2012年09月29日(土)
京都マラソンチャリティー枠速報 [マラソン評論]
今日の、京都新聞、毎日新聞を見てビックリ。
京都新聞→「京都マラソンチャリティーランナー 『慈善』と言えず、名称変更を」 寄付は運営費に充当 京都市議が決議
毎日新聞→「『チャリティ』やおへんの?」 京都マラソン 寄付金を運営費に 市議会、名称変更求め決議
サイトのほうには読売新聞の記事しかなかったので、それを紹介しておきます。
◇ ◇ ◇
京都マラソン 寄付金全額運営費に…見直し必至
来年3月開催の「第2回京都マラソン」(京都市などの実行委員会主催)で、1人10万円以上を市の基金に寄付して参加する「チャリティーランナー」枠について、寄付金全額が実質的に大会運営費へ充てられることがわかった。市議会最大会派の自民党などは「チャリティーとは言えない」として、市に再検討を求める決議案を28日の市議会に提案する。
実行委は、一般枠(定員1万4220人、参加費1万2000円)、チャリティー枠(500人、参加費と別に寄付額10万円以上)などで参加者を募集。一般枠は抽選だが、チャリティー枠は先着順で参加でき、市スポーツ振興基金への寄付が条件になっている。
チャリティー枠への応募は27人(21日現在)と低調だが、今後、5万人近くが申し込んだ一般枠の抽選に漏れた人が流れ、枠が埋まれば、5000万円以上の寄付が集まる計算だ。
一方、市は大会運営費に充てるため、同基金から5000万円を取り崩す補正予算案を開会中の市議会に提案し、市議らが「寄付が運営費に出て行くだけ」と反発。市は「大会は市のスポーツ振興に貢献する。(寄付は)広い意味の慈善事業」と釈明している。
市によると、今年3月の第1回大会は2億3000万円の赤字。市が穴埋めしており、チャリティー枠は「公金の投入額を抑えたい」(市幹部)との狙いがある。ただ決議案は可決される公算が大きく、市が見直しを迫られるのは必至だ。
参加者から寄付を募る仕組みは大阪マラソンや東京マラソンにもあるが、あらかじめ使途を具体的に明示。東日本大震災の復興や障害者の支援、環境保護などの分野から参加者が選択できることになっている。
(2012年9月28日 読売新聞)
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2日前、京都マラソンのチャリティー枠についての記事を書いておいてよかった。同じような考えの方がたくさんおられたということですね。
チャリティー枠の寄付金は、ぜひ、京都マラソンに参加を拒否されている「ふつうの車イスランナー」・下山さんが参加できるように改善する経費に使ってください。それこそ「チャリティー」でしょう。
それにしても、500人枠が現時点で27人とは・・・。
10万円×27=270万円ですかー・・・。
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2012年09月27日(木)
京都マラソンのチャリティー枠とペア駅伝 [マラソン評論]

◎京都新聞9月25日朝刊
京都マラソン倍率前回並み3・3倍
参加料値上げでも
京都マラソン実行委員会(事務局・京都市)は24日、来年3月10日に開催する第2回大会のランナー応募者数を発表した。参加料の値上げで減少が心配されたが、フルマラソンは定員1万4200人に対し4万7134人の申し込みがあり、倍率は前回と同じ3・3倍となった。10月末に抽選で参加者を決める。
大会運営費の予算不足に伴い、フルマラソンは国内ランナーが1500円、海外ランナーが2500円値上げされる。応募者数は前回より1075人減ったが、市の基金に10万円以上寄付した人に出走権を与えるチャリティー枠(480人)を設けたことで定員枠が狭まり、倍率は前回並みとなった。
ペア駅伝(定員79組)は倍率8・4倍の664組が応募し、前回(8・9倍)と同様に高い人気を示した。
実行委は「市民ぐるみで盛り上げたことがランナーに好評だった。参加料の値上げにも理解が得られ、前回水準を保てたと思う」としている。
東日本大震災の被災証明書を必要とする被災者枠は、フルマラソン200人、ペア駅伝11組の参加が決まった。
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第1回京都マラソンは特色のないマラソンだった。京都人がもっとも嫌う、よその「まねし」の大会だった。
