2009年11月24日(火)
イタチ! [雑感]
きくの散歩コースは、岩倉幡枝町の長代川沿いの道。
ちょっと体調の悪かったきくだが、動物病院でいただいた薬を飲ませるとだいぶ復活してきた。
昨日のこと。
きくは散歩中にきょろきょろするのがくせだが(私といっしょ)、体調が悪い時はそれもなかった。復活してからは、きょろきょろきょろきょろ。・・・「見っけ!」
長代川の草むらに、なにやらちょろちょろ。薄茶色の小さな生き物。2本足で立ったりもしている。きくも一生懸命見つめている。・・・「イタチ! 」
「写真、写真。」
しかし、動きが早くてうまく撮れない。やっと撮れた一枚が、トップの写真。
うちのいなかでよく見たイタチに比べると、このイタチはちっこい。まえに家の近所でイタチを見たが、それもちっこかった。街のイタチは、おっきくなれへんのかなあ。
きくの体調はよくはなってきているが、手術は避けられないようだ。来週あたりか・・・。
ご近所に引っ越してきてくれたイケメン犬・タロウちゃんは、相変わらずきくを見ては「クンクーン」と言ってくれる。きくも、今のところは「ガウガウ」と襲いかかっては行かない。仲良しっぽいんやけどなあ・・・。
あー、もうなにもかもめんどくさい。今日はイタチも見つけられたことやし、ビローンとなってゆっくり寝とくか!
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2009年11月23日(月)
「犬と猫と人間と」+飯田基晴監督ゲストトーク [映画]
二日続きの、「京都みなみ会館」。
この映画は、ヨメさんといっしょに行きたくてだいぶ前から誘っていたのだがかなわなかった。ヨメさんが行きたくないのは、見るのがつらい場面があるから。
上映後のゲストトークの最後で、飯田監督も言っておられた。
「つらい場面もないことはないが、そこばかりが強調されてしまって、本当に犬や猫が好きな人が見に来てくださらない。私が映画をとることによってできることは、微力であるが無力ではないと思っている。この映画の成功は、一人でも多くの人に見てもらえることだと思っています。どうか今日見てくださったみなさんも、お知り合いの方に宣伝してください。」
私ができること・・・、それはこのブログで映画の宣伝をすることですね。
◎ 『日本にアニマルポリスを誕生させよう!』サポーター有志が作成したリーフレットより。
推薦します!「犬と猫と人間と」
日本における動物問題の“今"を扱ったドキュメンタリー映画!
動物問題に関心のある方だけでなく、動物を飼っている全ての方が必見です。ぜひ、皆様でご覧ください!!
「不幸な犬猫を減らしたい」、映画は猫好きなおばあさんの依頼から始まる。
絶えることなく犬猫が収容・処分される「愛護センター」。その最前線で働く獣医や職員、ボランティアの苦悩。崩壊した多頭飼育現場で奮闘する人々。厳しく、悲しい現実が映し出される。だが、合間に登場する、気難しい犬“がじろう"、気まぐれ猫の“にゃんだぼ"達の姿には思わず微笑む。元気過ぎて手に負えない犬の“しろえもん"は、人と動物がともに暮らす難しさと、分かり合える可能性を示してくれる。日本中で話題となった「崖っぷち犬」騒動の裏側では、ひっそりと別のドラマが生まれていた。4年にわたる取材はイギリスまでに及び、知られざる多くの事実とともに、「人間」を見据える。本作には、感傷を乗りこえて社会を見つめ直すためのヒントがある。
飯田監督が言っておられたが、全撮影時間は120時間を超えたそうだ。4年半かけて撮られただけのことはある。映画は、いろいろな観点から撮られていた。これをわずか2時間に縮められるのはたいへんだったであろうと思う。
その間に、資金提供をしてくださったおばあさんは亡くなられてしまった。ただ、登場したワンちゃんネコちゃんたちは今もみな元気らしい。
私が一番心に残ったのは・・・。
つらかったほうは、「愛護センター」の殺処分される犬たちではなく(それはかなり覚悟していったので)、マルコ・ブルーのさんの言葉。「私は日本の犬には生まれたくない」。それと、彼が見た甲斐犬の親子の話。あれは聞いていてつらかった。
認識を新たにしたのは、ある「愛護センター」の所長をされている獣医師さんの言葉。
「人間の身勝手でここに運ばれた動物に対して、最終的に判断を下さなければならないのが私達の仕事なんです。それに対して非難されるのはたまらない。」
「殺処分される犬猫たちが一番最後に接する人間が、私たちのように動物好きな人間であることがわずかな救いであると思う。」
これらの言葉は、ちょっと「目からうろこ」でした。
私は「愛護センター」の職員さんに対して嫌悪感を持っていたし、動物が好きでない人ばかりが働いているものと思い込んでいました。
希望が持てたのは、神戸の「愛護センター」の若い男性職員さんの姿。
彼は「動物園」で働きたいと思い市職員に応募し、結局「愛護センター」配属になったらしい。しかし、「ここで働けててよかった」とおっしゃっていた。そのきれいに澄んだ瞳は、「殺処分を少しでも減らすために、自分のできることを精一杯やっていく」という決意に満ちていたように感じられた。
