2009年07月22日(水)
京都市中学校選手権大会(卓球の部) [学校]
「やったー!」
第1試合、フルセット、ジュースの熱戦を制し超スレスレで勝ったとき、真樹が私のほうにニコニコしながら近づいてきた。
「絶対、見にこんといてやー」ゆうてたのにね・・・。こんな心からの笑顔を見たのはいつ以来やろう。
昨日の夜の父と娘の会話。
「このユニフォームの胸のボタン、はずしてていいんかなー。」
「おぉっと、胸チラお色気作戦で相手をメロメロにするつもりやなー。」
「なんでやな。相手も女やって。」
「ははー、ほんまや。」
こんなお気楽なパオパオのおかげで、娘はリラックス。(と思っているのは、私だけ・・・かな。)
勝ち負けは二の次。「楽しめ」とは言わんけど、何でもしっかり「味わう」こと。それが一番大事。
今年4月に転校したばかりで、卓球暦3ヶ月の真樹。
1回きりのユニフォームを買うのはもったいないので、卒業した先輩「T・まきちゃん」のユニフォームを借りて出場。
「T・まきちゃん」は、真樹と同じ名前だが、すらっとした長身。ちびまるこい真樹が、貸してもらってだいじょうぶかと心配だった。
でも、着て動いているところを見てみると、全然だいじようぶ。
「T・まきちゃん」は、真樹の古くからの文通友達。私も合同行事などで何回かしゃべったことがある。今どき珍しい落ち着いた子。
その子のユニフォームが借りられたことが、何か「ラッキー」なような気がした。
北区のK中からは、最強女子カルテットが参加。(と言っても、これで女子全員です。) 3年の真樹とあーちゃん、2年のRちゃん、Mちゃん。
真樹以外の3人にうちの家まで来てもらい、そこから会場の山科・大宅中まで私の車で行くことにした。
大会で説明に立たれた先生は、たいへん好感が持てた。中学校の先生にありがちな「がなりたてる」といことがない。生徒たちの聞く態度もすごくよかった。それは、先生が要領よく手短に話されていたからだと思う。
K中のトップバッターは、2年のRちゃん。
K中が誇る大型選手。(真樹の1.5倍はある???)
遠くから撮ったので、ピンボケです。
きっと緊張しているだろうに、着実にリードを広げ、見事な勝利。
このときほとんど同時に、2年のMちゃんも試合。ごめんねー、写真撮れへんかった。試合も残念やったね。
RちゃんもMちゃんも、真樹の古くからの文通友達。急に転校してきたのに、仲良くしてくれてありがとね。
あーちゃんのお父さんも仕事の途中によってくださった。あーちゃんのお父さんは、いつも真樹のことをかまってくれはる。真樹もうれしそう。
学校からは校長先生たちも来てくださった。
真樹の初戦の相手は、なんと珍しい真樹より小さい女の子。
なんで、ニコニコしてんにゃろ。
セットが終わるごとに、ベンチに帰り作戦タイム。なんか、楽しそう。
真樹は、学校から借りている安もんラケット。相手がチェックするとき、「えっ、こんな重たいラケット?」という顔をするらしい。
おーと、出ましたー。
臨時コーチ? 特命コーチ?
いえいえ、彼はあーちゃんのお父さんです。
セットを取られて取って、取られて取って、第5セット。
一進一退、一進一退。ついに、ジュース。
取って取られて、今度は取って取って。13対11。
「やったー!」
「練習少なく成果を上げる」
これは、我が家の家訓です。
ただ、一生懸命練習してきただろう相手には、本当に申し訳ない。
最強女子カルテットの大トリとして登場のあーちゃん。
お父さんもななめ後ろから応援です。
作戦タイムには、みんなからアドバイスが。
K中応援ベンチには、お母さんや先生も。
あーちゃんパパ臨時コーチも、適格な指示を。
対戦相手との実力は紙一重。
フルセットで、最後はジュース。
取られて取って、取って取られて、取られて取られて・・・。
あー、おしい。12対14。
ほんとうに、もうひとふんばり。最後は勝たせてあげたかった。
でも、いつもまじめに取り組んでいた姿勢は立派でした。
体育館の外では、部分日食。
曇り空だったので、肉眼で観察できた。ラッキー!
