を見に行くともぬけのから。
ヨメさんの話によると、鳥の夫婦が「ピチピチピチ・・・」と相談していたらしい。ヨメさんの通訳では、「変なオッサンとオバハンがこっち見とったでー。こら、ここはひきはらわなあかん。」
ああ、気の毒に・・・。
お昼、夏休みの補習が終わった真樹を迎えに学校に行った時、2年のRちゃんに会った。
「○○ちゃん、ブログに○○ちゃんの写真載せたんやけど、どうもなかったかな。」
「あっ、ありがとうございます。『パオパオだより』ですよね。」
「おっ、見てくれてんのかいな。ちょっと遠慮して1枚しか載せてへんにゃけど・・・。」
「だいじょうぶです。たくさん載せてください。また、見ておきます。」
こんなところに、私のブログのファンがいたなんて・・・。○○ちゃん、これからもよろしくね。
ブログファンと言えば・・・。
昨日、「京都キャロット・産大前店」の郵便受けにナゾの絵葉書が入っていた。
店の郵便受けは、テナントのマンションの裏側にあるので毎日見に行っているわけではない。たぶん、だいぶ前に投函されたものだ。
「まきちゃんへ」で始まり、父の日のプレゼントの手作りクッキーのことが書いてあった。
最後に「娘のいない私はうらやましーィ! にょんにっきのファンより」。そして、手作りの「美」のハンコ。
ふむふむ、これは、いなかにいたとき同じPTAだった○美さんにちがいない。ほとんどお話したことのない人だったが、こうしてうちの家族のことを気にかけてくださっている。ありがたいことだ。
同じ郵便受けに、「ランナーズ9の会」のまっちゃんからのお手紙。これもずいぶん前に入っていたもののようだ。
私がまっちゃんの「ゆめさき舎」に行ってみたいと言ったので、くわしい資料を送ってくださったのだ。
まっちゃんも私のブログの大ファン。
最近、私はヨメさんからボロクソに言われるたびに、「あっ、今のんはブログに書いてまっちゃんに読んでもらわんなん。まっちゃん、あきれるどー。」とか言っている。
まっちゃんなら、こんなオッサンの悲哀もわかってくれるかなあ、と思ってしまう。
最近、1日のアクセス数が連日1500越え。今月は、4万アクセスを越えそうだ。
私の知らないところで、私のブログを楽しみにしてくれている人がいてはんにゃろなあ。かと思えば、うちのヨメさんみたいに私のブログを読んでムカムカしている人も・・・。
むずかしいもんです。
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2009年07月23日(木)
「紫野対鳥羽」−山田君の涙ー [学校]
紫野高校応援席に向かって一礼したあと、一人の選手が崩れ落ちた。その選手を抱き起こし、いっしょにベンチへ向かう4人。
泣き崩れていたのは、「サヨナラ」のマウンドにいた山田投手。助け起こしていたのも、たぶん3年生。みんな、うちの廉と同じ高校の同級生。
とてもじゃないけど見てられん。ああこの子らは、本気で甲子園をめざしてたんや。
延長14回裏サヨナラ試合。4時間近い熱戦の幕切れは、2アウト満塁ツースリーからの押し出しだった。あまりにも残酷な・・・。
しかし、見る側から言わせてもらえれば、こんなすばらしい試合はなかった。野球はチーム対チームの戦いだということを、ひしひしと感じさせてくれるゲームだった。
こんな長い試合だったのに、真樹も感動していた。「見に来てよかった」と何度も言っていた。
西京極球場の近くに駐車場の空きが見つからず、だいぶ遠いところにとめたため、球場に着いたのは試合開始予定時刻を15分ほど過ぎていた。しかし、その前の試合が長引いていたようで、私たちが着いたとき、まだ試合は始まっていなかった。
球場は、ほとんど日陰がなかった。
どうせ暑いのなら、3塁ベンチのすぐ近くにすわろう。選手の表情もよく見えていい。
紫野高校の先発は、長身右腕の上田投手。左腕山田投手は、センター4番での先発となった。
1塁側鳥羽高校は、赤いメガホンでの応援。
試合開始。
元気のいい掛け声とともに、ホームベースまでダッシュ。
