2020年06月12日(金)
膀胱癌やてー [病院]
「今日はCT検査の結果をお話するんですけど、甲状腺癌の転移は今のところだいじょうぶです。ところが、ちょっと別のものが写ってまして・・・。」
「えっ、写ったらあかんもんが写ってました?」
「これを見てください。」
京大病院・放射線治療科のN医師が、CT画像を見せてくださった。
「これが膀胱なんですけど、丸いものが写ってますね。膀胱癌ですね。」
「あっ、そういうことやったんですか。実は最近血尿がひどくて、昨日、鞍馬口の腎臓内科で見てもらったところなんです。『CTは撮らなくてもいいでしょう』ということだったんですが、別件のこちらのCTにはっきりと写りましたね。」
これでまあスッキリしたと言えばスッキリ。
甲状腺癌のアイソトープ治療は延期。膀胱癌の治療を優先。
一難去ってまった一難。
どこまでも続きますなあ。
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■膀胱がんの治療 (岡山中央病院・泌尿器科ホームページより)
膀胱がんの治療方法は大きく分類すると、外科的治療、膀胱内注入療法、放射線療法、化学療法の4つに分ける事ができます。
外科的治療は、経尿道的膀胱腫瘍切除術と膀胱全摘出術があります。
経尿道的膀胱腫瘍切除術は表在がんに用いられる術式で、当院では2012年度で89件施行しています。腰椎麻酔を行い、特殊な膀胱鏡で腫瘍を確認しながら電気メスによって組織を切除します。
しかし浸潤が進んでいる場合は、経尿道的膀胱腫瘍切除術では、完全にがんを取り切る事ができません。こうした場合には、膀胱全摘出術を行います。
全身麻酔を行って、骨盤内のリンパ節及び膀胱を摘出します。
男性の場合は、前立腺と精嚢、女性の場合は子宮も同時に摘出します。膀胱全摘出術を行うと、体内で尿を溜めておく袋がなくなる事となる為、尿路変更術も受ける必要があります。
膀胱内注入療法は多数の乳頭状がんや上皮内がんがある場合に用いられる治療方法です。
膀胱内注入療法は週に一度のBCGや抗がん剤の注入を数回行うだけなので、入院は不要です。 外来で治療が行えるので、身体的負担及び経済的負担が少なくなりますが、浸潤が進んでいる場合は、あまり適していません。様々ながんの治療に用いられている放射線療法は、がん細胞を死滅させる効果があるので、膀胱がんの治療方法としても用いられています。
放射線療法は、浸潤が進んでいるがんでも治療が行えます。その為、膀胱全摘出術ではなく、放射線療法や化学療法の併用によって、膀胱を温存するというケースも少なくはありません。当院でも適応を選んで積極的に放射線療法と化学療法の併用による膀胱温存治療を行っています。化学療法で使用される抗がん剤は、シスプラチンとゲムシタビンの併用療法が多く用いられます。
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要するに、スコンと取れそうな腫瘍なら「経尿道的膀胱腫瘍切除術」。
これは、◯ンチンから切除鏡を入れ切り取ってしまうというもの。いかにも痛そう。
もっと進んでいたら、「膀胱全摘出術」。
胆のう全摘手術の時は、取ってしまっても生活に支障がないと聞いて安心していた。でも「膀胱全摘」はそういうわけにはいかない。「あー!」という感じ。もう走ったりは無理なんでしょうね。
京大病院・N医師の言葉。
「膀胱をできるだけ温存するという方針の病院もありますが、うちは基本全摘です。」
「あー!」
どうなってしまうんでしょう。
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3日前、「肺への転移の可能性があるのでCT検査」。
この時は、肺だけの画像を撮っているものと思いこんでいた。
3日前も今日も、バイト先の寮に車を置かせてもらい、そこから歩いて京大病院へ。
百万遍を少し下がったところにある「朱い実保育園」。
なんか力がわいてきそうな・・・。
バイト先から京大病院まで1.2kmくらい。歩いて15分。
これで駐車場代1000円を節約。
甲状腺癌の転移の検査で膀胱癌が見つかった。
