パオパオだより

2009年01月19日(月)

京都走ろう会新年会(1/18) [ランニング]

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「○○屋、そちも悪よのう・・・」

 京都走ろう会の新年会も、トップの写真で悩んだ。
 いろいろ考えたが、やっぱりこのお二人ですね。塚本政琉さんと松山健治さん。
 知らない人が見たら、悪代官とわいろを持ってきた○○屋の悪だくみにしか見えませんが・・・。
 実際は、宴会系には欠かせないお二人です。塚本さんは、動員の方で大活躍。松山さんは司会進行役として、その場のふんいきを盛り上げてくださいます。

 私は、去年に続き2年連続で参加。
 例会のあと車を家に置きに帰り、京都バス・地下鉄・阪急と乗り継いで会場へ。
 会場は、西院の「おふくろ」。
 京都走ろう会の会員さんである、河田さんご夫妻のお店です。

 ちょっとボーとして阪急「西京極」駅まで乗り過ごしてしまい、そこから戻ってきたせいもあって大幅に遅刻してしまった。

 去年に比べると少し参加者が少ないようだが、去年来られなかった方もおられ、みなさん話がはずんでいた。

 とりあえず、新年会で撮った写真を全部ご披露。

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鍵谷さんと酉脇さん


 私は、酉脇節子(とりわきさだこ)さんの横が空いていたので、そこにすわらせてもらった。反対側のとなりが松本さん、お向いが吉田康彦さん。すぐ近くに松山さんと塚本さん。今年も、なかなかいいポジションです。

 とりわきさんとは、いっぱいしゃべらせていただいた。
 小さな声でお上品に話されるので、聞き取るのがちょっと大変だったが、耳を近づけてしっかり聞かせてもらった。
 とりわきさんは、58歳からランニングを始められたそうだ。「全国健勝マラソン会」の大会で全国各地を回られ、海外にも何度も走りに行かれたらしい。アンコールワット、モンゴル、バンクーバー、・・・。
 一ついいことを教えてもらった。「海外では、絶対、救急車呼んだらあかんよ。ものすご、高いよ。」ナイアガラでマラソンがあった時、救急車を呼び、14万円取られたそうだ。
 他の人が知らないようなことをいろいろと経験されています。

 よくお話しされ、お料理もちょこちょこ食べておられたようなので、大丈夫。もし走ってみようと思われたら、できることならお手伝いしますよ。

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吉田康彦さん

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松山健治さん


 私のお向かいには、吉田康彦さん。京都走ろう会の会員番号が私より前で、なおかつ私より若い唯一の人である。
 前からずっとしゃべりたかった人なので、いろいろ聞いてみた。

 「吉田さん、私より若いのに番号が前っていうことは、かなり若い時に走ろう会に入らはったんやね。それは、どういうきっかけで?」
 「高校の時陸上部に入ってて、まあその続きという感じで入らせてもらったんです。」
 「そうなんですかー。高校はどこですか。」
 「洛北高校です。」
 「えー、私も洛北です。ということは、私が3年の時、吉田さん1年やったんやー。あの壁が落ちてくる古い校舎、覚えてはります?」

 ここから話がはずんだ。
 吉田さんはお子さんが4人おられ、2番目が結婚されているので、おじいちゃんになる日も近いかも。
 京都走ろう会例会の最後尾と言えば、吉田康彦さんです。また、視覚障害ランナーの伴走もしておられます。本当に頼りになるお兄ちゃんのような存在です。(私より年下ですが・・・)


 ここからあとは、松山さんのご指名により、今年の抱負を語られた人々です。(写真はありませんが、私も長々としゃべらせていただきました。)

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上嶋道子さん

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鍵谷勝さん

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堂本勲さん

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岩井幸弘さん


 豊富を述べられた中では、鍵谷さんと堂本さんの「東京マラソン」への意気込みが素晴らしかった。
 8倍の難関を通られただけあって、目標タイムもすごいです。鍵谷さんは、4時間切り。堂本さんは、3時間半切りです。
 「ゴール前に『京都走ろう会』ののぼりがたっていることを期待します」とおっしゃっていたが、それは無理でしょう。
 いいおみやげ話を期待します。