第1回大会のあと、出場された私の知り合いからいろいろと話を聞かせてもらった。
みなさんが一番に言われたのが「ランナーストップ」。今までたくさんのレースに出ておられる方ばかりだが、レースに出場していたランナーが救急車で運ばれることはあっても、それ以外の緊急車両によるランナーストップは初体験だったようだ。それも、だれもその緊急車両を見ておられない。また、「ピーポー」とか「ウーウー」の音さえ聞こえなかったということだ。ふしぎふしぎ、「幻の緊急車両」でした。
意外だったのが、コースの評価。「京都のはしっこばっかり走らせて・・・」と前評判は悪かったが、実際走った人は「けっこうよかった」と言われる方が多かった。よく考えてみると、常々「走らせてもらえるだけでありがたい」と思っている人たちが、コースにいちいち文句をつけるはずがない。42,195kmもいろいろなところを走ったら、それなりに楽しめるもんですよね。
大会後かなりたってから発表された大赤字。これにはビックリ。2億3000万円の赤字だったそうだ。京都市の人口は約140万人なので、京都市民一人あたり1600円の税金を使いこまれたことになる。うちは4人家族なので、6400円持ち出しか。
新聞記事によると、警備関係者の交通費・宿泊費がかなりかさんだらしい。それと鴨川のフェンス。これは私の想像だが、京都市は数々の訴訟に敗訴している。それを恐れて「警備・安全」の石橋をたたきすぎて、自分の使っているお金が市民の税金だということを忘れてしまわれたのだろう。ああ、おそろし!
以上まとめると、「第1回京都マラソン」は「ランナーストップ、意外といいコース、大赤字」ですね。
さて第2回。
第1回とほとんど変更なし。一つだけ大きなちがいは、「チャリティー枠」を設けたこと。10万円以上寄付すれば、無条件出場枠ゲット(厳密に言うと車イス使用者のみ除く)。
「チャリティー」というと「社会福祉」を思い浮かべるが、大会実行委員会が使っておられる「チャリティー」は「赤字補てん」という意味としか思えない。
第2回京都マラソンの至上命題は、なんとしても赤字を減らすこと。そのためには「チャリティー」という言葉を利用してお金を集めることに後ろめたさなど感じません。
本当に「チャリティー」の精神を重んじるのであれば、京都マラソン出場を熱望されている「ふつうの車イスランナー」下山さんの出場への道を探ってほしい。そういうことに使ってこその「チャリティー枠」の寄付でしょう。
もう一つ、ペア駅伝の人気。そんなに人気があるのなら、もっと枠を広げたらどうでしょう。わずか79組限定とは、ちょっと中途半端すぎる。
前に誰かが言っておられたが、マラソンの「大学対抗戦」を取り入れたらいい。フルマラソンは負担が大きいが、2人でのペア駅伝なら出場しやすい。うちの廉のような少人数陸上部からも参加できる。
ここでまた下山さんの話に戻るのだが、私が1区24kmを走って2区下山さんにたすきリレー。私はそのまま下山さんの伴走者としてゴールまでの18kmをお供。そして二人でゴール。こんなことができたらなあ・・・。いや、できますよね。
ぜったいにあきらめへんでー。
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2012年08月21日(火)
札束でマラソン出走権ゲット [マラソン評論]
◎京都新聞8月18日朝刊
「10万円寄付で出走権」
京都マラソン、経費の足しに
来年3月の第2回京都マラソンに向け、京都市は10万円以上を寄付すれば抽選なしで出走権が得られる「京都マラソンチャリティランナー基金」の募集を始める。第1回大会では、当初予定より2億円以上も経費が膨らんでおり、寄付は大会運営に充てる。
マラソンの定員1万4900人のうち、480人分をチャリティー枠として確保する。参加料とは別に10万円以上の寄付が条件で、出走権は、寄付者が指定した家族や知人に与えることもできる。2人1組のペア駅伝にも10組20人分のチャリティー枠を設け、寄付額は1組20万円以上とした。
京都マラソンをめぐっては、交通安全対策などの経費が想定以上にかかり、今年3月の第1回大会は4億円の予算を大きく超え、約2億3千万円が不足した。市などでつくるマラソン実行委員会は第2回大会の参加料を国内ランナーは1500円アップの1万2千円、ペア駅伝は4千円増の2万円に設定した。
