パオパオだより

2010年06月11日(金)

月刊誌「ねっとわーく京都」 [雑用]

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 先月より、月刊誌「ねっとわーく京都」に連載記事を書かせてもらっています。
 ー「憲法9条」+「ランニング」=パオパオと言われる日をめざしてーというテーマで。

 その内容は、毎日書き続けているこのブログ「パオパオだより」をまとめたようなもの。
 たとえ自分の書いた文章でも、人の手に渡ってしまうと著作権の問題などあってややこしいのかもしれません。しかし、今月発売号(7月号)では編集段階で最後の部分が抜け落ちてしまいました。まとめのない尻切れトンボみたいな記事になってしまいました。
 という理由で、本来の原稿をここに載せさせていただきます。今回に限り。
 「ねっとわーく京都」は一部500円です。京都市政に興味のある方は、ぜひご購入を。
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 「憲法9条」+「ランニング」=パオパオと言われる日をめざして 連載第2回

 「なんで走るの?」 
 これは、私が今まで人から一番多く聞かれた質問です。その答えはたいてい、「特に理由などなし」でした。
 ただ、走り始めたきっかけはあります。それは28年前、当時高3だった増田明美さんの日本新連発。すごく小さな体で顔は吹き出物だらけ、その高校生が脇目もふらずに走っている姿にはショックを受けました。当時山の分校の小学校教師だった私は、彼女の何かにとりつかれて走っているような映像につられるように走り出しました。「自分にもできるぞ」と。
 そして、去年の「丹後100kmウルトラマラソン」。ゲストとして来られていた増田明美さんに28年目の告白。「実は、私が走り始めたのは、当時高校生だった増田明美さんが日本新を連発している姿をテレビで見てからなんです。」
 増田さんは絶句。大きく目を開かれ、黙って右手を差し出された。そして、かたいかたい握手。
 その時思ったこと。自分が走っていることを喜んでくださる人がいるとしたら、そんなうれしいことはない。それこそ、走る値打ちがあるというもんです。
  そんな気持ちで走っていると、自然と人間関係が広がっていきました。憲法9条を守るランニングクラブ「ランナーズ9の会」の仲間、その中でも兵庫で障害者の作業所を運営されている松本雅也さん、「国会前54日連続フルマラソン」を完走された国労闘争団の中野勇人さん、「命の平等」を訴え京都府知事選に立候補されたウルトラ完走ランナーでもある門祐輔さんなどなど・・・。
 今「なんで走るの?」と聞かれたら、「私が走っていることを喜んでくださる人がいるから」と答えます。

 数年前に始まった「東京マラソン」以来、第2次マラソンブームといわれています。このブームを支えているのは、、有名大規模マラソン志向の女性のようです。それに対して、私たち第1次マラソンブーム(約30年前)の残党は、「100kmウルトラ」や「トレイルラン(野山を駆ける)」など特徴のある大会志向になってきています。これらは、クラブ主催の小規模なものが多く、参加者同士やスタッフさんと本当に親しくなれます。
 先日(5月3日)、金沢市犀川河川敷で行われた「第29回マラソンに挑戦する会」でのこと。
 この大会で2年前から車イスの男性が参加されています。初めてお見かけした時はビックリしました。その車イスが競技用のものではなく一般的な普通のものだったからです。それでも4時間半ほどでゴールされたので、「元気な20代の若者やなあ」と思っていました。ゴールされた後お聞きしたら、なんと40歳。目が飛び出ました。
 次の年(去年)、その彼とレース後にかなり長い時間お話できました。どうも東京から夜行バスで金沢まで来てフルマラソンを走り、また夜行バスで東京に戻るというスケジュール。これ、車イスの部分を除けば、私が若いころよくやっていたパターンです。
 そんな話をごく普通に笑顔でされる彼には、ただビックリするばかり。その時思ったのは、「○○さんから元気をもらいました」という言葉、これはそう簡単に使ってはダメだということ。私はこう言いたいです。「私は彼から『普通』に生きるすごさを教えてもらいました。」
 そして、今年で3年目。今年はついに名刺までいただきました。彼の名は下山利博さん、42歳。現在、東京都内の特例会社でホームページ作成のお仕事をされているそうです。
 お別れ際、下山さんに来てもらって喜んでもらえそうな大会を紹介しようと思って、ハタと困ってしまいました。私のお気に入りの大会は、どれも車イスでの参加は困難。「大阪城公園時間走」や「京都鴨川ゆっくりラン」は舗装してない箇所が多いし、「岐阜〜根尾淡墨桜」や「みかた残酷」は急坂があります。自分ではハンデのある人に対して心を配っていたつもりになっていましたが、結局は自分が楽しんでいただけのことか・・・。このとき、ただの一つもお勧め大会が口から出てこなかった自分が恥ずかしかったです。

