パオパオだより

2012年11月15日(木)

カープ・栗原選手の思い [平和]

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◎毎日新聞11月14日夕刊

   ヒロシマと生きる 「被爆者 プレーで元気付けたい」
                  カープ・栗原選手 FA行使せず残留

 プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期間が13日終わり、広島の栗原健太(30)の残留が確定した。公式ブログで被爆地への思いを発信する栗原だが、今季は5月に右肘を手術、原爆の日前夜に開かれたピースナイターも自宅観戦するしかなかった。「来季こそは全力プレーで、被爆された方々を元気づけたい」と話している。

 右肘手術の影響で今季は21試合出場にとどまり、0本塁打、5打点、打率2割1分1厘。主力になって最低の数字に終わった。

 山形県生まれ。日大山形2年の98年夏、甲子園の土を踏んだが、広島は遠かった。原爆のことは教科書でしか知らず、初めて訪れたのは17歳、入団発表の日だ。原爆資料館の前で記念撮影したものの入館しなかった。

 転機は04年の結婚だった。妻(27)が被爆3世で、8月が近づくたび原爆のことを口にした。被爆体験を語らぬ親戚がいること。被爆者が減り、広島でさえ原爆への関心が薄れていること。資料館も一緒に見学した。黒く変色した弁当箱の白飯に、言葉を失った。「一発の爆弾が日常を奪ったのか」

 焦土の広島に球団が生まれた意義も考えた。被爆者を含む市民は、創設時から募金で球団を支えた。その思いに応えられないか。08年まで本拠地だった旧広島市民球場では、原爆の日に試合がなかった。疑問に思い、その年8月6日、ブログで書いた。「とても大事な日ですが、僕たちは毎年遠征で広島にいません。理由はあるのでしょうか?」

 静かに過ごしたい被爆者に配慮し、市条例の施行規則で市民球場が休場と知って反省したが、のちに規則は改正される。11年8月6日、マツダスタジアムでピースナイターは開かれた。今年は日程の都合で前夜に開催された。しかし、立つべき打席に自分がいない。歯がゆかった。

 「ピースナイターを楽しみにしてくれる被爆者の方もいる。全力で打ち、走り、元気を送る。それが広島で野球を続ける意義」。来季の活躍を誓って振り抜いたバットが、広島の室内練習場に快音を残した。【平川哲也】
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  <橋下・大阪市長>「核廃絶無理」発言 広島市長が苦言

 遊説先の広島市で10日、核兵器の廃絶を「現実には無理」などと発言した日本維新の会代表の橋下徹大阪市長に対し、広島市の松井一実市長は14日の定例記者会見で、「被爆の実相を十分理解していない人の発言」と苦言を呈した。広島を訪れて実相を理解してもらうよう橋下氏に求めるという。

 松井市長は発言を「いろいろな考え方の一つ」としながらも、「被爆者の話を聞いていただければ、おのずと分かるのでは」と述べた。政令指定都市の市長が集まる会合などで、橋下氏と面会した際に広島訪問を求める意向だ。大阪市は、核兵器廃絶を求める国際NGO「平和市長会議」(会長、松井市長)に加盟している。

 一方、橋下氏は14日、「核廃絶を訴えても世界には響かない」と改めて持論を展開した。市役所で記者団に「核廃絶は理想だが、政治は現実に即して戦略を考えないといけない」と主張。日本が国連安全保障理事会の常任理事国ではない現状を指摘し、「一地域でペーパーをまとめるだけでは世界は動かない」と、湯崎英彦広島県知事らに反論した。【中里顕】
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 プロ野球でお金をたくさん持っているチームは、自力で選手を育てようという気がないように見える。。他チームの主力選手を引き抜き、他チームを弱体化させるのがチームの方針なのだろうか。
 わがヤクルトスワローズからは、ハウエル、ペタジー二、ラミレス、グライシンガー、ゴンザレス・・・。苦労して探してきた主力外国人選手を札束で・・・。
 広島東洋カープも、江藤、金本、新井と次々と4番バッターを取られてしまった。次に狙われるのはヤクルトなら林 昌勇(イム・チャンヨン)、広島なら栗原かなあと思っていた。
 しかし、栗原はちがった。今年は故障で出番が少なかったが、本調子なら広島の4番を打つバッターである。広島の安月給に対抗して、厚い札束を出してくる球団があれば心も揺れるものだ。
 これを押しとどめたのは、被爆3世の奥様の力が大きいだろう。実際に被爆した者の恐怖、痛み、苦しみ、悲しみを祖父母から直接聞いた奥様は、ご自身も体に異変があるのかもしれない。そういう話をしっかり受け止め、自分の生き方に反映させている栗原選手は立派だと思う。
 まるで他人事のようにしか発言できない大阪市長とはえらいちがい。まず、栗原選手ご夫婦と橋下大阪市長との対談でもしてもらったらどうでしょう。

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2012年11月14日(水)

北山高校を応援しよう ・続き [陸上競技]

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 「はい、ホクザン高等学校です。」
 「あっ、あのー・・・」

