2013年03月12日(火)
きくの里帰り [わんこ・にゃんこ]
うちのきくは、京都市北区雲ヶ畑中津川町の高山牧場生まれ。2005年3月25日ごろ、牛のえさになるわらの上に生まれてきた。
その前の年の7月、うちで長らく飼っていたエリちゃんが16歳で死んでしまった。真樹は犬が大好きで、また犬が飼いたいと思い続けていた。そのとき思い出したのが、私が小学校教師時代にお世話になった高山牧場さんだ。(高山牧場は、私の最後の教え子の一人・高山康司君のお父さんと叔父さんが経営しておられる。)
「あそこ、いっつもワンちゃんいっぱいいたよなあ・・・。真樹、ひょっとしたらワンちゃんもらえるかもしれんし、行くだけ行ってみよう。」
3月30日、連絡もせずいきなり高山牧場へ。そしたらなんと、生まれたてのワンコが・・・。それも、犬にしてはめずらしくたった1ひきだけで生まれてきていた。
その日はいただく予約だけして帰ってきた。そして5月4日、そのワンちゃんはついに我が家へ。名前の候補はいくつかあったのだが、私が提案した「きく」という名前(きくの実家の高山菊司さんから一字もらった)が満場一致で採用された。
そしてその日から、きくは一度も実家に帰っていない。真樹の沖縄行きも決まったことだし、きくをつれてお礼のごあいさつに行っておこうということになった。
昨日のお昼過ぎ、雲ヶ畑へ。
「春うらら」というようなお天気。
橋を渡ると高山牧場。
きくにとっては7年10ヶ月ぶりの実家。
何かなつかしいにおいでもするのだろうか、あちこちにおぎながら歩いていた。
「すいませーん」と声をかけると、牛小屋から菊司さんの奥さんが出てこられた。
「藤井です。うちの子が沖縄の大学に行くことになりまして、こちらにも来にくくなるので、きくをつれてごあいさつに来させてもらいました。」
「あらー、そうなんですか。おとうさん、藤井さんが来てくれはったよ。」
お二人に近づいていくきく。なななんと、しっぽをふっているじゃーありませんか。
「ふつうここ、ガガガとかむとこなやけどなあ。」
「一回菊司さんにしばいてもらわんなんなあ」って、いっつもゆうてたしかなあ。きく、えらいかしこいがな。
このすぐ横の牛小屋からは、「モー、モー」。
「きく、モーモーさん見してもらおか。なつかしいやろ。」
「おばさん、やめてやめて。」
どうもきくは、「モー、モー」がこわいようだ。
きくが生まれてもう8年近くたつので、お母さんはもういないかもしれないなあと覚悟してきた。よく聞いてみると、きくのおかあさん、おばあさん、おねえちゃんの3びきとも、去年の夏から秋にかけて死んでしまったそうだ。
もうちょい早く来といたらよかったなあ。
「おかあさんのクマより、おばあさんのサクラによう似とるなあ。」
おかあさんは穏やかだったが、おばあさんは激しい性格のワンちゃんだったようだ。
せっかく来たので、実家を散策。
きくはいつになく聞き分けがいい。
静岡のおみやげのお茶などをお渡しすると、「なにもしてないのに・・・」と恐縮しておられた。そんなことないですよ。きくのおかげで、お金では買えないいっぱいいっぱいの幸せをもらってますから。
牛さんたちにごあいさつし、これでお別れ。
きく的は、「里帰り」はどうやったんやろう。
私は、ちょっだけうれしそうにも見えたけど。
でも、帰りの車ではちょっとお疲れの表情。
途中の水飲み場で、ちょっと休けい。
きくは水を飲むどころではなかったみたい。
「里帰り」は意外と疲れるのかな。
でも、生まれて40日間ほどお世話なった実家だもの。また、顔を見てもらいに来ような。
家に帰れば、また「30mダッシュ」と「持って来い」の特訓。
きくはきくなりにたいへんですばい!
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【RUN】
今日は、1.3+6+1。
6kmは、33分04秒。
ゆっくり走ったつもりだが、そこそこ速かった。
体感スピードが実際より遅く感じるというのはいいことなんでしょうね。
今日も「持って来い」の特訓。
おばさんがくわえて持ってきてもしゃーないような気がするんですけど・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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