2012年11月22日(木)
真樹の受験(小論文)、私は名護ラン [家族]
「受験票、確認しましょうねー。」
「はい。」
この「しましょうねー」を聞くと、沖縄にいるのが実感できる。
「しましょうねー」には、「いっしょにしましょうねー」というニュアンスも含まれているようで、聞いていて心地よい。
「勉強しなさい」→「勉強しましょうねー」→(いっしょに勉強しましょう)
「嫌いなものも食べなさい」→「嫌いなものも食べましょうねー」→(いっしょに食べましょう)
「ケンカやめなさい」→「ケンカやめましょうねー」→(みんな仲良くしよう)
「確認しましょうねー」というやさしいひと言で、うちの娘を応援してくださっているような気持ちになる。
私も京都で使おうか知らん。
「○○しましょうねー。」
午前中は小論文。
控え室から試験会場に向かう真樹を見送る。
この大学から名護湾が見える。
谷山浩子の「風を追いかけて」を思い出す。
やさしい人の 面影を
忘れられない その時は
ひとりで丘に のぼりなさい
風に心を あずけなさい
ああ 誰もわからない 誰もわからない
夢が砕けた 悲しみは
ああ 風が唄うだけ 風が唄うだけ
立ちつくす 私のそばで ライラ......
丘の上から 見る町は
私のことなど 知らぬ気に
吐き出す幸せ 不幸せ
つくり笑顔で 流して行く
ああ 私一人だけ 私一人だけ
遠くはなれて 丘の上
ああ 風を追いかけて 風を追いかけて
翼のない 鳥のように ライラ......
きょうもあしたも あさっても
針の止まった 風時計
二度と帰らぬ 思い出が
帰るその日を 待ちつづけて
ああ 私一人だけ 私一人だけ
遠くはなれて 丘の上
ああ 風を追いかけて 風を追いかけて
翼のない 鳥のように ライラ......
真樹がここで暮らすようになれば、この地で「私一人だけ」という気持ちにならないように励ましてやらなくては。
-------------------------------------------------------------------------------
小論文の試験が始まる時間になったので、私はラン。
大学からスタートは気が引けたので、近くのローソンの駐車場に車を置かせてもらった。そこで着替えてスタート。
大学は高台にあり、南に下っていくと名護湾に出られる。
こんなかわいい幼稚園バスが。
土曜日なので、たくさんの観光客が訪れていた。
まもなく国道58号線。
交差点の角にいつもお世話になっている「沖縄ツーリスト」さん。(真樹がここに就職してくれたらうれしいんですが・・・。)
そのちょっと東には「名護自動車教習所」。真樹は、ここで運転免許を取りましょうかねー。
気になっていたスーパー(食料品店)は見つけられなかった。その代わり、病院がいくつも目に付いた。しっかりごはんを食べ、調子が悪くなったら病院へ。スーパーと病院が近くにないと困ります。
まもなく、海岸沿いの「21世紀の森」へ。
野球場や大きな芝生のグランドがあり、ランニングの練習場所には最適。
野球大会が催されているようで、芝生でお弁当を食べておられるご家族がたくさんおられた。
浜辺に出て自分撮り。
ここまで約30分。4kmちょっとですかね。
最初から1時間ほど走ろうと思っていたので、ここで引返すことにした。
ところが突然の大雨。
建物の前に一時避難すると、そこにいたおじさんが「この雨はやまんよ」。ということは、ずぶぬれになっても帰るしかないということ。
途中おいしそうな沖縄そば屋さん。
しかし、ここらが一番風が強く、街路樹の枝が折れて飛んできたりした。
単純なコースだったのに、気がついたら来た道とちがう。いったん避難したコンビニで、客としてこられた大学生風のお兄さんに道をたずねた。これで、大きな迷走にならずにすんだ。
しかし、帰り道は民家がなし。
雨でビチャビチャになりながら、坂を駆け上がっていった。
こんなジャングルみたいな森の横を走った。
大学前の交差点が見えてきて、「ホッ!」
きっちり1時間、距離は9kmくらいだろうか。
明日がレースなので、悪コンディションの中でも走れてよかった。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=1884