パオパオだより

　「父の壁」は、私にはあった。あったと言うより、私の父は壁のまま９８歳で亡くなった。
　人生終盤は病院で寝たきりになったが、「今でも腕相撲したら負けると思う」と私はますみさんに言っていた。ますみさんも「そうやろな」と。

　廉はどうかな。
　廉が中学生の時、同じ５ｋｍレースに出てあっさり負けてしまった。低い壁やったねえ。
　ただし私は２６歳から走り始めて、それから４２年休まず走り続けている。ところが廉は、就職してからほとんど走らなくなってしまった。それが、私は残念で残念で。

　そのあといろいろあって、走るどころではなくなってしまった廉。
　ところが今の住まいの地元のミニマラソンがあり、それに出てみようと気になった。もうそれだけで、私はうれしくてうれしくて。私はフルとウルトラの間の週の開催だったが、一緒に走ることにした。

　そして当日。
　１０分前スタートの私は、ゴール後に廉の応援に行った。
　しばらくして、廉が最後の坂を苦しそうな顔をして駆け上がってきた。
　「れーん、れーん・・・。」

　こんなシーン(廉が歯を食いしばってがんばっている)をまた見ることができるとは。
　幸せもんじゃー。

　廉がゴールした後、私たちが走っているときに彩ちゃんと息子(私の孫)がグランドを走ってたと聞いた。
　なんていい家族やねん！

　これが、私が２０２３年で一番うれしかったこと。

　うれしかったことはその年のうちに伝えなければと思っていたのに、昨日息子を寝かしつけに行った廉はそのまま寝てしまいそうな勢いだった。
　でも１０時半くらいにのっそり起きてきた。

　「廉よ、パオパオが今年一番うれしかったのは、廉がマラソン大会に出てくれたことやわ。」
　「そう。」
　「それとな、パオパオと廉が走ってる間、彩ちゃんと〇ちゃんがグランドを走ってたこと。ほんまにうれしかったわー。」

　ああ、ちゃんと言えてよかった
　超久しぶりに走った廉に、またあっさり負けてしまったけど、４２年休まず走り続けているバオバオはちょっとした壁にはなっているかな。
　腕相撲したら、あっさり廉に負かされるやろうなあ。

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【ＲＵＮ】

　毎年、大みそかに年賀状を書き、北郵便局まで走って差出に行っている。
　ところが、昨日は夕方からずっと雨。予定が狂ってしまった。
　これで月間２５０ｋｍは楽に超えるはずだったが、１２月は２４６.９ｋｍで終わってしまった。

　今日の夕方、あらためて北郵便局へ。
　お正月らしく、めでたい赤のブレーカーを着て。

　上賀茂神社の横を通るので、初詣へ。
　またお賽銭忘れてきました。

　焚火もたいてあったが、人はまばら。
　明るいうちに、みなさん帰ってしまわれたようです。

　北郵便局手前で４ｋｍ、２９分１９秒。
　キロ７分２０秒ペース。今はまだこれくらいの速さでしか走れない。

　ポスト・イン！
　できるだけ早く届きますように。

　帰りも同じコースで。
　ただし上賀茂神社の横は通らず、鴨川沿いの道で。
　柊野別れ手前のトイレによって、最後の上り坂へ。

　我が家到着７.９６ｋｍ、１時間０１分３１秒。
　帰りはくたびれて３２分１２秒。
　キロ８分ペースを超えた。

　また町内ジョグ１ｋｍを合わせて約９ｋｍ。
　ゆっくりだが、元旦からしっかり走れてよかった。

２０１７年８月２０日(三瓶クロカン)

　今日は大みそか。
　朝一パソコンを開くと、このブログに広島の清水初男さんからコメントが入っていた。
　「今年一年も毎日プログ読ませて頂きました。元気も頂きました。有難うございました。」

