2014年12月07日(日)
第81回京都学生駅伝 [陸上競技]
第6区の7kmすぎ、北稜高校前。
大阪教育大、京都府立大、京都工芸繊維大の順。第5中継所で繰り上げスタートとなった3チームは、この順でゴール。しかし京都府立大は繰り上げの幅が大きく、大差の最下位という結果に終わった模様。
朝6時10分、まだ真っ暗な中、廉を京都府立大学に送る。
ミーティングのあと、京産大グランドへ。第3区と第6区の走者はここが待機場所になる。中継までまだだいぶ時間があったので、いったん家に帰り、8時前に出直し。
そしたら、中継所の近くにかわいいワンちゃん発見。
これは、さわらしてもらわな。
だいぶお年寄りに見えたけど、おとなしくてかわいいワンちゃんだった。
ここから京産大グランドへ。待機場所としてはちょっと遠い。
坂を上って京産大グランド。
京都府立大第3区の雑賀選手がウォーミングアップ中。
京産大はいいね、こんないいグランドで練習ができて。
そろそろ2区の選手が来る時刻になったので、コースのほうへ。
第2区の1.7km地点あたり。
「きたー! 上門選手。」
すごく調子がよさそうな軽快な走り。
京都府立大の今井田選手。
残念ながら16チーム中の最下位。
しかしまだそんなに差は開いていないので、第2中継所5分の繰上げスタートは免れるかも・・・。
中継所に戻ると、もうトップの京産大・上門選手が。
たすき渡しのシーンは、駅伝の花。
京都府立大にもできるだけ味わわせてやりたい。
しかし、無念にもたすきはつながらず。
第2中継所では唯一つながらないチームとなり、3区の雑賀選手は一人でスタート。
そこから20数秒後、2区の今井田選手が飛び込んできた。
「残念!」
これは京産大2区の上門選手が飛ばしすぎて、繰上げのレベルが上がりすぎたせいかもしれない。
このあと、また坂を上がり京産大グランドへ。
歩いていると、「こんにちは」と話しかけてくる選手が。京都工繊大の森健太選手(通称・モリケン)。
「惜しかったですね。」
「ほんまにね。もうちょいやったのにね。」
「府立は40年ぶりとか聞きましたけど・・・。」
「そう、42年ぶりらしい。」
「1年生主体なんでたいへんですね。」
「たすき、つないでほしかったんやけどね。まあ、6区は初めから無理と思ってたけど・・・。」
「僕も6区なんで、廉先輩に負けないようにがんばります。」
京都工繊大と京都府立大の陸上部は、合同練習・合同合宿をする仲。そんなこともあり、ちがう大学になのに「廉先輩」と立ててくれている。3年連続6区を走る森選手は、この駅伝に関しては「先輩」である。いつもいっしょに練習している仲間をライバルとして走れるところも駅伝のいいところ。そんな話をしていて、森選手はほんとうに好青年だと思った。
グランドに上がると、廉がアップをしていた。
やがて第1コール。
京都工繊大の森選手は、ナンバーカード「9」。
廉は「10」だったが、代理の子にしてもらっていてた。
そしてまた坂を下り、5区の応援へ。
1位京産大から遅れること10分以上。
やっと京都府立大の細江選手の姿が見えた。
「細江君、しっかり!」
細江選手は、思わぬところで応援の声があって驚いていた。
そして、最終第6区へ。
繰上げスタートにかかりそうなのは5チーム。その中から佛教大がギリギリでつながり、京都教育大、大阪教育大、京都工繊大、京都府立大の4チームが繰り上げ。
いきなりつまずく選手も。
廉は落ち着いたいいスタートが切れた。
4名同時スタートになったので、一人ポツンと走るよりずっといい。こんな場で競って走れるのはありがたい。
廉を見送り、急いで次の応援ポイントへ。
地下鉄北山駅の北側、4km手前。
まっすぐな通りなので、かなり向こうでも判別できた。
大阪教育大の選手にピッタリと付いて走っている。
少し離れて、京都工繊大の森選手。
「モリケーン! しっかり! 前を追って!」
森選手はにっこり。
交差点の横には、義兄の恵藤さん。
ちゃんと応援に出てきてくださった。ありがとうございました。あとで廉にきくと、「応援してもらってるのが分かった」とのこと。
ここから、また次の応援ポイントへ。
ゴールまであと1.5kmくらいの地点。
大阪教育大の選手には少し離されてしまった。
「廉、しっかり! あと1.5km!」
廉のどアップ。
このあたりで27分くらい。私が想定していた通りのタイム。最近の調子から言えば、これで上出来。
廉を追う森選手。
この差のままでゴールかと思いきや、ゴール前はかなり詰め、あわや逆転というところだったらしい。
ゴール手前の「京都キャロット」では、ヨメさんが恒例のおしるこのふるまい。
「うちの息子が通るんで、応援お願いします」と言いまくっていたらしい。そのおかげで、どこかの大学の女子部員が大勢応援してくれたとか。そんな応援風景も駅伝のいいところです。
廉は33分08秒で区間9位。森選手にはギリギリ2秒差で逃げ切ったとのこと。チームは9位と6分38秒差の最下位。
「来年も出るんやろ」とヨメさん。
「来年はちょっと・・・」と言葉をにごす廉。
親としては、もう一度廉が駅伝を走っているところ見てみたいが・・・。また考えてみてくれへんかなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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