本来の検査以外のところに異常が見つかる。(膀胱癌は甲状腺癌とは全く無関係らしい。)
これは、胆のう炎の検査に行って甲状腺癌が見つかったのとおんなじパターン。
それでまた、数少ない最悪のコースをたどっていくんかなあ。
ああ、気が重い。
帰り道の京大吉田寮前。
「タテカン」、がんばってるなあ。
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私が病院に行っている間に、里親希望さんが来られた。そして、黄色首輪のマッケンユーをもらって行かれた。また、私の留守中に。なく。
いつも私の足を、スルスルと元気に登ってきてくれたのになあ。
たっしゃでなー。
いっぴき残った薄茶トラのウッチー。
今まであんまり甘えなかったのに、ずっと甘えてくれていた。
「パオパオをなぐさめてくれてんのかなあ。」
今日は予測せぬ宣告にガックリ来たけど、がんぱろね。
うちにはまだ美人おかあさんもいるし。
もちろん、かわいいかわいいきくちゃんもいるし。
あっ、ますみちゃんもいるし・・・。
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2020年06月11日(木)
最高197最低101 [病院]
今日は、鞍馬口医療センター・腎臓内科。
本当は来週木曜だったが、「ちょっとでも早う診てもらい」とヨメさんが言うので無理やり早めてもらった。
まずは「血圧を測ってきてください」と。
出てきた数値を見てビックリ仰天。
「なんじゃー、こら!」
しばらく血圧を測っていなかったが、以前よく測っていた時も150を超えたことはなかった。それが197って・・・。
診察室に入り、初のN医師。
今までの経過を、憶えている限りお話させてもらった。長い距離を走ったら血尿が出るようになったが、一晩寝たら元に戻っていた。ところが、最近血尿の出る頻度が高くなってきて、元に戻るのにも時間がかかるのが一番心配だと説明した。
「血尿・腰痛・吐き気」で検索すると、「尿路結石」が一番に出て来るという話もした。
N医師の見解。
「尿路結石」は考えにくい。その場合、突然の激痛が起こる。慢性の血尿や腰痛、高血圧から考えると腎臓の機能低下が考えられるとのこと。
前回の血液検査と検尿だけでは不十分なので、再度血液検査と検尿、それに腹部のエコー検査もすることになった。
「(結石を調べる)CT検査も、ご希望であれば、してもいいですが・・・。」
「やめときます。(検査代が高いので)」
あまりにも血圧が高いので「ふらついたりされませんでしたか」と聞かれたが、「すぐ疲れてしまうことはありましたけど、ふらつくことはなかったです。」
まあこれで救急搬送の可能性は少なくなった。よかった。
血圧を下げる薬をもらったけど、これでは解決にはならんし。(家に帰って血圧を調べたら、最高191最低116だった。)
次の検査の結果から、またいろいろと対処していくことになる。
さて、どうなるでしょう。
今日も病院はすきすき。
そんな中で、また走友・押本さんに出会った。
以前は二人ともリハビリ室で。今回、私は新たに腎臓内科、押本さんは月1回の定期検査に来られていた。こんな二人が出会う確率はかなり低いはずだが。やっぱりご縁があるんですね。
私は、年上の男性にはなぜかまあまあ人気がある。
いつもボーっとしているので自分から見つけることはないのだが、いつも「藤井さん」とか「パオパオさん」と声をかけてもらえる。ありがたいことです。
それがきれいなおねえさんとかだと、もっと嬉しいんですけど・・・。それはない。
「残念!」
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【今日のきく】
「あっ、それはきくちゃんのん!」
一番すばしこい黄色首輪(マッケンユー)が、きくちゃんのごはんの残りに突っ込んでいった。すくすく育って、もう400gを超えた。
「あんたらのはこっち。きくちゃんのん取ったらかん。」
明日また里親希望さんが来られるので、またさびしくなる。
きくちゃんは足腰が弱ってきてはいるが、食欲旺盛。
これで安心する。
夜の散歩もよく歩いた。
