パオパオだより

2009年02月13日(金)

石垣やいま村〜「おまけ」沖縄・2/10〜 [沖縄]

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やいま村から石垣島西海岸(名蔵湾)をのぞむ

 旅行の最終日は、余裕のあるスケジュールにしておいた。
 朝の船で石垣島に戻り、「やいま村」と「石垣焼体験」。

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よんなぁよんなぁさんとクーとスー

 朝、「さわやか荘」さんが上原港まで送っていただけるとのことだったので、空いた時間によんなぁよんなぁさんのおうちの方へ行ってみた。
 「クー、スー、見っけ!」 
 ちょうど朝の散歩の途中でした。もう会えないと思っていたので、うれしかった。
 真樹は前日に引き続き大人気。それに引き替え私には、2ひきともあいそなしでした。

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「初枝」さんちのワンちゃん

 道でボーとしているワンちゃん発見。
 住吉の「初枝」さんちのワンちゃんだそうです。(名前は聞き忘れました。放し飼いなんかな?)
 ここがよんなあよんなぁさんのおうちのま向いなので、最初ここに泊まろうと思っていた。でも、冬場はお休み。次に近い「パイン館」にしようと思ったら、ここも冬はお休み。西表はそういう民宿が多いみたいです。
 そして、やっと見つかったのが、「さわやか荘」さん。クーちゃんちから歩いて5分。

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「パイン館」 (さわやか荘のおとなり)

 「さわやか荘」から送ってもらう時、息子さんとちょっとお話した。
 「知り合いの方から聞いたんですけど、さわやか荘さんて今の町長さんのおうちなんですよね。」
 「ええ、そうです。」
 「竹富町の選挙はたいへんだったでしょう。」
 「そうなんですよ。去年の夏、船をチャーターして離島めぐりです。反応が悪いなと思ったら、急きょ一泊したりして・・・。」

 「こちらのお知り合いというのは・・・。」
 「はい、『初枝』さんのお向かいに住んでおられる○○さんという方で、エコツーリストをされてるんです。犬2ひき飼っておられますし、すぐ分かると思います。昨日、西表の海岸を中心にエコツアーさせてもらったんですけど、中国からの漂流物の処理が大変みたいですね。」
 「そうなんです。前の町長が、廃棄物処理の予算を削ってしまって・・・。それは何とかしてほしいとみなさん思ってられますね。」

 前の前の竹富町長は、「ニラカナイホテル」問題で全国にも話題になった。
 そして、前町長は廃棄物処理予算削減。
 今の町長さんにはお会いしていないが、さわやかな息子さんを見ているといいイメージ。民宿「さわやか荘」さんも、その名の通りでした。

 3年後の町長選挙にまた出馬されるなら、応援に来ようかなあ。「離島めぐりの選挙運動」、ドキドキワクワク、見てみたい!

(参考)2008年竹富町長選挙結果

   川満栄長氏 (新)  1455票
   O.T氏    (現)   1070票
   N.G氏    (元)     404票

 上原港で「さわやか荘」の川満さんとお別れ。
 風がきついので船がかなり揺れる。早めに並んで、できるだけ船内の後ろ側に座るようアドバイスを受けた。

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「さわやか荘」の川満さんと

 海は大荒れ。もうちょっとで欠航になるのではないかというあぶないところだった。(上原欠航の場合は、西表島の一番東、大原港まで行かなくてはならない。)
 船は揺れる揺れる。時々、船底が「バーン!」と音をたてるのは、ナニ!
 「ジェットコースターより、こっちの方がよっぽどこわいでー。」と真樹に言ったら、「そんなことないって、おもしろいやん。」
 こわがりなオッサンには、ビクビクもんです。

 予定より少し遅れて石垣離島桟橋着。
 そこでレンタカーのおねえさんに連れられ営業所へ。借りた車は、赤いニッサン・マーチ。久しぶりの運転でちょっと不安だったが、10分ほど走ったらもう「石垣やいま村」。

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 いきなりで恐縮ですが、今、私の一番嫌いな言葉は、「しょうもなー」。人からその言葉を聞くたびに「しょうもあるって」と反論したくなります。
 何でもかんでも「しょうもなー」と言ってすねてる人はかわいそう。かといって、何でもかんでもうれしくなってしまう私のような人間は、けっこううっとおしがられる。
 たぶん、この「やいま村」も、ある人にとっては「しょうもなー」。でも私には、見所満載のパラダイス!

