2009年02月09日(月)
クーファミリーとよんなぁよんなぁさん〜「犬」沖縄〜 [沖縄]
さあ、今回の旅のメインイベント。(というか、去年の夏の旅も「クーちゃん親子」がメインやったね。子犬は7月4日生まれで、まだ生後1ヶ月にもなってなかった。)
午前中、竹富島観光をし、いったん石垣島に戻り昼食。午後1時30分発の「西表島上原行き」の船に乗る。
エコツーリスト「よんなあよんなぁ」さんにお願いした、「ゆるいエコツアー」。
「ワンちゃんをメインにお願いします」とメールしておいたら、いきなり港でこのお出迎え。もう、うれしすぎます。
◎ここで、西表島の基礎知識を(@西表島より)
西表島の概要
西表島は沖縄本島から400km南西にある八重山諸島のひとつで、台湾からはわずか200kmに位置する。ちなみに東京からの距離は2100km。
気候は亜熱帯に属し年平均気温は23℃前後。夏のジャングルは湿度90%を超えることもあり、蒸し風呂状態。12月までセミが鳴き、蚊にいたっては一年中飛び回っている。
ただし冬(1〜2月)は強い季節風の影響で体感温度は低く、意外と肌寒い。年に数日、11〜2℃まで下がることもあるが、そういう時は川や浅瀬の魚が寒さで仮死状態になり浮かんでくることも。
台風は夏場に頻繁に来襲する。そのため最近の家屋はスラブ屋と呼ばれるコンクリート製が多い。最近では2006年9月の13号台風は最大瞬間風速の記録を30年ぶりに更新し、島の生活と自然に甚大な被害を与えた。
※追記 2007年9月の台風でも観測史上2番目の最大瞬間風速を記録した。温暖化による台風の強力化が心配される。
第一章 干立の「チャーチャ」とクーとスー
よんなぁよんなぁさんのお家は、西表島の一番北にとがったあたりの住吉集落。そこから西南に数キロ行ったところ干立(ほしだて)にチャーチャ(オス)がいる。
飼い主さんはお留守だったが、「言ってあるので・・・」ということで浜に連れ出し、いっしょにお散歩。
もらわれた当初、体の毛が半分以上抜けてしまいどうなる事かと心配していたが、いまや立派な青年犬に。スーちゃんよりふた回りほど大きい感じ。それでもうちのきくより細く見えるのは、なーんでかな。
ロープをはずすと、一番にスーちゃんが海に向かって駆け出した。それを追いかけるチャーチャ。クーちゃんはあまり海が好きではないらしく、砂浜掘り開始。大事な大事な石を埋めるつもりらしい。
しばらくすると知らぬ間に、クーちゃんも水遊びの仲間に入っていた。2ひきの楽しそうな様子につられたのかな。それとも、私たちお客さんへのサービス?
最後には、チャーチャとダッシュまでさせてもらった。
それにしても、ワンちゃんたちが遊んでいる姿は見あきることがない。水にぬれてもいいかっこうをしていたら、いっしょに海に入るとこやったのに、残念!
第二章 祖納の「キラ」+アルファ
干立からさらに西南に少し行ったところ祖納(そない)に、キラ(オス)がいる。
クーちゃんのだんなさんだった初代「キラ」の飼い主さんが、「キラ」が死んでしまったのでその子をもらってくださった。名前も同じ「キラ」と名づけ、かわいがっておられる。
飼い主さんは、よんなぁよんなぁさんの農作業の師匠でもある「ノージ」さん。本名は星さんだが、「星の王子(ホシノオージ」から「ノージ」さんになったらしい。
どうか、二代目キラちゃんが長生きできますように・・・。
ノージさんの話によると、二代目キラは、初代キラよりそのお父さんにそっくりだそうだ(おじいさん似)。私から見ても、チャーチャの方がお父さん(初代キラ)に似ているような気がする。
私があんまり犬の話ばかりするもんで、「犬の研究家の方ですか」とノージさんに言われたのにはまいった。(これから、「日本雑種犬研究協会会長」を名乗ろうかなあ。)
ノージさんのおうちのすぐ上には、ヤギ牧場(?)。小っちゃいヤギは、柵のすきまから脱走していました。
どうやらこのヤギさんたちは食用らしい。沖縄ではヤギはすごいごちそうなんです。
そのまたおとなりにかわいいワンちゃんが。
日石にお勤めの方が飼い主なので、名前は「ダッシュ」。いい名前です。
ノージさんにことわって、キラちゃんをレンタルして浜へ。さっきクーとスーとチャーチャ3びきが遊んだ干立の浜の対岸です。
向こうの浜はゴミ一つないきれいな浜だったのに、こっちはペットボトルなどがいっぱい。
よんなぁよんなぁさんの話によると、潮の流れでこんなちがいがでるそうだ。ペットボトルを手にとって見ると、「上海」「天津」「台湾」の文字。何年か前は韓国のものが多かったが、今は中国のものが多くなっているらしい。
ボランティアで浜のゴミひろいをしているが、最終処分場が西表にはなく石垣まで運ぶ。その費用も自治体からの負担(援助)が一切なく、ボランティアに重くのしかかっているとのこと。おかしいですよね。
私たちが祖納の浜で遊んでいる間、クーとスーは車でお留守番。窓を全開にしていても絶対に飛び出しはしないそうです。かしこ!
