2008年12月07日(日)
第10回 Run&Walk in かもがわ [ランニング]
閉会式もすべて終わった時、一人の女性が大会会長・灰山由美さんに近づいた。
「今まで、ありがとうございました。」と言われたのだと思う。その言葉とともに、灰山さんの首に大きなメダルが。
「えー、こんなんくれはんのー・・・」
そのあと、灰山さんは絶句。そして、あふれる涙。
大会のフィナーレは、こんな感動的なものでした。
この大会には、今まであまり参加させてもらっていない。廉が小学生の時、いっしょに4kmを走って以来。5年ぶりになるのかな。
今年、第10回がファイナルということで、ぜひとも参加させてもらおうと思った。個人の力だけで大会を開催されている灰山さんに、敬意を表したいと思ったからだ。
近くに駐車場がないので、自転車で行くことに。
気温は低いが、空は晴天。風もないので、走るには絶好かも。
会場である西賀茂橋に向かう前に、北大路橋に向かった。8時半に京都学生駅伝がスタートする。
スタート時間にわずか間にあわず、対岸を一団となって走り去る大学生を見送った。速い!
2年後、あの中に廉がいてくれたらいいのになあ・・・。
今度は、西賀茂橋へとんぼ返り。
まだ、人がまばらだった。
9時過ぎに、この前を京都学生駅伝のランナーが通過するということで、西賀茂橋の上まで見に行った。
この駅伝ではこの前を2回通過するはずだが、一周目は早い時間、二周目は河川敷ではなく上の車道を走るらしく、ぶつかることはないらしい。
全チーム通過するのを見て、再び会場へ。
ここでびっくり。すごい人。
スタッフ、応援の人を含めると200人くらいはおられる感じ。こんなたいそうな大会やったかいなー。
本部テント前に近づくと、灰山由美さんが私を見つけ声をかけてこられた。
「藤井さん、走りに来てくれはったん? こないだはごめんねえ、たくさん賞品持って来てくれはって。お礼も言いに行かんと・・・。」
「あれはみんなヨメさんのおかげです。私は何もしてませんねん。それにしても、すごい人ですね。この大会って、こんな大勢でしたっけ。」
「いや、私もびっくりしてんねん。おままごとの続きみたいなつもりで始めたことやのに。ピークは150人くらいになったんかな。でもここ何年かは減っていく傾向やったんやで。今回は宣伝も何もしてへんのに、ファイナルっていうことでたくさん来てくれはったんかなあ。」
「そら、灰山さんの人徳ですって。」
「なにをゆうてんにゃな。そうそう、福知山マラソンのブログでこの大会のこと紹介してくれはって、ありがとうね。」
「あっ、写真まあまあよかったでしょ。」
「まあ、もとがこれやからしゃーないわなあ。でも、上手に書いてくれはって、あのおかげで参加者が増えたんかもしれんし。」
「増えたとしても、3人くらいちゃいますか。」
「いや、その3人がありがたいんや。」
「でも、ここまでしようと思ったらいろいろたいへんでしょ。」
「そうなんや、この場所使うのんもな、土木事務所に届け出しに行ってお金払ったら、後はおまかせなんや。早いもん勝ちってゆう感じやから、今日も暗いうちから寒い中場所取りや。これはきびしかったわ。」
「そうなんですかー。そんなんせんならんにゃ。知りませんでしたわ。」
「それとな、昨日になってゼッケンが足らんことに気がついて、急きょ弟に電機屋さんに走ってもらったんや。数字ペタッとはるやつあるでしょ。あれしてもらおうと思って。」
「あらま、そんな間際にたいへんなことでしたね。」
「でも、なんとかここまでこぎつけられてよかった。」
9時半を過ぎ、開会式が始まる。
大会会長・灰山由美さんのごあいさつは、ほとんど聞いていませんでした。(ごめんなさい)
ただ、「楽しんだあなたが一等賞!」というのを強調されていたことだけはしっかり耳に入れました。
競技委員長さんの競技説明も、簡潔でわかりやすく、手作り大会のよさが十分に出ていました。
選手宣誓のあと、八田努さんの準備運動。
これで準備万端。あとは、スタートを待つばかり。
おっと、忘れてました。この大会の準備をほとんど一手に引き受けて、毎日がんばってくれはった灰山さんの弟さん。この人の存在なしにこの大会は語れません。
本当にお世話になりました。ここまでお姉さんのために尽力される人は、そうはいないと思います。
「灰山さん、弟さんへの感謝の気持ちも忘れたらあきませんでー。」
(注)まだ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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