チャリティー枠が埋まれば5千万円の寄付が見込まれ、市は「夫婦で一緒に走りたいとか、出走権をプレゼントしたいという人に利用してもらいたい」としている。
20日から先着順で受け付ける。問い合わせは京都市市民スポーツ振興室TEL075(366)0314へ。 (西川邦臣)
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「出張販売に行ってる間、新聞読んでへんかったらえらいニュースや。京都マラソンの出走権、10万円で買えるんやてー。」
「そやてなー。」
「知っとんたんかい。やっぱりやりよったな。でも赤字対策がこれかいな。なんか中途半端やな。これやったら、ボクがゆうとった入札制にして、もっともっと参加費つり上げたらええのに。」
いや、しかしここで引っかかる言葉が。
「チャリティー枠って?」
ちゃうちゃう、この場合はチャリティー枠じゃなくて「赤字対策枠」でしょう。
ウイッキぺディアで「チャリティー」を調べると・・・。
チャリティー(charity)とは、慈愛・博愛・同胞愛または慈善の精神に基づいて行われる公益的な活動・行為もしくはそれを行う組織のこと。世界各地でチャリティーの活動・組織が見られ、それらの多くは宗教的な背景を持つ。チャリティーはしばしば身体障害者や高齢者などに対する社会福祉、貧困地域の飢餓救済、紛争地域の難民救済、または災害・事故などの犠牲者や遺族に対する支援活動などといった形態をとるが、本来的には以上の活動にとどまらず、社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。また、チャリティーに係る費用は寄付・寄進によって支弁されることが多い。
去年の赤字2億3千万の二の舞にならんように考えたんでしょうに。京都市民の税金を、たかがマラソンごときに2億3千万も持ち出すなんて。そりゃーかなりの批判があったでしょう。だから、「チャリティー」なんて言葉をそうやすやすとは使わないほうがいいと思います。
さて・・・とっ!
どうせやるなら徹底的に。(また、匿名氏からボロクソコメントを入れられるかもしれませんが・・・。)
お金が足らんのなら集めましょう。入札制は手間がかかるのなら、こんなんどうでしょう。
「松竹梅制???」
「松」 参加費30万円、完走賞は限定金メダル (先着100名で3000万円)
「竹」 参加費20万円、完走賞は限定銀メダル (先着300名で6000万円)
「梅」 参加費10万円、完走賞は限定銅メダル (先着600名で6000万円)
これで合計1億5千万円。「赤字対策枠」1000名だけで去年の総参加費とほぼ同額が集められる。まあ完走メダル代がけっこうかかるので、残りの人をタダにするというわけにはいかんけど5000円に値下げでどうでしょう。参加者15000人はどう考えても多すぎるので、思い切って6000人まで減らしましょう。よって、一般参加者は5000名で2500万円。これくらいの規模がいいんじゃないでしょうか。
「松竹梅枠」ランナーには、限定メダルのほかにも特典をあげたいんですが・・・。「緊急車両より優先」とか書いたら、またボロクソに言われるし。でも、あの「疑惑の緊急車両」はどう考えても合点がいかん。まあ、「松」枠ランナーは完走後に特上のうなぎでも。
ああ、自分で書いててだんだんアホらしなってきた。今後も京都マラソン実行委員会さんはいろいろとやらかしてくれはるやろうし、ツッコミどころ満載。今日はこれくらいでかんにんしたろ。
それより、「公道を使ったシティフルマラソンを走ってみたい」とおっしゃっている普通の車イスランナー・下山さんのために今年も働きかけをしなくては。今年はもうちょっといいコースに変更されると思っていたのに、ほとんど同じとはなあ。でも、あの人なら行くで。強烈なきつね坂も、ガタガタの鴨川河川敷も。日常生活用の車イスで、フル4時間半で完走してはる人やから。
まさか、「10万円寄付したら無条件で出走権を与えますが、普通の車イスランナーの参加はどんなことがあっても認めません」とはおっしゃらないでしょうね。そんなことがあれば、「京都マラソン」は「京都格差マラソン」とかに改名してほしい。「いったいどこが『チャリティー』なんですか!」とうなりたくもなる。
第1回大会には松葉杖のランナーが出場されていた。また、タレントランナーにはガードランナーをつけることを認めていた。車イスランナーを断る一番の理由が、まわりのランナーへの危険ということだったので、このあたりから攻めていけないかなあ。