第三章 風の牧場の「ファイト」+アルファ
キラをノージさんちに返し、高台の方へ。
そこは、以前祖納の中心だったそうだ。今は民家は一軒もなく、黒牛の牧場があるだけ。戦時中、日本軍の高射砲基地建設のため家を移すことを強制されたらしい。
前津さんという方がやっておられる風の牧場には、ハブに4回かまれた犬「ファイト」がいる。このワンちゃんもすごく人なつっこかった。(ファイトは、クーファミリーではありません。)
このあと、舗装してない裏道へ。この道を知っている旅行者はいないでしょうね。
バス通りを横断し、祖納の診療所の前の田んぼへ。
そこは、よんなあよんなぁさんの田んぼがあるところ。田植えは半分終わっていた。
私の経験から言うと、苗が田んぼに沈みすぎのような気がしたが、「全然だいじょうぶ」らしい。
すぐ横の立派なお墓では、お墓そうじに来ておられる方が多かった。2月10日は亡くなった方のお正月で、家族みんなが集まりお墓の前で宴会をされるらしい。こちらにはそんな風習はないが、いい行事ですね。
こうして、その地方の風習を見ておくこともいい勉強。ただ景色などを見る素通り旅行者では、ダメ!
よんなぁよんなぁさんは、この日の宿「民宿さわやか荘」まで送ってくださった。
本当に、よんなぁよんなぁさんには何から何までお世話になった。クーちゃんファミリーは4ひきともさわりほうだい。何ぼさわっても、全然怒らない。うちのきくやったら、めっちゃかまれてるとこや。
こんな気持ちのいい大自然の中を走り回っているから、こんなかわいいワンちゃんに育ってるのかなあ。
「真樹も、どう?」
パオパオは、もうちょっとここにいたいなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=371
コメント
外峯さん、コメントありがとうございます。
ヨメさんが一人で汗水たらして稼いだお金を、旅行でいっぱい使ってきました。真樹がいっしょやったからよかったものの、ヨメさんはかなり怒っています。
それから、「とかしき島マラソン」は、申告タイムレースは6位まで表彰なんですが、普通のタイムレースの方は1位のみ表彰なんです。トホホー。
ほんま、真樹の見ている前で優勝したかったなー。でも、まだまだあきらめへんでー。
私が小学校教師をしていたころ、女の子からチョコをいっぱいもらいました。その子らが今、外峯さんといっしょくらいの歳になっているんですが・・・。外峯さんも、先生にチョコあげた?
藤井さん、おかえり〜!
到着前に ますみ姉さんに先メールしてたんですがね、
ダブル入賞万歳〜!良い旅になったようですね。
わんちゃん達や藤井親子の写真見てると ほんまに
のびのび楽しそうやな〜って ここ何年も近畿圏から出てない私は羨ましく思いました。
しかも今日はバレンタイン・・娘達は好きな男子ではなく「友チョコ」というやつを女の子同士で渡し合う変な
儀式がブームなようで 一日オーブンフル回転で家ん中
缶詰状態させられてやす・・・では また。
☆外峯☆