 朝、せっかく沖縄の北山高校に電話したのに初めの一歩でつまずいてしまった。電話をかけるまでずっと「キタヤマ高校」だと思い込んでいた。学校のホームページに、ちゃんと「HOKUZAN」と書いてあったのに・・・。
 気を取り直して話し始めた。

 「あのー、駅伝部のことでお聞きしたいことがありましてお電話させていただきました。」
 「はい、ありがとうございます。どのようなことでしょうか。」
 「えっと・・・、全国高校駅伝の出場おめでとうございます。」
 「ありがとうございます。」
 「私京都の者なんですが、あさってそちらの近くに行く用事がありまして、そのときに京都のお菓子でも持って駅伝部の激励に行きたいと思ってるんです。」
 「えー、わざわざ京都からですか。」
 「はい。うちの娘が高3で、沖縄の大学を受験するんです。宿泊が今帰仁のペルパライソなんで、すぐ近くなんで行きたいなあと思いまして・・・。」
 「そうなんですか。それはみんな喜びます。」
 「あさっての金曜日なんですけど、駅伝部のみなさんはおられますよね。」
 「しばらくお待ちください。・・・、すいません。18日が駅伝の九州大会で、あさってから出かけます。」
 「あらー、そうでしたか。それは残念。でもせっかく近くまで行くので学校には伺わせていただきます。おみやげ持って。」
 「申し訳ないです。」
 「駅伝部は男女合わせて何名ですか。」
 「はい、マネージャーも入れて全部で24名です。」
 「えー、そんなに少ないんですか。その人数で県大会優勝とはすごいですね。」
 「ありがとうございます。」
 「お会いできないのは残念ですけど、とにかく行かせていただきます。よろしくお願いします。」
 「分かりました。駅伝部にはそう伝えておきます。ほんとうにありがとうございます。」

 ということで、主なき北山高校駅伝部訪問が決定。やっぱり京都のおみやげと言えば「おたべ」かな。あと、せっかくなんでランニングソックスでも・・・。これはヨメさんに相談しなくては。
 夕方、不審者と思われていないか心配だったので手紙と名刺をFAXしておいた。

     ◇     ◇     ◇

   北山高等学校駅伝部様

 こんにちは。
 今朝お電話させていただいた京都の藤井と申します。

 全国高校駅伝大会ご出場、おめでとうございます。
 うちの家族はみんな沖縄ファンで、毎年高校駅伝でも沖縄代表を応援しています。

 私の娘の小学校時代、PTAのお母さんの中に今帰仁村出身の方がおられました。その関係で、沖縄に旅行に行くたびに今帰仁小学校の近く(謝名)のオバアのおうちに遊びに行かせてもらっています。そんななじみのある今帰仁の北山高校が、県代表を勝ち取られ京都に来られることを心からうれしく思っています。

 うちの高3の娘は、小6のときから何度も沖縄旅行をしたせいか、今沖縄の大学に進学を希望しています。11月17日(土)は、その入試日です。(北山高校からの受験生もいらっしゃるかもしれませんね。)
 駅伝部のみなさんは九州大会出場のためお留守とのことでしたが、16日(金)の夕方におみやげを持っておじゃまさせていただこうと思っています。今回は残念ですが、次に京都に来られるときにお会いできればいいですね。

 昨日は、私のブログ「パオパオだより」に「北山高校を応援しよう」という記事を書かせていただきました。駅伝は一人の力ではなく、多くの要素が重なり合って結果が生まれる競技です。12月23日当日に、今までの何倍もの力を発揮され、よい結果を出されることを期待しています。

 駅伝以外でも今後もし京都に来られる機会がありましたら、ぜひお声をかけてください。
 それでは失礼いたします。


   2012.11.14

                                         藤井 廣司

     ◇     ◇     ◇

 これで、不審者とは思われへんかな。
 北山高等学校駅伝部、九州大会もしっかり!
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【RUN】 

 今日はお昼前に練習。
 練習と言っても、いつもの5kmコース。
 行き12分ちょうど、帰り11分57秒で23分57秒。快調!

 やっぱり明るい昼間に走るほうがずっといい。短時間でさっと切り上げる練習をこれからも心がけよう。

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 1kmダウンジョグのとき、ご近所のおなじみネコちゃんに遭遇。このネコちゃんは、なんぼでもなぜさせてくれるよいネコちゃんです。

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 なかなかいい背中です。
 おっちゃんはしっかり走るでー。
 バイバーイ。

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2012年11月13日(火)

北山高校を応援しよう [陸上競技]

◎沖縄タイムス11月5日

   北山がアベック優勝 県高校駅伝

 陸上の男子第60回・女子第30回県高校駅伝大会は4日、宮古島市付帯マラソンコース(男子7区=42・195キロ、女子5区=21・0975キロ)で行われ、北山が、男子は2時間19分6秒、女子は1時間19分3秒で、アベック優勝を果たした。男子は6年ぶり9度目、女子は初の栄冠。

 男子は3区で一時、宮古がトップに立ったが、4区の島袋匠が首位を奪い返し、最終7区まで1位を維持。
女子は2位でたすきを受けた2区の仲井真エンドリアみどりがトップに順位を上げ、後続の3人も首位を守りきった。