去年はご本人に相談もせずに勝手に動いてしまったので、今年はまず下山さんにメールしてから・・・。
【追加】
またアホなこと思いつきましたわ。
今回の「赤字対策枠」は10万円が500名分。つまり、5000万円あれば買占めができる。購入者と出走者は別でいいらしい。申し込み口数の制限もなさそう。
ここでやね、5000万円借金してこの枠全部を買占め。そして、その500人分の出場権をネットオークションにかける。うまくいけば数千万のもうけがでるかも・・・。一か八かです。
誰かこれくらいのことやってくれんかなー。もうけが出るかどうかは分からんけど、話題になるのは確実。新聞やワイドショーのネタにはなるでしょう。売名行為の大好きな方にお勧めします。
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【RUN】
今日は午後3時に雷雨。車に乗っているとき、目の前で稲妻が走り、すぐゴロゴロバリバリ。あれはすぐ近くに落ちましたね。つい先日、ランナーにはおなじみの長居公園で雷に打たれて亡くなった方があった。だからよけいに恐い。
夕方6時、いつもの5kmコース+1km。
気温はかなり下がったのだが、蒸し暑い。こんなときが一番走りにくい。
行き13分14秒、帰り13分ちょうどで26分15秒。
走り終わった後、きくと散歩。きくは前は雷は全然だいじょうぶやったのにこのごろ恐がる。今日も腰が抜けたらしい。どうなってんにゃろ。
「へっへっへー、かみなり? もう、忘れたー。」
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2012年08月04日(土)
京都マラソン値上げ決定 [マラソン評論]

◎京都新聞8月4日朝刊
「京都マラソン 最大2500円値上げ決定」
第2回大会 全国最高額 経費膨張で予算不足
京都マラソン実行委員会が3日、京都市中京区の市役所で開かれ、来年3月10日に開催する第2回大会の参加料を国内ランナー1万2千円、海外ランナー1万5千円と決めた。1500〜2500の値上げで、全国の都市型市民マラソンで最も高い参加料となった。
第1回は同じ都市型市民マラソンの東京、大阪、神戸、名古屋の大会とほぼ同額の国内ランナー1万500円、海外ランナー1万2500円(東日本大震災の義援金500円を含む)を設定した。
しかし、交通安全対策などに想定以上の費用がかかり大会経費が膨張。予算4億円に対し2億3千万円の不足に陥った。第2回大会も同額予算しか確保しておらず、不足分を参加料値上げなどで補うことにした。
ペア駅伝(1区約24キロ、2区約18キロ)は4千円アップの1組2万円。市スポーツ振興基金に対し一定額以上を寄付したランナーは無抽選で参加できる枠も新たに設ける。義援金は1口500円で任意で募る。定員はマラソン1万4900人、ペア駅伝100組200人、車イス駅伝は20人で、8月下旬から募集する。 (広中孝至)
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「2500円」を「25000円」と見まちがえましたわー。以前の私の計算どおり、「思い切って25000円にしたかー」と一瞬思ったけど、よーく見たら値上げ幅でした。
国内ランナーは「1500円の値上げ」のように書いてある。しかし、第1回は500円の強制義援金を含めた金額なので実質は2000円の値上げ。そこはきちんと報道せんとあかんね。
それから、こないだの私の記事(7月11日「京都お金持ちマラソン」)に批判のあった「お金持ち枠」。ちゃんと採用してはります。ただ、「一定額以上の寄付」とはまたあいまいな。「入札」とか「5万円以上」とか、しっかり表示せんと。
それに、その枠は何人? この枠をぐーんと広げれば、一般のランナーの値上げは必要ない。むしろ、マラソン大会の適正価格まで値下げができるかも。それができれば、一般出場枠の競争率が上がってもほとんど文句は出ないように思う。
さあ、またこのあたりの発表が二転三転・・・でしょうかねえ。
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【RUN】
今日は朝5時起きで、女子10000mをテレビ観戦。
「ニイヤ!」
オリンピックで自己ベストを29秒更新して30分59秒。すごい! 5000mもしっかり!
