2015年03月29日(日)
禁煙バンザイ! [ガードマン]
今日は一日家にひきこもり。何も書くことがない。
昨日のガードマンネタを書くことにしようっと。
下山さんとの朝食会終了後、地下鉄で四条から北大路駅へ。北大路駅前から市バスで高野橋へ。ここにはイズミヤ系のショッピングモールがある。わが社は、ここ○ナートの駐車場の警備をしている。
うちの家からもっとも近い常駐警備現場。すぐにここに回されると思っていたが、現場に入るようになって1ヶ月半でやっと。ここはうちから5kmほど。自転車でも20分くらいで来られる。
今日私は初ということで、もっとも楽な北出口。駐車場から出てくる車を、回りの安全に気をつけて誘導する役割。
「藤井さんはマラソンやってはるらしいけど、さすがにこの詰所(4階)に戻ってくる階段はしんどいでしょ」とI隊長。
「いえ、こんなんへーみたいなもんです、なんか用事あったらゆうてください。なんぼでも上り下りしますし。」
I隊長はすごく話好き。そのお話がうまくて、みんなの心をほぐしてくれる。
いつも身だしなみに気をつけてと注意されている。基本中の基本を大事にされている隊長さんだ。この人の下で働けるのはありがたいことだと思う。
弁当も安くておいしかった。
そしてそれよりもなによりも、「詰所禁煙」がよかった。
今まで休けいをもらっても、たぱこの煙もうもうの詰所に戻るのに気が滅入った。しかしここは禁煙。ゆっくりと休むことができた。もうこれが最高だった。
駐車場から車を出すのも、あちこちを見回さなくてはならないので頭がさえた。ボケ防止には最適。これからもここに回していただければなあと思う。
11時から8時の勤務。
高野橋から市原行きのバスがあったので、帰りはそれに乗ろうとした。ところが、その路線は1時間に1本程度しかない。
これではあかんと思い、叡電・茶山駅へ。もうすぐ駅に着くという時、電車が北上。20時16分発。
それでけっきょく20分近く待って、20時36分の電車で帰宅。
茶山駅から京都精華大前駅までは330円。雨で自転車に乗れないときはこれですね。
いつもは「京都キャロット」に寄ってきくをかまうのだが、今日は遅いので直行帰宅。
きくはいつもタバコのにおいに反応してか、制服姿の私にブルブル震えてしまう。でも今日は「詰所禁煙」のおかげで、きくの反応もちがった。
タバコの煙はくさい。私の制服やカバンもタバコのにおいがプンプン。いつもこれがなかったらいいのにと思っていた。
「禁煙バンザイ!」と常に思う。これがもっと増えてくれたらいいのに・・・。
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【今日のきく】
「オバシャン、やめてやめて・・・。」
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【RUN】
今日は仏大グランド往復10km。夕方、やっと外に出る気分になった。
4分46秒、4分40秒、5分00秒、4分57秒、5分04秒で、いったん下って最後にきつめの上り坂がある行きは5kmは24分30秒。
4分29秒、4分50秒、4分49秒、4分58秒、5分09秒で、下ってまた上る帰り5kmが24分17秒。
これで10km、48分47秒。気を抜かなくうまく走れてよかった。
次の日曜は「なにわ淀川マラソン」10km 。
スピード練習が全然できていないので、どれくらいで走れるのか見当がつかない。できれば41分台で走りたいのですが・・・。
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【追加】
お昼、「イキタインジャー」というテレビを見ていると、なんとわが社の警備員が写っていた。
「京都観光クイズ」というコーナーのしりとりで、あたまに「け」がつく京都名物を探していた。困った揚げ句に撮ってきた写真は「けいびいん」。
「あー、あれうちの・・・。東山花灯路の警備のときのガードマンやわ。あれは、Sさんとちがうかな。」
Sさんといえば、先日のホテルの警備でいっしょになった20歳の女子大学生。ほかにもいたのに、やっぱりかわいい子を選んで写真に撮ってるんですね。(放送ではぼかしてあったけど。)
今度会ったら確かめてみよう。
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2015年03月28日(土)
しもやまよもやま [私の好きな人]
