2009年06月15日(月)
第17回みかた残酷マラソン・続き [ランニング・出張販売]
キャンプ場の坂を下り、しばらく走れば中間点の12km。1時間19分23秒。後半の方が楽やから、3時間半そこそこで行けるんちゃうかなあ。
牛さんらも、「今日は、なんでこんな大勢の人が走ってんの?」と思いながら見てるんやろなあ。
ヘアピンカーブでは、おばあちゃんが太鼓を鳴らしての応援。ありがとうございます。
ここの応援の特徴は、「また来年も、来てくださいよ〜」。
(来ます、来ます、絶対来ます。)
給水所には、小代小学校の子どもたちの応援看板。
これは、写真に撮っとかんなん。
ここは、後半最大の難所。
私は勝手に「ざんコンクリート坂」と呼んでます。
ここも歩きたくなるけど歩かない。
きつい上り坂といっても、距離がしれてます。けっこう、歩いている人を抜くことができた。私の背中の写真とメッセージ、見てくれはったかな。
20kmの手前。
「追いつきましたー」と、後ろから声が。
まさか・・・。
振り返ると、まさかの白装束。
えー、「後でがんばります」とか言ってはったのをいい加減に聞いていたが、ほんまに追いつかれたがなー。やられたー。
「今20kmで、2時間10分30秒やから、2時間半くらいでゴールできますよ。あとは、きつい上り坂はありませんし。」
「あっ、ありがとうございます。私、時計持ってないんではっきりわからなくて・・・。去年は3時間近くかかったんですよ。」
「すごいですやん。あのー、お名前で検索させてもらったら、ハーフ1時間30分台で走ってはるんですよね。ひょっとして、国際女子とか出てはるんですか。」
「いえいえ、まだそこまでは。でも、2年後くらいには出られるようにがんばろうと思ってるんです。いっしょにがんばりましょう。」
「いや、実は私も国際女子の参加資格目指してるんです。女装して・・・」
「サブスリー、めざしましょ!」
「喝」を入れられてしまった。私のじょうだんも不発か。
その姿は、見る見るうちに離れていき、やがて見えなくなってしまった。・・・つよっ!
この人にも、なんか冠つけたいなあ。
一番に思いついたのは、「私のライバル上り馬」やけど平凡すぎるし・・・。
そう! こんなん、どうでしょう。
「くのいち・あやの」
見かけからは、ピッタリやと思うんですが・・・。
また、怒られるかも・・・。
こんないらんことを考えながら走っているおっちゃんに、サブスリーなど絶対に無理。
キッパリ!
このコースの20km過ぎからの4kmは気持ちいい。
多少上り下りはあるが、応援の人が多く、その分がんばれる。残り1kmのあたりでゴール地点が見える。最後の1kmは全部下り。たぶん、それまで歩いていた人も、この最後の1kmは走りぬくと思う。
今日は、まったくつらくならなかった。一度だけ空を見上げてしまい、その時はやっぱり「パブロフの犬」のように、思い出して泣けてきた。でもそのあとは、私の左胸に下げた三宅誠孝さんの写真が風でパタパタと揺れてくれた。
そのたんびに思ったこと。「私も、なにかします。平和を守るために何したらいいんかようわからんけど、自分にできること探してみます。」
「死んだら、すべてが終わり」と、今でも思っている。でも、なぜか、三宅さんはいつまでも私の心の中に・・・。なんででしょう。
グランドに入り、残り100mのところに久保井さん。だいぶ前にゴールされたような感じ。
そして、私のゴール。
ほかのランナーと重なったらかなんなと思っていたが、だいじょうぶ。単独でゴールテープが切れそう。
ゴール10m手前から、くるっと背中向き。そのままバック走で、ゴール!