 岩井さんの、「みなさんを見習って、孫といっしょに走るのが目標です。」という言葉もよかった。「まだうちの子は19で、いつ実現できるか分かりませんが・・・」(岩井さんは去年に引き続き、参加者中の最年少でした。)

 私が指名させてもらった山本誉さん。
 こないだの都道府県対抗女子駅伝の8区、久馬妹と並走しているところがテレビに映ったそうです。「どなたか、きれいな映像で残してある方おられませんかー。」(山本誉さんは、参加者中2番目の若手です。)

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八田努さん

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山本誉さん

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前田正子さん

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安達恵子さん


 さて、私の抱負は・・・。

 京都キャロットの藤井です。いつもお世話になっています。
 2年前までは出張販売が多くて京都走ろう会の例会にほとんど来れてなかったんですが、去年から出張販売を減らして例会も10回参加させてもらいました。今年も同じくらい来れると思いますので、よろしくお願いします。

 私には、高2の息子と、中2の娘がいます。その娘のことなんですけど…。ずっと続けていたバスケットボール部を12月にやめてしまい、それと同時に学校に行けなくなってしまいました。部活が生活のすべてみたいな子やったから、学校に行く理由がなくなってしまったんですね。

 父親としてなんか言ったらなあかんと思うんですが、なにも思いつかず・・・。私のできることっていっしょに走ることくらいかなと思っていたんです。
 そしたら、ちょうど2月に沖縄で3kmの申告タイムレースがあるのが分かって、うちの子沖縄大好きですし、申告タイムレースやったら人と競争するのとちがうし、こらええわいっしょに走ろと思って申し込みました。
 そのまたついでに10kmのレースもあって、50代の今までの優勝タイム調べたらけっこう遅かったんです。これ、ひょっとしたらひょっとして、いけるかもと思ってこっちも申し込みました。
 父親ががんばって走ってるとこみたら、ちょっとは元気出してくれるかなあと思って・・・。あとでコースを調べたら、すごい上り坂があることが分かって、こらえらいこっちゃなーと思ってるんですけど・・・。
 ということで、今まで全く練習しないので有名だった私が、ちょこちょこ練習しています。出会う人ごとに不思議そうな眼で見られるんですけど、それにはこういうわけがあるんです。

 京都走ろう会のみなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。

 私の話の途中で、「いける!」、「だいじょうぶ!」、「がんばれ!」と励ましてくださったみなさん。
 私は顔では笑っていましたが、心の中はザーザー涙雨でした。いいご報告ができるように、努力しようと思っています。(その前に、まだ娘にきちっと話ができてないんてすが・・・。)

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三輪新造さん

 津田会長さんが、体調おもわしくなくご欠席。代わりに、三輪さんのごあいさつでしめとなりました。
 (三輪さんが、うちのいなかのおとなりのおじさん・藤井勘一さんのいとこであることも初めて知りました。勘一さんの孫・藤井勘太君(東海大学陸上部)の話題でもりあがりました。)

 新年会をお世話してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。楽しかったです。

☆「ロード・トゥ・トカシキ」3日目

 昨日、京都走ろう会例会でけっこうがんばって走ったので、両足ふくらはぎがパンパン。今日はお休みしようかなーと思ったが、やっぱりちょっとだけ走りました。
 家から新しいきれいな道を北稜高校へ(ここまで、1km)。その先500mくらいのところを折り返し帰って来ると、約3km。申告タイムレースの練習にピッタリ。

 ばんごはんを食べたあと、きくをさそう。
 「きくちゃん、ちょっと走りに行こか?」
 「えっ、なんで?」 真樹がふしぎそうにきょとんとしている。(真樹も廉も、私が努力しているところを見たことがない。)
 「なんかな、パオパオ、沖縄のマラソンで優勝するってゆうて、いちびってはんねん。あほやろ。そんな思い通りに行くかいな。」とヨメさんのフォロー(?)。