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 ここ「石垣やいま村」は、「八重山民俗園」が昨年リニューアル。ガイドブックによると・・・。
 名蔵湾を望む丘に、赤瓦の家々や漁師(うみんちゅ)家が移築復元されており、八重山の歴史、民族文化を体験しながら見て遊べる。人なつっこいリスザルやウサギ、水牛などもいて、マングローブの探勝路を散歩など南国の自然も感じながらのんびり楽しめる。おじぃ、おばぁの三線、三板、民謡や手踊り教室も人気。

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 200円のエサを買ったら、リスザルがいっぱい集まってきました。肩にも乗ってくれる大サービスです。

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 カンムリワシの名前が、「よんなー」。
 カンムリワシだけじゃなく、水牛もリスザルもワンちゃんも・・・もちろん人間も、沖縄はみんな「よんなー(ゆっくり)」です。

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 坂を下りていくと、そこはマングローブの沼地「名蔵アンパル」。
 2005年にラムサール条約の登録域になったそうだ。運がよければ小動物に会えるそうだが、この日はあいにく・・・。沼の中も立ち入り禁止だった。入りたくて、ウズウズ。

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 もう一度「リスザルの森」を通って、いったん売店へ。
 ゆっくりお買い物ができるのはここが最後なので、真樹もいろいろと選んでいた。

 「パオパオ、野球のんあるでー。」
 野球のボールとシーサーがついたキーホルダーを、真樹が見つけて私に教えてくれた。
 「あっ、そら買わなあかん。ナリケン、ナリケン。」
 ナリケンは、12月に静岡に引っ越しちゃった真樹の元同級生。こないだメールしたら、静岡の中学でも野球部に入ったそうだ。彼は、私の数少ないメル友です。おみやげ、おみやげ。

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 お昼はその横の「あんぱる食堂」へ。
 団体さん(修学旅行?)が出るのを待って入った。
 メニューに「ソーキカレー」とあったので、それを注文したら、売り切れ。さっきの学生らに食いつくされてしまったか。
 しかたないので、真樹は「八重山そば」、私は「牛汁定食」にした。

 牛汁のにおいが、どこかなつかしいと思ったら、鳩間の運動会のヤギ汁のにおいといっしょ。船浮の運動会の猪汁のにおいともいっしょ。
 そして、汁の中から出てくるお肉が・・・。
 私のイメージする牛肉とはちょっとちがう色や形のお肉がゾクゾクと・・・。これ、たぶん、うちのヨメさんやったらうれしくてたまらんやろうなと思いながら、味わっていただきました。(ちょっと残してしまいました、すいません。)

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 一番最後に、「ヤーアシビー(家ア遊び)」。
 私が一番楽しみにしていた三板(サンバ)と踊りの体験教室。

 平日の昼間だったので、年配の方ばかり。真樹は気後れしてしまい参加しなかった。
 三板は三枚の板を指の間にはさみ、「カチャカチャ」鳴らす沖縄風カスタネット。何回か練習するうちにいい音が出せるようになった。
 踊りのほうは短時間ではむずかしかった。たぶん基本中の基本の動きを教えてくださったと思うので、ぜひまたやってみたい。

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 体験教室が終わった時、三線と踊りの先生といっしょに写真を取っておられる方がいた。私も撮ってもらおうと真樹を探したが見つからず。これは、ちょっと残念。

 全部でわずか2時間ほどだったけれど、パラダイスを満喫させてもらいました。ゆっくりゆっくり(よんなー)見れたのがなによりでした。

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2009年02月12日(木)

竹富島〜「おまけ」沖縄・2/9〜 [沖縄]

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 ちょっとだけ早起きし、竹富島観光をすることにした。

 竹富島は石垣島から船で10分。人口約350人のこじんまりした島だ。
 平田観光さんの「竹富島・思い出Aコース(グラスボート・マイクロバス観光・水牛車観光)」。石垣離島桟橋からの往復も入れて3時間。お昼ごはんをゆっくり食べたかったので、8時半出発の船に乗った。