背中に担いでいたのがウソみたい。
よその玄関に行きたがるのだけが困ったもんやけど・・・。
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【RUN】
一日中ずっと雨だったので、また明るいうちには走れず。
夜に小やみになったので、3kmだけ。17分59秒。
今日はお腹ゴロゴロがきつかった。
やっぱり夕食後に走るのはきつい。
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2020年06月05日(金)
「にょうろけっせき」かも・・・ [病院]
◎セルフメディケーション・ネットより
「今月の健康情報」加藤哲太(セルフメディケーション推進協議会理事)
尿路結石 (2015年04月 掲載)
尿路結石は、腎臓や尿管などの上部尿路や膀胱に石が形成される病気です。結石は、尿管や膀胱などにつまって激しい痛みを起こし、血尿が出たりすることがあります。この病気は男性に多くみられますが、更年期をすぎた女性の罹患率も高く、さらに最近は若い女性にも増えています。
結石ができた場所によって腎臓結石(腎杯結石や腎盂結石)、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などと呼ばれています。また腎臓、尿管の結石は上部尿路結石、膀胱や尿道の結石は下部尿路結石とも呼びます。尿路結石の95%は上部尿路結石です。
■結石の形成
結石のできる理由ははっきりわかっていませんが、尿中の結石を形成する成分(ミネラル)の濃度が何らかの原因で濃い状態になり、腎臓に結晶が生じ、その結晶が成長して結石となると考えられています。通常は小さな結石ができても、尿中に排出されてしまうので、問題はありませんが、その結晶が大きくなって、尿路に詰ることで、障害が現れます。
結石の約8割がカルシウムを含んでおり、大部分がシュウ酸カルシウムの石であることが知られています。尿中にシュウ酸の濃度が高くなれば当然シュウ酸カルシウム形成の原因となり、食物から過剰に摂取するのを防ぐことにより、予防効果があると考えられます。
その他にリン酸カルシウム塩、尿酸塩なども結石を形成します。
■症状
側背部や腰、わきの激痛
結石の場所や大きさによっては鈍痛
血尿
嘔吐、冷や汗、顔面蒼白、血圧低下
尿路結石の主な症状は痛みと血尿です。痛みは主に側背部や腰、わき腹に起こります。腎臓結石や膀胱結石では通常痛みはないか、あっても鈍痛程度です。
尿路の粘膜が結石によって傷ついた場合には血尿が出たり、膀胱にある場合には頻尿や残尿感があります。また一度発作を起こすと再発する場合が多くみられます。
結石の中でも、腎臓結石は無症状な場合が多く、結石の大きさが5?以下の小さい場合や、症状がない場合は経過観察されます。結石の大きさは4年経過で約40%増大したとの報告があります。無症状のままで放置すると症状が発現したときには結石が非常に大きくなっていることが考えられます。また、尿管に落ちた結石に対する治療はできても、腎臓内に残存した結石治療はなされず、経過観察されることが多いので、突発的に再発する腰背部痛、血尿、嘔気などの症状に患者は不安を持ち続けて生活することとなります。 最近、再発の不安を抱えなくて済む治療法の開発が進んでいます、内視鏡で直接確認しながらレーザーで結石を破砕・摘出する方法で、根治治療として期待されています。
■検査
尿検査、X線撮影、超音波断層法、CTスキャンなどが行われます。
■治療
(1)保存的(薬物)治療・・・結石の排出を促す方法
10?以下の小さい結石の場合には、水分を多量にとり、尿管の蠕動運動を活発にさせることで結石の下降を促します。尿酸結石の場合には、尿をアルカリ性に変える薬などを投与し、結石を溶かす治療を行ないます。
(2)外科的治療・・・身体の中にある石を細かく砕いて流れやすくする方法
尿路結石(腎・尿管)の治療には身体の中にある石を細かく砕いて流れやすくする方法があります。
A. 体外衝撃波砕石術(ESWL)
B. 経尿道的砕石術(TUL)
C. 経皮的腎砕石術(PNL)
ESWL