 とりあえず、きくを連れてジョギングスタート。
 きくは、いきなりシッコきゅうけい。またちょっと走ると、なんかのにおいに反応して立ち止まる。シッコ、立ち止まり、シッコ、立ち止まりのくり返し。あんまり立ち止まるので思い切り引っ張ったら、首輪がスポッ。もうちょっとで逃げられるとこやった。
 けっきょく、家に戻って来たときのタイムは22分8秒。これでは練習になりましぇーん。

 きくを家に置いて、もう一回。
 今度は、いいペース。
 でも、折り返し付近は、2年前の精華大生殺害現場。たくさんの花束が置かれていた。きくと通った時は平気だったのに、ひとりはやっぱりこわい。横から誰かが出てきそうで・・・。

 家に着き、腕時計を見ると・・・、えっ? 18分21秒? 自分では17分そこそこで走ってたつもりやったのに・・・。車で測った距離がまちがってたのかもね。もう一回測りなおそう。

 でも、今日もいい練習ができました。
 3kmジョグが2回で、6km。
 体重の方も、ちょっとだけ軽くなったようです。この調子、この調子。

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ひっぱられて、ちゅかれたー

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もっとブラッシングして!


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2009年01月18日(日)

京都走ろう会例会(1月第3日曜) [ランニング]

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 「今日は、特別書くこともないなあ・・・」

 と思ったら、大まちがい。
 けっこういっぱい書くことがあって、どれをトップにするかで迷った。
 こういうときは、ブログに書いて喜んでもらえる人を優先。今日は、京都走ろう会の江ざき和子さん(80歳)に登場してもらいました。

 「江ざきさん、写真撮らしてください」とお願いすると、たいそう喜んでくださった。
 「きょうも走られるんですよね。」
 「はい、1.4kmね。だいぶ時間かかるんですけど・・・。」
 「そんなん、かまいませんて。ここに来て走ってくれてはるだけで、みんな喜んではると思いますよ。」
 「そうかなあ。このごろたくさんは走れへんようになってねえ。でもね、元旦に上賀茂学区の3kmのマラソン走ったんよ。小学生が後ろを自転車で付いてくれてねえ。
 それで、私があんまり遅いもんやから若いきれいなお姉さんが迎えに来てくれたのよ。あとで聞いてビックリ。北京オリンピックに出た人ですって。」
 「ああ、上田藍さん、トライアスロンの選手ですわ。あの子、上賀茂小学校の出身ですよ。前に大会で何回か会いました。」
 「元旦から気持ちよく走らせてもらって、ほんとによかったわ。ぜひ、来年参加してください。」

 その時の様子を語る江ざきさんは、目が生き生きとしており、まるで少女のようでした。

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 今日、出雲路橋について最初に思ったこと。
 「いかん。今日は小学生の持久走記録会か。また、なんも分かってへん先生らが、好き勝手な運営しやはんにゃな。」

 京都走ろう会は、無駄なトラブルを避けるため、出雲路橋から南は使わず変則的なコースで行うことになった。(10kmは御薗橋までを2往復) 

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 そういえば、去年も10kmのコースでもめたな。去年は短くしすぎて好記録続出。
 出雲路橋から御薗橋は約5.1kmあるらしく、御薗橋の100m手前に塚本さんに立ってもらうことになった。
 「100m言われてもむずかしいなあ」と悩む塚本さんに、「塚本さんの歩きで120歩ほどでええんちゃうか」と八田さんがアドバイス。これにて、一件落着。
 ほんまに、京都走ろう会は融通がききます。

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 北大路橋の南側が工事中のため、走れるところが限られています。それを心配した玉木元会長が、江ざきさんに走路を説明。「一人ひとりがみんなのことを考えて走っている」、京都走ろう会はそういうクラブです。

 走る前に用を足しておこうと思い、橋の西詰のトイレに行ってビックリ。なんじゃこりゃー、小学生が長蛇の列。
 しゃーないよな、仮設トイレ設置されてへんもんなー。

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松本一之さん

 本気でこんな大規模な(2000人)大会をきちんと運営しようと思うのなら、まずマラソン大会を視察をして、できれば運営側の仕事を体験してみたら。トイレの不足は、致命的な欠陥です。「いい加減な運営してたら、子どもがかわいそうです。」