　なんていい朝。今年１年いろいろあったけど、大みそかの朝にこんなにほめていただけるなんて。
　ブログで調べてみると、２０１９年９月の「聖湖マラソン」が最後でそれ以来お会いしていない。二人は「京都キャロット」の店員とお客様の関係だが、長く合わなくともこうして応援してくださっているのはほんとうにありがたい。

　昨日出来上がった年賀状。
　１番に書いたのは、もちろん清水初男さん。
　これからも忘れず１番で。

　３年前までマラソン大会の出張販売に行っていたころは、このブログのアクセス数もすごかった。ところが最近はじり貧。今月は一日平均３５００アクセスで、月１１万弱。

　でもその中に、清水初男さんのようなコアなファンさんも何人かおられるはず。
　「いつも見てくださっているのなら、しょうもないことは書けへんなあ。」
　その気持ちを忘れずに、来年もこのブログを続けていこうと思います。応援、よろしくお願いいたします。

　清水さんは「聖湖マラソン」でも何回も入賞されている名ランナーだが、今は体を壊されてもっぱらウォーキングとか。
　私の夢は、「７０歳になったら清水初男さんと走る」です。あと２年なので、がんばりましょうねえ。(勝手にお誘い)

　「月に１回、国労を応援するランをしよう」と決めておいてよかった。
　体調は少しずつ良くなっているものの長い距離はまだ無理。その点、「勝手に国労応援ラン」は融通ききまくり。

