2016年08月26日(金)
壁にへばりつく [雑用]
昨日の記事のタイトル「冥土の土産に」は評判がよかったようだ。今日は久々にアクセス数が5000を超えそう。
それに引き換え、今日の「壁にへばりつく」はあかんね。「なんやねん、なにが言いたいねん」ちゅう感じですね。
今日は寮2(出町)。
体力的にきついガードマンの仕事は休ませてもらっているが、寮の管理代行の仕事はできるだけ休まずに行こうと思っている。ちゃんと行けば、月10万を超える収入はありがたい。それやのにブログのカテゴリーでは「雑用」扱いはひどいかな。
寮の管理はヒマな時間が長い。管理人室でボーとしていると、壁にへばりついているクモを発見。全然動かないので触ろうとすると、さささささと動き出した。垂直の壁やのに、じょうずに動き回るねえ。
このクモを見習って、私もさささささと壁にへばりついて生きていこうと思った次第です。(なんのこっちゃ!)
今日のお昼ご飯はどうじゃろな。脂っこいもんやタマゴの黄身は入っとらんかな。
ヒマな時間は、恒例朝日新聞と日経のチェック。
朝日の金曜夕刊の、綿矢りささんの連載「私をくいとめて」を読むのが楽しみ。わたせせいぞうの挿絵もいい。
日経の「それでも親子」シリーズにも綿矢さんが登場。「実は昨冬、第1子となる男の子を出産し、私も母親になりました。・・・」なんとなんと、知らんかったなあ。そらもう32歳ですもんね。
うちの廉や私の兄と同じ紫野高校出身の美人作家。お母さんが英語の先生やのに、ようぐれんかったなあ。先生の子にあんまりいいイメージはないのだが、綿矢りささんはええね。
夜の見回りの時、お向かいのお店で楽しく飲んでいる人々が見える。
「ええなー」と指をくわえて眺めるだけのパオパオでした。
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2016年08月25日(木)
冥土の土産に [病院]
モラトリアムとはこのことか。
今日は木曜で仕事が休みの日なので、映画でも見に行こうと思っていた。しかし、この暑さ。家から出る気にならん。蒸し暑い家の中で、ほぼ一日中ぼーとしてましたんやわ。
9月2日の検査が待ち遠しい。逆に、9月2日までは何をしてもだいじょうぶとも言える。好き勝手できるのも今のうち。はよせな!
ということで、あさって香川・高松に行くことにした。「日輪の翼」公演が高松港である。中上健次の原作は読んでいないのだが、ことあるごとにヨメさんから「ええでー」と聞かされてきた。
こんな機会はめったにない。高松までは高速道で3時間半くらいで行けそう。おう、行ったれ行ったれ。冥土の土産じゃ。原作は、入院した時にじっくり読むことにしよう。
カプセルホテルに泊まって、翌日は「しろとり動物園」ですね。これも冥土の土産ということで・・・。
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【今日のきく】
なぜか、せまいところに入りたがるきくでした。
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2016年08月24日(水)
憂鬱な日々 [病院]
「憂鬱な・・・」てなタイトルでは誰も読まんわなあ。
でも、まさかこんなことになるとは・・・。
9月2日まで病院には行かない。だから当分「病院」カテゴリーの記事はないはずなのだが。やはり、気になって気になってしょうがない。どこも痛くはないのに。
胆のう炎も甲状腺腫瘍も、「今まで何も気づかれませんでしたか」と言われた。「気づきませんでー、鈍感でっせー。きくちゃん並みでっせー。」
そもそも今回の話の始まりは8月10日。(おー、廉の誕生日やないですか!)