 スタート地点に行こうとすると、「ブログ見せてもらってます」の声。今まであまり話したこともない方でした。松本一之さん、これからもよろしくお願いします。

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 今日は、「ロード・トゥ・トカシキ」2日目(って、たいそうやね)。
 早めに行き、また3.1kmコースを使って申告タイムレースの練習をした。今日は時計を見ずに・・・。
 と、またまた視覚障害ランナーを伴走する伊藤千尋さんの姿。「おはようございます。」
 「もう、常連さんですね。」
 (これは伴走の常連さんのつもりで言ったのだが、私のブログの登場人物の常連さんでもあります。)

 中村彦四郎さんを見つけたので、スピードを落として話しかけてみた。
 「上り坂をうまく走るコツを何か一つ教えてもらえませんか。」
 「上体を使って走る。肩を揺らさないようにして腕をしっかり振る。ストライドを欲ばらないで小股で。精神的な余裕を持って、普段のフォームをくずさないように意識する。」
 ありがとうございます。全部は出来ないかもしれませんが、これから努力してみます。

 「藤井さん、後ろから走ってられるところを見せてもらったんですけど、リラックスしたきれいなフォームでしたよ。それをくずさないように。」
 「それがレースとなると、変な所に力が入ってしもてねえ・・・。」

 中村彦四郎さんとしゃべっていたので、ゴールタイムは18分17秒だった。17分目標だったけど、これはこれで上出来。いいアドバイスを聞かせていただいてよかった。(中村彦四郎さんは、知る人ぞ知る上り坂のスペシャリストです。)

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「撮りまっせー」の声に反応、最後尾

 さて、今日の私の10kmの目標は・・・。
 まず、真剣に走る。(写真撮影は最小限に)
 目標タイムは45分。(ゲゲ、昨日より5分短縮。目標は、高く!)
 できれば、最後にペースアップ出来るくらいの走りをめざす。

 スタート直後、いきなり北出さんと松本さんが飛び出す。私は3番手。いつものことだが、競う相手がいない。

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 ちょっと退屈になってきた時、来ました来ました伊藤千尋さん。一日に二回も会えるとは思っていませんでした。ここは封印をといて、パチリ。
 でもよく見ると、いつも伴走相手がかわっている。これは、けっこう難しいと思うんやけど・・・。
 お相手の男性にブログにのせていいかをお聞きすると、OK。お名前は東(あずま)さんでした。

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 このあとも、何組もの視覚障害ランナーが通過。ここを南下するということは、あの鉄砲玉のような小学生たちの中を通過するということ。
 「いろいろな人が譲り合って使用している鴨川河川敷である」ということを、運営側(京都市教育委員会?)がしっかりと指導してくださっていることを願います。

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インナーソールを入れ忘れても真っ赤な顔で力走、山本誉さん

 さて、私の方はといえば・・・。
 最初の御薗橋までの往復(5km)が、22分37秒。これはちょっと目標の45分はむずかしそう。
 7.5km地点で、34分18秒。残り2.5kmを10分40秒以内? ああ、これで45分はほぼ絶望やね。
 でも、最後の下りはがんばれるだけがんばってみよう。しっかり前を見て、自分の力を出し切ろう。その先には、「とかしき島マラソン」が・・・。ラスト勝負の練習だと思って・・・。

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岩井さんと八田さん

 残り300mくらいのところで八田さん。ゴールまで引っ張ってくださるようだ。これはありがたい。八田さんと競ったら、45分切りあるかも。
 ところが、その前に立ちふさがる小学生の壁。引率の先生と10数人の子が横いっぱいに広がっている。
 「あほんだらー、どかんかい!」と言いたかったけど、根がお上品なもんで「場所あけてー、場所あけてー」と哀願口調。なんとか、ぶつかる直前にのいてくれた。