レントゲンで結石に衝撃波の焦点を合わせて、結石を破砕する方法
長所;お腹を切らずに済む、日帰り、または短期間の入院
短所;結石が確実に破砕される保証がない。細かく破砕された結石が体外に排出されるまでに疼痛や発熱などの症状を起こす場合がある
TUL
モニターで見ながら結石を直接破砕する方法
長所;観察しながら砕石を行うので効果が確認できる。破砕した結石を直接体外に取り出す
*近年、尿管鏡や結石を破砕するレーザーの進歩で、TULによる結石破砕と摘出の安全性と確実性が向上しました。特に柔らかい尿管鏡(軟性尿管鏡)により腎臓内部の結石まで砕石し摘出できるf-TULは細いレーザーファイバーを用いるので腎臓に対して負担が少ないと言われています。
短所;ESWLより1-2日程度長い入院が必要
結石が大きく1回で破砕摘出できない場合、尿管が狭く内視鏡が挿入できない場合もある
PNL
一般的には20?以上の大きな結石に対する治療(ESWLやTULでは1回の治療で結石がなくならない場合に実施する)
全身麻酔をかけて背中から腎臓までのバイパスルートを作成し(腎瘻造設術)、ここから内視鏡を挿入し、砕石装置を用いて結石を砕き、体外に摘出。結石の位置によってはESWLやTULを組み合わせて治療。約7〜10日間の入院
■予防
尿路結石は再発しやすい病気ですが、栄養指導をきちんと受けると再発率が急激に落ちることが知られており、食事など生活習慣の改善で予防と再発防止が可能です。
水分摂取
尿が濃くなると結石ができやすいので、水分を充分に補給してください。食事以外に毎日2リットルの水を飲むと、結石をつくりにくくなるといわれています。
シュウ酸摂取量の抑制
シュウ酸はホウレンソウ、小松菜、春菊、シソ、チョコレート、お茶、などの食品に多く含まれます。これらの取りすぎには注意しましょう。ホウレンソウをゆでてアクぬきをすることにより、シュウ酸を除くことができます。
その他
肉の摂取量を減らす、夜食の習慣はやめる、クエン酸を多く含んだ食品をとる、お酒を飲みすぎない、なども再発の予防に効果があるといわれています。
■早期発見が大切
定期健診を行い、年に一度は尿路結石の有無を確認しましょう。結石によって尿の流れが妨げられ、腎臓の機能を悪化させることもあるため、健診などで結石を指摘されたら、痛みが無いからと放置せず、早めに泌尿器科を受診してください。結石は一度発作を起こすと再発しやすいので、痛みを起こしたら症状が治まっても必ず検査を受けましょう。
尿路結石に関する情報は下記から得られます。
・尿路結石(メルクマニュアル家庭版)
http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch230/ch230a.html
・尿路結石症とは(東海大学医学部付属病院 泌尿器科)
http://uro.med.u-tokai.ac.jp/byoukini/towa_kesse.html
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昨日の夜の会話。
「ますみちゃん、『血尿・腰痛・吐き気』で検索したら、一番に『尿路結石』て出てきたわ。ボク、それかもな。」
「知らんがな! 検査するんちゃうん?」
「うーん、がんの転移を調べるほうが先やから、腎臓内科はそのあと。」
「もっとはよしてもらえへんかったんかいな。そんな悠長なことゆうとったら、また胆石の時みたいにのた打ち回らんなんで。私はもう助けへんからな。一人で勝手に苦しんだらええわ。」
また、ヨメさんからあたたかい(?)励ましの言葉をもらってしまった。
去年の2月の「おきなわマラソン」ゴール後に、えぐい血尿が出た。恥骨骨折のせいでゆっくりしか走れなかっにもかかわらず血尿が初めて出て、ものすごくショックだった。でも絶対に怒られると思って、ヨメさんには内緒にしていた。
ネットで調べると、「マラソンの後に血尿が出ることはよくあることで、翌日に元に戻っているようならそんなに心配しなくていい」というようなことが書かれていた。
その後も長い距離を走ると血尿が出るようになったが、翌日にはきれいになっていたので「こんなもんか」と気にしないようにしていた。