その日はちょうど2週間前の水曜日で、寮1(二条)の管理代行の日。朝食は普通だったが、昼食を食べすぎ、夕食もけっこうボリュームがあった。夜12時前に家に帰り、ふろに入ったあとビール。さあ寝よかというときにお腹が痛くなってきた。
ただの食べすぎだと思い、何回もトイレへ。でも、なんにも出ん。お腹が痛いままふとんに入る。お腹が痛くて寝られん。またトイレへ。なんにも出ん。
寝相を変えたら楽なポーズもあるかと思ったが、動けば動くほど痛い。痛いところは右の肋骨の下。食べ過ぎの時に痛いのは胃。これは明らかにちがう場所。痛いところを手で触ると、コリコリと硬かった。
しかし、そんなことをしているうちにいつの間にか眠ってしまった。翌朝はもう痛みが治まっていた。「やっぱりただの食べ過ぎやったんか・・・。」
そのあと、1日12時間勤務のガードマンの仕事を4日連続。この時に一度も腹痛にならなかったので、もう忘れかけていた。
そして先週の水曜(8月17日)、またもや寮1(二条)の管理代行。
一週間前のことをもうすっかり忘れ、また昼食と夕食を大食いした。この日は夕方5時ごろからお腹が痛くなり始めていたのに。
痛いのは一週間前と同じ右肋骨の下。ネットで調べると、この場所が痛いのは「胆石胆のう炎」らしい。
夜12時前に帰り、ふろだけ入ってすぐにふとんに。でも全然寝られない。右肋骨下のコリコリが前より硬くなっているような気がした。そして夜中ずっとのたうち回っていた。
朝5時すぎにやっとウトウト。寝られたのは2時間くらい。なんぼの私でも近くのクリニックに診てもらいに行きましたわ。
「すぐ手術しないと手遅れになりますよ」とか言われ、ビビりました。
鞍馬口病院外科のS先生は、落ち着いた穏やかな感じのいい方だった。「かなりひどい状態ですが、最近ひどくなったものではありません。ただこの先も痛みを繰り返しますので、できるだけ早く手術をして取ってしまうことを勧めます。きちんと一週間ほど休めるときに、計画立てて手術に来てください」とおっしゃった。
「それよりもですね、CTで見せてもらったら甲状腺に大きな腫瘍があるんです。こちらの方が心配なんで、耳鼻科を予約して診察してもらってください」と。腹痛を診てもらいに来た私にとっては、「そんなん知らんがなー」の世界です。
耳鼻咽喉科の予約を取ってもらって診察してもらったのがおとといの月曜。
女医さんであるI先生は硬そう。いい人だと思うのだが、表情が硬い。
「かなり大きいですね。こんなになるまでまったく気づかなかったんですか。」
「気づきませんでした。」
「詳しく調べてからでないとはっきりとは言えませんが、切り取ってしまったほうがいいですね。」
「そうなんですか・・・。」
「次に超音波検査と注射器で細胞を採る検査を行います。9月2日の16時40分、来れますか。」
「そんな急に言われても・・・。仕事を代わってもらえるかどうかを聞いてみないことには・・・。」
「来れないんですか。どうしても来れないということならまた考えますが、こちらもすぐに代わりの日は決められませんから。」
「・・・(なにを頭ごなしに言うてくれとんねん。そら、あんたらの仕事に比べたら私の仕事はしょーもない仕事に見えるかもしれんけど、自分勝手に休めへんのはおんなじやねんでー。)」
ここは丸く納めて。けっきょく、9月2日は寮2(出町)の管理代行の日だったが変えてもらった。
このあとくらいからどっと落ち込んだ。
一番はいろいろなことができなくなる恐怖。あれやこれや考え・・・。
でも集中力のない私は、この三日で落ち込むことにも飽きてきた。憂鬱がるのも飽きてきた。集中力がないってええことですね。
今思っているのは、手術までにいっぱいいろいろなことをしておこうということ。
さあ、何しましましょうかねえ。
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2016年08月23日(火)
真樹22 [家族]
今日8月23日は真樹の誕生日。
もう22歳です。
22年前のこの日も猛暑日だったが、今日も大変な暑さ。私らがいる京都より、真樹がいる沖縄のほうが過ごしやすいかも。
今年の2月、私といっしょに出た「おきなわマラソン」を完走。真樹にとっては初のフルマラソン完走だった。
私が28kmあたりのトイレに行き、そこから6、7kmの間はぐれてしまった。きっとトボトボと歩いているんやろうと思いながら探し回った。すると、上り坂をしっかりとした足取りで走っている真樹を発見。いわゆる「魔の35km」あたりを。
びっくりしましたわー。
知らん間に成長してましたわー。
半年前のあの日のがんばりは、きっとこの先の人生にも役立つでしょう。
パオパオが走ることが好きなのが、少しは真樹にもいい影響を与えたかな。
今日やっと、真樹の車の任意保険料の振込用紙を送ってきた。期限ギリギリやちゅうねん。3年目にして保険料も3分の1くらいになった。
このお金は、パオパオが汗水たらして稼いだ分やしな。ここ大事なとこ。
さっそくコンビニに支払いに行って、真樹にメール。
そしたら返事が返ってきた。
◇ ◇ ◇
メールありがとう!!
