2016年08月22日(月)
薬はない、切るしかない [病院]
昨日「三瓶高原クロスカントリー」の会場で、「京都キャロット」のお客様から。
「昨日今日と連続レースですか。」
「はい。昨日は8kmに申し込んでたんですけど、体調不良でやめときました。今日はだいぶ回復したんで5kmに出ます。途中で倒れるかもしれんし、ちょっと心配なんですけど・・・。」
「おー、がんばってください。」
「あのー、近くにええ病院ありますかね。」
「病院はないけど、火葬場はいっぱいあるでー。」
うまい!
うますぎる!
昨日はこの励ましの言葉(?)でがんばることができた。(中8日空いた9日ぶりのランだったのに2位入賞。)病気発覚後いろいろな方にその話をしたが、たいていは深刻に聞いておられない。はっきり言って「60年も生きたしもうええやんか」ムードが漂っている。そんなもんですかね。
教訓 「ジジイは他人の病気に関心はない」
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今日は朝から鞍馬口病院の耳鼻咽喉科。
先週のCTスキャンで見つかった甲状腺腫瘍の診察。
「こんなに大きいのに気づかれませんでしたか。」
「はい、全然。」
「まずは血液検査をし、その結果を見てから針を刺す生体検査になります。小さい腫瘍の場合は1回で済むんですが、藤井さんの腫瘍は大きいので何回かに分けて検査することになると思います。1回に2か所しか取れませんので。」
「そんなに大きいんですか。」
「場合によっては鎖骨の下まで腫瘍が広がっていることもあります。そういう時は鎖骨をいったん外して手術することになります。」
「鎖骨を外して・・・。」
「甲状腺の腫瘍の治療は、薬はありません。切るしかないです。」
「薬はない、切るしかない」って、胆のう炎の時に言われたこととまったくいっしょ。なんやねん!なんでもええし薬くれ!
「あのー、胆のう炎のほうも手術を勧められてるんですが、どっちの手術を優先したらいいんでしょう。」
「ガンの診断が出たら、すぐ甲状腺の手術です。」
最初は漠然としていた「診察→検査→入院→手術」の日程がだんだん具体的になってきた。
なんでやねん!
昨日炎天下の5kmクロカンレースで2位の走りやで。元気元気やのに・・・。
診察は15分ほどだったが、その前後合わせて病院には3時間以上いた。元気な人間が病院に長時間いるとあかんね。私は元々お気楽中のお気楽人間だが、病院はあかんわ。精神的にどどどっと落ち込んでしまった。
ヨメさんがお弁当を買ってきてくれ、お昼はきくちゃんを見ながら食べさせてもらった。
しかしそのあとは何をする気もおこらず、けっきょく夕方まで寝込んでしまった。ヨメさんは「京都キャロット」の仕事をしているというのに。
本当は今日は月曜なので、ガードマンの仕事に行く日だった。たしかにしんどい仕事だが、家でくすぶっているよりはいいのかもしれない。
これからの病院通いがどう展開していくか予想できない。胆のうと甲状腺の2カ所の手術をどうしていくのか。ガードマンと寮の管理代行の仕事はどうしたらいいのか。「京都キャロット」の出張販売はどうするのか。頭が痛い。
※ これから病院通いが続きそうなので、「病院」というカテゴリーを新設しました。こんなんないほうがいいんですが・・・。
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【今日のきく】
夜のお散歩は、いつもの大きな公園へ。
ちょっと元気のない私を、ガウガウと励ましてくれた。
仮に入院手術となると、退院まで9日間だそうだ。
そんなに長く空くと、私が退院して来たら逃げ惑うんでしょうね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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