 優勝した男女北山は、12月23日に京都府で行われる全国大会、各上位3校は11月18日に福岡県で行われる九州大会への出場権を得た。

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4区で激しいトップ争いを繰り広げる(左から)北山の島袋匠、宮古の香村大貴=宮古島市・城辺Aコープ付近(代表撮影)

   県高校駅伝:北山、連係と組織力で首位

 1区首位の北山は一時、宮古に首位を譲ったが再び1位を奪還。順位変動にも動じず、連係と組織力で、トップの座を守った。
 1区は7キロすぎまで、北山、宮古、コザの3人が並走したが、北山の関口海月が抜け出し、続く2区の岸本翔輝も差を広げた。しかし3区は、3位だった宮古のエース瑞慶覧伸哉が快走し、北山の島袋陽を抜いて一気に首位に立つ。
 だが島袋は慌てず「差が開かないよう自分のペースを意識した」。22秒差の2位で、双子の兄である4区の島袋匠につなぎ、同区で再び首位を奪取した。
 5〜7区でもリードを広げて1位を維持。前回、前々回大会2位の雪辱を果たして栄冠に輝いた。
 「3区で宮古の順位が上がるのは想定内」という4区の島袋匠は「様子を見ながらスパートをかけた。2年生のアンカーに負担をかけないよう、みんなで差を広げた」と胸を張った。
 3区のキャプテンの島袋陽は「匠には『40秒差なら追いつく。気にせず走れ』と言われた。みんなに助けられた」と笑み。
 喜納敦監督は「3年生中心にまとまり、だれもブレーキにならずに安定していた。全国大会に向けあと3、4分は記録を短縮できる」と、さらなる強化に取り組む。(与儀武秀)

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トップでゴールする女子北山のアンカー大城未有=宮古島市陸上競技場(与儀武秀撮影)

   県高校駅伝:女子北山は安定の走り

 総合力に勝る北山が、安定した走りで、初となる全国大会切符を手にした。
 1区は強豪の八重山・平安名由莉と競った三露まどかが2位。2区の仲井真エンドリアみどりは22秒あった差を徐々に縮め、スタートから約7キロでトップに立った。3区の比嘉優乃、4区の宮城亜美も快調な走りで差を広げ独走状態に。最後は八重山が猛追したが大城未有が落ち着いて首位を守り、天を見上げてゴールした。
 1年生ながら力強い走りを見せた仲井真は「調子が良くあと10秒離したかったが、先輩に1位で渡せて良かった」と笑顔。比嘉は「絶対抜かれないことを意識した」、宮城は「1位でつなぐことだけを考えた」と振り返った。喜納敦監督は「3、4区が頑張り、思っていたより貯金ができた」と評価。「飛び抜けた選手はいないがみんなで繋ぐチーム。全国では厳しい走りになると思うが体調管理を万全にして臨みたい」と意気込んだ。(与儀武秀)
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男子代表校 (クリックで拡大)

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女子代表校 (クリックで拡大)

 高校駅伝の男女47代表が出そろった。
 地元京都は、男子が桂、女子は立命館宇治。桂高校は初優勝で、公立高校として50年ぶりの代表となった。
 女子の立命館宇治は、2位とは3分以上のぶっちぎりの優勝。しかし、その優勝タイム1時間10分11秒は全国ベスト10にも入っていない。

 個人的には、真樹の中学時代の同級生あーちゃんを応援していた。あーちゃんは京都文教高校の1区(6km)。結果は、23分12秒で区間19位(30チーム中)。チームは最終的には17位だった。
 この結果、あーちゃんは近畿大会にも出場できないのでもう引退だろうか。このあとも陸上を続けてもらって、私の「勝手にライバル」として踏ん張ってほしいのだが・・・。

 さて、本題。
 私一押しは、もちろん沖縄代表。今年は今帰仁村の北山高校が男女アベックV。
 今帰仁と言えば、真樹の小学校時代の1学年上の九ちゃんのお母さんの出身地。沖縄旅行に行くたびに、今帰仁のオバァの家に遊びに行かせてもらっている。北山高校はそのオバァの家のすぐ近く。今帰仁城址に行くときはその前を通る。
 学校のホームページを見てみると、1学年3クラス、全校300名少しという小規模な高校だった。そんな小人数の高校が、よく県予選を突破したものだ。これは心から応援したくなる。
 ただし、都道府県予選の優勝タイム比較では男女とも最下位。男子の2時間19分06秒は、トップの豊川(愛知)と約15分差、46位の富山商とも約6分差。女子の1時間19分03秒は、トップの豊川と約11分差、46位の富山商とも約4分半差。12月23日の本番で最下位を免れるには、これからもそうとうな努力が必要となるだろう。

 12月23日は沿道に出て、北山高校の応援をしたかった。しかし、残念ながらこの日は「万博クロスカントリー」に出張販売。当日の応援は真樹にお願いしておいた。
 「駅伝は何が起こるか分からへんし、北山高校もどうなるか分からへんでー」とは、駅伝フリーク・真樹の言葉。

