2017年11月29日(水)
62.3m [雑感]
◎毎日新聞11月29日朝刊
62メートル高さ日本一 京都の杉
林野庁は28日、京都市左京区の「大悲山国有林」内にある「花脊(はなせ)の三本杉」のうち1本が高さ日本一(62.3メートル)と判明したと発表した。これまで1位とされてきた愛知県新城市の「傘杉(かさすぎ)」(59.57メートル)を2.73メートル上回った。
三本杉があるのは、市内中心部から約25キロ北。3本のスギが根元でつながるような形で生えている。1154年創建の峰定(ぶじょう)寺の「ご神木」として古くから信仰を集め、地元では樹齢1000年と伝わる。
高さはこれまで約35メートルとされてきたが、昨秋に林野庁京都大阪森林管理事務所が小型無人機「ドローン」を用いて簡易計測した際、その2倍近い高さと判明。事務所から依頼を受けた専門家がレーザー計測器で調べたところ、3本のうち「東幹」が日本一の62.3メートル、「北西幹」が2位の60.7メートルだったことが分かった。もう一つの「西幹」は57.2メートルで、傘杉より低かった。
管理事務所の勝占(かつら)保所長は「谷底にあるため高さの割に、台風や雷の影響を受けずに育ったのではないか」と分析。峰定寺の中村覚祐住職(61)は「3本が互いに寄り添い助け合ってきたからこそ、すくすく伸びたのだろう。根を守るため、囲いの中に入らずに参拝してほしい」と語った。
三本杉へは同寺から山道を約30分歩く。【礒野健一、写真も】
◇ドローン活用
巨樹・巨木を巡っては従来、高さでなく幹回りで計測されることが多かった。高さは風雨や積雪で折れるなどすれば変わる可能性があることや、測定自体が難しかったことが理由だ。ドローンの活用などで「日本一」の更新が今後相次ぐ可能性もある。
環境省は調査マニュアルで、幹回りは原則として地上130センチの高さで測定すると決めている。ベスト3は▽鹿児島県姶良市のクスノキ=24.9メートル▽静岡県熱海市のクスノキ=23.9メートル▽沖縄県八重瀬町のガジュマル=23.5メートル。樹齢の長さで有名な鹿児島県・屋久島の縄文杉は16.1メートルだ。一方、樹高については「実測が困難な場合には、目測でも構わない」としており、正確なリストがないのが現状だ。
今回、「日本一」の座を奪われる形となった傘杉のある愛知県新城市観光課は「今のところ再計測する予定はない。看板などの日本一の表記をどうするかは今後検討する」と話す。傘杉の調査に携わった愛知大文学部の近藤暁夫准教授(地理学)は樹高の比較について「多くの人が巨木や自然に対する愛着を深めるきっかけになればいい。今後、科学的かつ統一的な基準による測定が増えてほしい」と期待する。【礒野健一】
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ちょうど一週間前のニュースの続き。
「花脊の三本杉」のうちの1本が、62.3mで日本一の高さであることが判明した。
これは、絶対に生きているうちに見に行かなくては。もちろん走ってね。
いなか(花脊別所町)の自宅から峰定寺の入り口までは、ルート検索してみると10.2km。「花脊の三本杉」は、そこから少し奥に行ったところにあるらしい。
まあ、走って1時間半というところでしょうか。
市原の自宅からいなかの自宅までが約15kmなので、ここから三本杉まで走ったら25kmちょっとか。それを走るのもいいかもね。3時間あれば何とか行けそう。ただし、「帰りはどうすんねん」ということになるけれど・・・。
早う、「花脊の三本杉ラン〜日本一高い杉の木を目指して〜」の計画立てよう。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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