写真屋さん、しっかり撮ってくれはったかな、三宅誠孝さんの写真といっしょのゴール写真。
タイムは、2時間31分27秒。
去年より40秒ほど早かっただけ。あいきょう、あいきょう。
何人かの人と、三宅誠孝さんの話ができただけで大満足。
私にとって、感慨深いいいレースになりました。
(注)まだ、続きます。
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2009年06月14日(日)
第17回みかた残酷マラソン〜追悼・三宅誠孝さん〜 [ランニング・出張販売]
最近、「パブロフの犬」みたいになっている。
マラソンのレース中、空を見上げて雲があると泣けてくる。それは、自分自身で「空の雲が、亡くなられた三宅誠孝さんに見えたらいいのに・・・」と思い、それに自分でひっかかってしまっているからである。
ちょうど1年前の「みかた」。
高石ともやさんのマネージャーとしてかいがいしく働いておられた三宅さん。私のゴールの直後にゴールされた高石さんに、急いでそうめんを運んでおられた姿は忘れられません。
去年の「みかた」は、三宅誠孝さんと高石てるえさん(ともやさんの奥様)のふたりの闘病を応援するのぼりを背中に付けて走った。そののぼりを恥ずかしそうに(でも、ちょっとうれしそうに)見てくださった三宅さんは、今年の1月17日天国へ。
去年の「みかた」で、ともやさん、三宅さんと3人で撮らせてもらった写真は、私の宝です。
あれ以来一度もお会いすることなく、去年の11月お電話で話させていただいたのが最後となりました。
今年の「みかた」は、三宅誠孝さんの追悼です。
京都市の市会議員さんとして20年。三宅さんが一番に訴えておられたのは、「平和」だと思います。「スポーツは平和とともに」の精神。三宅さんにお会いしてなかったら、「憲法9条・静市の会」も、「ランナーズ・9の会」も入っていなかった。
三宅さんのような大きな功績を残された方とは比べ物にはなりませんが、私は私のできることを通して、「平和」の大切さを訴えていきます。
今日できることは、「ランナーズ9の会」のユニフォームに三宅さんのすてきな笑顔の写真をつけて走ること。
横で見ていたヨメさんは、「そんなこと、三宅さんはしてほしいと思ってはらへん」と言う。
そんなこと、分かってます。亡くなられた三宅さんのためにやってんのとちゃう。
これは自分のため。それと、たぶんよろこんでくださるであろう高石ともやさんのため。
それから、「こいつ、何つけて走っとるんや。ふむふむ、そうか・・・」とちょっと考えてもらえるかもしれん走る仲間のため・・・。
朝、店の前をちょろちょろしているワンちゃん発見。
写真撮らせてもらおうっと。
「すんませーん、写真撮らせてください。ワンちゃんのお名前は?」
「ファンタです。」
「ファンタちゃん・・・、あっ、去年も写真撮らせてもらった・・・。」
「そうですね。」
あー、うれし。また、会えたね。
そういえば、去年「みかた」のブログのトップ写真にさせてもらった吉岡さんちの雷(らい)ちゃん。今年は吉岡さんの都合で、残念ながら欠席。かわいいワンちゃんとの再会は、なかなか果たせません。
それに引き換え、この白スーツ。毎年登場の「マイクマン(?)」。スタート前に、うちらの出店テント前でパフォーマンス。
ずっと「小林明」だと思っていましたが、今年は「チャゲあす」。でも、スーツは去年といっしょのような気がするんですが・・・。(気にすな気にすな)
昨日の不安定な天気に比べ、今日は落ち着いている。
かんかん照りの一歩手前。湿度は低く、日陰は涼しそう。
スタート地点はすごい人。
今年は1500人を超えた。役員さんにお聞きすると、去年より200人アップだそうだ。
スタートライン付近に、なんと「振袖美人」。
応援に来ておられるのかと思ったら、なななんと、ナンバーカード付き。はっ、走られるんですか。
「すいませーん。私、一番後ろに行きたいんですけど、どうしたらいいんでしょう。」
