2011年03月28日(月)
伴走教室・続き [ランニング]
後半は、長居の周回コースを使っての実技。
しかし、その前にどうしても書いておきたいことがある。
鈴木さんのお話が終わり、質疑応答の時間になった。そのとき、私のすわっている左側の一角がにわかに騒がしくなった。
向かいあって身振り手振りをする2人組があちらこちらに。そこから手話を発信する人。その手話を受け取って鈴木さんに通訳する人。
質問を受けた鈴木さんは即座に答えを返される。それを聞いて手話で発信。それを受けて、また身振り手振りで伝える人。
こう書いても何のことかよく分からないでしょう。
一番最初の質問者は「盲ろう」の方。私が身振り手振りだと思っていたのは、たぶん「指点字」。「指点字」を受け取ってそこから手話を発信していた方も聴覚障害の方。その手話を受け取って鈴木さんに通訳していたのは、講義中にずっと手話をしていてくださったMさん。
えーい、まどろっこしい!
動画でも撮れたらよく分かるんですが・・・。「撮らせてもらっていいですか」とお聞きするだけでも大変だし。
でも、たとえどんなに時間がかかっても、大事な事がちゃんと伝わっているのが分かって本当によかった。この様子を子どもたちに見せたかったなあ・・・。
「盲ろう」の方がたて続けに3人質問をされた。その内容は、鈴木さんがお話の最後のほうに説明されていた競技会での伴走のルールについて。
その質問に対して、鈴木さんは「厳格なルールは国際大会やその予選会などだけで、一般の大会ではほとんど気にすることはありません」と答えておられた。
ちょっちょっちょっ、それちょっとちがうでしょ。質問された「盲ろう」の方は、「いつか国際大会に」との意気込みで質問されているのだと私は見た。国際大会に出るのはそんなに簡単な事ではないし、その予選会に出場する機会すらなかなかないことだろう。でもね、私らもおんなじですけど夢はでっかいほうがおもしろいんです。
ここは、こう言ってほしかった。「競技会に出るからには、いつ国際大会に選ばれても困らないようにしっかりルールを覚えておきましょう」。
私が見た限りでは、多少ややこしいルールでも、あの「指点字」通訳さんがしっかり説明してくださると思えた。鈴木さんも、「盲ろう」の方にちょっと気を使いすぎだったかも。もっともっとみなさんの可能性を信じて・・・。
さて、実践編ですが・・・。
2人組を作ることになったのだが、おしとやかな私(?)はあまってしまった。やっと、ランナーではない方でこの教室に参加されていた男性がペアの相手になってくださった。二人とも視覚障害者ではないので、アイマスクをつけて交代で伴走の練習をすることになった。
初めは、その男性にアイマスクをしてもらい私が伴走。ただし、その男性はランナーではないので早歩きのスピードで。全部で30組ほどだったが、あっという間に私らのペアが最後尾になってしまった。
その男性のお名前は忘れてしまったが、お友だちが長居わーわーずにおられる関係でこの伴走教室に参加されたそうだ。ふだんも、知的障害者のイベントなどのお手伝いをされているらしい。
早歩きをしながら話したこと。
「もし私が目が見えんようになったら、ずっと家にとじこもったままになってしまうやろね。」
「そうですよね。出かけるときに気軽に人に頼めるかというと、むずかしいですもんね。」
「この伴走教室も3年ぶりゆうてましたなあ。」
「そうですってね。私みたいに伴走やってみたいっていう人はけっこういやはると思うんです。でもかえって迷惑かけたらたいへんやし・・・。3年に1回とかじゃなくて、ずっと定期的に開いてもらいたいもんですわ。」
長居周回コースのだいたい真ん中まで来たので交代。
私がアイマスクの番だったのでつけてみたが、中にティッシュをはさんでいるので真っ暗ではない。ちょっと中途半端だった。長野の善光寺の暗闇通り抜けくらいにしんとあかんかったね。
伴走してもらって思ったこと。
とてもじゃないけどこわくて走れない。長居周回コースはきれいなアスファルトであることは知っているのだが、やっぱりこわい。
