パオパオだより

2013年03月11日(月)

京都マラソン2013 [マラソン評論]

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桂川沿いのコースを埋め尽くして走る参加者ら(10日午前9時、京都市右京区・桂川沿いの罧原堤)

◎京都新聞3月11日朝刊

   祈り胸に京駆ける 京都マラソン

 春の都大路を駆け抜ける、京都マラソン2013(京都市、京都陸協主催、京都市体育振興会連合会、京都新聞社など共催)が10日、京都市内で開かれ、1万4860人が42・195キロに挑んだ。

 スタートの午前8時半の気温は14・5度と暖かかったが、小雨が降り始めると急激に冷え込み、風が強まった。厳しいコンディションとなったが、完走率は前回とほぼ同じ95・0%で、1万4111人が完走した。

 西京極陸上競技場(右京区)では出発前、11日で発生から2年を迎える東日本大震災の犠牲者を悼み、黙とうをささげた。沿道には市民ら約43万8千人(主催者発表)が詰めかけ、ランナーに声援を送った。
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   終盤失速、藤井3位

 初マラソンを終えた男子3位の藤井は、大きく息をついた。「地元で絶対優勝したかった。悔しい」。上々の結果にも、京都勢のプライドをにじませた。
 序盤は5キロ17分と「抑え気味のペース」ですべり出し、25キロ過ぎで1位との距離を詰めようとスピードを上げた。だが、「向かい風がきつく、後半は脚が止まってしまった」。終盤にかけてペースが落ち、3位でフィニッシュした。
 京都市北区出身。京都外大西高から東海大に進み、4年の箱根駅伝で10区区間4位と好走した。2011年4月から、同校の女子陸上部を率いる。この日は、生徒や同僚たちの声援を学校や平安神宮の近くで受けた。「応援の声がわーっと上がるのが聞こえ、頑張ろうと思った」と力に変えて完走した。
 優勝できなかった悔しさは募る。だが、来年も挑戦するかと問われると、「出しゃばっちゃったんで、指導の方に専念しないと・・・」と頭をかいた。
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 ずっと応援してきた藤井勘太選手。今は高校陸上部の指導者なので、自分の練習時間は十分には取れなかっただろうに。去年の優勝記録、2時間26分19秒を上回ってのゴールは立派です。それより速い人が2人もいたのが残念ですが・・・。

 京都新聞によると、1位の五十嵐選手(2時間20分30秒)は実業団・SUBARUの元選手で現在マネージャー。2位の依田選手(2時間23分25秒)は山梨学院大付高で理科の教員をしながら陸上部のコーチ。3位の藤井勘太選手(2時間25分41秒)は京都外大西高で女子陸上部監督。4位の村田選手は桂高の講師。5位の藤井延幸選手は立命館大女子陸上部コーチ。上位入賞者はなかなかおもしろいメンバーがそろっている。

 藤井勘太選手には、ぜひ次回も優勝狙いで出場してもらいたい。うちの藤井廉にも出てもらい、上位に「藤井」がたくさん名を連ねるということが実現するといいんですけど・・・。(うちの息子も、新聞に掲載される100位以内にはなんとか入れそう。でも藤井勘太選手のような入賞者は、翌年の参加抽選除外などの特典はあるのかなあ。)

※ いままで「パオパオだより」を読んでおられない方への説明。
 藤井勘太さんは、私の4歳上の姉・多鶴子の小中学生時代の同級生の息子さんです。そのお父さんの実家は、花背別所町の私の家のお隣。おじいさんおばあさんは、今もそこに住んでおられます。
 そんな関係で、勘太さんが中学生(西賀茂中)のときから応援させてもらっています。
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藤井勘太選手(箱根駅伝10区、2011/1/3)

 私が連載させていただいている「ねっとわーく京都」の2011年3月号に、藤井勘太選手のことを書かせてもらいました。ちょうど2年前のことです。こちらもぜひご覧ください。
     ◇     ◇     ◇
 「ちょっと箱根駅伝の応援に行って来るわ」と言って左京区の家を出たのが1月3日朝8時前。「近所のコンビニ行くみたいに出て行ったー」と息子はあきれていました。ほとんど何の下調べもせず家を飛び出したのですが、藤井勘太選手が待つ第9中継所(横浜市鶴見)には余裕で間に合いました。そして、目の前を力走する藤井勘太選手へ大声で応援。いい経験をさせてもらいました。
 1月14日、少し話をさせてもらう機会がありました。メディアは話題性のある目立つ選手ばかり追う傾向がありますが、コツコツ努力型の選手にも目を向けてほしいと思います。。