振込用紙遅くなってごめんね。
パオパオの体の調子はどうですか。
友だちに言ったらぜったいバイトのし過ぎと言われます。
まきは心配しています。
はやく元気になって
沖縄もきてね!!
◇ ◇ ◇
真樹、ありがとう。
パオパオは今のところ元気やでー。
でもこの先のことを考えると、気分はユーウツ。
手術ということになったら、沖縄に行っても走れへんしおもろない。
来年1月末の「名護ハーフ」で完全復活、60代優勝といかんかなあ・・・。
真樹のいいニュース、待ってるよ〜ん。
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【今日のきく】
今日、超久しぶりに古村さんが店に来られたそうだ。元マラソン京都記録保持者だった古村さんも、私の一回り上なので72、3ですか。もう走ってはらへんのかなあ。
その古村さんがパンケーキを持ってきてくださった。こんな甘いもんはきくは食べたらあかん。
「ひょっとして、これも卵入ってる?」
「当たり前やん。」
「ということは、ボクも食うたらあかんちゅうことか。」
「そう。」
あーあ、パオパオはきくといっしょやいっしょや・・・。
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2016年08月22日(月)
薬はない、切るしかない [病院]
昨日「三瓶高原クロスカントリー」の会場で、「京都キャロット」のお客様から。
「昨日今日と連続レースですか。」
「はい。昨日は8kmに申し込んでたんですけど、体調不良でやめときました。今日はだいぶ回復したんで5kmに出ます。途中で倒れるかもしれんし、ちょっと心配なんですけど・・・。」
「おー、がんばってください。」
「あのー、近くにええ病院ありますかね。」
「病院はないけど、火葬場はいっぱいあるでー。」
うまい!
うますぎる!
昨日はこの励ましの言葉(?)でがんばることができた。(中8日空いた9日ぶりのランだったのに2位入賞。)病気発覚後いろいろな方にその話をしたが、たいていは深刻に聞いておられない。はっきり言って「60年も生きたしもうええやんか」ムードが漂っている。そんなもんですかね。
教訓 「ジジイは他人の病気に関心はない」
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今日は朝から鞍馬口病院の耳鼻咽喉科。
先週のCTスキャンで見つかった甲状腺腫瘍の診察。
「こんなに大きいのに気づかれませんでしたか。」
「はい、全然。」
「まずは血液検査をし、その結果を見てから針を刺す生体検査になります。小さい腫瘍の場合は1回で済むんですが、藤井さんの腫瘍は大きいので何回かに分けて検査することになると思います。1回に2か所しか取れませんので。」
「そんなに大きいんですか。」
「場合によっては鎖骨の下まで腫瘍が広がっていることもあります。そういう時は鎖骨をいったん外して手術することになります。」
「鎖骨を外して・・・。」
「甲状腺の腫瘍の治療は、薬はありません。切るしかないです。」
「薬はない、切るしかない」って、胆のう炎の時に言われたこととまったくいっしょ。なんやねん!なんでもええし薬くれ!
「あのー、胆のう炎のほうも手術を勧められてるんですが、どっちの手術を優先したらいいんでしょう。」
「ガンの診断が出たら、すぐ甲状腺の手術です。」
最初は漠然としていた「診察→検査→入院→手術」の日程がだんだん具体的になってきた。
なんでやねん!