それと、距離の感覚がまったく取れない。景色もよく覚えているはずだが、今どのあたりを走っているのかが分からない。
私がレースに出るときは、「今○kmやから、あと○km」とかそんなことばっかり気にして走っている。目が見えないと、そのへんはまったく分からない。鈴木さんのお話の中で「歩数を数えて」というのがあったが、長い距離だとそれもむずかしいだろう。
それと、これは私だけかもしれないが、どうしても伴走者に引っ付いて行ってしまう。途中何度も伴走者の横腹を小突いてしまった。やっぱりむずかしい。
伴走に対する不安を少しでも取り除こうと思ってこの教室に参加させてもらったのだが、逆に不安が増えてしまった。その不安を少しでも減らしていくには、心の寛大な視覚障害ランナーの伴走をさせてもらうことでしょうか。
「どなたか、私を指名てくれません?」
全員が戻ったところで、今日の「伴走教室」は一応終了。
ただ、今日は「長居わーわーず」の定期練習会の日で、多くの会員さんが残って練習された。
中には、宇佐美さんといっしょに今日の復習をされる方も。
その横を軽快に走り去っていかれたのは、ロンドンを目指しておられる和田さん。
和田さんのスピードはとうてい無理だが、ゆっくりランナーの伴走なら私にもできるかも。伴走者を育てると思って、どなたか私を使ってくれませんかねえ・・・。
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2011年03月27日(日)
伴走教室 [ランニング]
「どこが、伴走教室やねん!」 とおっしゃるあなた。
まだまだ「パオパオだより」の読者としての修行がたりません。
表題にほとんど関係なくても、かわいいワンちゃんを見つけたらそこから記事が始まるんです。
あっ、そうそう。そもそも、今日の「伴走教室」は、ブログ「犬と猫と過ごす、こんな一日」のふきこさんに教えてもらったもの。犬の写真から始まっても、何もおかしいことはない。
ご夫婦と娘さんの三人がかりで散歩させておられた2ひきのわんちゃんは、もちろん雑種。ぱっと見がそっくりだったので、兄弟かと思いました。
右の愛想よく笑っているほうが、はる・1歳。左の白足袋が、なつ・3歳。両方メス。
「よっしゃー、これは今日もいいタイムがねらえるぞー。」
ちゃうて。今日はレースとちゃうて。「伴走教室」やって!
長居競技場の裏手にはこんな立派なモニュメント。
「こころよりからだへ からだわがいとしきもの
よわひともにこのおもきつちけりてかなたへ
からだよりこころへ こころわがたのもしきもの
たづさへてはしりたたへむこのつちをこえ」
この近くにはかわいいネコちゃんも。
しっぽぐるりん巻きやん。
こっちは同じがらでもしっぽが短い。
まあ、堂々としたいいネコちゃんたち。
ネコちゃん見てたら思い出す。ふきこさんのブログに出てきているノラ猫ちゃんらはだいじょうぶかなあ。きのう、また雪やったもんなあ。
「伴走教室」の会場は、長居公園内の大阪市長居障害者スポーツセンター。
受付は9時からと書いてあったが、だいぶ早く到着したので中の施設を見せてもらおうと思いセンターに向かった。ところがセンターに着いてびっくり。集まった皆さんが、建物の前で寒さにふるえておられる。
実際入り口が開いたのが、ジャスト9時。たとえ外で障害のある方やお年寄りが寒がっておられようと、1秒たりとも早く人を入れてはあかんわけやね。「いったい、これはなんじゃいな」と思ってしもたなあ。
2階の第1会議室は次第に人が集まり、最終的には満杯に。
最初に、主催・長居わーわーずさんからのごあいさつ。
次に、長居わーわーず会員さんである「めぐちゃん」からのごあいさつ。
宇佐美彰朗さんの講義。
ともにモントリオールオリンピックに出られた水上則安さんが、この日のために九州から出てこられたそうだ。
宇佐美さんが理事長をしておられるNPO法人「NSVA(日本スポーツボランティア・アソーシエーション)」の理事である鈴木邦雄さん。この方のお話の中には、心に残る言葉がたくさんあった。