「ひとりひとりができることを・・・」
この映画は、これから犬やネコを飼いたいと思っている小さなお子さんたちにぜひ見てもらいたい映画である。
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2009年11月22日(日)
「いぬばか」+スザンヌ舞台あいさつ [映画]
今日12時10分から「京都みなみ会館」で、「いぬばか」の上映のあと主演スザンヌさんの舞台あいさつがあった。
そのことを知ったのは、金曜の京都新聞夕刊で。
その日の夜、「京都みなみ会館」に問い合わせてみると前売り券の残席わずか。映画館に直接買いに行くか、「チケットぴあ」で買うか。IDやパスワードなどを忘れていてたいへんだったようだが、ヨメさんがなんとか「チケットぴあ」で3枚ゲットしてくれた。
真樹と私とあと一人(遊んでいると思われたらいやなので書くなとのこと)の3人で見に行った。ついこないだ、「もう、娘といっしょに映画を見に行くことはないだろう」と書いたばっかりなのに、さっそくくつがえった。うれしい。
この映画は、スザンヌのための映画といってもいいだろう。ワンちゃんたちとスザンヌがかわいさを競っているという感じかな。
「犬と人間がともに幸せに暮らせる社会を」というメッセージは、がんばりすぎていなくていいと思う。小さな子にもよく分かっただろう。
舞台あいさつは短時間だろうと思っていたが、意外にも30分以上あったと思う。
「京都みなみ会館」は客席数165の小さな映画館だが、もちろん満員。ほとんどが、このスザンヌの舞台あいさつ目当てで来られた方だろう。
前半は、司会者の方が映画撮影中のエピソードや共演者との思い出話などを聞きだされていた。後半は、客席からの質問にスザンヌが答えてくれた。
その中で一番心に残っているのは、「共演したい役者さんは?」という質問。
答えは、渡辺謙サンと渡哲也さん。彼らの隠し子役として、シリアスな演技をしたいそうだ。
スザンヌが答えている内容は、どれも的確で、決して「チンプンカンプン」ではなかった。芸能界に生き残っている人だもの、「おバカさん」のはずがない。それが、よーく分かりました。
スザンヌが舞台から引っこむとき、子どもたちが花束を持ってかけよっていった。もちろん、スザンヌは立ち止まり、花束を受け取って一人一人と握手していた。
そうか、こんな手があったんや。気がつかんかったなあ。
真樹に持って行かせばよかったなあ。もし、またの機会があったら、次はしっかりと・・・。
映画館から出たあと、おとなりの建物の2階の「うなぎ料理・美登利」で遅いお昼ごはん。おいしいおいしい「うな重」を食べた。
ここでも写真を撮ったのだが、例の「もう一人」から「写真掲載禁止」と言われたので、残念ながら写真はなし。
今日、11月22日は「いい夫婦の日」やったのにねえ。
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2009年11月21日(土)
「タロウ」〜シリーズご近所犬11〜 [わんこ・にゃんこ]
うちのすぐご近所に、イケメン犬が引っ越してきた。
タロウちゃん。歳は聞いていないが、どう見ても青年犬。
うちのきくも、ちょっと気に入っているみたい。タロウちゃんも嫌がっていない。これは、めずらしいことだ。
きくは世間知らずで、犬社会のルールもよく分かっていない。今まで相思相愛ふうになったのは、ゴールデンのごんちゃんだけ。そのごんちゃんも死んでしまったし・・・。
タロウちゃんと仲良くしてもらったらうれしいんやけど・・・。
こんなに元気いっぱいに走ってるきくなのに、擬似妊娠で子宮にうみがたまっているらしい。今日、ヨメさんが「はたえだ動物病院」に連れて行ったら、手術をしたほうがいいと言われたらしい。
あー、やっとお友だちになれそうなワンちゃんが見つかったのに・・・。
もうちょっと早く引っ越してきてくれたらよかったのにね。
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2009年11月20日(金)
たいが君 [家族]
「うっ、産まはったんですか?」と税理士さん。
「なんぼ久しぶりに来やはったからって、そんな早わざはないわなあ。」
(第一、もう孫がいてもおかしくない歳やし・・・。)
今日来ていただいた山本税理士さんによると、ホームページなどを見ている人のほとんどは、写真はしっかり見るが文はほとんど読まないらしい。
そういえば私のブログファンと言ってくださっていたSさんも、「むずかしそうなのは、サーと流して・・・」って言ってはったなあ。
よっし、今日は、写真中心でいこう!
ここは、「京都キャロット・産大前店」。たいが君は、朝から仕事場に連れて行かれ・・・。
もちろん、ベビーベットなんてありません。
「段ボール並べたら、立派なベットになる!」
眞寿美さんはそうやって、廉と真樹を育ててきました。
「たいが君、まだましやで。うちの子らは寒風吹きすさぶ中で寝かされてたんやから。」
お昼には、いったん家に帰り「おちちの時間」。
洗濯もんに囲まれて飲むおちちの味は?