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大文字山をバックに走る子ら

 こっちはな、君らのせいで用が足せずチャポンチャポンのおなかでラストスパートかけとるわけよ。せめて、おっちゃんらの走る場所だけでもあけといてくれよ。
 とか思いながら必死のゴール。
 やりました。44分55秒。
 
 ゴールしてから思ったこと。あの先生も子どもらも、下向いてとぼとぼ歩き。全然楽しそうじゃなかったな。
 ほんとうに気の毒に見えました。

 先生も子どもも、「なんかおもろいことないかなー」と思いながらキョロキョロしながら歩く・・・、そんな光景はもうないのかなあ。見ているこっちまでが、思わずほほえんでしまうような・・・。
 これも、「やらされる教育」の弊害でしょうか。

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 しばらくして、みんなが荷物を置いているエノキの木の下に行くと、酉脇(とりわき)さんの姿が。
 「いやあ、とりわきさん、また来てくれはったんですか。」
 「私はもう走れへんのやけど、みんなの走ってるとこが見たくてねえ。こうして来てますの。」
 「ありがとうございます。またブログに載せますし、写真撮らせてください。」(パチリ)
 なんてかわいい笑顔なんでしょう。

 「コメントは?」
 「えっ?」
 「コメントは、いりませんか?」

 最初、何を言っておられるのかよく分からなかった。とりわきさんのお口から、「コメント」という言葉が出てくるとは思わなかったからだ。

 「ああ、コメントね。何でも書かせてもらいまっせ―。ゆうてください。」
 「私は病気で走れんようになって悲しい、と書いといてください。」
 「分かりました。でもちょっとだけやったらだいじようぶなんでしょう。100mぐらいとかなら・・・。」
 「あきません。私ね、パーキンソン病になってね、それは運動をつかさどるところがダメになる病気なんです。」
 「ゆっくりゆっくりでもあきませんか。」
 「あきません。しんどうて。」
 「ちょっとだけでもいっしょに走りたいですね。」
 「ありがとう。今は、こうしてみなさんに会えるだけでもうれしいです。」

 走れないと言っておられたが、これだけしっかりしゃべっておられるのですから、またぼちぼちでも前に進める日が来るかもしれません。
 みんな待っていますよ、ねえ、とりわきさん。

【追加】 一つ書き忘れていたことがあります。
 今日、例会に、金辻賢次郎さんが来られていました。私は去年10回例会に参加させていただきましたが、金辻さんには一度もお会いしていません。たぶん、かなり久しぶりの参加だったと思います。お写真は撮れなかったのですが、ごあいさつができてうれしかったです。
 金辻さんは、私が京都走ろう会に持っているイメージ・・・「知的な紳士淑女ランナー」にピッタリの方です。もう70歳を越えておられますが、お元気そうなお顔が見れてよかったです。

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2009年01月17日(土)

小学生の集団暴走行為に、「喝!」 [学校]

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出雲路橋西詰から比叡山をのぞむ

 さあ、今日から「ロード・トゥ・トカシキ」。

 雑用係には、時間はたっぷりある。およそ20年ぶりに、真剣に練習することにした。
 と言っても、2月7日の「とかしき島一周マラソン」まであと20日ほど。練習って言っても、しれてます。

 10時、北大路橋東詰の100円パークに車をとめ、出雲路橋へ。
 京都走ろう会の3.1kmコースを使い申告タイムレースの練習。そして、そのあと10kmコースを使って私のレースの練習。こんなバッチリのコースが身近にあったなんて。
 あとは、きつい上り坂の練習をブラスすれば準備万端。

 出雲路橋東北側をスタート。3km16分30秒が目標やから、17分くらいでゴールできたらいいな。
 キロ5分半はこんなもんじゃろと思いながら、ゆっくりジョギング。
 途中で、ジョギング中の森光さんとすれちがう。そのあと、河川敷のお掃除の仕事をされている八木さんともすれちがう。ここらを走っていると、必ず誰かに出会います。