昨日の夜、普通の車イスランナー・下山さんから留守電にメッセージ。
「東京の下山です、こんにちは。先日は本当にありがとうございました。えー、実は今京都に来てまして、えー、明日もしお会いできればなんて思ってたんですけど・・・。」
私は今日もガードマンのバイト。しかし、なんと運のよいこと。いつもなら家を6時とか6時半に出なくてはならないのに、今日は初めての10時半出勤。下山さんと朝ごはんをいっしょに食べる時間はある。
昨日は京都駅近くのネットカフェで寝るとおっしゃっていたが、調べてみると車イス対応にはなっていなかったらしい。それで四条のネットカフェで一夜を過ごされたとか。
ということで、8時半四条烏丸集合。近くに入りやすいお店がないか二人で探すことにした。お店はあるにはあったが、どこもせせこましくて入りにくいんですよねえ。だいぶ東に行ったところに「スターバックス・ヤサカビル店」があったので、そこに入ることにした。ここは広々としたお店で、車イスでも全然気にすることなく入れるフンイキだった。
モーニングセットのようなものはなく、サンドイッチとコーヒーの朝食。私はホットコーヒーのいっちゃんでかいやつを注文。それでも400円だったので割安だった。
下山さんとは、またまたマラソンの話になった。
私が最近一番悔しかったのが、マラソン大会事務局に下山さんの参加交渉をしすべて門前払いを食らったこと。この悔しい思いをすべてのランナーに分かってもらいたいと思っていることなどを話した。
今思い返してみると、先日の「なごうら100km」を完走できたのも、この悔しさを晴らしたいというエネルギーがあったからかもしれない。
下山さんからは、ご自身の生い立ちやご家族のことも話していただいた。個人情報なのでここに書かないが、こういうお話もしてくださるようになったということは、私もだいぶ信用されるようになったということですかね。
一つだけ、これは書いてもいいかな。
うちの「きくと家族の写真」がすごくいいとほめてくださった。そのときに、きくはいつもとちがうフンイキを感じ取り、すぐにひっこんでしまってなかなか写真が撮れないという話をした。
すると、「うちも文鳥を飼ってて、ふだんはすぐ手にのるのに、かごに返そうと思うとそれだけで戻ってきません」とのこと。そういうもんなんですかね。おもしろいですね。
「我々市民ランナーは、タイムも順位ももうどうでもよくて、完走メダルも完走Tシャツもどうでもよくて、完走できたらもうそれで十分みたいなところがあります」と私。
「私も同じです。今の自分がどこまでやれるか確かめてみたいだけなんですけどね・・・。それがどうして受け入れてもらえないんでしょうか」と下山さん。
正直、私も下山さんも押しの強いほうではない。でも、粘り強さはある。微力+微力では何ともなりませんかねえ・・・。そんなことないですよねえ。これからも二人でがんばっていきましょうね。
下山さんは、いろいろお聞きすると京都とも深いゆかりのある方だった。そして今も、京都のことをすごく気に入ってくださっている。そんな下山さんにぜひ「京都マラソン」に出てもらいたいと思う。
京都マラソン事務局さん、もういいかげん門前払いを考え直して下さいよ。下山さんは、こんなに出場を熱望されているんですから。「おもてなしの京都」をキャッチフレーズにされているのに、一人の車イスランナーを締め出しているようではその名が泣きますよ。何事も最先端を走ってきた京都らしく、普通の車イスランナーを「京都マラソン」に受け入れましょうよ。どうかよろしくお願いします。
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2015年03月27日(金)
跡形もなく [ガードマン]
今日も、京都駅北側にある超有名なお寺の改修工事現場の警備。
私が立っている目の前に、同じ真宗大谷派のお寺で被災したところをレポートしたパネルがあった。そこに書かれていたのは、「海から2キロほど距離があったにもかかわらず、跡形もなくなりました」。
それをじっと見ていて思った。人も物も建物も、形あるものは必ず跡形もなく消え去ってしまう。災害で亡くなられた方は本当に気の毒だと思うが、早かれ遅かれみんな跡形もなく消え去ってしまうものだ。
そう思えば、目に見えない放射能はこの先何十年何百年、いやもっともっと先まで跡形を残す。その恐ろしさを知っているくせに知らないふりをして全国の「原発再稼動」なんて・・・。
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【RUN】