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 竹富島に到着し、すぐにグラスボートへ。
 なんと、私たち親子二人だけの貸切りでした。
 真樹に何べんも「酔うてへんか、だいじょうぶか」と聞いていましたが、実は酔いかけていたのは私です。近くに別の船が通るとけっこう揺れ、気持ち悪くなってしまいました。
 それでも、きれいなさんご礁とかわいい魚たちが見れて、まずまずでした。

 グラスボートの次は、「竹富島ゆがふ館」。まあ、竹富島の資料館みたいなもんですね。

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 ここで「竹富島憲章」を見つけた。
 たぶん、「島をきれい」とか書いてあるんやろうなと、いい加減な気持ちで読んだ。

 「すごい!」
 箇条書きにしてある五つの憲章の第一番目に、度肝を抜かれた。
 一、『売らない』 島の土地や家などを島外者に売ったり無秩序に貸したりしない。

 これが一番というのが、すごい。
 リゾート開発業者の手にかかりムチャクチャになって行きつつある島が多い中、竹富島は独自の憲章によって島を守ろうとしている。
 普通この考えだと人口が減る一方だと思ってしまうが、一時200人まで減ってしまった島の人口は、今350人まで回復しているそうだ。いろいろと、考えさせられます。

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 このあと、女性の方の運転で島めぐり。水牛車が行かない海岸を中心に。
 最初に行ったのは、カイジ浜。以前、このすぐ近くに竹富町役場があった。皆が治める(皆治・かいじ)で、カイジ浜と呼ばれるらしい。(現在、竹富町役場はなぜか石垣市内。)
 別名、星砂浜とも呼ばれる。星砂のさがし方を若いおねえさんに教えてもらったが、うまく見つからなかった。

 その代り見つかったのは、大量の猫!

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 このあと水牛車の予定だったが、カイジ浜で急に雨が強くなり車に戻れず予定変更。水牛車乗り場の横の「喜宝院蒐集館」を見ることになった。
 ここは、日本最南端のお寺。なんと、浄土真宗西本願寺派。京都にゆかりのあるお寺だったので、お線香をあげさせていただいた。
 次の水牛車出発までたっぷり時間があったので、ゆっくり見ることができた。

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 最後にお待ちかね、「水牛車観光」。
 長く待っただけあってラッキーなことに、一番前(水牛のおしりのまん前)にすわることができた。

 私たちが乗った車を引っ張ってくれたのは、「大ちゃん」、12歳。人間でいうと×3で36歳の働き盛り。
 由布島の水牛車は二輪のため定員は10人程度。しかし竹富島の水牛車は四輪で20人以上乗れる。

 竹富島のオジィの話を聞きながら、ゆっくりゆっくり水牛車は細い道を進んでいった。人間が歩くより遅いくらいのスピードで。

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「安里ユンタ」の美女オクマ生誕の地

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水牛「大ちゃん」のおしりから・・・


 オジィの話にによると、現在竹富島は平屋以外の建物建築禁止。屋根は赤瓦に限る。どこを回っても落ち着く感じがするのは、これが理由だった。
 これらのことを徹底しだしてから、観光客が安定して増えてきたそうだ。そして、出て行ってしまった島の人々が帰ってき、人口も増えだしたらしい。いろいろと学ぶ所が多い。

 竹富小中学校は、児童生徒合わせて35名。教職員は19名だそうだ。
 「子ども、けっこういるんやな。」
 こじんまりした島という印象だった真樹の、正直な感想。平日だったので、学校には子どもたちがいたはず。見に行きたかったなぁ。

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 11時15分竹富発の船で石垣に戻る。
 大きな荷物はホテルに預けたままなので動きやすい。

 まず、730交差点の「コンビニ・シーサー」へ。ここは、コンビニというより手ごろなおみやげ屋さん。子ども連れの方におすすめです。

 次に、そのお向かいの「チサンリゾート石垣」の1階でランチバイキング。980円でけっこういろいろと。こちらも、お子さん連れにおすすめです。

 そのあと、公設市場のある商店街へ。ここは、私たちの地元の京都出町の商店街と似たフンイキ。ゴチャゴチャした感じもあるけれど、いろいろ見ていると楽しい。あきない。
 ここでちょっと買い物をし、ホテルへ荷物を取りに行き、午後1時30分発の「上原行き」の船に乗った。
 「クーちゃんやよんなぁよんなぁさんたちが待つ西表へ」