 北山大橋の真ん中(約1.5km)で初めて時計を見ると、なななんと8分15秒。私、ペース走に向いていますね。
 出雲路橋に戻ると、16分50秒。まあ、なんてすばらしい! 私の目標タイムとわずか10秒差。これなら、まちがいなく入賞です。(次は、一回も時計見んと走ろうっと。)

 ここで20分ほどきゅうけいしたら本番と同じなのだが、このあと行きたいところがあったので5分後10kmコーススタート。

 ここで問題が・・・。
 小学生が集団で、ものすごいスピードで河川敷を走ってくる。横に広がり競っているので、容易にかわすことはむずかしい。
 おそろいの赤Tシャツが次々と鉄砲玉のように・・・。ものすごい恐怖感を感じました。せめて何人かの大人がいっしょに走っていればまだましだが、ゴールで待つ先生らしき人は、「○分○秒」と大きな声でタイムを読み上げるだけ。子どもといっしょに走れる要員を確保しておかないと、不測の事態に対応できませんよ。
 知識も力も不足している(と思われる)先生方の指導も、もはや限界? (地域の中で、協力してくださる方を募ったらどうでしょう。京都には、小学生くらいなら並走できるランナーが山とおられますよ。公の場を使う練習時の心構えも、教えていただけると思います。)

 私の感覚では、鴨川で練習している小学生のマナーが年々悪くなっているように思います。
 一生懸命走っている子には悪いけれど、「我が物顔で・・・」という表現がピッタリきます。
 「がんばって走ってるね」と好意的に見てくださる人もいれば、「ああこわ」と恐れている人も必ずいます。
 とくに今日のような寒さがゆるんだポカポカ陽気の日は、お年寄りの散歩も多いように思いました。それに、いつも休日に必ず見かける視覚障害ランナーと伴走者。
 そんな人たちのことも考えながら走っているかな?
 残念ながら、私にはそうは見えませんでした。

 鴨川の小学生の集団暴走行為に、「喝!」。

 小学生の鉄砲玉をかわしながら走った10kmは、49分50秒でした。
 単独練習初日としては、上出来です。 

【追加】北京オリンピック代表選手・赤羽有紀子さんのブログ(1/18)に、次のような文を見つけました。一流中の一流の選手が、一般の方に気を使って練習されているのです。京都市の小学生ランナー、なにかかんちがいをしていませんか?

 ・・・今日は宿泊している徳之島町にある総合運動公園の陸上競技場外周を使用してスピード練習を行いました。

(土曜日曜はウォーキングやジョギングなどの利用者が特に多いため、公園管理の方々にご協力頂き、トラブルのないよう注意して利用させて頂いています)・・・

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2009年01月16日(金)

「鯨海峡とかしき島一周マラソン」への道 [ランニング]

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第4回鯨海峡とかしき島一周マラソン大会実施要項より

 沖縄の「とかしき島一周マラソン」の参加申し込みをした。
 レースは2月7日の土曜日。

 去年は西表の「やまねこマラソン」と日が重なっており、どっちに行くか迷っていた大会だ。
 けっきょく、クーちゃん(西表のよんなぁよんなぁさんの飼い犬)に会いたくて、ヨメさんと二人、「やまねこマラソン」に参加した。(3/27のブログ参照)

 今年は、「とかしき」が2月7日、「やまねこ」が2月14日に行われる。両方行けたらよかったんやけど・・・。
 「バシッ! ボコッ! ドスッ! ゲポッ!・・・」(これはあくまでも効果音です。けっして、気楽たらしくしょうもないことを言っている私が、ヨメさんに殴られている音ではありません。)

 そうそう、前にこの大会のことを真樹に話したとき、「クジラ、見てみたい!」って言ってたな。ちょっと元気なくなってる真樹の、元気付けになるかもしれん。
 こないだ誘ったら、「絶対、いや!」って言ってた。でも、もう申し込みしたもんね。

 真樹は、申告タイムレース3km。
 よかったー、楽しんで走れる部門があって。小6の時は3km13分くらいで走ってたけど、ぐっと落として、16分30秒で申告。キロ5分半くらいが一番楽やと思う。これ以上落とすとかえってしんどい。