真樹の2回戦。
相手は、シード選手である華頂女子のKさん。これは、どう見ても真樹の2倍はある(???)。
あっ、身長じゃなくて実力。5段階評価で、「2.5対5」という感じでしょうか。
真樹は変化球サーブができないので、相手のバックをねらうサーブを多用する。
このときも真樹からのサーブだったので、相手のバックにサーブ・・・。
「バチコーン!」
一瞬、ピン球が消えたのかと・・・。
気がつけば、ピン球は応援席に・・・。これはもう、みんな笑うしかない。
真樹がパックをねらっているつもりだったサーブは、相手が左利きのため打ちごろのコースに入っていた。
「知らんかったなー」
しかし、相手もミスが多く、得点板見てください。
「真樹がリードしてますがなー」
卓球部顧問の若きM先生は、こんな時どんなアドバイスをしてくださったのだろう。
第1セットこそ8点までとれたが、第2、第3は「ムリー」。
セットカウント3-0で、完敗。
ちょっと前ならプンプンしながらこう言ったと思う。
「なんで私があんな強い人と対戦せんならんねなあ。意味ないし。」
でも、今日はちがった。
「強い人ともやれてよかったわ。いろんな人がいんねんなあ。」
もちろん一回勝てて気をよくしているのだろうが、「普通の中学生としてみんなの輪の中に入れている自分」が実感できたのがうれしかったのだと思う。
いやなことがあってもすぐうれしいこともある。そして、またつらいことがあり、またよろこびもある。
人間て、そんなことのくりかえしちゃうん?
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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コメント
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一回戦の相手のお父さん、コメントありがとうございます。(非公開にしていますが・・・)
娘さんがこれからも卓球をがんばって続けていこうと思っておられるようで、すごくうれしいです。
実は、娘さんに一生懸命エールをおくっておられるお父さんの姿を横から見せてもらっていて、うらやましかったです。私はおおっぴらに応援はできません。娘がすごくいやがりますので。
私ができるのは、こそっと写真を撮ることくらいでした。ただ、最後にニコッとしてくれたのが救いです。
次回、お父さんのところの娘さんがニコッとできますように!
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一回戦の相手のお父さん、私の配慮が足りなくて申し訳ありません。写真のほうは新しく処理したつもりですが、またおかしければ教えてください。
娘さん、これからも楽しく卓球を続けていってほしいです。
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ぱそこばさん、コメントありがとうございます。
Rちゃんのお知り合いだったとは・・・。
実はあの写真も勝手に撮らせてもらって、「ブログに載せます」とはまだ言っていません。事後承諾という形になりそうです。(あるいは、削除?)
私たち親としては、「やっと(昔でいう)1学期が終わったな」という感じです。卒業までは、まだまだ長〜い。
いやなことも含めて自分の人生なんや、ということがわかってくれたらなあと思っています。
こんにちは。
娘さんの頑張る姿を満面の笑みで応援されたいたのが
目に浮かびます(笑)
いつも愛しているよ〜っとメッセージを送ってらっしゃるパオパオさんには本当素敵なお父上だと思いますよ!
保護者の皆さんが映っているお写真の中に、保育園時代に仲良くさせて頂いていた方が偶然にも映ってらっしゃいました。
きっと、「K中のトップバッターは、2年のRちゃん。」がその子だと思います。
Rちゃんとは、この間スーパーで偶然お逢いしましたが、卓球でもご活躍されているんですね!
ぱおぱおさんとは何か共通する事が多くってびっくりしますよね。
って言うか、北区同士ですものね(^_-)-☆
きっと娘さんは、中学時代に全力で応援しに来てくれたたお父さんを忘れられないでしょうね(*^。^*)