 幸いというか、今週末沖縄に行く用事がある。北山高校のすぐ近くの「ホテル・ペルパライソ」に泊まるので、京都のお菓子でも持って北山高校陸上部の激励に行きますかね。

 12月23日に全国高校駅伝を沿道で観戦されるみなさん。どうか、一番遠くから参加している沖縄県立北山高等学校の応援をよろしくお願いします。
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【RUN】

 夕方、いつもの5kmコース。雨あがりの空気がすごく気持ちよかった。
 行き12分33秒、帰り12分32秒で25分05秒。

 このコースを軽く走って25分を切れたら、レースで20分を切れる。11月4日の丹波が19分52秒、11日の日置川が19分58秒。次は5kmの申告タイムレースを20分00秒で申し込んである。この調子で行けたら・・・。

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2012年11月12日(月)

雨の大会のあと [雑感]

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 昨日は大雨。そんなときは、店の売り上げより商品を痛めないようにと気を使う。雨だけならまだしも、昨日は風もきつすぎた。テントにぶらさがったとき、ほんまにテントごとどっか飛ばされてしまうと思いました。
 今日は車に積んである物をおろし、風を通す。大会が雨のときは、翌日にこうしておかないとカビてしまう。特に、ウェアは直接雨がかからなくても湿気を吸ってしまう。ぬれたシートやタオルも、乾かしておかないと大変なことになる。。
 今日は、昨日とは打って変わっていい天気だった。半日車を開けっ放しにしておけば、湿気も飛んでいくだろう。
 ただ大きなテントを貸していただいたので、荒れた天気の割には被害は少なかった。それがせめてもの救いだと思う。

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 昨日ブログを書いているとき、思い出して言った。
 「このごろますみちゃんやさしいやん。」
 「・・・」
 「このごろますみちゃんやさしいやん。」
 「はあ?」
 「前はゴールの写真なんか絶対撮ってくれへんかったのに・・・。」
 「ヒマなだけ!」
 「そんなことないやろ。」
 「ヒマなだけゆうてるやろ!!」
 と私はほめているつもりなのに、ちょっと・・・。

 今日「いい夫婦」のことが話題に上った。
 「生まれ変わってもまた同じ人と結婚したいって言ってはる人いやはるでー」とますみさん。
 「パオパオは生まれ変わってもますみちゃんと結婚したいでー。」
 「気持ちわるー」とすかさず真樹。
 「ほんまや、気持ちわるー」とますみさん。
 「親子そろて気持ち悪いんかい!」
 まあ、「生まれ変わっても・・・」とか言う人は「生まれ変わり」なんかありえへんと思っている人ですけどね。 

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 きくの散歩中、きくが何かを発見!
 「ふぇんふぇんふぇんふぇんふぇん・・・」

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 斜め向かいのおうちの庭にネコちゃんが。
 きくはネコちゃんを見つける能力がすごいんです。私が雑種犬を見つけるのとおんなじくらいに・・・。

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2012年11月11日(日)

第22回南紀日置川リバーサイドマラソン [ランニング・出張販売]

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 「こわいわ!」

 昨日「19分台で3位くらいを・・・」と書いたのだが、結果は19分58秒で第3位。
 暴風雨の中の後片付けだったので、表彰式には参加できなかった。でも、自分の思ったとおりの結果が出たので何も言うことはありません。(私の背中に神さんかなんかついてる?)

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 椿温泉の民宿「ひらみ」さんを6時に出発。
 日置川に着き、コンビニでおにぎりやサンドイッチを買って会場(日置小学校)入り。6時20分くらい。この大会では、いつも一番乗りがラーメン屋さんで二番がうち。ラーメン屋さんも、海側から吹き込んでくる強風に困惑されていた。
 前面から雨風が吹き込むので、テントの前に透明ビニールを張り、やっと開店準備完了。しかし、商品が飛ばされたりぬれたりしないように注意しなくてはならない。

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 この大会は、会場中央部でくつろぐ場所がとってあるのが特徴。今年は大雨確実の天気予報だったのでどうするのかと心配だった。しかし、超大型テントが2張りも張ってあった。さすがです。

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 受付に行き、チェック欄を見てビックリ。私の「5km一般男子50歳以上」は43名のエントリーだったが、私が受付に行った時点で41番目。この荒れた天候なのに、棄権の方がほとんどおられない。こんなに参加率の高い大会はめずらしい。

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 小学校の裏は太平洋。海岸沿いの道路でアップしようと思ったら、毎度おなじみ岡山の角田さんに遭遇。角田さんは第1回大会から22年連続出場。娘さんのダンナさんのご実家が日置川町だそうだ。会場まで歩いて来れる近さらしい。

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 角田さんから風向きの情報など仕入れて、アップジョグ。 

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 ジョグと流しで全部で3kmくらい。
 よく考えてみると、こんなにアップをするようになったのはここ最近。以前は「京都キャロット」のテントにスタート直前までいて、10分前くらいにスタートラインに並んでいた。それではいい結果が出るはずはない。最近いいタイムが出るようになったのはこれも大きい。

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 10時からハーフがスタート。
 今年はかなり参加者が増えたらしい。

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 今年も快調、森本・花村ペア。

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 こちらは廣田さんと・・・。
 森本さんと廣田さんは、ほとんど毎年この大会のハーフに出ておられます。
 