 私は、真樹といっしょに申告タイムレース3kmを走った後、10kmレースへ。
 今まで3回の50代の部の優勝タイムを見ると、第1回46分22秒、第2回48分00秒、第3回 53分33秒。
 「チャンス!」
 この大会は1位のみ表彰だが、がんばったら手が届くかも・・・。

 パオパオ優勝したら、真樹もちょっとは見直すかな。

 と思ってマラソンコース図(高低図)を見てみると、なんと4km地点からの1kmで100mアップ。そうか、この坂があるから優勝タイムが悪いんや。納得。
 いやいや、まだちょっと日がある。20年ぶりにマラソン練習しようっと。特に、上り坂のね。
 「真樹に、いいとこ見せたいなー。」

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なぜか私をやさしく見つめてくれる猫(京都キャロットの近所で)

☆真樹は、今日は学校を休みました。普通授業1日目は、やっぱりハードルが高かったようです。ちょっと残念です。
 でも、以前にくらべたらずっと明るくなっています。・・・よんなぁよんな(ゆっくりゆっくり)でいいよ・・・。

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2009年01月15日(木)

「レオ」〜シリーズご近所犬8〜 [わんこ・にゃんこ]

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レオ・オス・7歳

 真樹のチャレンジ(職業体験)5日間のうち、4回も同じワンちゃんに会った。毎朝9時20分ごろ、幡枝の「ライト・オン」前を通られる。昨日ゆっくり散歩してられたので、「写真撮らせてください」とお願いした。
 さわらせてもらおうと思ったら、「危険ですから・・・」と言われた。こんなおとぼけ顔やのに,「危険」やって!
 家に帰って、ヨメさんにこの話をしたら、「かんでもらったらよかったのに」やって。ほんまやね。かんでもらったらよかった。

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きくのちょっとはずかしい写真

 昨日は、今までなかなか撮れなかったきくのはずかしい写真も撮れた。

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 このごろ、うちのまわりは毎日雪景色です。

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 花背造園さんのショーウインドーねこちゃんも、元気です。

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 ええい、ついでじゃー。「ちょび」も載せてまえー。

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2009年01月14日(水)

「大丈夫であるように ―Cocco 終らない旅―」 [映画]

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 沖縄出身の歌手・Coccoさんの映画を見た。

 映画の中で、三つの言葉が心に残った。

 「生きろー」
 「よんなあよんなぁ」
 「最後に花が咲いて、よかった」

・「生きろー」 
 言いたいことは、一つだけ。生きろー・・・、ふっ・・・、生きろー・・・、ふふっ・・・、生きろー・・・。

・「よんなぁよんなぁ」
 友だちが突然死んでしまった時に思った、もっとゆっくりゆっくり生きてほしかったって。沖縄では『よんなぁよんなぁ』って言うんです、ゆっくりゆっくりのことを。


・「最後に花が咲いて、よかった」
 アニメの『もののけ姫』は、人間のせいで世界がずたずたになる。そのずたずたのまま終わって欲しかったのに、映画の一番最後に花が咲いた。がっかりしました。どうして? これでは、また何も考えない人が増えるだけだと思った。
 でも、子どもができてこの映画をいっしょに見たとき、『どうか、最後に花よ咲いてくれ』と思った。子どもには、希望にあふれたきれいな世界を見せてやりたいと・・・。

 この映画は、「Cocco きらきら LiveTour 2007/2008」を追ったドキュメンタリーだ。
 
 旅の始まりは1通の手紙だった―独自の完成と唯一無二の存在感で、熱狂的なファンをもつミュージシャンCocco。沖縄の米軍基地移設予定の海に現れた2頭のジュゴンの姿に喚起された彼女は、歌を通じ、何かを変えていこうとしていた。そんな折に届いたファンからの手紙。それは核再生処理施設のある青森県・六ヶ所村に暮らす少女からのものだった。そしてCoccoは北へ向かい、知る。自分と同じ痛みを抱える人が日本中にはまだたくさんいることを。自分たちも知らずに何かをしてしまっていることを。原爆ドーム、ひめゆりのおばあ達、息子のこと、死ぬこと、生きること・・・美しいものも醜いものもすべて胸に刻み、唄いながら、祈りながら旅は続いていく。日本中の傷跡に、いつか花が咲くように。みんなの明日と将来と夢が、大丈夫であるように。(映画のパンフレットより)