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ランチバイキング

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2009年02月11日(水)

渡嘉敷島〜「おまけ」沖縄・2/8〜 [沖縄]

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高台より渡嘉敷港を見下ろす

 マラソン大会に出場するとき、ただ走るためだけに行くのはもったいない。できるだけ、その地方の人々としゃべりたいと思う。
 渡嘉敷島は、夏はダイビング、冬はホエールウォッチングで有名なところだ。しかし、私にとっては「集団自決の島」という印象が強い。
 大江健三郎「沖縄ノート」裁判も、この島に関しての記述について争われている。

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島中に花が

 戦時中、この島で起きた集団自決に日本軍の関与があったかどうか。岩波新書「沖縄ノート」には、実名は出されていないが隊長の関与があったとはっきり書かれている。それに対して当の隊長本人ともう一人の隊長の弟が、名誉棄損で訴えている。一審大江氏側勝訴で、確かもうすぐ二審の判決が下るはずだ。
 この本全体を読んでもらえば、大江氏が特定の個人の名誉を貶めるために書いたわけではないことは明白である。

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史跡「集団自決跡地」の説明

 そのことについて調べている時、ビックリ仰天の事実を知った。
 名誉棄損で訴えている原告が、その原本を読んでいないというのだ。曽野綾子さんが書かれた「ある神話の風景」(大江健三郎「沖縄ノート」を批判した書)の中の引用部分のみを読んで裁判に踏み切ったとのこと。
 私から見ると、こっちの方が大江氏に対する名誉棄損のような気がするが・・・。

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 とにかくその地に行ってみたい。
 「今、何の力もないあなた一人がそこを訪れて、いったい何の意味があるのか」と言われるかもしれない。しかし、私の経験上、動けば必ず何かを手に入れることができる。その場ですぐ手に入れることができなくても、必ずや後々思い出すことがある。「動かんかったらよかった」と後悔したことは過去に一度もない。
 そう思いながら、その地に向かった。

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 「集団自決跡地」は、マラソン大会会場から北へ、急なダラダラ坂を上ったところにある。ここは、現在「国立沖縄青年の家」の施設になっている。
 もちろん戦時中は、何もない断崖絶壁のジャングルであったのだろう。そこへ死を決意した住民が上ってきて、集結したのである。
 この場所も、戦後の一時期米軍の施設としてに接収されており、「集団自決跡地」の石碑が建てられたのはかなりあとになってからである。
 
 私たちがその石碑にたどり着いた時、現地ガイド役らしき方が親子連れに説明をされているところだった。
 「そうか。大会要項のどこにも書いてなかったけど、この島ではこんな活動もしっかりやっておられるんや。」
 下調べをする準備期間がなかったので分からなかったけれど、もし来年も来ることができたらぜひこのガイドをお願いしよう。

 横で耳をそばだてていたら・・・。
 「わたしの母は集団自決の生き残りです。でも、私はその話をまったく聞いたことがありませんでした。そりゃー、こんな悲しい話を自分の子どもにはしたくなかったんでしょうね。
 母がそのことを初めて話してくれたのは、例の教科書から集団自決の記事が削除された時です。
 本当にとんでもないことが起こりました。実際にあったことをなかったことにしようとするのですから。」
 そして、そのガイドさんと親子連れは、実際に集団自決のあった現場である薮の中へと進んでいかれた。

 私もこの人たちについていきたかったがやめておいた。きちんと申し込みをしてきちんと話をお聞きしよう。それは来年でも遅くない。そう思い、そこから引き返した。

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 実は、この「集団自決跡地」に行く前、林道の中腹で「アリラン慰霊のモニュメント」を偶然見つけた。ここは、どのガイドブックにも地図にも載っていなかった。
 変わったお墓のような形が道路から見えたので目に留まったが、すっと通り過ぎてしまってもおかしくないようなところだった。
 戦時中犠牲になった韓国朝鮮人の方々を慰霊するため、全国からの寄付金やバザーの収益金によって建立されたそうだ。
 残念なことに、この場所は島一周の部のマラソンでも通らない。

