2015年03月19日(木)
熟練工 [ガードマン]
今日は書きたいことが二つある。
一つはいい話、もう一つはちょっと気がめいる話。やっぱり、気がめいる話が先ですね。
昨日の話の続き。
「セクハラまがい」というより、れっきとした痴漢行為。一晩考えて、「これは本人(犯人)に直接言うしかない」という結論になった。Sさんを見ていると真樹とダブって、「私が何とかしなくては」という気になる。
今日職朝が終わり、詰所から現場へ歩いていく道々。Sさんと並んで歩くことになった。
「Sさん、昨日の話やけど・・・。」
「えっ、昨日の話って?」
「セクハラのさ。」
「あっ、はい。」
「○○さん(この警備の隊長)にはゆってみたん?」
「はい、ずっと続いていたんで、最近やっと報告しました。」
「そっかー。」
「ガツンと言ってくださったみたいで、それからなくなりました。」
「そうやったん。さすが○○さんやなあ。よかった、よかった。昨日その話を聞いてから、ずっとどうしょうかって考えてたんや。直接言わなあかんのかなあとか。」
「ありがとうございます、心配していただいて。もうだいじょうぶです。」
天下の○○組の下請けとは言え、200人ほどもいたらその中に一人くらいはこんな不届き者もいるんですかねえ。毎日朝礼で各下請け業者の「安全確認事項」を発表されているが、事故を防ぐことの前に「人としての常識をきちんと教えよ」と言いたい。
○○組の社員さんは、「ひとたび事故を起こしてしまったら、すべてがパーになってしまいます」とよく言っておられるが、下請けの作業員が痴漢行為を起こしている現状など認識しておられないんでしょうね。そっちのほうが「すべてがパー」だと思いますが・・・。
とにかく、いつも笑顔で会う人をほっこりさせてくれるSさんが、今日も明るく笑っていたのがうれしかった。おっちゃんはほとんど何の力にもなれんけど、北海道から出てきて京都で一人暮らしをしているSさんのことは自分の娘と同じように思っている。だから、また困ったことがあれば昨日のように話してほしい。負けるな、負けるな。
もう一つはいい話。
今日も私の仕事は「ドアジジィ」。
改修工事も終盤にさしかかり、作業場所として使えるところが限られるようになってきた。私がいるところはふだん作業されるところではないのだが、もう場所がないということで壁面タイルを切る職人さんが作業をされた。
私はこんなん見るのが大好き。できることならいっぺんやらせてもらいたいと思うくらいだが、実際は集中力と緊張感でクタクタになる作業なんでしょうね。
その作業を見ているとき、不思議なことに気付いた。回転電ノコとでもいう機械を左手で使っておられる。「この機械は左手で使う機械なんかなあ。めずらしいなあ」と思っていた。
作業がすべて終わったようだったので、思い切って聞いてみた。
「すいません、ちょっとお聞きしたいことがあるんですが・・・。」
「はい。」
「今、この機械を左手で使っておられましたよね。この機械は左手で使うものなんですか。」
「いえいえ、私は左利きで。左利き用の機械がありませんので、右利き用をムリヤリ使っています。削りカスも本当は手前に飛んでくるんですが、前に飛んでいたでしょう。そんなこともあっていろいろと大変なんです。」
初めてお話させてもらった方だったが、ていねいに説明してくださった。まさか、ガードマンから仕事の説明を求められるとは思われなかったでしょうに。
こないだヨメさんとこんな話をした。
「建設現場の作業ってな、一日が終わったら『フー』となる仕事ばっかりやで。」
「そうやろな。『今日の仕事はつらかったー。あとは焼酎をあおるだけー』の世界やな。」
「それでな、家帰って奥さんからやさしい言葉でもかけてもらえたらええで。ボロクソに言われてみー。そらもうやってられんで。」
「そうかもなー。」
私が目の前で見させてもらった熟練工さん。おうちには、やさしい奥さんとかわいいお子さんがおられますように・・・。
------------------------------------------------------------------------------------
【RUN】
今までフルやウルトラを走ると、二三日後には決まって唇が荒れていた。ところが今回はそれもない。何がよかったんでしょうね。
今日はゆっくり5km、29分31秒。左足の張りがちょっと気になったが、ゆっくりジョグをするだけなら問題ないでしょう。当分は時間もないことだし、ゆっくりジョグだけですかね。
今日の体重は59.9kg。昨日の61.1kgがおかしかったんかなー。
------------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
久しぶりのフルコース。大きな公園まで行って、きくの好きな坂も行って、うちの近くの川沿いも行って帰ってくるコース。たっぷり40分。
「きくちゃん、明日パオパオとオバシャンといっしょに山走ろうな。」
土曜日のトレイル試走会のための下見。きくは山走りが大好きなので、はりきるやろうな。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=2809