2009年10月20日(火)
美馬旅館 [宿情報]
四万十川ウルトラマラソンの時にお世話になった「美馬旅館」さん。
土曜日の夕方、旅館に着いた時、一番にお出迎えに来てくれたのがこのネコちゃんだった。
京都の自宅から四万十市の受付会場までが約7時間。そこから、「美馬旅館」さんのある旧窪川町(現在・四万十町)まで戻るのにまたプラス1時間。長い長い運転のあとで出てきてくれたのがこのネコちゃんで、「ホッ!」
「ライオンみたいですねえ。何歳ですか。」
「もう19歳なんです。去年はもうだめかと思うくらい弱ってたんですよ。1週間くらいまったく動かなくなってねえ。でも、復活しました。」
「ネコちゃんのそういう話、よく聞きますわ。
うちにも20歳の真っ黒けのネコがいるんですよ。それもね、一時期すごい変なせきをして、もうあかんかなと思ったんですけど復活しました。」
「20歳ですか。」
「一番多いときは8ぴきいたんですけど、みんな15、6で死んじゃって、今は1ぴきだけになってしまいました。」
このあとしばらくネコ談義。ワンちゃんを飼っておられることも分かった。
犬やネコを飼っておられる旅館は、もうそれだけでいい旅館だと思ってしまいます。
帰ってから、ここ「美馬旅館」さんをネットで検索してびっくり。
★林芙美子をはじめ
文人や財界人が利用したこともある
創業明治24年の老舗旅館。
すごいとこやったんや。
今、明治で言うと140年くらいやから、創業116年?
これは、土曜日のばんごはん。
カニのおつゆがおいしかった。
そもそもこの旅館にお世話になることになったのは、主催者サイドに紹介してもらった宿が「5人部屋」だったから。それも、四万十市ではなくその30kmほど西の宿毛市。すぐお断りし、四万十町観光協会さんに電話した。
「ちょっと会場から離れてますけど、一人部屋が使えるいいお宿がありますよ。」
本当に静かで落ち着いたいいお宿だった。
宿泊されている方は、ほとんどがお遍路さん。夜に騒ぐような方たちではありません。
夜は10時就寝。
朝3時前に起きると、おにぎり弁当が置いてあった。
前日、「レースの結果次第で帰ってくるのが夜9時くらいになるかもしれない」と言うと、「お待ちしています」とのこと。このお言葉はありがたかった。
けっきよく関門にかかってしまい、宿に帰ってきたのは6時過ぎ。ゆっくり桧のお風呂に入らせてもらい、7時前から食事ということになった。
数年前の私なら、これだけ走った後だとほとんどものが食べられなかった。
しかし、最近はそれもましになってきた。出していただいたものを、ほとんど残さず食べることができた。最後のお茶漬けのうまかったこと!
夜ジュースを買いに外に出ると、宿の斜め向かいの角に占い師さん発見。男性の占い師さんだったが、ちゃんと見てもらっているお客さんもおられた。
なんと味あるいい町ですねえ。
会場から遠いのが少し大変だったが、もし来年も抽選に当たり「四万十川ウルトラ」に出場することができたら、やっぱり「美馬旅館」さんがいいなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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