その中でも、一番は「千差万別」という言葉。
「視覚障害」と、ひと言でみなさん全員をひっくるめて考えてしまってはいけない。視覚障害の現れ方にもいろいろあるし、まずその前にその一人一人の考え方もちがう。伴走者が一番に心がけることは、視覚障害ランナーがしたいようにしてもらうこと。ランナーががんばりたいときにはがんばれるように、がんばりたくないときにはそのようにあわせること。(私には、それは伴走者が「じゃまをしないこと」というふうに聞こえた。)
伴走中のケガや事故の経験者は8割を超えるらしい。これは、伴走者が良かれと思ってしたことが逆効果になっていたのかもしれない。
また、前日のホーム転落事故にもかかわらずそのままフルマラソンに出場した人もいたとのこと(フルマラソン完走後の病院での診断は、クモ膜下出血)。それは、わざわざ遠方から来てもらった伴走者にすまないという気持ちからであったそうだ。お互いに気を使いすぎて、その結果がこれでは問題だ。
よく「相手の立場に立って」とか言われる。でも、私にはそんなこと初めから無理だと思っている。そんな私がいつも心がけているのは、相手がどんな人であろうと「いつも普通」。それで相手を不愉快にしてしまうこともあるかもしれない。でも、そんな時はあやまって、それからもっといい方法を考えていったらいいと思う。そのほうが、気を使いすぎるよりはましだと思っている。
今回の震災でも、できるだけ普通に・・・。おかしいですかね。
(注)まだ、続きます。
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2011年03月26日(土)
2011春一番・大阪城公園4時間走 [ランニング]
朝起きたらまさかの雪。
「長ソデの用意してへん。どうしょ。」
御薗橋から北の山を見ると、かなり積もっていそう。
阪神高速で事故渋滞があり、受付最終の8時20分を少し過ぎてしまった。
「遅くなってすんませーん。」
「あっ、参加してくださってありがとうございます。」
「いえ、こちらこそありがとうございます。よく開催してくれはりました。」
「最近は短いのを練習されてるんですよね。」
「そうなんです。そやから、今日もちょっと走っては休み、また走っては休みにしようと思ってるんです。」
話相手が田中ちひろさんなので、あっさり「インターバルトレーニング風に」と言ったほうが早かったかな。
今年に入り10km以上のレースに出る気がなくなった。だから練習も長く走る気がない。この「4時間走」の魅力は重々承知しているのだが、今年はスルーする予定だった。私の気が変ったのは、3月13日付けの田中ちひろさんのブログの記事から。「私たちの仕事は、マラソン大会開催。。。」(ぜひ、私のリンク集から入って見てください→)
その記事を読んだ私が入れさせてもらったコメントに対して、「大会は、粛々と開催したいと思います。」この言葉にはビビッときた。何に対してもいつもいいかげんなことしかしてこなかった私は、過去に「粛々」という言葉を使ったことがない。
今、こうして毅然とした態度をとれる人が極めて少ない。あっち見、こっち見・・・。
「今まで自分たちがやってきたことに自信を持って、粛々と・・・」、みんな早くそれに気づいてほしいです。
会場である大阪城公園に入ると、早咲きの桜が満開。来る人来る人カメラにおさめておられた。
京都は猛吹雪だったのに、大阪は青空。
大阪城も写真に撮っておこうと思ったら・・・。
「今日のマラソンに参加されるんですか。」
「はい。」
「4月24日に、今日と同じコースを使って大会を開きます。よかったら参加してください。」
「4月24日・・・。いや、私、京都からなんですけど、この日予定されていた『日吉ダムマラソン』が中止になったんですよ。」
「あっ、そうなんですか。私たちの大会も開催するかどうかで悩んだんですけど・・・。」
「やれる大会はやったほうがいいに決まってますって。何かを中止にして生まれるものなんかないですよ。ぜひやってください。参加します。」
「ありがとうございます。」