「この横から行くとすべりそうやし、この下の建物をぐるっと回らんとしゃーないんやけど・・・。あっ、ここで待ってて、みんなが通り過ぎてから走ら始めはったらよろしいやん。」
「そうですね。そうします。ありがとうございます。」
「あっ、そうや。写真撮らせてください。・・・(パチリ!)・・・ブログに載せさせてもらいます。」
自称・石川さゆりさん。今日の話題独占かも・・・。
開会式。
いろいろお話があったが、あの「チャゲあす」が上に上げられ紹介されたのには「ビックラこいたー」。今や、あの「マイクマン」は、ゲストなみのあつかい? (ビックリしすぎて、写真をとり忘れた)
実行委員長の久保井洋次さん。「みかた」の顔と言ってもいいでしょう。
私と同い年ですが、私の数倍元気です。
毎年顔を出してくださる高石ともやさん。
今年は走られないそうです。山の上で、元気な歌声で我々を応援してくださるそうです。
私もゆっくり行くつもりだったので、かなり後ろのほうからスタート。
スタートからしばらくは、まっすぐな下り坂。
1500人は、さすがに多い。長い長い列になった。
1km地点あたりで、声をかけていただいた。
?5018は、「岩佐<ダン吉>」さん(大阪府岸和田市)。
私の背中の写真を見て、いろいろと聞いてきてくださった。三宅誠孝さんのことも、ご存知のようだった。
うれし。もう、これで今日の目的達成したようなもん。
3km地点付近か、走る実行委員長こと久保井さんが追いついてこられた。
「あれっ、もうはや。去年はもっと先で抜かれたような・・・。」
「今年はね、2、3日走るのを休んだんですよ。だから調子いいんかもねえ。何やかや言って、歳やからねえ。」
「そうそう、確実に落ちてることは確かです。」
ここらで5km、30分02秒。まだ、たいした上り坂はない。
きつい上り坂に入る手前。
「わー、ファンタちゃんやん。写真、写真。」
ファンタちゃんは、ほんとは写真がにが手みたい。でも、飼い主さんが、いつもおすわりをさせていいポーズをとらせてくださる。ありがとうございます。
そのちょっと先。
「伴走」の文字、発見。「京都」の文字も見えたので、声をかけてみた。
「写真撮らせてください。『賀茂川パートナーズ』の方ですよね。」
「はい、そうです。」
「京都キャロットです。写真、ブログに載せときます。」
「あっ、藤井さんですか。うわさは、かねがねお聞きしてます。」
「ありがとうございます。」
中島徹さんと中島寛子さん。「うん? 同じ名字? ということは・・・?」
上り坂がますますきつくなってきたころ、なにやら私のセンサーが「ピピピ」と反応。
おっ、この白装束は・・・。
「藤本さん、追いつきました。」
「あー。私はあとのほうでがんばりますので・・・。」
先週の「たたらぎ」のスタイルもよかったけど、今日もオリジナリティーがあっていいです。
こいのぼりのある峠に近づいたとき、高石ともやさんの歌声が聞こえてきた。
私を見つけて下さったともやさんは、演奏の手を止め、私が見せた背中の三宅誠孝さんの写真をなでてくださった。
いっぱいいっぱいしゃべらなくても、思いは通じます。
背中から元気をもらい、また新たな一歩を進めます。
「♪もう一歩、もー一歩♪・・・」
その先で、また声をかけてくださる方が・・・。
中済さん(大阪府高石市)と蛯原和弘さん(奈良県吉野郡)。
蛯原さんは、私に声をかけながら、私の背中の写真のことや三宅誠孝さんのことを説明されていた。
いつも思うのだが、視覚障害ランナーの伴走者はただ伴走するだけではダメ。目に入るものを次々と説明できる能力が必要。ただただ、すごいと思う。
ここらへんで、10km。1時間04分04秒。
調子ええのか悪いのか、さっぱり分からん。まあ、今んとこ、どっこも痛くないしええんかな。
前半最大の難所。キャンプ場までの急な上り坂。
ここは歩きたくなるけど歩いたらあかんとこ。
毎年歩いている人をなかなか抜けへんにゃけど、今年はだいぶ抜けた。
「歩いてる人、下向いてんと、私の背中を見て!」
「憲法9条、守ります」
ここは、標高605m。