昨日炎天下の5kmクロカンレースで2位の走りやで。元気元気やのに・・・。
診察は15分ほどだったが、その前後合わせて病院には3時間以上いた。元気な人間が病院に長時間いるとあかんね。私は元々お気楽中のお気楽人間だが、病院はあかんわ。精神的にどどどっと落ち込んでしまった。
ヨメさんがお弁当を買ってきてくれ、お昼はきくちゃんを見ながら食べさせてもらった。
しかしそのあとは何をする気もおこらず、けっきょく夕方まで寝込んでしまった。ヨメさんは「京都キャロット」の仕事をしているというのに。
本当は今日は月曜なので、ガードマンの仕事に行く日だった。たしかにしんどい仕事だが、家でくすぶっているよりはいいのかもしれない。
これからの病院通いがどう展開していくか予想できない。胆のうと甲状腺の2カ所の手術をどうしていくのか。ガードマンと寮の管理代行の仕事はどうしたらいいのか。「京都キャロット」の出張販売はどうするのか。頭が痛い。
※ これから病院通いが続きそうなので、「病院」というカテゴリーを新設しました。こんなんないほうがいいんですが・・・。
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【今日のきく】
夜のお散歩は、いつもの大きな公園へ。
ちょっと元気のない私を、ガウガウと励ましてくれた。
仮に入院手術となると、退院まで9日間だそうだ。
そんなに長く空くと、私が退院して来たら逃げ惑うんでしょうね。
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2016年08月21日(日)
2016三瓶高原クロスカントリー [ランニング・出張販売]
突然ひどくなった胆のう炎はまた、突然回復する。
前日お昼は「ひろしまクロカン」会場でおそば。夜はおおうえ民宿さんでセーブした夕食。これがよかったんでしょうか。夜はぐっすり眠れ、朝はさわやかな気分。朝起きたときに「今日は走る」と決めた。
ヨメさんからは「絶対にあかん」と言われたが5km男子60歳以上の部に強行出場。走友・山本さんの背中を目標にしてがんばった。
結果は22分41秒で、山本さんに次ぐ第2位。レース中もレース後も体調悪化はなし。今まで細かなことを気にせずレースに出ていたが、これからは改めよう。入念な準備と入念なアフターケア。これで行きましょう。
6時半に起き、6時50分ごろ会場到着。
昨日一回出しているので、今日の出店準備は楽。
車を置く場所は遠くになってしまったが、受付は余裕で行けた。
私ら夫婦二人、ずっと連続で遠来賞をいただいています。
まずは、おおうえ民宿特製お弁当の朝食。
これでしっかり腹ごしらえもできた。
そしてウォークランへ。これをウォーミングアップ代わりにしている人が多い。私もそうです。
2kmをどの程度で走れるかによって、本番の5kmのタイムが予想できる。
最初の平坦な1kmが4分半、次のアップダウンのある1kmが5分弱で、2km9分半くらい。これなら本番5kmは22分半くらいが狙えそう。
ゴール地点に、以前の担当役員さんだった小谷さんがおられたのでパチリ。
「あと、5kmも走らせてもらいます。」
「がんばってください。」
もう、レースへの準備万全という感じ。
さあ、ヨメさんの3km。
見ていて、昨日よりスピードが出ているように感じる。
1週目1kmは6分ちょっと。
2周目はアップダウンがあってきつい。
「ふじいさーん!」と誰かから応援の声。うれしいねえ。
前の日より1分半縮めて、ギリギリ8位入賞。
よかった、よかった。
走友・松本さんと内田さん。
松本さんは3と8、内田さんは3と5と8。ああ、うらやましい。
ここに入って走れてたらおもしろかったのに・・・。
ヨメさんの表彰式。
芝生と空がきれい。
賞状を受け取るヨメさんの表情も晴れやか。
また、来年もこに立てますように。
さあ急げ!
次は「うちまつ」ペアの応援だ!
3kmの内田さん松本さんの激走を目の当たりにし、ますます「がんばんで」ムードが高まる。「絶対に走ったらあかん」と止めるヨメさんの声を背にスタート地点へ。
まずはいつものスタートダッシュ。500m地点で1分53秒。
「はしれてるー!」
4分08、4分56、4分11、4分39、4分45でゴールは22分41秒。最後の1kmがバテバテになったけど、まずまずというか、よう走りましたよね。いやいや、上出来中の上出来です。
いつもはしないクーリングダウン。
会場を少し離れるだけで、また雰囲気が変わる。
「定めの松」の前で記念写真。
いつもは食べないトン汁もいただいて・・・。
暑い日に熱いトン汁が意外においしかった。
ヨメさんが表彰式の写真を撮ってくれた。
あのゲストのきれいなおねえさんにメダルをかけてもらえると楽しみにしていたのに・・・。
贅沢は言うまい。
初の山本さんとのワンツーフィニッシュ。
えーと、これ、遺影に使えるでしょうか・・・。
内田さんの8km。
さすがに今年の暑さはこたえたようだ。
松本さんの8km。
こちらは昨日より元気です。
松本さん、8km第2位。
もうちょいで優勝。惜しかった。
来年もし元気やったら、8kmに出ようかなあ。
後片付けをささっとして、西之原レストハウスへ。
「山食丼(980円)」。これかカレーかそばしかなかったら、これになりますね。
帰り道でブドウを買って。
宝塚の渋滞も思っていたよりはましだった。
家に着いたのは8時40分ころ。
きくちゃんがふぇんふぇんと・・・、あんまり言いません。
それは、廉ちゃん彩ちゃんが世話しにきてくれてたから。
ありがとね、「若夫婦!」
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