パオパオだより

2011年07月07日(木)

「告白」「悪人」2本立て [映画]

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 昨日、久しぶりの祇園会館2本立て。祇園会館は1600円だが、京都新聞トマトカードというのを持っていくと800円。なおかつ4回来ると次はタダなので、実質映画1本320円で見られるということになる。

 「見終わったとき『フー』と来そうな映画2本連続で、たいじょうぶかなあ・・・。」
 まあ、今までけっこうえぐい映画も見てきている私なのでだいじょうぶでしょう。

 そう思いつつ入った映画館。
 いきなりズッコケ。
 「カーテンひっかかってますがな!」
 左端1m分くらいだろうか、映像部分がカーテンでふにゃふにゃになっていた。
 「まあ見れんこともないし、ええか」と思った矢先、「劇場設備不備のため、大変ご迷惑をおかけしております。今しばらくお待ちください」と館内放送。その後しばらくして映像が消え、館内が明るくなった。ここで上映開始約10分が経過。

 がちゃがちゃしたフンイキで始まった映画(内容が)でなかなか入り込めなかったのだが、このアクシデントでますます・・・。
 けっきょく、50分ほどずれて最初から再スタート。さっきの続きからでよかったのに。効きすぎる冷房が体にシミシミと響き、ヒザや足首が痛み出す。

 この手の映画はあらすじを書いてはならない。

 「なーんてね」で、映画「告白」は終わった。

 10分ほど休けいのあと、「悪人」が始まる。
 この映画は深い。見ながらいろいろなことを考えた。でも、この映画もあらすじを書いてはならない。
 ツマブキの金髪と貧弱な胸(これはわざとだと思う)、深津絵里のぬらりひょんのような白い顔が印象的だった。
 それよりももっと心に残っているのは、イカのお造りの目の鋭さ。あのシーンは震え上がった。

 「何で俺はこんな人間なんやろう」、しみじみ・・・。

 最後のツマブキと深津絵里の目、・・・吸い込まれた。

 「『悪人』、これぞ映画!」なーんてね。

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