パオパオだより

　「なにそれ、よっぽど仕事できる人みたいに！」

　明日の「ひろしまクロスカントリー」に向けて、前日泊。毎年なじみの大正旅館さんへ。夜７時到着の予定だったが、吹田ジャンクションでボーっとしていて豊中まで行ってしもた。戻るのもうまく戻れず、今度は茨木インターへ。あのへん、ぐるぐる回ってしまいました。これでロスタイム３０分。旅館到着は７時半。

　着いてすぐにパソコンを取り出し「パオパオだより」をチェックしていると、ヨメさんから「なにそれ・・・」。そんなことするくらいやったら、「京都キャロット」の仕事に生かせよちゅうことが言いたいんでしょうね。

　これでどこでもパソコンが使える。ああうれし。
　昨日のテーマがよかったのか、今日は久しぶりにアクセス数が多い。さっそく滋賀の走友お二人からあたたかいコメントもいただいた。ガードマンネタばかりでなく、幅広い記事を書かなくては。

　親からの教えでお料理を残したことなどなかったが、今日はお魚とサラダを残した。私の大好きなポテトサラダだったが、卵の黄身がよくないそうだ。うまいのに・・・。

　明日は８日ぶりのラン。それもいきなりクロカン８ｋｍレース。どの程度走れるんでしょうか。胆石が暴れるちゅことはないんでしょうか。まあ、そんなこと考えてもしょうがない。いつも通りでいいですよね。

　腹痛で熟睡できず。何度も何度も起きて、ふとんの上にすわっていた。朝５時半ころやっと痛みがましになり、少しだけ寝ることができた。痛みだしてからちょうど１２時間。これが延々と続いたらどうしようと泣きそうでした。
　朝はおかゆ。小谷屋のおばさんにもらったしば漬けがしみた。

　そのあと近所のＫ村クリニックへ。痛いところを言うと、すぐにエコーで見てくださった。「胆石胆のう炎です。大きな石がいっぱい見えているでしょ。胆のうも腫れていて、ここが痛むんです。すぐに大きい病院に行って検査してもらってください。そのまま入院で手術することになると思います。」
　「えー、そんなに悪いんですか。土日にどうしてもしなくてはならない仕事があるんですけど・・・。」
　「その間に手遅れになってしまう可能性もありますよ。紹介状を書きますから、今すぐ行ってください。」

　父が最初に入院していた鞍馬口病院へ。ヨメさんが車で送ってくれた。
　まず診察室で先生とお話しさせてもらったあと、血液検査、尿検査、ＣＴスキャンへ。すべての検査が終わった約１時間後、再び診察室へ。
　「胆石胆のう炎です。Ｋ村先生は急性の炎症を心配されたようですが、これは相当前からのものですね。胆のうの外側はペラペラなんですが、藤井さんのはこれ以上分厚くなれないくらいになっています。緊急性はありませんが、また痛みをくり返すことになるので手術されることをお勧めします。」
　「あー、よかった。土日に仕事があって、入院せんならんかったらどうしようと思ってたんですよー。」
　「それよりもですね、ＣＴスキャンで首も見たんですが、甲状腺が腫れています。こちらの方が心配なのですぐに検査してもらってください。予約してください。」
　ほぼ有無を言わさずという感じ。お腹を調べに行って首に異常が見つかるとは・・・。
　けっきょく「胆石胆のう炎」のほうは、薬もなく治療法もなく、脂っこい食べ物はできるだけ避けるというくらい。「切り取るしかないです」って・・・。なんかウソでもいいし、「痛みが出たとき、この薬を飲むと少しはましになりますよ」と言ってニセ薬でも出してほしかったなあ。

　今日は父の退院日。退院して、いなかの私の家の裏にある施設に入所する。下手すれば、父の退院日に私が入院ということになった可能性もあった。

　またヨメさんに迎えに来てもらった。今度はきくちゃん付きで。
　きくはいつもと反対なで不思議そうな顔をしていたが、私と分かるとしっぽブンブンで喜んでくれた。

　ヨメさんからは「葬式はせーへんでー」というあたたかい(？)お言葉。

　まあ、いわゆる「バチが当たった」というやつですか。
　さあ、私はこれからどうなるのでしょう。

　今日が休みやったらよかったのに・・・。
　４日連続１２時間勤務のガードマンの仕事の翌日に、寮の管理代行１７時間はきつい。
　朝早起きして寮１(二条)へ。寮生に負けじとしっかり食べたら、またお腹が痛くなった。痛くなってきたのは夕方５時すぎくらいから。それなら夕食を控えめにすればよかったのだが、またまたしっかり食べてしまった。(アホか！)

　１週間前の寮の管理代行後も、今日と同じように腹痛になった。夜痛くて寝つけなかったが、いつの間にか寝て、朝には楽になっていた。ちょっとは学習せえよと自分に言いたい。

　管理人室に長いすがあるので寝転んでみたが、寝たら痛みが増す。立っているのが一番ましだったので、管理人室でほとんど立ちっぱなしだった。
　痛いのは胃ではなくて、右肋骨の下あたり。ネットで調べてみると、「胆石胆のう炎」の疑い。これでは、腹痛の薬も痛み止めの薬も効かないわけだ。

　たしかに食べ過ぎて、体重は今年第２位の６４．６ｋｇ。５日間全く走らず、食うもん食ってたらこれや。腹痛はそれとは直接関係ないようだが、とりあえず体重を３ｋｇ減らさなくては。