紫野高校はチア部による応援だったが、真横なのでよく見えない。
真樹は、自分から「見に行きたい」と言った。なんでやろう。
ベンチ中央におられる谷監督。
体育の先生ですが、実は「京都キャロット」のお得意様です。知る人ぞ知るサブスリーランナー。とにかく、部員を走らせまくることで有名です。
廉は自分の学校であるにもかかわらず、応援に来ず。
私たちの周りには、紫高生らしき子がいっぱい来てるのに・・・。
反対の1塁側まで行って、紫高チア部も撮っておいた。
紫野高校一番打者。
真樹は炎天下なのに何の不満も言わない。
しっかりと、高校生たちのがんばりを見つめていた。
私の横に座った紫高生が、おもしろいことを言っていた。
「さっきまでテレビで見てたんやけど、名将(谷先生のことらしい)、サインバレバレやぞー。こればっかりやから。」(と言いながら、左手首をさするしぐさ。)
この大会は、第91回だそうです。すごい歴史です。
ここから3枚は、4番バッター山田選手の華麗なフォーム。
見事な選球眼で、フォアーボールゲット。
試合開始1時間後くらいから、太陽が雲に隠れる時間が長くなってきた。一時は暑さで倒れるかもしれんと思っていたが、何とか持ちこたえた。
紫野、鳥羽はともに公立高校。通学地域が限定されている公立高校が、よくここまで勝ち進んできたものだ。
紫野は、左右の2枚エースを擁し前評判も高かった。しかし、私の目には、相当練習量をこなしているチームだとうつった。牽制からの挟殺が2回、バント処理でランナーを殺すことも数回。盗塁刺殺も数回。これは、かなり練習を積み重ねないと本番で成功しない。
3試合連続完封で勝ち上がってきたのは、ピッチャーの力だけではないことがよくわかった。「連携力」のあるチームである。
一方、鳥羽は「何があっても前へ前へ」というチーム。積極的というか、やや雑というか・・・。
しかし、それを貫き通して勝ち進んできたことがうかがえる。何回も連続して盗塁を刺されているのに、また走ってきたときはびっくりした。
チーム全体に、「失敗を恐れず前へ」という考えが徹底されていた。
両方とも、すごくいいチームである。どの子の顔もイキイキしていた。
どちらが勝ち進むにせよ、「公立高校の希望の星」になることはまちがいない。(この時点で、公立のもう一校、塔南高校もベスト8に残っている。)
3回に1対1になってから、本当に目が離せなくなった。
7回に鳥羽が1点取りなお満塁。そこで紫野高校先発上田投手は降板。センターから山田選手がリリーフ。見事な火消し。
9回表、それまでさっぱり当たりの出なかった5番打者矢田選手が起死回生の同点打。
そこから延長へ。
球場のフンイキは、延長15回同点で再試合もありか、という感じだった。
延長何回か忘れたが、紫野の先頭打者がセカンドゴロ。それを鳥羽の二塁手がお手玉。この二塁手は、この試合3個目のエラーであったと思う。
このときだけは、鳥羽を応援した。「なんとか、このエラーから決勝点が生まれませんように・・・。」
この回の鳥羽の守りはすばらしかった。「絶対におまえ(二塁手)のせいにはさせへんぞー」という気迫が感じられた。
私は、この回の鳥羽のまとまりが今日の勝因であったように思う。一人のミスをチームのミスと思い、一致団結して挽回する。これが、団体競技の醍醐味です。
試合終了。
紫野高校3年生にとっては、ここで高校野球のすべてが終わりを告げた。
鳥羽高校の校歌斉唱。
紫野高校応援席に向かって一礼。一番深々と頭を下げられていたのは谷監督だった。(右から2人目)
家に帰って廉に確かめたら。本当に谷先生は「名将」と呼ばれているらしい。公立高校をここまで導いたのだから、確かに「名将」である。ちょっと谷先生を見る目が変わってきたかも・・・。
こんな機会はめったにないのに、廉も見に来ればよかったのに。真樹はこの試合を見て、自分なりにいろいろと考えるところがあったみたいよ。
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