水曜とまったく同じ練習。3+1+1000全力+1。
3kmは16分43秒。
1000m全力は、前回4分04秒より10秒短縮を目標にスタート。
今日はターサージールTS。それだけでも速くなるはずだが、3分57秒。もひとつでしたなあ。
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2015年03月26日(木)
撮れました、きくと家族の写真 [わんこ・にゃんこ]
きくが晩ごはんを食べ終わったタイミングで、後ろから急襲。
やっと撮れました、きくと家族写真。
でも、「一人だけミイラみたいなんがおる」と言われた。それはもちろん私です。
きくがかわいく撮れていたから、「ヨシッ!」
きくは、昨日の残りのお誕生日ケーキをペロリ。
私らは、「さがほのか」。
真樹は一人暮らしなので、果物を買って食べることが少ない。おいしいいちごでよかった。
真樹が買ってきてくれた岐阜・長良川の「跳あゆ」。
しっかりかみしめていただきました。
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ネコちゃん、こーへんかなあ [ガードマン]
今日のガードマンのバイトは、また新しいところ。京都駅の北にある超有名なお寺。
今日は年配ガードマンさんの対応にちょっと難儀した。でも、かわいいネコちゃんにいっぱい会えたから、ドンマイドンマイ。
2日連続で新しいとこって、私はやっぱり誰かに試されているのでしょうか。正社員ならともかく、バイトを1日ごとにちがう現場に回す理由は何なんでしょうね。まあいいけど。
朝6時起きで、6時半出発、7時5分着。
2日連続伏見営業所は気の毒と思われたのか、護身術の達人・Hさんが新規の書類をもってきてくださった。
正面の門からではなく、裏口から警備員詰所へ。
いきなりネコちゃん発見。
これは幸先いいスタート。
中にもネコちゃんが。めっちゃくつろいでいた。
こんなところにもネコちゃんの足跡が。
今日の仕事はクレーンまわりの警備。
お寺の裏側なので、ほとんど誰も来られませんでしたけど。万一のためにガードマンが必要なんですね。
どこへ行っても、隊長さんはみんなよくできた人だ。ここのS隊長にもすごく優しくしてもらった。「隊員の失敗は、隊長の説明不足が原因」という考えが徹底しているようだ。
しかし、隊長以外の古参ガードマンさんは無愛想な方が多い。朝からちょっと気が滅入った。「私のどこが気に入らんのかんなー」と思ったりもして・・・。
でも、全部「すいません、すいません」と謝っておいた。それで丸く収まるなら、たやすいこと。
それよか、自分のほうに「ネコちゃん、こーへんかなー」とずっと待っていた。クレーンが動くまではすぐ近くまで来ていたが、大きな音がしだすと遠くへ行ってしまった。
ネコちゃんの代わりに鳥が。
こーへんにゃったら、こっちから行ったろうやないかい。
「おったー!」
お昼は380円弁当。けっこう豪華だった。
午後もネコちゃんさがしばっかり。
明日も私はここ。
あのかたくなな年配ガードマンさんたちの心がほぐれといいんですが・・・。
明日はネコちゃんさわれんかなあ・・・。
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2015年03月25日(水)
きく、10歳! [わんこ・にゃんこ]
「きくはええなあ。長生きしているだけで、みんなに喜んでもらえるんやもんなあ。パオパオなんか、『シューと消えてなくなってくれへんかなー』っていつもヨメさんにゆわてんのになあ・・・。」
今日は、真樹とヨメさんが岐阜へ日帰り旅行。
きくの誕生日会は1日遅れの明日にしようかと思っていたが、11時前に帰ってきたので本日開催。と言っても、本当に3月25日生まれかどうかもあやしいんですけどね。
毎年私の手作り誕生日ケーキだったが、今年はバイトがいそがしく作る時間がなかった。それに、記念すべき10歳でもあるし、奮発して北大路ビブレのペットショップで犬用誕生日ケーキを買ってきた(1800円)。
さあ家族みんなで写真を撮ろうというときになって、きくはすごすご。きくはいつもとちがうフンイキを感じると、廉のベッドの下に閉じこもってしまう。それをヨメさんが説得して、やっと出てきてくれた。
本当においしかったみたい。
今日は半分だけ。また明日残りの半分ね。
あと10年、なんとか生きてもらえませんかねえ。
パオパオより長生きせーよ!