「ところで、どこが主催ですか? あっ、ここに書いてあるか。『日本フィリピンRUMS Club』。えっ、フィリピンの方が主催ですか?」
「そうです。私たちが・・・。」
「えっ、フィリピンの方ですか。お名前は?」
「ボンです。ここに書いてあります。」
「あっ、ほんまや。山口・ボン・アレザ・・・、ということは奥さん日本人ですね。」
「そう。僕は帰化してるんです。」
「そうなんですか。」
言葉になまりもないので、言われるまでずっと日本人だと思っていた。初対面なのに、なぜかなつかしさを感じてしまう人。ボンさんは、不思議ともう一度会いたくなってしまう人である。
さあ、スタートの9時が近づいてきた。
青空なのに、かなり寒い。
それにしてもすごい参加者数。申し込んだ人はほとんど欠席していない模様。
競技上の注意は、ランウォークスタイルの三浦店長。
最後に、「いろいろなご意見があるとは思いますが、ここに来ていただいたからには思いっきり楽しんで帰ってほしい」と言ってくださった。
参加者全体を見守る田中さんご夫妻。
いろいろと身に降りかかることもあるとは思いますが、どうかよろしくお願いします。
いただいた名簿を見ると、個人男子137名、個人女子38名、チーム56組。じっくり見る時間がなかったので、知り合いが出ているかどうかは分からなかった。
私の今日の予定。
4月9日の「伊江島マラソン」3連続レース対策。
「めざせ、1日3連続レース3位以内入賞!」
5kmウォーミングアップのあと、3km、5km、10kmをレースのつもりで走る。それぞれの間はウォーキングでつなぐ。残った時間は適当に。
最初のウォーミングアップ5km(1.25×4周)。30分くらいで行く予定が28分25秒。
腰痛最悪。靴下をはくのにかがむこともできないくらいに痛い。ところが、なぜか走れる。不思議。
1周ウォーキング(約13分)のあと、3kmタイムトライアル。
11分43秒。快調、快調。
2kmウォーキング(約24分)のあと、5km(4周)タイムトライアル。
21分29秒。まあまあですか。
次は2周(2,5km)ウォーキング。約28分。
さあ、今日のメインイベント10km(8周)。
前半23分47秒、後半23分24秒で、計47分11秒。3レース目だと、ここらが限界なんでしょうか。これでは3位入賞は無理ですね。
ハアハア言いながらウォーキングをしていると、おっ、またあの人が・・・。
「よう、会いますね。」
「ほんま、よう会いますね。」
先週長居で出くわしたA社のRさん。今日はどうも一人で走りに来られていたようだ。何かの大会出場に向けて、練習に打ち込んではんのかな。
ウォーキング2周(2.5km)、約30分。
ここらでちょっと腹ごしらえもしてっと。
ウォーキングをしていると、走っているときには気づかなかったかわいい花にも目が行く。
チームで出ておられる方たちはすごく楽しそう。
私はいつも個人でしか出ていないのでうらやましい。次は誰かとチームを組んで出たいなあ。
ここで残り35分ほどになったので、またゆっくり走ることにした。
シューズをはきかえ。アディゼロジャパンKYOSOからゲルニンバスへ。重さは約1.7倍。ゆっくり走るにはこれで十分。
走っている途中、少年野球の子らが「募金、お願いしまーす。」
少し小銭を持っていたので入れておいた。「ありがとうございまーす。」
最後は1周(1.25km)8分から9分ペースで4周。これでちょうど4時間くらいになるはず。
「今日はネコちゃんもワンちゃんも撮れへんかったなあ」とがっくりしていたら、最後のゴール手前200mくらいのところでかわいいワンちゃんに遭遇。
なかなかこっちを向いてくれなくて、写真を撮るのに苦労した。
「まめちゃん・メス・6歳」
名前は「まめ」ではなく、あくまで「まめちゃん」。気に入りました。
ゴールの時計の写真を撮ろうとしたら、若いおねえさんがすずなり。写真に入ってしまったけど、仕方ないですよね。
よく見ると、まめちゃんにかまってなかったらもう1周行けたかも。でも、今日はたくさん走るのが目的ではなかったからこれでいいか。