　午後４時半過ぎスタート。
　コーナンで買ってきたかわいいお花とともに。
　今日は「叡電駅巡り」しましょうねえ。

　町内猫・ぷーぷー。
　「今年１年ありがとね。ぷーぷーのおかげで楽しく走れたわ。来年もよろしくね。」

　叡電・二軒茶屋駅。
　うちから４００ｍくらい。

　ここから北へ。「

　「世界ぜんたい幸福にならなければ　個人の幸福はあり得ない　宮沢賢治」

　今年はほんとうにつくづくそう思った。
　ウクライナのみならずガザまで。
　どうしたら「人殺しの争い」を止められるのだろう。

　途中のあるお店で、カリカリを食べる猫あり。

　「へー、外猫にカリカリやってはるんや。」

　こういう穏やかな場面を見ると、心が和む。

　叡電・市原駅着。
　ちょうど電車が到着したところだったが、下りた人１人、乗る人ゼロだった。

　「いらんちゃ　米軍基地！」ジャンバーの記念写真。

　ここで折り返し。

　さっきのお店の裏。
　黒猫ちゃんがいた。

　我が家到着約３.６ｋｍ。

　これだけでは少なすぎるので、今度は南へ。

　叡電・京都精華大前駅。
　大学も休みなので駅もひっそり。

　次の駅に行く途中、ちょうど電車が横を通過。
　ガラガラでした。

　叡電・木野駅。
　ここはもっとひっそり。

　だーれも。
　でも、寒くないのでわびしさはない。

　木野駅から岩倉駅までは、いつも走っているまっすぐな道。
　前半はいつもとちがうルートを通ったので、２.５ｋｍにはならなかった。

　ここで折り返し。

　帰りは電車と対面。
　高さがだいぶちがうので、ライトはまぶしくはない。

　木野のキュウ太君。
　今日はぐっすり寝ていました。

　今度電車が背後から。
　私の好きなオレンジボディ。

　京都精華大前駅には、鞍馬発出町柳行きの電車がとまっていた。

　南側往復は約４.５ｋｍ。

　これで合計８.１ｋｍ。
　キロ８分以上のペースだったが、ほとんど休まず走り切れてよかった。
　「国労様様・・・」、ちがうか？

　また町内ジョグ。

　車の下のドキンちゃん発見。
　「ドキンちゃんも、来年もよろしくね。」

　今日はアディゼロジャパンで。
　やっぱりアディゼロボストンより走りやすいなあ。

　「みーちゃんの足、見てー」とますみさん。
　「よーのびとるなー。」

　みーちゃんのリラックスしている姿を見ているだけで、心が和むなあ。

　年末と言えば、「もち」。
　ますみさんの餅つき機が大活躍。

　昨日も今日も、「鍼灸のお客様が喜んでくださるので」とせっせとおもちを作っていた。
　これが、我が家唯一の「お正月気分」かな。

　私もおもちは大好きなので、早速お昼にしょうゆやきな粉で３ついただきました。
　その上にお雑煮風にもしてもらって、もう１つ。食べすぎかな。

　これはそのお返しでもないのだが、鍼灸のお客様からいただいたコーヒーとチョコ。めっちゃ上等でおいしくいただきました。ありがとうございました。
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　午後４時すぎ、「今日は走れるかなあ」と思いながら外に出てみた。

　いつものように町内ジョグ１ｋｍをしたあと、「目標３ｋｍ」と思いながらスタート。

　北稜高校の手前で１ｋｍ、６分５０秒。

　今日は頭への衝撃もなく、ふらつきもましだった。(おとといは平衡感覚がおかしく、よくふらついた。)

　１.５ｋｍ地点で折り返し、北稜高校に戻ると２ｋｍ。この１ｋｍも無理なく６分５５秒くらい。

　我が家到着３ｋｍ、２０分４０秒。この１ｋｍは６分５２秒。

　また町内ジョグへ。
　そんなに寒くない穏やかな年末です。

　町内人気犬アルちゃんに遭遇。
　「アルちゃん、来年もよろしくね。」

　これで合計５ｋｍ走れた。
　まだ、ここらが限界。
　１月７日の京都走ろう会例会で、５ｋｍなら走れるかなあ。

　今日は二人で生協へお買い物へ。
　いつもよりおかずが増えた。
　通販で買ってくれたカキもあり。
　おいしゅうございました。

　みーちゃんはリラックスしすぎて、イスから足を投げ出していた。

　年末年始は生活リズムがくるって、体調も崩しやすい。
　みーちゃんを見習って、できるだけ寝ときましょ。

　会社勤めの経験がないので、「仕事納め」問われてもピンとこない。
　生まれて初めて、その場に立ち会うことになった。と言うより私がすべて大学の戸締りをし、６日間の長期閉鎖期間の責任を持つことになった。

　朝はいつもと同じ、サービス早出で６時５０分くらいから働いていた。しかし仕事納めの日は、教職員は午後６時までで警備員も７時まで。
　「これはうれしい。いつもより３時間半も早く帰れる」と喜んでいた。

　今日は学生は入構禁止なので、大学周辺の巡回も必要なさそう。
　ただ、ローテーションを変える方がしんどいのでいつものまま。
　本町通にある湯葉屋さん。朝一番にここを通るといつも大豆のいいにおいがする。

　お昼の巡回は豊国神社へ。
　立派な竜の置物が置かれていた。

　お店もたくさん出ていた。
　ちょっとのぞいてみたかったが、私はお仕事中なので。

　正面通には、うなぎ・川魚のお店がある。
　こういう専門店はすごく貴重。

　お昼休みは、念願の「まつ山」さんへ。
　すべて安かったのだが、このお店で一番高い「鍋焼きうどん」(９４０円)を注文。

　シイタケがちょっとからかった以外は満点。
　お昼ごはんには贅沢だったが、今日は仕事納めですから。

　「とうとう１２月は宇良ちゃんに会えんかったなあ。アンイでも出てきてくれんかなあ。」

　そう思いながら最後の巡回で京阪・七条駅前に行くと、目の前にアンイが。
　「いやどうしょう、ケイタイ持ってきてへん。アンイちゃん、待っててね。」
　急いで大学に戻ってケイタイを取って、また駅前へ。アンイはちゃんと待ってくれていた。

