2011年11月29日(火)
大阪ダブル選・私の分析 [時事]
◎ ohara1095さんとhinemoさんのツイッターより(上から古い順)
hinemo hinehine
もうこのままではどうにもならない、窮状を産み出した既存の勢力では変えられないではないか、少々乱暴であろうがグレーであろうが本当に変えてくれそうな人に託すしかない、そういった感覚を持つ市民の期待の受け皿が必要。橋下さんが潰れるだけだと政治離れが加速しそうです。@ohara1095
11月7日 お気に入りに登録 リツイート 返信 返信 ↑
@ohara1095
おっはー(小原明大) @hinemo どちらにせよ、期待している対象が「偽り」や「虚像」ではダメなのです。もの言えぬ公務員、ついてゆけなければ切り捨てられる子ども・・・それを否定した先に切り開きたい展望をいかに具体的にイメージして伝えられるかが問われています。
@ohara1095
おっはー(小原明大) @hinemo いま、期待を集めるために劇場型で感情に訴えて何でも身も蓋もなくやらなくてはならないような現状こそ何とかしたいと思うんです。日本中のみんながこんなことやり出したらどうなるかと思います。議会改革とかなんて吹っ飛んでしまう。
@hinemo
hinehine 橋下さんの件。窮状の責任者でもある既成政党・勢力の「改革」じゃ埒があかない、っていう空気の中で、市民が「独裁」を求めている事を理解しないで、つまらない批判をいくらやってダメ。本質的な所で説得力のある訴えをしないと、たとえ非橋下勢力総掛かりでも勝てやしない。
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私の大好きな小原明大さん(前長岡京市議)のツイッターは、ほぼ毎日のぞいている。11月4日に党の推薦候補が立候補辞退を発表したことについてはどう説明されるのだろうと注目していた。11月7日のつぶやきを見たときはさすがだと思った。
端的に言えば、「独裁批判ではなく、期待にこたえる具体的な展望を示そう」ということだろう。もっと言えば、「独裁批判はムダ」とまで言ってもいいかもしれない。
私の姉は長岡京市の保育士だが、「小原君のいいところは、はっきりとした数字を調べてきて誰にでも分かりやすく説明してくれるところ」だそうだ。そういう意味で、今回の大阪ダブル選の反維新側の敗北は「はっきりとした数字を出して、具体的な展望を示す」ことができなかったからかもしれない。
新聞の選挙結果の分析は、まったくおもしろくない。
「今まで選挙に行かなかった若者が、維新側候補に投票しに行った」というのがほとんど。
甘いね。分析が甘すぎる。
私の知り合いで絶対に選挙に行かない人がいるが、その人が行かない理由は「何の得にもならないから」である。選挙に行ってクーポンがもらえるわけでもなく、ポイントがたまるわけでもなく・・・。若者が皆そうだとは言わないが、その考えに近い人は多いと思う。
具体的イメージがわきにくい「大阪都」の連呼しかしてない候補者に投票しに行きますか。アホらしもない。「大阪都実現したら、阪神戦はタダ」とかゆうたら行ったかもしれんけど・・・。
「真剣に反維新側の候補を応援していた議員は少数で、実際は次の選挙のことを考えて裏で維新側候補の応援をしていた」というのが実情ではないだろうか。
橋下氏は悪徳商工ローンの顧問弁護士をされていたそうだから、人の弱みに付け込む術も身につけておられるだろう。議員にとって最大の関心事は次期選挙での自分の当落である。そのへんを脅されたら、裏で動きまわる議員はいくらでもいそう。そしてその議員さんらが、選挙違反すれすれの買収まがいのことやってたら票は伸びますでー。
大阪の選挙の真っ最中に、次期衆議院選挙の候補者の発表をしている党もあるくらいだし・・・。出口調査で各政党の支持者がどっちに入れたかの割合を出していたが、あんなもん正直に答えますか。衆院選の候補者を発表したその党の支持者は、反維新側がやや多いということになっていたが、信じられん。だいぶ裏で暗躍した気がしてならん。