ゴールすると、「おかえりなさい」とボンさん。
「いやー、いっしょに写真撮ってもらいましょ。」
ということで、まるで友だちのように・・・。
私の今日の合計は29周36.25km(ウォーキング8.25kmを含む)。
腰が痛いのでもっと少なくする予定だったのに、意外とたくさん走れた。走り終わった後も、それほどダメージはなさそう。「伊江島マラソン」に向けたいい練習になったと思う。
帰ろうとしたときに、なつかしいご家族発見。3年前と2年前のこの大会で写真を撮らせてもらった「あきだいこん」チーム。今年はついに、弟君もチームに入って走ったようだ。チーム名も「あきだいけい」に変更。弟君は、確か3年前は乳母車に乗っていたような・・・。
横ではお母さんが乳母車にあかちゃんを乗せ・・・、メンバー増えてます。
かっこいいお父さんとお母さん、それにかわいいかわいい子どもたち。「写真を撮らせてください」とお願いすると、わざわざ上着を脱いでナンバーカードを見せてくれたんですよ。
まぶしすぎるいいご家族でした。ぜひまたお会いしたいです。
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ボンさんといっしょに走ろう! [ランニング]
今日、山口 ボン アレザさんと知り合った。
4月24日に、「第1回春のFUN RUN at 大阪城公園」を開催されるそうだ、申し込み締め切りは、あさって3月28日(月)。
興味のある方は、下のPDFを開いて見てください。
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2011年03月23日(水)
第15回勝手に国労応援ラン [ランニング]
今月の予定は、吹田から天王寺。
最終的にめざすは徳島県三好市池田町。国労闘争団の中野勇人さんの常駐先。
「当の中野さんがどう思ってるのか・・・」と批判する人もいる。でも、私はそんなことにお構いなく、楽しく「勝手に国労応援ラン」を続ける。
被災地への応援も同じだと思う。
私たちが被災者と同じようなつらい目にあったとしたら、それを被災者の方々はどう思われるだろう。震災の影響から二次災害三次災害と広がることは、つらい人を増やすだけだ。
どうせ応援するなら、つらい応援ではなく楽しい応援にしよう。それに対して「不謹慎」と主張する人の気持ちが理解できない。
吹田駅から大阪駅を目指して走っていたつもりだが、知らんまに淀川に出でいた。
平日の午後なので、ランナーの姿なし。
「ここからどう行ったらいいんやろう」と思い、用意した地図を見た。それでだいたい分かったのだが、ここで大事な地図を落としてしまった。
空に飛行機。
これは、長柄橋。
ここを渡れば、大阪市東淀川区のはず。
「おー、イモトさん。」
「京都キャロット」の取引き先の問屋さん。ナイキやアディダスの仕入れ先。
「こんなとこにあったんかー。」
「ごめんやす!」と言って入らせてもらおうかとも思ったが、ヨメさんならまだしも私を知る人などいない。
向こうに見えるの、駅ぽいぞ。
このちっちゃいかわいい電車は何?
トーマスみたい。
なるほど、ここが梅田北ヤード。ただいま、再開発中。
JR大阪駅構内はすごい人。これなら多少のアピール効果はあるはず。
体があったまったので、ウインドブレーカーを脱ぎ腰に巻いた状態。
ここまで1時間10分。吹田からおよそ10kmくらいでしょう。
梅田から難波・天王寺方面へ。
四ツ橋筋を南下。
ニューバランスは寛平ちゃん一色やね。
カッパの専門店。
四ツ橋筋はサラリーマン風の人がたくさん歩いていた。そのほとんどが2人連れなのに、それぞれケイタイで通話またはメール。
「そんなことばっかりしてんと、このアピールゼッケン見んかい! 話題にせえって!」と言いたかったね。
「あんたら、ケイタイ触ってへんと息とまるんかい!」
まるで、不思議の国の森に迷い込んだような・・・。
FM大阪が入っている難波のビル。
ここは、「鉄眼寺」と書いてあった。
おー、こっから和歌山までたったの65kmかい!