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 スタート前、ヨメさんにお願いしてうちの出店テント前で記念撮影。後ろは日置小学校体育館。
 「今日は雨やし、写真撮りにこんでええでー。」
 このときは雨はやんでいた。心配なのは強風。それにさえ負けなければ20分は切れると思った。

 朝、去年の5kmで競った方がわざわざ声をかけに来てくださった。
 「私は今年はハーフに出場します。去年の入賞の方がたくさんハーフに回ったようなので、今年は上位入賞のチャンスですよ。」
 しかし何連勝もされているDさんは出場。ナンバーカードは調べてこなかったが、スタートラインに並んだときすぐに見当がついた。強い人にはオーラがある。

 10時30分、5kmがスタート。
 200m過ぎからの下り坂で気持ちよく加速。1kmは3分40秒。上々の滑り出し。
 心配していた強風は、海から離れるにつれ弱まりほとんど気にならなくなった。

 2km7分37秒(3分56秒)。まあまあですか。
 途中でDさんに抜かれたが、1km過ぎまでは年代別トップを走っていたことになる。

 2km過ぎの小さなチアガールたちの応援がうれしい。「ありがとう」と言いながら手を振ったら、女の子たちも喜んでくれた。

 折り返してきて3km12分11秒(4分34秒)。
 これはない。なんぼなんでもうキロ4分半超えはない。どう考えても距離表示がおかしい。

 4km15分56秒(3分44秒)。
 これもない。ここで3分44秒は無理。でも、あと1kmは正確だと信じてがんばるしかない。
 残り数100mというところで、いきなり暴風雨。後ろから追いついてくるランナーの気配。ここで抜かれるのは悔しい。最後の上り坂で追いつかれたが、そこからスパート。最後は、ぬかるんだ小学校のグランドも必死で駆け抜けた。

 私の時計で19分57秒(4分01秒)。
 最後に背後に迫ってきてくれたランナーのおかげで20分を切ることができた。よかった。

 記録証発行所には優勝のDさんが。
 「タイムはどうでした。」
 「ダメでした。18分が切れなくて・・・。」
 なんとDさんは18分04秒。4km弱で私を2分近く離したことになる。すごいです。私も、60歳でオーラがメラメラと出るランナーをめざします。

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 「ゴールの写真撮りに行ってたんやけど、大雨になって商品が心配やったし戻ってん」とヨメさん。
 「今日はええって。」

 雨で髪の毛が張り付いて、かなり頭部が危険な記念撮影。大事なソーティスーパーマジック5もビチャビチャになってしもたけど、このシューズのおかげで20分を切れたと思う。 

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 着替えたあとで、「屋台に腰掛けラーメン・・・」じゃなくて、お隣のテントで出店されているラーメンを食べた。

 表彰式と抽選会、餅まきは、少し離れた日置中学校の体育館で行われることになった。雨風がますますきつくなり、とてもそんなところへ行く余裕はなかった。
 抽選会にはうちのシューズを出しているので、サイズ交換を待たなくてはならない。ところが、待っているときに今日最大の強風が吹き、テントの重しの砂袋のヒモが切れてしまった。あわててテントの鉄パイプにしがみついたが、テントごと空中へ。
 「あーれー・・・。」
 そのまま空まで飛んでいくかと思いましたわ。
 それに気づいた役員さんが二人、あわてて助けに来てくださった。何から何まですいません。
 これで、シューズのサイズ交換を待つのは堪忍してもらうことにした。このまま待機すると大惨事になる可能性もある。シューズが当たった方、申し訳ありません。こういう事情でしたので・・・。

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 例年より早く片付けたせいか、毎年かかる渋滞にもかからなかった。途中でぬれてしまった服の着替えを買ったり、夕食の食材を買ったりしたのに2時に出て7時に帰ってくることができた。
 私らが遅くなったら、今日も真樹一人の晩ごはんになるところだった。しかし、思いのほか早く帰れて3人で食べることができた。
 廉も東京で、セカンドベストの5000m16分01秒が出たということでよかった。

 雨で大変やったけど、まあいい日でしたかね。

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2012年11月10日(土)

宇治川マラソン休止 [ランニング]

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◎京都新聞11月10朝刊

   宇治川マラソン休止 出場者急増で安全配慮

 宇治市で毎年恒例のスポーツイベント「宇治川マラソン大会」の来年2月の開催を中止すると、主催する実行委員会(坂田緑郎委員長)が9日発表した。近年の市民マラソンブームで参加者が急増し、交通渋滞や安全面の問題が出てきたという。過去29回で中止は初めて。コースを見直し、2014年2月の再開を目指す。

 大会は1984年に始まり、ハーフマラソンと10キロ、5キロの3種目を毎年2月に実施。ハーフは宇治川沿いの世界遺産・平等院や三室戸寺周辺を走るコースで人気が高く、マラソンブームもあり、近年は年500人ペースで参加者が増加していた。

 昨年は過去最多の3586人が参加し、市中心部で交通渋滞が発生。苦情が相次ぎ、今年は初めて定員を設けた。さらに道が細いなど安全面に不安があるとして、大勢が走っても影響が少ない新コースを今後1年かけて選定することにした。