また、これはどこも報道していないが・・・。
選挙期間中に話題をさらったニュースが2つあった。
1つは、「ナベツネ」事件。ああ、「独裁者」にピッタリの風貌。候補者自身が、「こんなかわいい独裁者がいますか」と言っていたが、ナベツネ氏よりはましと思った人も多かったかも・・・。
あの告発は日本シリーズのさなかに行われたと言うより、大阪で独裁者が議論されているさなかに行われたと言ったほうがいい。選挙の結果に多少の影響があったと思われる。
もう1つは、「大王バカ息子」事件。
「実の父が暴力団? けっこう毛だらけ。今の権力構造を変えるには、坊ちゃん、お嬢ちゃんじゃできませんよ」とは候補者本人の言葉。
100億円以上をカジノにつぎ込んだ、あのバカ坊ちゃんよりはましと思った人も多かったか。これも多少は投票行動に影響したと思うのだがどうでしょう。
しかし、実の父をこんなふうに語らねばならないのはかわいそうだった。身内に暴力団がいる場合、一切無関係でありたいと思う派と暴力団にもいい人がいると主張する派とに分かれる。彼はどっちだったのだろう。
これも知り合いから聞いた話だが、ある県では今でも票をお金で買うのは当たり前だそうだ。警察もそんな手柄にもならない下っ端の選挙違反など取り締まらないそうだ。
大阪はどうやったんやろう。現ナマは動かしたらバレバレやけど、物ならばれにくいし、地位や待遇の保障と引き換えならばれないと言っていい。
どう考えても、「大阪都構想」や「教育基本条例」ごときで若者が(初めて)選挙に行ったとは考えられへんにゃけど・・・。
ああ、それから橋下氏の知事時代の発言で唯一評価できるもの「沖縄の米軍基地を大阪に!」はどうなったんでしよう。知事を辞めたし、もうわしゃ知らんちゅうことですかね。「関空の横に米軍基地を」というのは、ただの思いつき発言だったんでしょうか。もしそうなら、沖縄県民を愚弄してます。まあ、これ一つを見てもいいかげんな人間であることが分かります。あー、こんな人が・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
「大阪府民」さん、ブログのご紹介ありがとうございます。
「大阪府民」と名乗られてもねえ・・・。「大阪府民」と言えば、「熱狂的な阪神ファン」、「車の運転が全員プロ級」、「街がゴミだらけでも平気」という印象しかありません。もう少し人物像のヒントがほしかったですね。
ぼやきくっくりさんのブログ「W選は大阪維新が完全勝利!なぜ大阪市民は橋下徹氏を選んだか」を読ませていただきました。ていねいにまとめてはあると思いますが、独自の視点に欠ける感じがしました。唯一の例外はこの部分。
あと、これは独自の解釈ですが、大阪市民は平松さんの「母性」よりも、橋下さんの「父性」を求めたのではないかと思います。
やさしく包み込むより、時には突き放しても厳しくやっていく方を。
特に大阪市の厳しい財政状況を考えた時、「父性」でやっていくしかないというのが、大半の市民の意見だと思います。
気の毒ですが、橋下さんには父親の記憶がほとんどないらしい。ご本人もたくさんの子たちの父親だそうだが、子育てにはノータッチだと言っておられる。橋下さんにある「父性」は、「屈折した父性」、言わば「コンプレックス父性」なのではないだろうか。
橋下さんは、父でも母でもなく、「さびしい悪ガキ」というのがピッタリだと思います。自分がどこまでやったら相手が怒り出すか、そのかげんのわからない「さびしい悪ガキ」です。それを教えてくれるいい友だち、おらんかったんかなあ・・・。
私の最大の関心事、橋下さんの「米軍基地を大阪に!」がどうなったかを知っている人がいたら教えてください。
ご一読をhttp://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1104.html