 「とかしき島一周マラソン」と言うからには、さきの「集団自決跡地」や、この「アリラン慰霊のモニュメント」も通るコースにしたらどうだろう。今よりさらにアップダウンのきついコースになってしまうが、渡嘉敷島がダイビングやホエールウォッチングだけの島でないことを分かってもらえるいい機会だと思う。

 平和を求めることは、何も格好悪いことではない。そのスタートが、たいてい過去のあやまちを知ることからスタートするため、敬遠されることが多い。誰でも人の死に関わる話を聞くのは、楽しいことじゃないですからね。
 でも何も知らず、同じあやまちをくり返すことだけはやめましょう。それは、誰も望んではいないはず。

 ダイビングやホエールウォッチングが好きな人も、集団自決で家族にまで手をかけざるをえなかった人々の話や強制連行された韓国朝鮮の人々の話を聞く耳は持っていると思う。せめて、ガイドブックやマラソン大会の要項の片隅にでもその説明が書いてあったらいいのにと思う。
 どうでしょうか。

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 この日は、前日渡嘉敷港の横の売店で買ったTシャツを着た。
 「いつもまえむき・ときどきうしろむき」Tシャツ。

 売店のおねえさん(?)は関西弁。話しかけてみると、「大阪生まれの沖縄育ち、もうこっちに来て25年」だそうだ。(ということは、うちのヨメさんとおんなじ歳くらい?)
 買ったTシャツをさっそく着て、売店まで見てもらいに行ったら、たいそうよろこんでくださった。
 富本晴美さん。
 みなさんも渡嘉敷島に行かれたら、ぜひ港の横のお店「ChipChip」さんへ。富本晴美さんとお話ししてください。楽しい方ですよ。 

 最後に一緒に記念撮影。
 「いつもまえむき・ときどきうしろむき」
 これからも、これでいいですよね。

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☆★☆今日(2/16)、現地ガイドボランティアについて、渡嘉敷島村役場に電話で問い合わせてみました。
 役場では、そういった活動は行っていないとのこと。私が写真に撮らせてもらったジャンバーの方は、いったいどなただったんでしょう。マラソン大会のスタッフが着られていたのと同じジャンバーだったんですけど・・・。
 お話の内容からも、渡嘉敷島の方にまちがいありません。
 この記事を読まれた方であの男性をご存知の方は、ぜひお知らせください。
 よろしくお願いします。

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2009年02月10日(火)

石垣焼体験陶芸教室〜「皿」沖縄〜 [沖縄]

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 朝9時20分、上原港発の船で石垣へ。
 そこでレンタカーを借り、「やいま村」へ。
 お昼ごはんを食べたあと「石垣焼窯元」へ。いよいよお皿作り。
 「石垣焼窯元」の展示場を見ていると、自分にこんな立派なもんがつくれるんやろかと不安になってきた。
 作業場に入ると、すでにお二人先客が。お母さんと娘さんのコンビのようでした。

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 先生はすごく美人な方。これはやる気がわいてくる。
 私が何を聞いても、答えは「だいじょうぶですよー。」なんか、かえって不安になりました。
 私は半月形、真樹は犬形のお皿に挑戦。粘土に向かって「ペッタン、ペッタン」やってるだけで心が落ち着く。
 1時間ほどで、何とかそれらしい形に仕上がりました。すべて出来上がるのが3ヵ月後。と言うことは、5月!
 楽しみなような、もうすっかり忘れていそうな・・・。

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 私は、ワンちゃんがいるとどうしても見てしまうくせがある。建物の外で犬の鳴き声がしたので行ってみた。
 またまたかわいいワンちゃんが2ひき。そして驚くことは、ご立派過ぎる犬小屋。これは、焼き物でしょうか。
 旅の最後の最後にもワンちゃんがさわれたので、私的には大満足です。