ほとんどのランナーが、ここでゆっくり休み、給水給食をしっかりと取られます。
そこから下を見下ろすと、上るランナーと下るランナー。
この100mほどが、このコース唯一の対面場所です。
さて、心がリフレッシュしたところで、再スタート。
残り13km、「楽しもうぜ!」
(注)まだ、続きます。
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2009年06月13日(土)
第17回みかた残酷マラソン・前日受付 [ランニング・出張販売]
「みかた」前夜祭恒例、高石ともやコンサート。
夕方5時からなので、いつも前日出店の後片付けと重なりゆっくり見られない。
今年は雨が降り出しそうな空だったせいか、5時ころにはお客さんがなくなった。
「ちょっとだけ見てくるわ。」
会場のおじろドームに入り、ビックリ。
ものすごい人だった。
これを楽しみにして来ておられる方が多いのだろう。
最初の2曲だけ聞かせてもらって、会場を出た。
その2曲ともに、「雨」という言葉が入っていたのが気にはなったのだが・・・。
今日は、会場に着いた昼過ぎから、ずっとあやしい天気だった。
山の頂き付近に、雨雲が通過中なのが分かる。上の方は、雲で真っ白。
例年前日受付ではあまりお客さんが来られないのだが、今年は割に多いようだった。
ただ、顔見知りの方とはあまりお会いできなかった。「ランナーズ9の会」のかわせみさん、京都ランナーズの土井正人さん、くらいかな。
会場近くの道端には、アジサイがそろそろ咲き始めていた。
バス通りから学校にわたる橋。
旧コースでは、この橋を渡った先(小代小学校グランド)がゴールだった。
数年前新しくきれいになった小代小学校。この前が受付。
すぐおとなりの小代中学校グランドが、明日本番のゴール。
右端の一番下に、協賛企業として「京都キャロット」の名前も出してくださっています。
ゴール200mほど手前の道路の補修もされてました。
あのアスファルトを固める機械、どこから調達してきやはったのかな。
この大会のいいところは、役員さんが楽しそうなところ。実行委員長・久保井さんを中心に、みなさんよく動かれます。
美方町が他の町と合併して香美町になった時、今まで通りの「みかた残酷マラソン」が続くのか心配だったが、案ずることはなかった。合併してなくなってしまうマラソン大会もある中で、やはり、この「みかた」の実績がものをいったようだ。役員さんの中に何人もランナーがおられる大会は、強い!
片付け終わって、スキー場へ。
今年で3年連続でお世話になる、「谷山荘」さん。
ばんごはんは、焼肉、すき焼き、カモ鍋から選べますと言われていたが、けっきょくいつもどおりの焼き肉にした。
もちろん焼肉もおいしかったのだが、絶品だったのが手打ちそば。本わさびで冷えた細いめんをつるつると・・・。ああ、もう一回食べたい。
「谷山荘」さんは、とんでもない上り坂の先にあるのだが、まさに「いこいの宿」です。去年も書いたけど、これで料金がめっちゃ安。おなかが痛くなるまで食べさせていただきました。ありがとうございました。
さて、私の体調は・・・。
回復度80%くらいまでは戻ったかな。
まあ、こんな時は、「残酷」とか「24km」とかがかえって気が楽。このコースで、タイムを気にして走っている人は全体の何割くらいだろう。
一応私の目標は、「あちこちきょろきょろして、写真をたくさん撮ること」。まあ、タイムは気にしてないとはいえ、去年ののぼりを背中につけて走った2時間32分は上回りたいな。
それと、もう一つ大事なこと・・・。(明日へ続く)
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2009年06月08日(月)
第24回たたらぎダム湖マラソン・続き [ランニング・出張販売]
「私たち、一応夫婦です。」
ゴールしてイスに座っていると、「あのー・・・」と話しかけてこられる方あり。
「ランナーズ9の会」の桜井さんご夫婦。