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【RUN】
ヨメさんがいないので、廉と晩ごはんを食べに行く約束をしていた。そのため、練習は短時間で。左足はまだパンパンだが、久しぶりに1000全力をすることにした。
まずは3km、16分21秒。
1kmジョグをはさんで1000m1本、4分04秒。ソールの厚いシューズで久しぶりに走った割には、まあまあです。
1kmダウンジョグをプラスで、今日は6km。
これから時間がないときは、こんな練習もいいですね。
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【今日のきく】
せっかくのきくの10歳の誕生日なので、記念写真。
「横向いとるがなー。」
きくのすまし顔。
もういっちょう。
これは夜の散歩。
記念写真に失敗。
お尻しか写ってませんし。
きくにお誕生日ケーキを見せると、いきなりペロペロ。
いつもなら、初物は警戒して避けるのにねえ。
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ほぼ九州 [ガードマン]
今日からまたガードマンのバイト。
てっきり京都駅近くのホテルに行くことになると思っていたのに、また新しいところ。新しいところは、新規申請書とかいう書類を持っていかなくてはならないのでたいへん。竹田にある伏見営業所に「朝7時に来てください」って無茶な・・・。
うちの前を通っている京都バスは、始発が6時半。それでは竹田駅から徒歩10数分かかかる伏見営業所に行くのは無理。地下鉄・国際会館駅まで自転車で行くしかない。
今日は真樹の電動アシスト自転車ではなく、寮を出て行ったY君からもらった5段変速自転車。軽くていい感じ。
しかし、朝起きたときは愕然。
暗いはずなのになぜか明るい。いやな予感がして窓をあけると、「雪、積もっとるがなー!」
自転車もダメかと思ったが、道には雪がなかった。家を6時に出発。
国際会館駅の自転車預かり所に初めて預けた。1日150円。
家から10分で行けたので、6時22分発の地下鉄に余裕で乗れた。
地下鉄・竹田駅まで320円。伏見営業所に着いたのは6時59分。そこで書類をもらい、今日の現場へ送ってもらった。
全然どこに行くかを言ってもらってなかったので不安だった。
到着したところは「山陰街道川島」。分かりやすく言えば、桂高校の西。阪急電車の高架化工事の現場だった。
まあここの寒かったこと寒かったこと。西風ビュンビュン。
「これは、愛宕おろしかー。」
長袖Tシャツ2枚重ねはよかったのだが、イヤーウォーマーを忘れてきた。耳がちみとうてちみとうて・・・。
お昼は阪急・桂駅前へ。
コンクリミキサー車が連続で入ってきて、お昼ごはんを食べに行けたのは12時半過ぎ。現場の都合でこうなることもままある。
「大阪王将」で「鶏とキャベツのスタミナ丼とミニラーメン」のランチ(700円)。
これでももの足らんかったので、コンビニで肉まんとコーヒー(265円)。
今日はT隊長さんと二人だけ。
朝私が行ったとき、「入ってまだ1ヵ月半か・・・」と明らかにがっくりされていた。ところが、休けい時間にはご自分からいろいろなことを話された。
「九州福岡の出身で、49歳まで関東の自動車メーカーに勤めていた。しかしリストラにあい、ガードマンになった。アルバイトは気楽だが、正社員はかなり無茶な勤務を強いられている。それでもあと2ヶ月で65歳の定年なので、あとは楽に暮らせるように考えている。」
「うちの会社って、九州の方が多いですよね。」
「九州の人間が多いのではなくて、みんなすぐやめてしまって九州出身者だけが残ってるだけですよ。」
「なーるほど。」
本当は5時までなのだが、「4時半で上がってください。」
ええ隊長さんじゃー。
そのおかげで早く家に帰ることができた。ただし、帰りの阪急190円+地下鉄290円は痛かったけど・・・。