1回20kmちょっと行ったら、あと3回で和歌山に着くやん。
大国町の大國主神社。
新今宮駅のガード下には子どもたちの絵。これはなかなかよかった。
ここらから通天閣が見えた。このあと見えなくなってしまったので、写真に撮っておけばよかった。
天王寺駅到着。梅田より1時間7分。これも10kmくらいかな。
今回もちょっと迷走があったけど、合計だいたい20kmということにしておきましょう。
ここまできたら天王寺動物園に行きたいところだが、もちろんもう閉園。
その代わりというか、かわいいかわいい「ほえ犬君」発見。
大阪名物「青空将棋」のおっちゃんの飼い犬らしい。
ワンちゃんも元気やけど、将棋指しのおっちゃんらはもっと元気。見習わな。
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2011年03月21日(月)
第33回中・長距離記録会・続き [ランニング]
昼食から戻ると、10000mが終わり休憩時間のようになっていた。私もしばしスタンドの芝生で昼寝。20分ほどうとうと。
次は1時からの1500m。
トラックでは、小さなお子さん連れのお父さんが「子守りウォーミングアップ」をされていた。さすがです。これぞ、未公認大会のいいところ。公認大会なら、公式審判員さんからどんだけおこられるか・・・。
1500mのフンイキも見ておきたかったので観戦。やっぱり、さっきの「子守りウォーミングアップ」のお父さんを応援したくなる。
5000mは2組あって、私はその第2組だったので2時スタート。
5000mは、「ランナーズ9の会」の青いユニフォームにした。シューズは、3000mはウェーブスぺーサーGL、5000mはそれより少し重いがはきなれたアディゼロジャパンKYOSOにした。
3000mの時、1kmジョグのあと100×5の流しを含めて合計3kmくらいのアップがちょうどよかった。今回もそれと同じアップ。
1時半、5000m第1組のスタート。
一人、めっちゃ速い人がいた。
「さあ、そろそろ私の第2組・・・」と思っていたら、目の前で仲良く準備体操やアップをしている親子が目にとまった。
「何年生?」
「4年です。」
「親子で出られるんですね(とお父さんに)。」
「はい。お互いに足を引っ張り合わないように・・・。」
「いやー、うらやましいです。」
親子で同一レースに出場できるのも、こういう大会のいいところ。私も廉とトラックの同一レースは無理としても同一大会に出るのが目標です。
メインスタンドには、小4君の弟や妹、お母さんにおばあちゃんまで応援に来ておられた。それを見て、こちらまでほのぼのとした気持ちになりました。
2時、5000m第2組がスタート。
最初の400m、1分28秒。ちょうどいい感じ。
5000m20分を切るには、400mごとのスプリットを96秒(1分36秒)以内におさめなければならない。しかし、次第にそのペースのキープができなくなっていった。
1000m 3分52秒
2000m 7分57秒(4分05秒)
3000m 12分09秒(4分12秒)
4000m 16分22秒(4分13秒)
5000m 20分22秒(4分00秒)
あー、目標には遠かったけど、われながら最後までよく走った。最後は、一時100mほど先行されていた前の2人にかなり迫ることができた。
私の少しあとに、小4君のお父さんがゴール。
「さて、小4君は・・・」とさがすと、一人ポツンと、しかし力強い足取りで走り続けていた。応援に行こうと思ったら、ゴールしたお父さんがしっかりとついて行かれた。
小4君は、最後までしっかりと腕を振り、しっかりとひざを上げて走りきった。
「いいなあ。こんなふうにお父さんと走れて。これからもずっと楽しく走ってね」と思いながら親子の背中を目で追った。
5000m、25分27秒。初めから終わりまで一人で走ってこのタイムはすごい。もうすぐお父さんに追いつくね。
小4君の名は「豪人」君。またどこかでお会いしたいです。
今回の敗因分析。
まあひと言で言えば、「未熟」。陸上競技未経験者が自己流で練習して、どんどんタイムが短縮できるほど甘くはない。それに、歳が・・・。若いときでもベスト18分03秒ですから。
あと、こじつけの理由を・・・。苦しい時に食いしばるべき奥歯がない(差し歯が取れたまま放置)。苦しい時に握りしめるべき指先がマヒ(車のドアにはさんでアウト)。まあ、今回はこれで踏ん張れなかったということにしておきましょう。(早くお医者さんに行かなくては・・・。)
これで「5km20分を切る」と決めて3ヶ月。いい結果はでなかったが、一区切りとしよう。
もちろんこれで終わりではなく、新たな練習方法を考えて再チャレンジ。初老に近づきつつあるおっちゃんのチャレンジはまだまだ続く!