ちょっとはずかしそうに話しかけてこられた奥様。なかなか、おくゆかしく・・・。今日は10kmを走られたそうです。平和を愛しておられる方は、みなさんお上品なところが好きです。
「一応夫婦です」の「一応」がいいですね。「うちも一応夫婦です」と言っておきました。
さて、話は戻りハーフの後半に・・・。
折り返す直前、「ランナーズ9の会」のユニフォーム発見! とりあえず写真パチリ、と思ったら失敗。
「こりゃ、いかん。」
すでに姿が見えなくなっていた青ユニフォームを追え! 必死のパッチ。どれくらいで追いついたのだろう。ハアハア言いながら、「さっきの写真、失敗でしたー。もう一回撮りなおします。」
パチリ! 今度は成功。
「お名前は?」
「しらかみ(白髪)です。」
「ブログに写真載せときます。」
「ランナーズ9の会」のユニフォームのおかげで、こうして初対面の方ともすぐにしゃべることができる。「9の会」に入って、よかった。
しかし、私のおなかはゴロゴロ。たいへん危険な場面に直面していた。それでも発電所の横にトイレがあることがわかっていたので、何とかしんぼうすることができた。
残り7km付近のトイレに直行。ここでのタイムロスは、わずか2分。私も成長したなあ。なかなかの早わざを身につけたもんや。
しかし、トイレから出て唖然。とんでもないことに気がついた。(残念ながら、その内容については書けません。いろいろ想像してください。)
残り6km(15.1km)で、1時間25分02秒。
この5.1kmが、28分半くらい。トイレタイム2分を入れてこのタイムということは、さらにスピードアップしている。やっとレースらしくなったかな。
残り6kmを35分以内で行けば、2時間切れる。よっしゃ、よっしゃー。
やっと体が少し軽く感じ出したとき、目の前にかわいい花柄がチラチラ・・・。
「すいませーん、・・・」(この先は、昨日の記事を読んでください。)
残り1kmで、1時間51分14秒。
この5kmは、26分10秒。後は、急な下り坂を、ヒザを傷めないように下るだけ。
それでも、最後の最後の直線はさすがに疲れた。梅干みたいな顔でラストをがんばっているとき、「○○○!」。なんて声をかけていただいたのか定かではないが、確かに聞き覚えのある声。
「あっ、この声は・・・。」
振り返ると、田中ちひろさん。
めっちゃ、うれしー。
2km付近でトレーニングとして走っておられた田中さんに遭遇。「ふじいでーす!」と大声で叫んどいてよかった。
なんか、その後もうれしくてうれしくて・・・。(こんなによろこんでて、実はほかの人に声をかけてはったりして・・・。)
ゴールタイムは、1時間55分45秒。
スタート直後はどうなることかと心配した割には、よく走れました。
うちのテントに戻ったら、ヨメさんから
「なにうれしそうに、はよ帰ってきとんにゃな。」
「昨日、寝る前にマッサージしてくれたんが効いたわー。」
こういう感謝の気持ちも忘れんようにせんとね。
ゴール後の楽しみは、抽選会。
前に、「岩津ねぎ」が当たったことがある。
私もヨメさんも、末等の「ポテトチップス」。「肉」、ほしかったなあ。
抽選会がある大会はうれしい。よその大会では、テレビが当たったことがある。牛肉や米が当たったこともある。
でも、7等でも食べ物はうれしい。抽選会を実施されている全国のマラソン大会の関係者様、やっぱり食べもんでっせ。
この大会の帰りの楽しみは、せんべいと牛肉。
「海鮮せんべい但馬」さんでせんべいを買い、「但馬牛太田家」で牛肉を買う。ここの肉が、うまいんだー。
家に着いたのは8時前。腹ペコで待っていた廉と真樹といっしょに、高級牛しゃぶ。
こんなんがあるし、がんばれます。うまかったー。
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2009年06月07日(日)
第24回たたらぎダム湖マラソン [ランニング・出張販売]
めっちゃかっこいいランナー、みっけ。とりあえず追い抜いてっと。
「すいませーん、写真撮らせてもらっていいですか。」
「はい、どうぞ。」
「めっちゃ、かっこいいし・・・。」