午後5時半からは女子トライアスロンの放送がある。その前に少しだけ走ることにした。
今日も暑かったが、薄曇りで少し風もあった。最短3km、16分33秒。1kmジョグをプラス。
そのあときくのお散歩をして、急いでテレビ。
テレビをつけたら、もうバイク。「水泳はどうやったんやろ。」
バイクでは足立選手が先頭グループ(22人)、井出選手が第2グループ(23位争い)。
「えっ、上田藍選手は?」
あとで調べると、上田選手はスイム53位で、そのまま上がってくることはなかったようだ。地元京都、それも上賀茂の子やから応援してたのに・・・。
最終結果は、足立選手14位、井出選手34位、上田選手39位でした。私が見ていた限りでは、上田選手は一度もテレビに映らなかった。あー、残念。
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2012年07月11日(水)
京都お金持ちマラソン [マラソン評論]
◎京都新聞7月10日朝刊
京都マラソン値上げ
参加料1000円超増
3月に初開催された京都マラソンの総事業費が予算額を大きく上回る「赤字」に陥ったことを受け、京都市は10日までに、来年3月の第2回大会に向けて1万円のランナー参加料を値上げする方針を固めた。国内ランナーで1〜2千円、海外ランナーで2〜3千円の値上げを検討している。市は「税金をこれ以上充てるわけにはいかず、値上げは仕方ない」として、今月下旬の実行委員会で値上げ額を決定する。
市などでつくる実行委は第1回大会で、ランナー参加料の収入1億5千万円と、企業協賛金相当分を含む市の持ち出し分2億5千万円を合わせて計4億円の予算を組んだ。
だが、交通安全対策費などの支出が想定以上に増大したため総事業費は約6億5千万円に達し、寄付金などを充てても約2億3千万円の不足が生じた。市は第2回大会でも予算額4億円を計上している。
こうした状況を踏まえ、市は同じ都市型マラソンの大阪、神戸、名古屋、東京の各大会と同額だった参加料の値上げに踏み切る。各大会で参加者の争奪戦が激化する中、市は「値上げ幅はランナーの理解を得られる範囲。申込者数は減るかもしれないが、倍率が約3倍だった第1回の応募状況を見れば定員割れはあり得ない。確実な増収が期待できる」としている。
市は企業協賛金の増額を目指し、企業回りを担当する専任の嘱託職員1人を配置した。事業費の抑制に向けて一括発注していた運営業務を競技や警備、広報など6業務で分割発注し、中間経費の削減にも取り組む。 (広中孝至)
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「ますみちゃん、京都マラソン参加費値上げやって!」
「へー、アンタのブログ(5月23日の記事)読まはったんちゃうか。」
「いやいや、ボクは25000円に値上げを主張やから・・・。」
今日の新聞を開いて驚いた。京都マラソン値上げですか。
新聞記事では「10000円の参加料」となっているが、実際は10500円。それに1000〜2000円の値上げと言うことは、まあ中を取って1500円かな。
「来年の第2回京都マラソンは、12000円」
これで決まりですかね。
一律値上げをする前に、考え付くことはなかったんでしょうかね。歳出削減の努力をせずに消費税を上げる政府に似てません?
私の提案。
15000人定員のうち5000人くらいを入札制にする。入札額上位5000名の振込みをもって参加資格授与。最低入札額を50000円に設定しておけば、これで2億5千万円以上ゲット。
こうすれば、残りの10000人から10000円も徴収しなくてもすむかも・・・。
私の試算によると、12000円×15000人=1億8千万円の予算額。50000円×5000人=2億5千万円。この時点で7千万円黒字やし。残り10000人、タダでもええでー。
まあ、その代わり入札ランナー(落札ランナー?)には数々の特典が。
もちろん受付必要なし。
スペシャルトイレを用意。
スタートは前から。
緊急車両より入札ランナー優先。
スペシャルエイドも用意。
ゴール後、無料温泉直行便。
うーん、これであまり特色のなかった京都マラソンにも特色ができる。
「京都マラソンは、お金を持っているあなたを優先します。」
このキャッチコピーでどうでしょう。
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2012年05月22日(火)
来年の京都マラソンは25000円!? [マラソン評論]
◎京都新聞5月19日朝刊
京都マラソン2億円赤字 安全対策費膨らむ
京都市などが3月に初開催した京都マラソンの決算見込額が、当初見込んだ予算額4億円を大きく上回り、2億3千万円不足することが18日、分かった。緊急車両対策やランナーの安全確保対策を充実させたことで事業費が膨らんだためで、市は「安全対策に万全を期した結果であり、見通しが甘かった」としている。市は昨年度一般会計予算の予備費で補てんする方針。