 さあ、これで予定はすべて終了。あとは帰るだけ。

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 レンタカーを返し、石垣空港へ。午後4時30分発の飛行機で那覇へ。那覇で関空行きに乗り換え。関空に着いたのは7時過ぎ。
 弁当を買い、7時46分発の「はるか」に乗り京都駅へ。京都駅に着いたのが夜9時2分。
 そこにはかわいいかわいいきくとますみちゃんが待ってくれていました。
 「いい旅ができたよ。ありがとね。」

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2009年02月09日(月)

クーファミリーとよんなぁよんなぁさん〜「犬」沖縄〜 [沖縄]

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西表島上原港で出迎えてくれたクー(右)とスー(左)

 さあ、今回の旅のメインイベント。(というか、去年の夏の旅も「クーちゃん親子」がメインやったね。子犬は7月4日生まれで、まだ生後1ヶ月にもなってなかった。)
 午前中、竹富島観光をし、いったん石垣島に戻り昼食。午後1時30分発の「西表島上原行き」の船に乗る。
 
 エコツーリスト「よんなあよんなぁ」さんにお願いした、「ゆるいエコツアー」。
 「ワンちゃんをメインにお願いします」とメールしておいたら、いきなり港でこのお出迎え。もう、うれしすぎます。 

◎ここで、西表島の基礎知識を(@西表島より)

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 西表島の概要

 西表島は沖縄本島から400km南西にある八重山諸島のひとつで、台湾からはわずか200kmに位置する。ちなみに東京からの距離は2100km。
 気候は亜熱帯に属し年平均気温は23℃前後。夏のジャングルは湿度90%を超えることもあり、蒸し風呂状態。12月までセミが鳴き、蚊にいたっては一年中飛び回っている。
 ただし冬(1〜2月)は強い季節風の影響で体感温度は低く、意外と肌寒い。年に数日、11〜2℃まで下がることもあるが、そういう時は川や浅瀬の魚が寒さで仮死状態になり浮かんでくることも。
 台風は夏場に頻繁に来襲する。そのため最近の家屋はスラブ屋と呼ばれるコンクリート製が多い。最近では2006年9月の13号台風は最大瞬間風速の記録を30年ぶりに更新し、島の生活と自然に甚大な被害を与えた。

※追記 2007年9月の台風でも観測史上2番目の最大瞬間風速を記録した。温暖化による台風の強力化が心配される。


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第一章 干立の「チャーチャ」とクーとスー

 よんなぁよんなぁさんのお家は、西表島の一番北にとがったあたりの住吉集落。そこから西南に数キロ行ったところ干立(ほしだて)にチャーチャ(オス)がいる。
 飼い主さんはお留守だったが、「言ってあるので・・・」ということで浜に連れ出し、いっしょにお散歩。

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 もらわれた当初、体の毛が半分以上抜けてしまいどうなる事かと心配していたが、いまや立派な青年犬に。スーちゃんよりふた回りほど大きい感じ。それでもうちのきくより細く見えるのは、なーんでかな。

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 ロープをはずすと、一番にスーちゃんが海に向かって駆け出した。それを追いかけるチャーチャ。クーちゃんはあまり海が好きではないらしく、砂浜掘り開始。大事な大事な石を埋めるつもりらしい。

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 しばらくすると知らぬ間に、クーちゃんも水遊びの仲間に入っていた。2ひきの楽しそうな様子につられたのかな。それとも、私たちお客さんへのサービス?

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チャーチャとダッシュ!

 最後には、チャーチャとダッシュまでさせてもらった。
 それにしても、ワンちゃんたちが遊んでいる姿は見あきることがない。水にぬれてもいいかっこうをしていたら、いっしょに海に入るとこやったのに、残念!