 次回は30回の記念大会に当たり、坂田委員長は「出場制限をなくし、盛大に開催したい」と話している。近く前回大会の出場申込者に、中止をはがきで知らせる。
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 来年2月の大会やのに、今頃休止発表ですかー。
 「京都キャロット」は2006年から7年連続で出店させていただいているのに、この休止を今日の新聞で知りました。こんなにお付き合いが続いていても、大会関係者の中には入れてもらっていないということですかねえ。

 来年の2月24日は、廉が「東京マラソン」で初フルの予定。私は宇治川マラソン5kmで2年連続入賞して、遠くから廉を応援と思っていたのに・・・。
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【RUN】

 午前中に3kmだけ、16分27秒。
 スロージョグ1kmプラスで、今日は4km。

 走っているとき廉に遭遇。廉は、明日東京の国立競技場で5000m。自己ベストの15分55秒以内をめざしている。
 ただ廉は、それよりもレース後の「東京フラフラ」を楽しみにしているらしい。まっ、いいか。

 私は、「南紀日置川リバーサイドマラソン」へ。
 去年、5km20分54秒で5位入賞。今年は1分縮めて19分台で3位くらいを・・・。 

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小さいけれど大きいニュース [時事]

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◎時事通信 11月7日(水)18時56分配信

  元教員への賠償、都に命じる=君が代不起立訴訟で初―東京高裁

 入学式や卒業式で、国旗に向かった起立と国歌斉唱を義務付けた東京都教育委員会の職務命令に従わず、停職処分を受けた都立養護学校元教員の女性(62)が、都に300万円の損害賠償などを求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が7日、東京高裁であった。南敏文裁判長は請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、30万円の支払いを命じた。
 原告側代理人弁護士によると、君が代不起立訴訟で、損害賠償が認められたのは初めて。
 判決は、「不起立で女性に不利益な処分をすることは、思想や良心の自由に影響を与える」とし、戒告、減給から停職へと機械的に加重して処分すべきではないと指摘。都には、不起立による学校運営への影響など、処分の際に考慮すべきことを認識しなかった過失があるとした。
 その上で、「養護学校では、教諭と児童・生徒との触れ合いが教育に欠かせず、女性はその触れ合いを特に重視していた」と判断。停職中、教壇に立てないことによる精神的苦痛は、支給されなかった給与の支払いでは回復できないと結論付けた。
 女性は、都を相手に処分取り消しと損害賠償を求めて提訴。一、二審は訴えを退けたが、最高裁は停職処分を「懲戒権者の裁量の範囲を超えている」として取り消し、賠償請求について高裁に審理を差し戻していた。
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◎日経ビジネスオンライン 2011年6月3日「小田嶋隆のア・ピース・オブ・警句」より

   判決は気味が良かったですか?

 先月の30日、いわゆる「君が代不起立訴訟」について、最高裁が原告側の上告を棄却する判決を下した。
 興味深い話題だ。
 が、記事として取り上げるのは、正直に言って、気が重い。
 今回は、私自身のこの「気後れ」を出発点に原稿を書き始めてみることにする。
 「君が代」について書くことが、どうして書き手にストレスをもたらすのか。
 「君が代」の最初の課題はここにある。圧力。見逃されがちだが、大切なポイントだ。

 気後れの理由のひとつは、たとえば、コメント欄が荒れるところにある。
 愛国心関連の記事がアップされていることが伝わる(どうせ伝わるのだよ。どこからともなく。またたく間に)と、本欄の定期的な読者ではない人々も含めて、かなりの数の野次馬が吸い寄せられてくる。その彼らは、「売国」だとか「反日」だとかいった定型的なコメントを大量に書きこんでいく。休止状態になっている私のブログにも、例によっていやがらせのコメントが押し寄せることになる。メールも届く。「はろー売国奴」とか。捨てアドレスのGmail経由で。
 私は圧力を感じる。コメントを処理する編集者にも負担がかかる。デスクにも。たぶん。
 ということはつまり、コメント欄を荒らしに来る人々の行動は、あれはやっぱり効果的なのだ。

 この程度のことに「言論弾圧」という言葉を使うと、被害妄想に聞こえるだろう。
「何を言ってるんだ? こいつ」
「反論すると弾圧だとさ」
「ん? 読者の側に言論の自由があるとそれは著者にとっての言論弾圧になるということか?」
「どこまで思い上がってるんだ、マスゴミの連中は」

 圧力と呼ばれているものの現実的なありようは、多くの場合、この程度のものだ。
 憲兵がやってくるとか、公安警察の尾行が付くとか、目の据わった若者が玄関口に立つとか、そういう露骨な弾圧は、滅多なことでは現実化しない。その種の物理的な圧力が実行されるのは、お国がいよいよ滅びようとする時の、最終的な段階での話だ。
 わが国のような民主的な社会では、目に見える形での弾圧はまず生じない。

 圧力は、「特定の話題を記事にすると編集部が困った顔をする」といった感じの、微妙な行き違いみたいなものとして筆者の前に立ち現れる。と、書き手は、それらの摩擦に対して、「いわく言いがたい気後れ」や、「そこはかとない面倒くささ」を感じて、結果、特定の話題や用語や団体や事柄への言及を避けるようになる。
 かくして、「弾圧」は、成功し、言論は萎縮する。そういうふうにして、メディアは呼吸をしている。