市などでつくる実行委員会は大会経費として市の負担金2億5千万円と参加料収入1億5千万円を合わせた4億円の予算を組んだ。
ところが、交通安全対策費や大会運営費などの支出が増大したことで決算見込額は約6億5千万円となり、寄付金などの増益分を充てても2億3千万円の予算不足が生じることになった。
実行委は当初、他都市のレースや市が過去に実施したハーフマラソンの運営体制を参考にし、道路幅が狭い京都の道路事情を考慮せず、緊急車両がコースを横切る際の「ランナーストップ」を想定していなかった。
このため京都府警との協議で2月下旬に警備計画を見直すことになり、市内約260カ所の交差点などに警備員2600人を増員配置した。市外から派遣される警備員の宿泊費や交通費などもかさみ、交通安全対策費は予算額を約1億3千万円上回った。市内の交通量抑制を呼び掛けるチラシを近隣市町に配ったことも支出増につながったという。
京都市は次回大会に向け「警備員や資機材の発注方法を見直すとともに、企業協賛金を増やすよう努力したい」とするが、本年度予算に計上した負担金は前年度と同額で、追加補正は避けられそうもない。 (広中孝至)
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◎京都新聞5月22日朝刊
京都マラソンの経済効果40億8千万円 京都市推計
京都市は21日、3月に初開催した京都マラソン2012の経済波及効果が総額約40億8千万円に上ったと公表した。海外を含め京都府外からの参加者が8割を超えたことが主な要因とみられ、09年度の試算額12億8千万円を大きく上回った。
市の推計によると、レース開催による直接効果が約25億6千万円、それによって生じた生産活動への間接効果が約15億2千万円となった。
直接効果では警備員の確保や資材の調達などで市内業者に約6億円を発注。
約1万4千人のランナーと同伴者、約48万人を動員したといわれる沿道応援者の宿泊費、食事代、土産代を含む消費額がランナーへのアンケートを基に約19億5千万円とした。
事業費は予算額を2億円以上超過する約6億5千万円かかったが、市は「事業費の6倍を超す経済効果をもたらした。京都観光のきっかけにもつながるはずで、市民スポーツの振興とともに、新しい市民の財産として定着させていきたい」としている。
それでも赤字2億3000万円 市議批判
京都市会のくらし環境委員会は21日、決算額が予算額を2億3000万円上回った京都マラソンについて審議し「見通しが甘かったでは済まない金額だ」と厳しく批判、次回大会では経費節減を徹底するように求めた。
市議から「厳しい財政状況のなか、税金による補てんに市民の目は厳しい」「参加料の値上げも検討すべきだ」という意見が出た。ランナーの安全確保や緊急車両対策のため、1人当たり人件費が約2万8千円になる警備員を当初予定の1千人から3600人に増員した対応に非難が集中。市は「見通しが甘かった。反省している」と謝罪を繰り返した。
市は今後、警備員の手配やコース上の備品など運営業務の大半を任せた大手企業への一括発注を見直し、参加費の値上げも含めて収入確保策を検討していく方針を示した。 (広中孝至)
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◎RUNNETの大会レポートより
大阪マラソン(2011年10月30日) 92.2点
神戸マラソン(2011年11月20日) 76.2点
奈良マラソン(2011年12月11日) 92.5点
京都マラソン(2012年 3月11日) 74.1点
関西で行われた大規模シティマラソンは上の4大会。共通点がたくさんある。どの大会も数万人規模で、6時間くらいの制限。参加費は1万円前後。
しかし、参加者の評価は「大阪・奈良」の好評価、「神戸・京都」の悪評価と真っ二つに分かれた。中でも、私の地元・京都は最低点である。
ちなみに、京都マラソンの評価ポイントの低い項目は以下の通り。
「アクセスが便利」 2.8点(5点満点中)
「いち早い記録発表」 3.1点
「走路の安全確保」 2.7点
「大会運営」 7,1点(10点満点中)
こんな状態なのに、次回大会の参加費の値上げを検討しているらしい。2億3000万円の赤字を参加者1万5000人で割ると、1人1万5000円不足。ということは、来年の参加費は2万5000円ですね。
ええぞー、これぞ京都。
京都マラソンの特徴と言えるものが見つからなかったが、次回から「参加費がべらぼうに高い大会」と胸をはれる。これで申込者が減って、抽選の手間が楽になるちゅうもんです。
ついでに制限時間ももうちょい縮めてもええような・・・。
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