第二章 祖納の「キラ」+アルファ

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 干立からさらに西南に少し行ったところ祖納(そない)に、キラ(オス)がいる。
 クーちゃんのだんなさんだった初代「キラ」の飼い主さんが、「キラ」が死んでしまったのでその子をもらってくださった。名前も同じ「キラ」と名づけ、かわいがっておられる。
 飼い主さんは、よんなぁよんなぁさんの農作業の師匠でもある「ノージ」さん。本名は星さんだが、「星の王子(ホシノオージ」から「ノージ」さんになったらしい。
 どうか、二代目キラちゃんが長生きできますように・・・。

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 ノージさんの話によると、二代目キラは、初代キラよりそのお父さんにそっくりだそうだ(おじいさん似)。私から見ても、チャーチャの方がお父さん(初代キラ)に似ているような気がする。
 私があんまり犬の話ばかりするもんで、「犬の研究家の方ですか」とノージさんに言われたのにはまいった。(これから、「日本雑種犬研究協会会長」を名乗ろうかなあ。)

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 ノージさんのおうちのすぐ上には、ヤギ牧場(?)。小っちゃいヤギは、柵のすきまから脱走していました。
 どうやらこのヤギさんたちは食用らしい。沖縄ではヤギはすごいごちそうなんです。

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 そのまたおとなりにかわいいワンちゃんが。
 日石にお勤めの方が飼い主なので、名前は「ダッシュ」。いい名前です。

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 ノージさんにことわって、キラちゃんをレンタルして浜へ。さっきクーとスーとチャーチャ3びきが遊んだ干立の浜の対岸です。

 向こうの浜はゴミ一つないきれいな浜だったのに、こっちはペットボトルなどがいっぱい。
 よんなぁよんなぁさんの話によると、潮の流れでこんなちがいがでるそうだ。ペットボトルを手にとって見ると、「上海」「天津」「台湾」の文字。何年か前は韓国のものが多かったが、今は中国のものが多くなっているらしい。

 ボランティアで浜のゴミひろいをしているが、最終処分場が西表にはなく石垣まで運ぶ。その費用も自治体からの負担(援助)が一切なく、ボランティアに重くのしかかっているとのこと。おかしいですよね。

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 私たちが祖納の浜で遊んでいる間、クーとスーは車でお留守番。窓を全開にしていても絶対に飛び出しはしないそうです。かしこ!

第三章 風の牧場の「ファイト」+アルファ

 キラをノージさんちに返し、高台の方へ。
 そこは、以前祖納の中心だったそうだ。今は民家は一軒もなく、黒牛の牧場があるだけ。戦時中、日本軍の高射砲基地建設のため家を移すことを強制されたらしい。

 前津さんという方がやっておられる風の牧場には、ハブに4回かまれた犬「ファイト」がいる。このワンちゃんもすごく人なつっこかった。(ファイトは、クーファミリーではありません。)

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ファイト、ハブにかまれた左目は失明しています

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 このあと、舗装してない裏道へ。この道を知っている旅行者はいないでしょうね。
 
 バス通りを横断し、祖納の診療所の前の田んぼへ。
 そこは、よんなあよんなぁさんの田んぼがあるところ。田植えは半分終わっていた。
 私の経験から言うと、苗が田んぼに沈みすぎのような気がしたが、「全然だいじょうぶ」らしい。

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 すぐ横の立派なお墓では、お墓そうじに来ておられる方が多かった。2月10日は亡くなった方のお正月で、家族みんなが集まりお墓の前で宴会をされるらしい。こちらにはそんな風習はないが、いい行事ですね。
 こうして、その地方の風習を見ておくこともいい勉強。ただ景色などを見る素通り旅行者では、ダメ!
 よんなぁよんなぁさんは、この日の宿「民宿さわやか荘」まで送ってくださった。

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 本当に、よんなぁよんなぁさんには何から何までお世話になった。クーちゃんファミリーは4ひきともさわりほうだい。何ぼさわっても、全然怒らない。うちのきくやったら、めっちゃかまれてるとこや。
 こんな気持ちのいい大自然の中を走り回っているから、こんなかわいいワンちゃんに育ってるのかなあ。
 「真樹も、どう?」
 パオパオは、もうちょっとここにいたいなあ。

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萩尾望都さんのサイン色紙

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2009年02月08日(日)

ホエールウォッチング〜「鯨」沖縄〜 [沖縄]

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 午前中はレンタカーを借り、渡嘉敷島を一周。昨日走っていない久比里原林道にも入ってみた。
 海岸沿いの道路はアップダウンがきつかったが、絶景だった。桜やつつじまで咲いているのには驚いた。
 「今、何月やったっけ?」