「ありがとうございます。」
「ブログに写真載せていいですか。」
「いいですよ。」
「お名前は載せないほうがいいですよね。」
「どちらでも。」
「今日のブログのトップにドーンと載せときますし・・・。」
ということで、NO.3415、藤本綾乃さん。私が選んだ本日のベストドレッサー賞。本当に似合ってました。
私のゴール後1分もしないうちに、ベストドレッサーの彼女が。
「写真、写真」
あわてて撮ったわりにはいいのが撮れました。
「ほめてもらって、うれしかったです。」
この言葉にも、何か賞をあげたいくらいです。
さて、話は元に戻り・・・。
ひとつ心配なことがあった。
3週間前の「鯖街道」の疲労が、全然抜けていない。
今までのパターンでいうと・・・。
フル以上の距離を走っても、翌日には50%回復、それから一日ごとに10%回復して、週末にはほぼ100%回復。
ところが今回は異変が・・・。
「鯖街道」から1週間たっても回復度10%。体全体が重く、とにかく眠くてしょうがない。
この週に「小豆島オリーブマラソン」が予定されていたのだが、とても走れる状態ではなかった。(新型インフルエンザの影響で中止になったのだが・・・。)
次の週には回復するかと思いきや・・・、ほとんど同じ。回復度20%くらい。こりゃ、やばい。
そして次の週。水曜か木曜くらいに、やっとちょっとだけ楽になってきた。ようやく、50%回復。
しかし、「たたらぎ」当日の回復度は、60%くらいですか。こんな不安な気持ちでレースを迎えるのは、本当に初めてかも。
こんなときは食って食って、不安解消。スタート前に、パン2個、つきたて餅3個。これが、この後とんでもないことになるとは・・・。
「ランナーズ9の会」のユニフォームに着替えて座っていると、声をかけてくださる方があった。「9の会」の仲間、赤穂さん。地元兵庫の方だそうだ。
「ここで会えると思って、楽しみにしてたんですよ。」
ああ、ありがたい。ユニフォームがつなげる輪。もっともっと広げるぞー。
マラソン界の紳士こと吉川晋治さん(京都ランナーズ)。
トイレに行ったとき、偶然お会いした。今日は、10kmに出られるとのこと。
吉川さんは、まだ知り合って日が浅いのだが、心から信頼できる人だ。話していて、いやな思いをしたことがない。私みたいなええかげんなおっさんを、いつも「藤井さん、○○お願いします」という感じでたててくださる。
私はどちらかというと人見知りするほうだが、吉川さんは初めてお話したときからスッと溶け込んでしまった。不思議な魅力のある人です。
「吉川さん、古い話ですけど、『篠山』おしかったですね。(確か、あと2分でサブ3)」
「そうそう。でも、藤井さんの書いてはったん、ちょっとかんちがいやと思いますわ。最後の3kmが落ちてしもたけど、それまでの4分10秒のペースが守れてギリギリサブ3やったんやから。」
「そらそうやねえ、なんぼなんでもそんな極端には落ちませんよねえ。おかしいなとは思ってたんですけど・・・。」
私は、レース中に会った犬のことなら驚異的な記憶力を発揮するのだが、人間様に関してはちょっと・・・。
でも、吉川さんが私のブログの隅々までしっかり読んでいただいていることがよくわかる。吉川さんは、お会いするごとに、私のブログの直近の話題を出してくださる。ありがたいことです。
私のハーフのスタートも見送ってくださった。
「どうせ、20分後に私もスタートやから・・・」
スタート地点にあった大きなオブジェの前で、パチリ。
けっきょく、吉川さんは、10km40分ちょっとで8位だったそうだ。入賞に一歩届かず、惜しい !
ハーフのスタートは10時半。この時間だと、けっこう余裕がある。
スタート直後に、強烈なのぼり坂。でも、これがこの大会のクライマックスかも。
私は、最初の1kmが6分50秒。たいていのレース、最初の1kmの感じでその日のゴールタイムが予想できるのだが、今日はまったくダメ。わっからん。
なんて言ったらいいのかな・・・。
体重10%アップの感覚。今実際は63kg台なんで、70kgになった感じ?