 当初、私は、この話題を、大阪府の橋下府知事が、起立条例の法案について語ったタイミング(具体的には先々週)で、原稿にするつもりでいた。が、その週はなんとなく気持ちが乗らないので、別の話題(IMF専務理事の強制わいせつ疑惑)を選んだ。翌週も同様。メルトダウンについて書いた。
 結局、私は、書きたい気持ちを持っていながら、実現を先送りにしていたわけだ。
 理由は、前述した通り、面倒くさかったからだが、より実態に即して、「ビビった」というふうに申し上げても良い。
 が、いずれであれ、面倒くさいからこそ書かねばならないケースがある。
 君が代は、そういう話題だ。

 (以上、5ページの記事の1ページ分。この先を読むのは有料らしい。)


◎ウィキ ニュース【2011年5月30日】

   君が代訴訟、教職員への起立を命じる職務命令は「合憲」- 最高裁が初判断

 毎日新聞・朝日新聞によると、卒業式において『君が代』斉唱時に起立しなかったことを理由に、東京都教育委員会が定年後の再雇用を拒否したことが、「思想・良心の自由」を保障した憲法に違反するなどとして、元都立高校教諭(64歳)が東京都に対し損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は5月30日(UTC+9)に、「校長の教職員に対する起立斉唱命令は合憲である」とする初判断を示した。

 毎日新聞によると、その上で、元教諭敗訴の二審の東京高裁判決(2009年10月)を支持し、上告を棄却。元教諭の敗訴が確定することになった。

 朝日新聞によると、元教諭は、2004年3月の当時の勤務校の卒業式で、「国歌斉唱の際は、国旗の日の丸に向かって起立するように」と校長から命令を受けたものの、起立しなかったことから、戒告の処分を受けた。その後、2007年3月に定年退職する前に「嘱託員」として再雇用するよう申請したものの不採用とされたため、都に対し損害賠償などを求め提訴した。この訴訟で、一審の東京地裁は2009年1月に、職務命令は合憲としながらも、2004年3月以降は元教諭は職務命令に従っていた点などを考慮し、「裁量権の逸脱」と判断、約210万円の支払いを都に命じる判決を出した。しかし、二審の東京高裁は2009年10月に、「都には広範な裁量権がある」として、元教諭の逆転敗訴の判決を出したため、元教諭が上告していた。

 朝日新聞によると、上告審においては、「再雇用の拒否が裁量権の逸脱・濫用に相当するか」などの争点については、既に第二小法廷が上告審として受理しないことを決定しているため、今回の判決は、「職務命令そのものが憲法に違反するか」のみが争点として残っていた。第二小法廷は、この日の判決の中で、「合憲である」との判断をした上で、損害賠償などを求めた元教諭側の上告を棄却する判決を言い渡した。

 毎日新聞によると、今回の判決は、担当の裁判官4人全員一致の判断であった。小法廷はまず、「起立斉唱行為は、卒業式などの式典における慣例上の儀礼的性質を有し、個人の歴史観や世界観を否定するものではなく、特定の思想を強制するものでもない」と指摘した。但し、起立斉唱行為について、教員の日常業務には含まれないとした上で、「国歌への敬愛表明を含む行為で、『思想・良心の自由』への間接的制約となる面がある」と位置付け、間接的制約が認められるかについては、「命令の目的や内容、制約の態様を総合的に考慮し、必要性や合理性の有無によって判断すべきである」との判断基準を示した。
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◎ねっとわーく京都・2011年9月号
               「憲法9条」+「ランニング」=「パオパオ」と言われる日をめざして

  以下、6年前のある小中併設校の入学式でのPTA会長の祝辞です。

 2005年度ご入学、○○さん、○○さん、ご入学おめでとうございます。
 話は短くしてとうちの子に言われてきたのですが、どうしてもお話したいことがあるので聞いてください。
 私が新入生のお二人に一番望むことは、「自分の気持ちを口に出してはっきりと言える人になってほしい」ということです。心の中にうれしいことやいやなことがあっても、言葉にしないとなかなか人には伝わりません。自分一人でうまく言えない時は、まわりの人に助けてもらってもいいでしょう。
 例えば、私の話になりますが・・・。前からずっとおかしいと思っていても、なかなか口に出して言えないことがありました。それは、「入学式や卒業式での日の丸と君が代の押し付け」です。私はそれがいやで、14年前小学校の先生の仕事を辞めました。そして、14年間おかしいと思いながら、何も言わずに過ごしてしまいました。
 でも、今年入学式のお祝いの言葉を言うことになり、自分の考えははっきり言おうと決めました。昔の友だちに相談すると、こんなかわいい勇気づけてくれるバッジを作ってくれました。
 このバッジには、こう書いてあります。「日の丸、君が代のおしつけダメ!」
 このバッジを作ってくれたのは、ある小学校の先生です。そして、このバッジをうちの家まで届けてくれたのも別の小学校の先生です。私はこの二人の先生から力をもらって、胸をはってここに来ることができました。
 学校に関係のあるすべての方にお願いします。押し付けの教育は、絶対にしないでください。日本国憲法・教育基本法の精神に沿った、生き生きとした伸び伸びとした教育をお願いします。
 ○○さん、○○さん、自分の気持ちをはっきり口に出して言える人になってくださいね。みんな応援しています。