　「アンイ、元気そうでよかった。写真撮らせてな。」

　アンイは防火バケツの水を飲んでいた。
　そのあと、自分がねぐらにしている場所へ。

　「来年もよろしくね。」

　アンイは、私のことをそんなに警戒していないように見えた。
　来年も、「人付き合いより猫付き合い」をモットーにしていきましょうねえ。

　いつもは６時から順番に戸締りを始める。しかし、今日は７時に閉めないといけないので、４時半から回った。
　学生がいないはずなのに、何人か潜り込んでいてややこしかった。先生方は「仕事納め」をしっかり認識されていて、今日は時間オーバーをされる方もなかった。

　まあまあ順調に戸締りはできたのだが、短時間で４つの棟をぐるぐる回ったのでいつもよりクタクタ。

　そして最後に、２つの門に「年末年始休業のお知らせ」の掲示。
　明るい時にやっておけばよかったのだが、暗くなってからやったものだから穴にロープが通らず、すごい時間がかかってしまった。

　出来上がった時はもう６時５０分ごろ。
　「まだ全部閉められてないのに！」

　それから走り回って最後の確認。でも７時は過ぎてしまった。
　「これなら、遅くなってもいつも通りに戸締りする方がずっと楽。」

　家には７時時５０分くらいに着いた。
　ますみさんが、すぐ食べられるように晩ごはんを用意してくれていた。ところがしんどくて、食べる気にならず。

　「早く帰れたら、夜にちょっとでも走ろう」とも思っていたが、それもまったく無理。
　時間が短いから楽ということではなかったということ。

　１月４日の「仕事始め」も木曜なので、警備は私が担当。
　「短いから楽」ではないと頭にしっかり入れて働くことにしましょう。

　水曜恒例町内のラジオ体操。１２月は４回皆勤。

　いつもの場所にぴゅーたはいなかったが、黒猫ちゃんもかわいいよー。

　今日はＣＤプレーヤーの調子もよく、インターバル速歩の最後までしっかりできた。
　すべて終わったあと、ラジオ体操のリーダーをしてくださっているＯさんのもとへ。

　「Ｏさん、今年１年ありがとうございました。」
　「あら、藤井さん。こちらこそありがとうございました。こんなおばあちゃんに付き合ってくださって。」
　「いやいや、私よりずっとお若いですから。」

　ウルトラマラソンを完走できたのも、このラジオ体操のおかげもありますね。
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　１１時過ぎから、コーナンに行くことにした。
　熱も下がったことだし、走ったり歩いたりを混ぜてなら行けるかな。

　５００歩き、５００走り、５００歩き、１１００走りで、２．６ｋｍ２１分ちょっと。平均キロ８分１４秒ペース。

　ちょっとスピードアップすると、頭にすごい衝撃。まだその段階ではないみたい。

　写真用紙とみーちゃんのカリカリを買う。
　写真用紙はすぐに見つかったが、みーちゃんのカリカリはいろいろあって迷った。ちょっと高かったがいいのが見つかり、それをバッグに入れて帰路へ。

　天気は良くないが、そんなに寒くはない。

　帰りは、５００走り、５００歩き、５００走り、５００歩き、６００走り。２.６４ｋｍ、２３分１０秒。平均キロ８分４６秒ペース。

　今はこんなもんでよろしい。

　スピードを出さないように、できるだけ厚着して、背中にも荷物を背負って。
　これはいい作戦。

　うちの町内のアイドル「ひさし」ちゃん。
　エサをやっておられる方は、何と呼んでおられるのかな。

　今持っている中で一番重いアディゼロボストン11。
　「このシューズなら、どこも痛くならんやろう」と思いながら走っていたが、右足裏の蹴る部分に激痛が走った。
　また疲労骨折ちゃうやろな。もう、かんべんして。

　お昼はおかず付きラーメン。これはめずらしい。
　沖縄・奥武島の「民宿・芭蕉布」さんにいただいたポーク。おいしかったです。
　まだまだあるので、食べるごとにあのご夫婦の顔を思い出す。いいおみやげをいただきました。