 きついコースなのに、島一周の部が人気なわけが分かった。海や花を見ながら、ポカポカしたところを気持ちよく走れるわけですね。

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 昨日の3kmコースを走っている時、犬の鳴き声がしていた。レース中で見られなかったので、確かめに行くと、いましたー。かわいいかわいいワンちゃんたち。
 一応、資材置き場の番犬だと思いますが、人なつっこくて番犬失格かも。(両方オスでした。)

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 お昼12時ちょうど、「フェリーけらま」が出発。このフェリーは毎日泊港を往復している定期船。
 普通ホエールウォッチングは5000円ほどとられるのだが、この特別便は2000円。渡嘉敷港の受付で2人分4000円を払おうとしたら、「○○のご厚意により、無料になりました。」
 「ラッキー、ポン!」

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港から東に向かって30分ほど。ここが、クジラ目撃情報が入った第1ポイントらしい。
 しばらく停泊して海面を観察したが、潮吹きが見られず。もう、すでにどこかへ去ってしまったようだ。
 今日は昨日に比べると、曇り空でやや肌寒い。船に受ける風も強く、もっと服を着てきたらよかったと後悔した。

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 船は、続いて第2ポイントへ。
 いきなり見える白いしぶき。いましたいました大量に。

 ただし、写真に撮るのがめちゃくちゃむずかしい。何の目標もない広い海面にいきなり出てくる鯨を撮るって・・・。これはデジカメじゃなく、昔風ののぞきながらシャッターを押すカメラの方がいいのかも。

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 なんか、写真ではようわかりませんが、とにかくいっぱい鯨を見ました。一回だけ大ジャンプ(ブリーチングとかいうらしい)も見ることができ、よかったです。(写真には撮れなかったけど。)

 鯨を見ながら思ったこと。
 「京都盆地に、水族館はいりません。」

 今、京都市の梅小路公園に水族館建設が計画されている。動物園は仕方ないにしても、海に囲まれた日本なら海の生物はできるだけ海に行って見てほしい。
 今日も、「見れるかどうか」とドキドキしながら待つことができた。いつもいつもガラスの向こうにいる海の生物なんか、京都盆地で見てどうやろうと思ってしまう。

 「京都市に水族館はにあいません。」
 もしこれを強行したら、前市長が強行しようとした「鴨川のフランス風の橋」の二の舞になるのでは。(結局あれは集中砲火を浴び、ポシャリました。)

 去年の8月、沖縄本島の海でシートレック(海中散歩)をした。直接、海の中で魚にエサをやることもできた。
 そしてその翌日、あの有名な「美ら海水族館」へ行ったのだが、前の日の印象が強すぎてあまり感動がなかった。
 そんなもんなんですね。

 この時期、ほぼ100%鯨を見ることができるそうだが、もし見えなかったとしてもそれはそれでしょうがない。ここは水族館じゃなくて、自然の海なんやから。 

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阿波連小学校前の応援看板

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「シーフレンド」さんの沖縄そば、うまい!


 
 2時過ぎに船は渡嘉敷港に戻り、そこからレンタカーで阿波連の宿「シーフレンド」へ。
 おそいお昼ごはんは、「沖縄そば」。船で冷えてしまった体に温かい沖縄そばはしみました。おいしかった。真樹もぺロリンとたいらげました。
 お支払いを済ませ、宿の送迎車でまた渡嘉敷港へ。
 帰りのフェリーで、またダーデンちゃんといっしょ。

 たった二日だが、いい思い出ばかり。何とか来年も来たい。

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 午後3時30分発の「フェリーけらま」で、那覇泊港へ。
 そこから那覇空港までタクシー。午後7時30分発の飛行機で石垣へ。

 泊港からタクシーに乗った時、渡嘉敷島から石垣島へ行くことを話すと、「ハードスケジュールで、奥さんもたいへんですねー。」やって。
 真樹は、今まで小学生にまちがわれることはしょっちゅうだったが、「奥さん」はねえ・・・。
 真樹が成長した? それとも、私が若く見えた?
 「真樹が20歳、私が40歳に見えた」でどうでしょう。
 「ちがうか?」

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那覇空港で食べたお寿司

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那覇空港ロビー


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