今日は3+3(レース)+1と3+5(レース)+1で合計16km。
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2011年03月20日(日)
第33回中・長距離記録会 [ランニング]
そらくーん、おかあさーん。写真載せさせてもらいましたよー。
5km20分切ると決めた日から、はや3ヶ月。
ロード5kmは不確定な要素が多すぎる。それならトラックの5000mに挑戦、ということで名古屋遠征。
ここは瑞穂北陸上競技場。名古屋国際女子マラソンが行われるはずだった瑞穂陸上競技場はすぐお隣り。新名神のおかげで、うちから2時間ほどで来れた。
昨日、大会事務局に電話した。
「受付に震災復興の募金箱を置いてください。」
「もう、用意してあります。」
「能登和倉マラソン」では、76万円あまりの募金が集まった。参加者全員が100円以上募金した計算になる。この大会は参加者100名ほどなので、目標は・・・。
私も少しだけ入れさせてもらった。走るのが好きな人の所に届けばうれしいんですけど。
せっかく名古屋まで行くのだからと、5000mだけでなく3000mも申し込んだ。10時から3000m、午後1時半から5000m。
今日は新しいランシャツのデビュー。
背中はほとんどメッシュなので「京都キャロット」のプリントが入れられなかった。仕方がないので、おしりあたりに来る部分に小さく「京都キャロット」と入れた。陸上競技大会ではランシャツをパンツに入れなくてはいけないのだが、そのへんは公認大会ではないのでセーフ。
3000mのスタート付近に待機していると、ニコニコしたまだあどけない男の子がこっちに向かって歩いてきた。
「ぼく、何年生?」
「3年。」
「そっかー、3000走るんや。おっちゃんは、負けへんでー。」
その子の後ろには、いかにも走れそうなスタイルのお母さんが付き添ってられた。
「お母さんですか。お子さん3年生やのにすごいですね。走るのを嫌がったりしませんか。」
「それはないですね。走るのはすごく好きなんですよ。」
「いやー、それは何より。」
3000mは11名。
私は昨日長居の練習で12分を切っていたので、まあまあ余裕だった。
最初の400mが1分24秒。これは速すぎるとも思ったが、行ってまえー。そのあとは1分34〜39秒で安定。
1000m 3分46秒
2000m 7分51秒(4分05秒)
3000m 11分55秒(4分04秒)
最後もアップアップとならず、いい感じでゴールすることができた。よかった。
しかし、ここで事件発生。
私を1周抜いたランナーが2人いたのだが、大会役員さんの不手際でゴール後もう1周走らされるはめに。つまり、3番手を走っていたランナーがトップでゴールしたことになってしまった。
2人のランナーはおとなしそうな青年だったので、私が役員さんに抗議しに行った。話してみると、完全に勘ちがいをされていたようだ。でも、7周半を数えまちがえるなんて・・・。12周半(5000m)や25周(10000m)、だいじょうぶなんでしょうか。
そんなこんなでごちゃごちゃしており、小3君の力走を写真に撮るのを忘れていた。気がついた時は残り100m。あわててカメラを取りに行き追いかけたが、時すでに遅し。最後の100mもしっかりきっちり走っていた。
「13分42秒、小3やのに立派なもんや。」
そのあとお母さんとダウンしていたので、追いかけてパチリ。小3君のお名前は「宙」と書いて「そら」君。
また、どこかでお会いしましょう。(そのときは、もう私が負けてしまうかも・・・。)
さて、事件の顛末ですが・・・。
1位2位でゴールした2人は、2人ともゴールタイムをとっていなかった。そらそうや。「記録会」やから、自分で記録をとる必要はない。
大会役員さんのほうも、全て手動計時でラップタイムもとっておられなかったので2人のゴールタイムは闇の中。なななんと、最終的に2人のタイムは「推定」ということで落ち着いてしまった。なななんと・・・。
ここから、さらに事件が・・・。
私は全体の6番目にゴールしたのだが、ゴールタイムは自分でしっかりとっていた。電光掲示板でも確かめてゴールしたので、「11分55秒」はまちがいない。ところが、張り出された記録は「12分01秒」。
「えー! 12分超えになっとるがなー。」
なんぼなんでも6秒もちがうはずがない。その旨申し出ると、あっさりと書きなおされた。
そのほかの人にも、一人一人ゴールタイムを確認されていた。これは、どえらい「記録会」だ。
そのときは腹が立ってしょうがなかったが、ちょっと考えなおしてみた。役員さん5名で、受付から召集、スタート、周回カウント、計時、記録発表・・・。無理です。
一つ提案。参加ランナーの中で時間が空いている人が、できることを手伝ったらどうでしょう。周回カウントなら誰でもできそう。
もし私が来年も来れそうだったら、一番大変な10000mの周回カウントを手伝います。(私はトラックの10000mは走りませんから。)
まだ11時だったが、早い昼食。
近くの「チロル」という喫茶店。
ランチタイムは「11時半〜」となっていたが、お願いしたらOKだった。午後の5000mの前に、しっかり腹ごしらえをしておかなくては。
陸上競技場に戻ると、修正された3000mの記録表がはり出されていた。
これで満足してたらあかんね。本命の5000mをしっかり走らなければ。
さあ・・・。
(注)まだ、続きます。
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