今まで足におもりをつけたような感覚は経験したことがあるが、今日のように全身におもりをつけたような感覚は初めて。
そんなに暑くもないのに、いやーな汗が出てきた。
最初の給水所のあたりで、おなかがパンパンなことに気づく。これは、明らかに食べすぎ。
5kmは、29分41秒。このペースで行くと、今日は2時間こえるんかなあ。
多々良木発電所(7km地点)の横にトイレがあったので、入ろっかなあとも思ったが、前半のタイムロスはもったいない。
ここはしんぼう。パンパンおなかのまま、「行ってまえー」。
たぶん、折り返し地点にトイレくらいあるやろう。あと3kmほどやもんね。
トンネル前9km地点のあたりで、「9の会」のまっちゃんが・・・。
まっちゃんは、今日も朝からうちのテントによってくださり、ウェアを買ってくださった。無理せんといてね。
そのとき、まっちゃんがやっておられる作業所のことをちょっと聞いてみた。
旧夢前町(現姫路市)で、「ゆめさき舎」という共同作業所をやっておられる。かなり重度の障害のある方が7人働いておられるそうだ(まっちゃんは、「障がい」と表現されてますが・・・)。
ここに宣言。私は、必ずそこを訪れます。ちょっとでも勉強させてください。近いうちに。
9km過ぎのトンネル。
ちょうど真ん中あたりは真っ暗。対抗ランナーとぶつかんのんちゃうんと思うくらい。でもこんなところはめったに走れないので、これはこれでいい感じ。
10kmは56分26秒。ちょっとだけペース上がりました(この5kmが27分くらい)。
でも、おなかがめっちゃヤバくなってきた。(トイレ、なーい!)
「もう、はちきれまっせー」
折り返し点は、ダムの堰堤。つまり、スタート地点のすぐ近くまで戻ってるんです。ダム湖を左周りに1周して、今度は右周りに1周。
体は重いままやけど、残り半分「がんばんべー」。
(注)まだ、続きます。
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2009年05月31日(日)
第29回山中湖ロードレース [ランニング・出張販売]
たろうちゃん・オス・11歳。
うちの店でシューズを買ってくださったお客様の飼っておられるワンちゃんです。
1歳の時には、24時間マラソンも完走したそうだ。山の中を走るマラソンだったので、ロープにつながず自由に走らせたとのこと。今でも10kmまでのレースならだいじょうぶらしい。
今日はハーフだったので、車の中でおとなしく待っていたようだ。かしこいね。
連日の5時起き。
会場である山中湖中学校の門のところには、大会事務局のTさんが立っておられた。Tさんは、「山中湖ロードレース」に初めて来た時お世話になった役員さん。ここ10数年は別の部署に異動されており、あまりお姿も見かけなかった。ところが、今年、教育委員会に戻ってこられ、大会事務局の責任者として働かれていた。
昨日、むこうから私たちを見つけてくださり、声をかけてくださった。こんな時、必ず話題になるのがうちの子らのことである。小さな赤ちゃんを連れて遠くから出張販売に来ている姿が、よっぽど印象強く焼き付けられているようだ。
ずっと前からお世話になっている大会では、どこもいっしょ。うちの子どもらのことを、とても気づかってくださる。ありがたいことだ。
この「山中湖ロードレース」は、京都キャロットが出張販売をしている大会の中で私が唯一出場経験のない大会。以前は、とても走りに行けそうにないくらいいそがしかったので。
ところが、今や、それほどいそがしいというほどでもない大会になってしまった。特に最近雨のことが多く、昔のような活気が感じられない。
今年も、前日受付に引き続き、当日もあやしい天気。
9時15分ハーフスタート、9時30分1周の部がスタート。このときは、まだ雨は降っていなかった。しかし、それから1時間ほどすると、ポツポツ・・・。
そして時折、きつい雨に。
うちのような出店業者にとってはきつい雨だが、走っている人たちはこの雨けっこううれしいんですよねー。
雨が降ってなかったら、もう少し売上も伸びただろうに。うちの出張販売の最も遠方の大会にしては、ちょっと思惑外れ・・・。せめて、これでもレースに出ていたら、なにかおもしろいことも見つけられたかも・・・。
とか考えながら後かたづけをしていると、いきなり腰に「グキッ!」。
来てしまいましたがなー、ぎっくり腰。そのあとは、腰をかがめるのがいとうていとうて。やっぱり、不平不満を持ちながら働くのはあかんね。
帰りは渋滞にも巻き込まれ、京都の家まで7時間近くかかってしまった。腰の状態は最悪。かなりつらい帰り道になってしまった。
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