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  今のマラソンブームも、これに似ているのかもしれません。結局自分が楽しみたいだけで、ハンデのある人たちも含めてランナー・スタッフみんなで楽しもうという姿勢はあまり感じ取れません。
 下山さんに自信を持って勧められる大会を探すのが、今の私の宿題です。
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 「今のマラソンブームも、・・・」以下が抜け落ちてしまった部分です。
 この記事の下書きを当の下山さんに読んでもらった時、最後の言葉を一番喜んでくださっていたので、よけいに残念です。何事も確認作業が大事ですね。

 今のところ、「『ねっとわーく京都』読んだでー」と言ってくれたのは、私の兄・優三と、私の最後の教え子の一人・ちいちゃんだけ。
 あっ、今日、私の姉・みき江に「たたらぎ」のみやげのお味噌を持っていったら、「これから買って読む」と言ってた。「こうじは文才があったんかなあ」と聞いてきたので、「そやね、文才あんねー」と言っておいた。姉は、「自分でゆうかー」とあきれてました。

 「ねっとわーく京都」、もっともっといっぱいの人が読んでくれたらいいのになあ。
 

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コメント

 M見さん、いろいろとおほめの言葉ありがとうございます。
 うちのヨメさんに言わせると、私のブログを真に受けて読んでいる人は、「アンタのペテンに引っ掛かっている気の毒な人」らしいです。

 「ねっとわーく京都」は、うちの兄やちいちゃんのように定期購読している人が多く、京都市内の大きな書店にしか置いてないようです。京都に来られた折には、ぜひ大きな書店で立ち読みしてください。

 それから、人から勝手に教訓を得るのはいいと思いますが、勝手に何かを「もらう」のはダメなような気がします。元気はもらうものではなく、自分の中からジワッジワッとにじみ出るものでないと・・・。

パオパオ 2010年06月13日 21時53分 [削除]

週に1度、仕事で京都へ行きます。
私の父は京都生まれの京都育ち。
だから私も京都人(生まれは北海道、育ちは大阪ですが・・・)みたいなもんどすえ〜♪
・・・
と、ゆ〜事で
『ねっとわーく京都』是非読んでみます。
パオパオさんのブログ・・・
ずば〜っと、辛口トークが有り、面白アニマル画像有り、家族愛っちゅうもんがどんなんかよ〜く分かる内容の記事が有り、そして・・・
心がジワ〜〜〜ン、染み渡るような記事が有り・・・
毎回楽しませて頂いておりますえ。
これからも、しっかりとブログ更新、おきばりやす〜♪

私もよく『元気を貰った』
という表現をします。
本当に自分のエネルギーが切れそうになっている時に、相手の発する言葉や応援などを頂いた時、そう表現するしか言葉が浮かばないのですね。
希望、気力が一時的に無くなり、自暴自棄になって人生ど〜でも良い・・・なんて思うこと、誰でもありますよね。
一生懸命前向きに生きているひとからすると
「なに甘えた事をゆ〜てんねん!贅沢な・・・。」
なんて叱られるかもしれませんが、人間いつも、バッテリーが充電されているわけではなく、何かをきっかけにバッテリーが切れて、充電器まで壊れてしまうことがあります。
そんな得は誰でも深い喪失感を味わうわけで・・・
そんなタイミングの最中・・・
誰からか、充電器の中に微量のエネルギーを注ぎ込んで頂いた時
「元気を貰った・・・」
nnnn
他の言葉は思いつきませぬ・・・(笑)

ちなみに、私はパオパオさんのブログに毎回
「元気を貰っておりま〜す♪」

M見ちゃん 2010年06月13日 15時06分 [削除]

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