　それより先に、明日病院行ってしっかり診てもらうことですね。

　「暑いなあ。」
　「暑いですね。」
　「わしもそうやけど、勉強せんかったらしんどい仕事せんなんなあ。」
　「ほんまですわ。」

　今日はやまがた屋最終日。
　暑さで頭がボーとなりかけているとき、よく年配の男性が話しかけてこられる。
　若い時にしっかり勉強した人は楽な仕事に就き、ろくに勉強せんかった人はしんどい仕事をせんならんらしい。「わしもそうやけど」と前置きがあるところが、この方のやさしさですかね。自分ではけっこう勉強したつもりですが、私も足らんかったんかねえ。

　私がガードマンのアルバイトを始めたとき、「ほかの仕事はなかったんかいな」と言った人がいた。これはたぶん、「もうちょっと楽で給料のいい仕事もできるやろうに」という意味で言われたのだろう。
　ないんですよ。使う側の立場になって考えてみてください。歳が６０で何のとりえもないおっさんをどう使います。まあ体が健康で、時間をしっかり守り、言われたことは忠実に従う人間にはこの仕事はぴったりでしょう。
　子どもらが「お父さんの仕事はなに？」と聞かれたときに、「ガードマンと寮の管理代行と、時々ランニング用品店の手伝いやってます」と言うのがちょっとつらいかね。私はそれなりに全部まじめにやっているつもりですが・・・。

　お昼休みが２時からなので、いつも１２時前にパンを１個買って食べる。今日は最終日なので、やっぱり「黒豆パン(１８０円)」ですね。すごくおいしかったけど、あんまり腹の足しにはならんかったな。

　店内には丹波絵巻が飾ってある。　
　ほとんど行ったことのあるところばかりなので、見ていておもしろかった。

　お昼は、「楽膳黒豆(９８０円)」。
　このレストランメニューの中でいっちゃん高いやつ。高いゆうても９８０円なので、最終日に食べることにした。黒豆ごはんがおしかったので、量がもうちょっと多かったらよかったのにと思った。

　今日もお昼１２時半から雨。１時ごろにはいったんやみ、少し涼しくなった。

　ところがお昼休みが終わり、３時に駐車場に出るとまたカンカン照り。
　おそうじ係のおじさんが、「たまらん暑さやね」と声をかけてこられた。
　「昨日バイクの子がぎょうさん来て、たばこスパスパ吸うとったしポイ捨てのそうじ大変やったでしょう。」
　「たしかに多かったです。私の発案で、『ピューティフルハート』というポスター作ったんですわ。あれを見てほしいです。」

　４時１５分からの休けいでは「黒豆ソフトクリーム(２６０円)」。
　バニラとちがって、これはこれでおいしい。

　このあと雷が鳴りだし、雨脚もきつくなってきた。
　車両誘導どころの話ではない。車とお店の出入り口を駆け抜けるお客様が危なくないようにだけ注意して、あとは雨にぬれないところに退避させてもらった。

　夜７時１５分からの最後の１５分休けいで、「肉うどん(６００円)」。
　今日は黒豆尽くしだったので、最後も黒豆を食べたかったがメニューにない。もう１種類くらい黒豆メニューを出してほしいところです。

　雨は小降りにはなったが一度もやまず、お盆休み最終日ということもあってか、夜は極端にお客様が少なくなった。ミスタードーナッツさんも、今日はたくさん売れ残っていたようだ。

　いつもは閉店の９時に駆け込みトイレのお客様があるのだが、今日はそれもなし。いつもよりちょっとだけ早く業務終了することができた。

　４日間しっかり働いたごほうびですかね、最後の最後にネコちゃん登場。だいぶ近づいて写真を撮ったのに逃げなかった。きっと大事にされてるんやわ。

　また来年もやまがた屋さんに来れたらいいのに。
　かわいいワンちゃんやネコちゃんに会えたらそれでいい。
　来年までにはちょっとは勉強して、今よりちょっとは「かしこ」になっとこ。

　今日もかわいいワンちゃん。
　家に帰ってヨメさんに聞くと、「雑種とちゃうでええ犬やで」とのこと。雑種にしか見えへんかったんですけど・・・。

　「ちろる・オス・２歳」

　「臆病なもんで・・・」と飼い主さんは言っておられたが、ガードマンの制服姿になつくワンちゃんはまずいない。うちのきくは、私が制服姿で帰るとブルブルふるえてしっぽタレタレ。ちろるちゃんはそれよりはましだった。

(注)もうちょっと、続きます。

　今日も「やまがた屋」さん、９時から２１時。
　
　けっこう来るんですよね、かわいいワンちゃん。でも配置場所を離れるわけにはいかない。それでお給料もらってるんですから。ただし、すぐ近くに来た場合はかまいに行っていいですよね。

　お昼すぎ、かわいいワンちゃん２頭立て。
　「かわいいワンちゃんの写真撮らせてください。何の種類ですか(と、たぶん雑種と分かっていても礼儀としてそう聞く)。」
　「雑種なんですよ。この２ひき、きょうだいなんです。」
　「えー、そうなんですか。全然似てませんやん。」　

　白いほうが「くり・オス・７歳」、薄茶が「める・メス・7歳」。

　くりちゃんはよく見る顔だが、めるちゃんはかなり変わっていた。
　２ひきとも触らせてもらった。犬柄のいい犬でした。
　きくも、こんなおとなしい犬柄になってほしいなあ。

(注)もうちょっと、続きます。