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2015年03月24日(火)
ペットとともに [わんこ・にゃんこ]
◎朝日新聞3月24日朝刊・ペットとともに
「引き取り屋」という闇
「殺さずに、死ぬまで飼う。ペット店には必要な商売でしょ」
昨年、栃木、佐賀などで犬の死体が大量に見つかる事件が相次いだ。宇都宮市の河川敷などには約80匹が捨てられており、ペットショップ関係者が逮捕された。彼らが営んでいたのは「犬の引き取り屋」という聞き慣れない商売。各地の事件の背景を探ると、犬が大量に生産され、消費されるという日本のペット産業のひずみが見えてくる。
栃木県中部、最寄りのインターチェンジから数分も走ると、コンテナやプレハブが雑然と並んだ一角が現れる。車の音を聞き、初老の男性が姿を見せた。
「ペットショップや繁殖業者の依頼を受けて犬を引き取っている。お金をもらって」
男性はそう話し、自分が「犬の引き取り屋」をやっていることを明かした。建物からはひっきりなしに犬の鳴き声が聞こえていた。
宇都宮市で事件を起こした男は愛知県内の繁殖・販売業者から100万円を受け取って犬80匹を引き取り、その多くを死なせた。一方で冒頭の男性は栃木、群馬、茨城、千葉などのペットショップ、繁殖業者から依頼の電話を受けて出向き、犬を引き取っている。埼玉県内のペットオークション(犬猫の競り市)会場に行き、「欠点」があって売れ残った犬を引き取ることもあるという。
■常時150匹以上世話
「週に1、2回は必ず電話がある。1度に5〜10頭、多いときは30頭くらいを引き取る。昨日は繁殖業者から7頭引き取った。生後何カ月にもなって売れなくなったんだって」
こうして敷地内に、常に150匹以上の犬を抱えていると説明する。男性も含めて3人で犬の面倒を見ており、「毎日、掃除して、すべての犬を運動させる。売れそうな犬は、繁殖業者や一般の人に5千〜2万円ぐらいで販売する。無料であげるのもいる。死ぬ犬は年間30〜40頭ほど。みんな寿命」という。
栃木県動物愛護指導センターにも同様の報告をしているといい、同センターは男性のビジネスを特に問題視していない。
■換気窓なく脚に糞
だが動物愛護団体の依頼で現地を確認した獣医師は、「適正に飼われているとはとてもいえない状況だった」と指摘する。
「換気できる窓が見あたらず、全体に薄暗くて採光が十分に確保されていない。脚に糞(ふん)が付いている犬も多くいた。皮膚炎や眼病などの可能性がある犬もいたが、適切なケアが行われている様子はなかった」
それでも男性の手元には小型犬で1万円、中型犬で2万円、大型犬で3万円が引き取り料として入ってくる。男性はいう。
「殺さないで、死ぬまで飼う。僕みたいな商売、ペットショップや繁殖業者にとって必要でしょう」
■犬の大量生産、「出口」求めて 動物愛護法の改正きっかけ
改正動物愛護法が2013年9月に施行され、地方自治体がペットショップや繁殖業者からの犬の引き取りを拒否できるようになった。業者に対して、売れ残るなどしても、一度飼ったら一生面倒をみるよう徹底し、犬を安易に自治体に持ち込むことを防いで殺処分数を減らす狙いがあった。
だがこれでは、犬の大量生産、大量消費という構造は変わらぬまま、業者が不要犬の「出口」を一つ失う形となっただけ。温存されたビジネスモデルは、「犬の引き取り屋」という業態を新たに活発化させてしまった。3度の改正を経たこの法律だが、業者による不適切な犬の扱いについて、大きな課題を残したままなのだ。
埼玉県内でも13年10月以降、チワワなどが大量に遺棄される事件が相次いだ。県生活衛生課主幹の橋谷田元さんはいう。
「宇都宮の事件で初めて『犬の引き取り屋』という業態を知った。法改正で業者は犬の引き取り先を探すのに苦労しており、闇でこんな商売が出てきているのだろう」