ところが最近は、ちょっと走っただけで血尿が出る。走った日はほぼ毎日出ている。そして、時間がたってもあまり元に戻らない。
それと、ずっと前から左の腰の痛みが取れない。片側だけがずっと痛いって、なんか変ですよね。
さらに慢性の吐き気。
上の姉と話していた時、「ピロリ菌を除去してからずっと吐き気が続く」というので意見が一致した。でも、私の場合は「ピロリ菌除去」のせいではなくて、「結石」のせいのような気がしてきた。
まさに今、この「血尿・腰痛・吐き気」が同時進行。
シッコがしたくても全然出なかったり、出たと思えば激痛が走ったりしたこともあった。
私の場合は、尿路結石の中でも5%以下の「下部尿路結石」の中の「尿道結石」のような気がする。また、「めずらしい」病気になったのかも・・・。
来週は京大病院でがん転移の検査が2回。再来週が鞍馬口医療センターで腎臓内科の受診。
通院ラッシュです。
それにしても、「ニョーロケッセキ」と言うと宇宙開発みたいでかっこええやないですか。
そんなふうにうれしそうに言ってたら、またのた打ち回らんのかなあ・・・。
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※今日一日の「パオパオだより」アクセス数、17355の新記録。
アクセスカウンター、狂いまくっていますね。
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2020年05月18日(月)
今年の治療が始まるか? [病院]
「やっぱり・・・。」
甲状腺由来の細胞がどれくらい残っているのかを調べるサイロブログリン値。京大病院のK医師(前主治医)は、2以下なら様子見、2以上ならアイソトーブ治療推奨だった。
2月25日のサイログロリンブリン値が5.47。そして今日お聞きした先週5月11日の値が3.85。これはもうどう考えても、4年連続入院の決定でしょう。
ああ困った困った。
3年連続で入院していた京大病院のアイソトープ治療棟は、11月に取壊しが決まっている。そして10月末までの入院は予約満杯で、私が入れてもらうスキはなし。
ああ困った困った。
神戸の隈病院、空いてますかねえ。たぶん無理でしょうねえ。大分別府の野口病院は比較的空いているようだけど、京都の患者を受け入れてもらえますかねえ。
入院前2週間の「ヨード制限食」はたいへんやけど、いまさらそんなことはゆうとられん。受け入れてくださる病院があるのなら、たとえ大分別府でも行かんとねえ。
とりあえず、早く決着つけたいね。
ああこの入院の繰り返し、いつまで続くんでしょうね。
午後、京都日産高野店へ。
道路から駐車場に入ろうとすると、いきなりこうじ君(私の最後の教え子)登場。前に来た時は長髪だったが、散髪してスッキリしていした。
用事が終わった後、けっこう長い事しゃべった。
「こないだこうすけ君(こうじ君の1つ上)のお母さんに会って・・・」とこうじ君。
「へー。」
「20年以上ぶりやったと思う。こうすけ君も3年ほど前に会ったんやけど、なんにも変ってへんかったわ。」
「そうかー、めーほそかった?」
「うん。」
なかなか味わい深い会話やったね。
このごろ、こうじ君に会えるのが楽しみ。
しっかり治療して、この先もなんべんもこうじ君に会えるようにしなくては。
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【今日のきく】
きくもヨメさんも、保護した猫親子のせいでお疲れ。
ヨメさんは指をしゃぶっているように見えますが、しゃぶってはいません。
なんの役にも立たんパオパオですまんなあ。
みんなが疲れ果ててしまわんように、私ができることを考えようと思います。
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2020年05月11日(月)
採血、人を待たず [病院]
今日のタイトルは「歳月人を待たず」のパロディです。
「歳月人を待たず」・・・時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどない。