 〜箱根駅伝10区・藤井勘太選手(東海大4年)にインタビュー〜

・箱根駅伝、最後の最後に走れてよかったね。それも、区間4位の成績は立派。
ーはい、わざわざ京都から応援に来てくださってありがとうございます。
・いやいやこっちこそ。本当に心から応援できる機会を作ってくれてありがとう。箱根駅伝の選手を身内みたいに応援できるなんて、夢みたいやわ。
 勘太君のことはずっと気にはしてたんやけど・・・。中学駅伝の全国大会はテレビで見せてもらったし、高校のときの大阪インターハイは長居まで応援に行かせてもらったし・・・。大学入ってからもずっと雑誌の記録室のコーナーは見てたんやで。でも勘太君の記録はないし・・・。
ーはい、ほとんど記録会などにも出てないです。
・10月の箱根の予選会にも出てへんかったでしょう。うちのいなかで勘太君のおばあちゃんとようしゃべるんやけど、おばあちゃんも「勘太は箱根には出られへんやろう」とか言わはるし・・・。正直に言って、私らも「勘太君は無理かもしれんなあ。でも、あんなにマジメに取り組んでるのになあ」って言ってたんやわ。そこから16人の登録メンバーに選ばれ、本番も走れるようにまでなったのが不思議で・・・。今回の勘太君の活躍は、マジメにコツコツ努力している子に希望を与えてくれたと思うんや。そのへん、どんなことがあったんか教えてほしいんやけど・・・。
ー実は、去年箱根に出られなくて、そのあと全く走る気がなくなってしまって、本当にもうやめようと思ってたんです。だから、それから半年近くは練習らしい練習はしてないんです。
 でも、6月に母校の高校の教育実習に行って変りました。生徒たちやお世話になった先生方が心から応援してくださったんです。そのとき、自分は何のために大学に入ったのかということをもう一度考え直しました。このままでは後悔が残るだけ。もう残りは少ないけどやれる限りのことはやってみて、それでダメでも力を尽くしたなら悔いは残らないと思えるようになりました。走っているときは一人でも、本当に多くの人が背中を押してくれているということをあらためて実感しました。
 その時点では体重も増えていて、とてもまともに走れるような状態ではなかったです。でも、練習グループの一番下の部からスタートして、7、8、9月の3ヶ月間死にものぐるいで練習をしました。10月の箱根予選会には間に合わなかったんですが、11月の「上尾ハーフ」で1時間4分台の好タイムが出たんです。それがチーム内の最終選考的なレースだったので、その結果箱根も走ることができるようになりました。
・それはすごいなあ。そこまでできた一番の理由は?
ーやっぱり、応援してくださるみなさんへの感謝の気持ちだと思います。そう思い続けたからがんばれたんだと思います。

・聞いてるとは思うけど、勘太君のお父さんと私の姉がいなか(花背)の小中の同級生なんやわ。その姉がゆってたんやけど、お父さんて特別足が速かったという記憶はないって。そやし、お母さんがよっぽど足が速かったんかな。
ーいえいえ、それよく言われるんですけど母も全然です。家族の中でスポーツが得意なのは僕だけなんです。
・へー、そうなん。箱根駅伝の選手の家族がスポーツ苦手って考えにくいなあ。でも、もしそれが本当やったらまた別の意味で希望が持てるね。うちの子もね、大学入ってから陸上部に入ったんや。勘太君とは全然レベルがちがうんやけど、これから陸上競技を続けていく上で何かアドバイスしてもらえることあるかな。
ー陸上競技は自分一人の世界のように思われがちですけど、競技を続けていく上でいつも背中を押してくれる存在がある。そういった人たちへの感謝の気持ちを常に忘れないでほしいです。
・ありがとう。そう息子にゆっとくわ。
 勘太君、大学卒業後は高校の体育の先生に内定してるんでしょう。陸上競技部の指導もするんですよね。勘太君の花が開くのにちょっと時間がかかったのと同じように、目立たないところでコツコツがんばっている子もたくさんいると思うんやわ。そんな子にもしっかりと目を配る指導者になってね。
ーもちろん、それは忘れないようにします。

・最後に。雑誌の箱根駅伝特集号のプロフィール欄に、「好きなタレント→K・Aアナ(フジテレビ)」って書いてあったけど、今も?
ーはい(笑)。
・どういうとこが?
ーかわいいところが・・・。毎朝、出てくるのを楽しみに見ています(笑)。
・ごめんね。インタビューは、ちょっとやわらかい内容も入れとかんとね。堅すぎるのはあかんから・・・。
 いろいろとありがとうね。いい指導者になってね。
ーはい、がんばります。こちらこそ、いろいろとありがとうございました。

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【RUN】

 今日は朝から、上堀川の「トヨタカローラ京都」に車を預けてきた。飛び石でフロントガラスに小さなひびが入ったのだが、これは修理が義務付けられているらしい。
 その帰りはランで。4.2km、23分49秒。
 天気はよかったのだが意外と寒く、またウインドブレーカーに逆戻り。

 夕方店往復1.3kmをプラスして、今日は5.5km。

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コメント

うっかり名前忘れました。。。

ちい 2013年03月12日 18時47分 [削除]

 要員出勤さん、コメントありがとうございます。
 お名前がなかったのですが、コメント常連さんの中のどなたかでしょうね。でも、「京都人は・・・」と書いておられるところを見ると京都の人でもなさそうだし・・・。

 今日、京都マラソンの「島方式」通行のボランティアをされた方とお話しました。「1年目は余裕がなくランナーを見るヒマもなかったけれど、今年は知り合いのランナーも探せてよかった」とおっしゃっていました。ただ、途中降った雨で体が冷えて大変だったともおっしゃっていました。私は日曜はポカポカの静岡いたので、そんなこと想像もつきませんでした。
 ボランティアを何回かすれば、優先出場の権利をもらえるとかにしたらいいのにね。そしたら、もっと楽しい大会になるような気がします。

パオパオ 2013年03月12日 18時00分 [削除]

京都マラソン!要員出勤でした。
西京極担当だったので、乗った阪急がすでにランナーばかり!スタートに時間がかかるとは聞いてたけど、あんなかかるとはとびっくり!

解散後、北山とフィニッシュの平安神宮へ行き、応援してきました。京都人は駅伝慣れしてるから応援も慣れてるのかな。休みの日にかり出されて、チクショウと思ってたけど、応援するうちにテンション上がって楽しくなって来ました。

走るってほんまに身体ひとつで勝負やし、潔くてかっこいいんだなあと思い、帰って夜にふらふら1時間ほど走って来ました。ゆっくりラン、春はハーフを目指したいです。

2013年03月11日 22時02分 [削除]

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