 「何かをしなくては、でも何をすればいいのだろう。けっきょく、私には唄うことしかない。」
 Coccoさんの自分への問いは、見ていてつらかった。そこまで自分を追い込まなくてもいいのに。

 「まず、事実を知ること」 
 その通りだと思います。今まで知らなかった自分を恥じることはない。今から自分のできることを考えればいい。
 自分が思ったこと感じたことを、そのまま唄ってもらえたら、聞いた人がまたそれぞれ何かを考えるでしょう。そんなに、自分を追いつめなくても・・・。

 映画の最後に、Coccoさんの近況がテロップで流れた。
 「2008年4月 拒食症で入院」
 あかんてー。追いつめすぎやって。

 今は、コンサートもお休みされているようだ。
 よんなぁよんなぁして、またいつか元気な姿をみせてください。
 「あっちゃんはヨー、○○でヨー」と、またみんなに語りかけてください。ゆっくりゆっくり、待っています。(「あっちゃん」というのは、Coccoさんの自分の呼び名です。)

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「沖縄ジュゴンを守ろう」の展示

 映画に行こうと思ったのは、今日の朝。
 京都シネマの会員更新しめきり日(1月末)が近づいていた。
 それに、去年、チャレンジ(職業体験)で真樹の中学校の子が「京都シネマ」に来ていた。
 新聞の映画欄を見ると、「大丈夫・・・」。あっ、あのCoccoさんの映画・・・。12時15分から。
 ヨメさんのヨガ教室が11時半からやからちょうどいい。「北山駅」まで送ってもらおう。

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 いい時間に着き、会員更新の手続きも終えた。
 受付の横には、男子中学生が二人。まちがいなく、○中生だ。
 この映画の写真集を買おうとしてその中学生にお願いしたら、(二人がかりで)テキパキと対応してくれた。
 胸の名札をしっかり見る。「O君」と「T君」。帰ったら、真樹に話してみよう。
 (去年は女子やったのに、今年は男子や。)

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 「君ら、○中の2年やんね。」
 「はい。」
 「うちの娘も○中の2年なんや。6組なんやけど・・・。」
 「はい。」

 話に乗ってこないところを見ると、6組ではないようだ。彼らが6組だったら、私の名を名乗ろうと思っていたのに…。

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 上映15分前に開場。
 そこで、このチャレンジ君の登場。集合をかけ、入場引換券に印字されている番号順に招き入れていた。
 そしてそのあと、前説というか諸注意といか、それをきちんとやっていた。
 もちろん紙を見ながらの説明ではあるが、チャレンジも4日目となると落ち着いたものである。拍手したくなるほどうまかった。

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 真樹から聞いた話だが、去年チャレンジで「京都シネマ」に来た子は、映画鑑賞の時間があったらしい。
 去年の子は何を見たのかな。「ひめゆり」やったらいいのにな。
 今年は?
 今上映中の映画の中では、この「大丈夫であるように」がピカイチです。中学生にも、この映画を見てもらいたいなあー。

 

 大丈夫じゃないのに
 大丈夫って言わなきゃいけないのが
 いやだ。

 大丈夫じゃないのに
 大丈夫でなきゃいけないのが
 いやだ。

 大丈夫じゃないって言っているのに
 大丈夫?って聞かれるのが
 いやだ。

 なのに
 大丈夫じゃない人を目の前にすると

 大丈夫?って
 そんな言葉しか探せない自分が
 いやだ。

 ごめんね。

 大丈夫であってほしい、って
 想ってるんだ。
 きっと。

 大丈夫になってほしい、って
 願ってるんだ。
 きっと。

 大丈夫であるように、って
 祈ってるんだ。
 いつも。

 いつもいつも
 いつもいつも

(「大丈夫であるように」写真集、Coccoの言葉より)

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