転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含む。
陶潜の『雑詩』に「盛年重ねて来たらず、一日再びあしたなり難し、時に及んで当に勉励すべし、歳月人を待たず(若い時は二度と来ない、一日に朝は二度とない、時を逃さず一瞬を大切にして勉学に励めよ)」とあるのに基づく。
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今日は、鞍馬口医療センターで採血。一週間後の血液検査の結果を見て今後の治療方針が決まる。
午前9時前に到着。まずは玄関で「頭にピッ」の検温。
最初に耳鼻科に行くとガラガラ。しかし、そこから採血室に行くと超満員。45分待って、やっと採血。以前は3人横並びの採血だったが、今回は3か所離れたところでされていた。
サイログロブリン値が下がっていたらいいのだが、京大病院のN医師が言っておられたように、「それは考えにくい」とのこと。となると4年連続のアイソトープ治療になるのだが、今まで3年連続でお世話になった京大病院の施設は取壊しだし・・・。
私は、さまよえる甲状腺がん患者になってしまうんでしょうか。
「あー。」
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【RUN】
今日は静原へ。午後4時半スタート。
月に20日以上走っていると、同じところばかりになってしまう。新しい練習コースを開発しなければ。
今日は静原に行くのだが、うちから1.3kmのところにある「小町寺」の写真を撮ってみる。
小野小町伝説はあちこちにあるらしいが、こんなへんぴなところにおられたという方が夢があっていい。
小町寺のお向かいが恵光寺さん。
5月はチャップリンが登場。
午後5時前だというのに、気温は26℃。
あつすぎるー。
「ほっとする里 静原」ポール前で5km、29分24秒。
最初の1kmが6分22秒もかかったのでどうやることやらと思っていたが、まあまあいい感じで走れた。
採石場のきれいなツツジ。
こんなきれいなツツジの中に無粋な議員のポスターが。
「興覚め」とはこのことなり。
自宅到着10km、56分15秒(26分50秒)。
暑い割にはしっかり走れた。
このコースは走りやすいので、こっち方面をもっと増やしますかねえ。
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【今日のきく】
お野菜自販機へ。
きくの食べられそうなもんはないなー。
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2020年04月16日(木)
生存率92%→58%→15% [病院]
◎毎日新聞4月15日朝刊
がん5年生存率64.1% 前回より2ポイント改善 早期発見で向上
厚生労働省の研究班は15日、全国22府県で2009〜11年にがんと診断された人の5年後の生存率が64・1%だったと発表した。前回(06〜08年)の調査より2ポイント改善した。検診受診や診断の進歩で早期にがんが見つかることが生存率の向上に結びついていると考えられる。
集計に協力した道府県のうち、ほぼ全数の患者情報を集めている大阪、愛知、広島など22府県約59万2000人分のデータを分析した。昨年12月と今年3月に公表された5年生存率は、がん診療連携拠点病院を中心に集計したもので、今回はこうした病院以外のデータも含まれており、実態により近い数字とされる。
5年生存率は、男性が62・0%(前回59・1%)、女性が66・9%(同66・0%)。国内で患者数の多いがんでは、前立腺が99・1%で最も高かった。次いで、乳房92・3%▽大腸71・4%▽胃66・6%▽肺34・9%――で、いずれも前回より改善した。
臓器内にとどまった早期がんの場合は92・4%。一方、隣の臓器に広がるなどすると58・1%、他の臓器などに遠隔転移すると15・7%で、がんの進行とともに低くなった。