 以下、この祝辞を述べたPTA会長からバッジを作ってくれた友だちへのお礼の手紙(一部抜粋)。

 ○○先生、ほんとにほんとにありがとう。○○先生のおかげで、長い長い間肩にズシンとのっていた重りが少しだけ軽くなりました。
 今年は、確か「日の丸・君が代強制20周年」。教師として6年、一民間人として14年、ほとんど何もできなかった自分を情けなく思います。「生まれてくる子どもの前で胸を張って生きて行きたい」と言って教師を辞めたはずなのに、14年間そんな父親ではありませんでした。今年は、自分ではPTA会長になるつもりはなかったので、心の準備ができていなかったのですが、どうせ引き受けるなら何かやらねばと心に決めました。(ここで何もしなかったらもう人間失格!)

 今日一日を振り返ると・・・。
 朝、新中2と新小5の二人の子どもが家を出る前、「君が代の歌の時、イスに座って歌わへんけどびっくりせんといてな」と声かけ。上の子はちょっと動揺していた。下の子は「いいよ」とニコニコ。「○○君かって、いつも絶対歌わはらへんもん。」「へー、そうなん」と私。
 子どもたちが家を出た後、パジャマ姿で祝辞の手直し。(前夜遅くまで悩みに悩んで仕上がっておらず。)原稿が完成したのは9時50分。「あと10分で始まるやん。」
 急いで着替え・・・、と言ってもスーツではなく白いジャンバーです。高校時代、生徒会執行部で制服反対運動してた人間がスーツなんて着て行けますかって!(人を服装で判断するな。)
 バッジ、バッジ、バッジ。○○先生手作り「日の丸・君が代おしつけダメ!」ブーちゃんバッジ。
 ギリギリセーフで会場へ。
 受付で「PTA会長さんは、一番前へ」と言われ進んでいくと、老人会会長の父が座っている。(おとちゃん、スーツ用意してくれたのに着んとごめんな。スーツなんて着慣れんもん着たら、今日のハードルは越えられへんねん。)
(中略)
 式が終わり、会議室でお茶会。私の横に座った校長さんが顔面蒼白。(えー、どうしたん。別に個人攻撃したわけじゃないのに。そうか、誰かに何か言われはったんか。)
 自己紹介の時におわび。
 「私の言葉で、新入生の○○さんや○○さんのご家族に不愉快な思いをさせてしまったかもしれませんが、もしそうだったらおわびします。どうもすみませんでした。子どものためになることを見つけて努力するのが大人のつとめだと思いますので、私も自分なりにできることをがんばりたいと思います。どうか応援してください。」
 心配していた父は意外にニコニコ。それに比べて自治会長さん。「今まで行われてきた伝統を大切にし、厳粛な雰囲気のある式がこれからも続けられるようお願いしたい。」(私は今までなかったくらいに厳粛な気持ちで祝辞を述べたのに・・・。)
 夜、校長さんから電話。「どうしてもお話しておきたいことがある。時間をとってほしい。」「私ら給料生活者とちがうんです。いつでも年休が取れる仕事とちがうんです」といくら説明しても理解してもらえない。「こんなにお願いしているのに、どうして時間を取ってもらえないんですか」という上から口調には、私たち商売人をバカにしているような姿勢も感じられた。これからも「いやがらせ」が続きそう。
 でも、今回大変やったけど、私の父やうちの子に自分のことが少し説明できたのがよかったです。また、「いやがらせ」をする人より○○君のご家族のようにこっそり味方になってくれる人のほうが多いということも分かってよかったです。
 また頼ることがあると思いますが、その時は助けてください。○○先生からもらった力が少しでも広がっていくようにがんばります。

    2005年4月8日         ○○○○

 手紙の最後の「○○○○」は、6年前の私です。これで、私が反「日の丸・君が代」派ではなく、自分に納得できないものを強制されることに抵抗しているだけということが分かっていただけたでしょうか。
 あれから6年がたち、君が代不起立処分最高裁合憲判断や大阪府の「起立斉唱義務条例」施行など、思い上がった人々を喜ばせる情勢が強まっています。「強制」から生み出されるものって、いったい何なんでしょうね。
 それでも私はまだあきらめてはいません。嫌がっている人に強制することに喜びを見出すような人とも、粘り強く対話して行きたいと思っています。
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画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 あっちこっちからいろいろと引っ張ってきて、長々とした記事になりました。(前半と後半の記事は別の「君が代不起立」訴訟です)
 今回「君が代不起立訴訟で、損害賠償が認められたのは初めて」ということなのに、取り扱いが小さすぎると思って・・・。

 私が思う「成熟した社会」とは、「できる限り自分と合わない人たちも受け入れられる」社会。そこに一番必要なものは、「ユーモア」であるような気がする。カンカンになって頭から湯気を出している人たちは、ユーモアにかけてる人が多いんいですよね。

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