「闇」となってしまうのには理由がある。冒頭の男性のように引き取った犬を一部でも販売していれば動物取扱業の登録が必要だが、宇都宮市で事件を起こした男のように引き取るだけなら登録は不要。行政の監視、指導の手が届きにくいのだ。
法改正にあたり環境省の諮問機関で部会長を務めた、林良博・東京大名誉教授(動物資源科学)がいう。
「業者のモラルに大きな問題があることは間違いない。環境省など施策を進める側は、長期的な視点に立って、商売のあり方や一般的な犬の飼い方などを全体として見直していかなければいけない」
(太田匡彦)
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今日は、宿直明けから夜の11時まで寮の管理代行。寮生がいなくなったのでヒマかと思ったら、リフォーム業者、修理業者、清掃業者などが頻繁に来て、その対応にいそがしかった。退寮した寮生の親や、入寮予定の寮生の親からも何本も電話があった。ああ、たいへん。
夕方になりひと段落。いつもの「朝日新聞すーみー時間」がやっととれた(「すーみー」とは、沖縄で「ちらっと見る」という意味だそうです)。
朝日新聞には、「ペットとともに」というコーナーがあるんですね。
「引き取り屋」という悲しくて厳しい現実。ここのところはしっかり読んでもらいたい。「犬をお金で買う」という発想がなくならない限り、「引き取り屋」も「殺処分」もなくならないでしょう。これを地方自治体などが放置している現状では、動物愛護団体や個人が動くしかないんでしょうか。
例えばこの私に何ができるかと考えても、何も思いつくことがない。
「上等な犬より、雑種の方がずっとずっとかわいいですよ」と言っている程度では、お金持ちの耳には何も届かないんでしょうね。
ブランド品を持ち歩きたい人は、飽きたらしまい。またちがう新しいのを欲しくなる。犬はブランド品といっしょにしてほしくないのにね。
「飾りじゃないのよ、ワンちゃんは!」
このコーナーには、別に2本の記事があった。
その一つは、「診察室から」。「狂犬病、世界で発生 注射は必要」
「国内で登録されている犬は6割程度で、そのうち狂犬病予防接種を受けている犬が7割程度」
なーにー!
単純計算したら、わずか42パーセント。半分以下かいな。
狂犬病清浄国は、全世界で日本を含めた7か国のみ。常に侵入の脅威にさらされていると思った方がいいらしい。知らんかったなあ。
もう一つは、「おしえて」。「近所の野良猫に餌やりをしています。なにか問題はあるでしょうか?」
「野良猫に餌をやることを自体を禁止する法律はありません。むしろ猫は、所有者の有無にかかわらず動物愛護法上、虐待や遺棄から守られるべき存在です。猫を大切に思う気持ちからの餌やりは、法律の趣旨に合致する行為と言えます。」
その後、いろいろな観点からくわしく解説されていた。
「無責任な餌やり」と非難する人に問いたい。目の前でボロボロにやせ細った猫が助けを求めて来た時、あなたは見て見ぬふりをするんですかと。私は、一時の気休めとわかっていても何かしてしまう。
「猫が増えないように」と簡単に言い切ってしまう人は、「どうぞ餓死してください」と言っているように聞こえてしまう。
非難されるのは、思わず餌をやってしまう人ではなく、その猫をゴミのように捨ててしまった人でしょうに。その辺が、どう考えてもおかしいと思う。
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【今日のきく】
真樹が沖縄から帰って来た。
そのとき私はバイト先にいたので様子は分からなかったのだが、きくは大喜びだったらしい。でもそれは暗闇でのできごとで、明るくなったら「あなたはだれ?」状態になったらしい。
でも、もうだいじょうぶ。
もう仲良くしています。
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