高齢になるほど低くなり、15〜44歳(82・4%)と75〜99歳(53・9%)とでは28・5ポイントも開きがあった。ただ、胃や大腸、肝・肝内胆管では15〜64歳と65〜74歳とで大きな差はみられず、乳房と前立腺では全ての年齢層で差がみられなかった。
班長の松田智大・国立がん研究センター全国がん登録室長は「早期発見のためにがん検診を受診し、診断されたら最良の治療である標準治療を受けてほしい」と話している。
詳細はウェブサイト(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/monitoring.html)で確認できる。【御園生枝里】
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私にとっては「新型コロナウイルスよりも甲状腺がん」。
「臓器内にとどまった早期がんの場合は92・4%。一方、隣の臓器に広がるなどすると58・1%、他の臓器などに遠隔転移すると15・7%」
これはかなりショックな数値だった。
先日のI医師の最後の診察の時の言葉。
「この先も、できるだけ今までと変わりない生活を続けて行ってください。がんが遠隔転移したら、今までと同じようには行きませんから。
加齢による体力の衰えがありますから、マラソンは決して無理をしないように。新型コロナウイルスに感染したら、藤井さんはイタリアなら人工呼吸器を外される年代ですからね。」
「遠隔転移したら・・・」という部分がもひとつピンとこなかった。まあ「元気なうちにやりたいことをやっておきなさい」というくらいの意味かなあと思っていた。
しかし、昨日の新聞記事で事の重大さがよく分かった。がんの5年生存率は以下の通り。
臓器内にとどまる→92%
隣の臓器に広がる→58%
他の臓器などに遠隔転移→15%
私の場合、甲状腺がんなので「隣の臓器」はない。強いて言えばリンパ節でしょうか。I医師は、「できる限りきれいに取り去った」とおっしゃってましたが。
「他の臓器に遠隔転移」、これが今年危なくなってきた。遠隔転移していたら、5年生存率15%ですか。私の5年後の69歳を迎えられる確率が15%。これはきつい。
ヨメさんが「死ぬのはこわいとかばっかり言わんとき」とよくぼやく。
そんなことは一回も言っていない。私が常々言っているのは「痛いのはかなん」。痛くない死に方なら、たぶんこわくないと思う。
遠隔転移して痛い痛い治療をせんなんのやったら、いっそのことバツッとお願いいたします。今まで十分幸せやったので、未練や後悔はありませんので。
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【今日のきく】
今日も二人びきのお散歩。
ちょっと前なら大喜びだったが、今は分っているかどうか。
「5時すぎにアルちゃん来るで」と言っていたら、期待通りに登場。
きくと遊びたがっていたが、きくはそれも分からないみたい。
帰り道、家まであと50mくらいのところできく固まる。
ヨメさんが「どっこらしょ」と抱っこしたら、なされるがまま。
かわいすぎますやん!
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【RUN】
きくの散歩のあと、走りに。
おととい山から出てきたところにあった広い林道が気になる。
今日も岩倉の東の端へ。
ここは八幡さんは八幡さんだが「長谷八幡」。
ちょっと迷走したけど、ため池にたどり着きました。
うちから5kmくらい。
「さあここからきれいな砂利道・・・」と思ったら、それは少しだけで、すぐに土の道に。
それでもかまわずどんどん奥に入ると、倒木で道が分からなくなりそうな雰囲気。
「立入禁止」の札。
「こりゃいかん」と思ってよく見たら、「10月から11月」。これは松茸の時期かなあ。
この奥は危なそうなので、ここで折り返し。
山小屋らしきところを通って元の道へ。
「花園町」バス停から同じ道はおもしろくないので、南側に入っていくと叡電線路に阻まれる袋小路。また迷走。
家に戻って10.2km、1時間08分39秒。
またいつもとちがうコースが走れておもしろかった。
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