「おなかへってるからだまってのんでるけど、ぼくをだっこしてるおばちゃんはだれ?」
「気にすな、気にすな。」
午後は、通販事務所でおばちゃんのパソコンのお付き合い。
まあそれにしても、ようこんな古いおんぶひも見つかったなあ。15年ぶりのおんぶやなあ。
さて次は、通販の荷造り。
注文されたお客様は、まさかこんな状態で発送業務をしているとは夢にも思っておられないでしょうね。
「はじめてみる、おさるさんみたいなおっちゃんもいるなあ。だれなんかなあ。」
たいが君が眠ったので、おばちゃんはそのうちに発送商品を取りに「京都キャロット・産大前店」へ。
もちろん、こちらも特製段ボールべット。
「さっきのんと、どっちが寝心地いい?」 (そんな問題でもないか。)
「段ボールの上でもしっかり寝られる子は、いい子に育つでー」
おさるさんみたいなおっちゃんは、たいが君にそう語りかけるのであった。(おしまい)
※たねあかし・・・たいが君は、ヨメさんの姪・さきちゃんの2番目の子です(生後5か月)。上の子がインフルエンザにかかったため、一時あずかっています。
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2009年11月19日(木)
京都水族館 [雑感]
◎毎日新聞(京都版)11月16日朝刊より
支局長からの手紙:京都水族館 /京都
日本は四方を海に囲まれているせいか、日本人は魚を食べるのが好きなだけでなく、見るだけの水族館も大好きなようです。正確なことは忘れましたが、大きな水族館がこれほど多くある国は珍しいと聞いたことがあります。水族館は自由に生きている魚を人間の都合で水槽に閉じ込めるからけしからん、と魚の立場に立つ意見もあるでしょうが、「水族館はあってはならない、悪いもの」とは思いません。
ところが、京都市内中心部にある市有の梅小路公園にオリックス不動産(東京都港区)が日本初という内陸型大規模水族館「京都水族館(仮称)」を建てる計画だと聞くと、「水族館がある京都なんて想像もしなかった。京都に似合うだろうか?」と素朴に思います。大阪市や神戸市に水族館があっても違和感はありませんが、京都市に水族館が出来ると考えるだけで、違和感を覚える人は少なからずおられるのではないでしょうか。
市緑政課が「京都水族館」とJR西日本が計画する「京都鉄道博物館」の建設を軸にまとめた「梅小路公園再整備の方向性(案)」を読むと、市は公園の再整備で地域が活性化することを大いに期待していることが伝わってきます(もっとも、同公園を作るときにも「地域を活性化する」と周辺住民に説明があったそうです)。しかし、市が最も期待しているのは市の財政が少しでも良くなることではないでしょうか。
市は市有地を民間に貸せば借地料を稼げます。また、観光客が市内の宗教施設にお金を落としても税収にあまり直結しませんが、民間の水族館に約200万人(開業初年度の目標)も入場すれば市にも大きな増収となるでしょう。市は周辺社寺など「歴史文化資源」との連携を強化し、共存共栄を目指そうとしていますが、観光客が200万人も純増するでしょうか。現実的に考えれば、観光客は何カ所かの社寺で使う時間とお金を水族館に回すようになるでしょう。その結果、水族館建設を認めた市と社寺がぎすぎすするようなことにならないか心配です。
そもそも同公園は平安遷都1200年を記念し、「都心の緑の創造」「歴史の継承と未来への飛躍」「緑の文化の発信」をテーマに整備されたそうです。京都水族館が「ワカメや昆布を主体にした海の植物園」になるのなら梅小路公園の理念にピッタリです。もちろん、そんなはずはないでしょうね。でも、どのような水族館になるか具体的な計画案はまだ市にも示されていないそうです。
伝統と格式を重んじる一方で、革新性も併せ持つ京都、京都人が納得して受け入れられる水族館なのかどうか。早く青写真を見せてほしいという声をよく耳にします。皆さんはどのようにお考えですか。【京都支局長・北出昭】
◎ (財)京都市都市緑化協会ホームページより
梅小路公園のご案内
梅小路公園は、市街地の中心(京都駅から西へ徒歩約15分)にありながら人が緑と花で憩える空間として、また災害時には市民の皆さんが避難できる場所として、1995(平成7)年から開園している面積約11.7ヘクタールの都市公園です。公園内には、広々とした「芝生広場」、水と親しめる「河原遊び場」、賑わいのあるイベントが開催される「七条入口広場」、フィールドアスレチックのある「ふれあい広場」などがあり、また有料施設として、建都1200年記念の日本庭園「朱雀の庭」や、自然がいっぱいのビオトープ「いのちの森」、昔懐かしい「チンチン電車」(土日祝のみ運行)、レストランや貸室(和室・茶室・イベント室)のある「緑の館」があります。
公園の隣には、蒸気機関車のことならなんでもわかる「JR梅小路蒸気機関車館」があります。
3日前の朝。
パオパオ「今日の毎日新聞に、京都水族館のこと、わかりやすー書いてあったわ。『支局長からの手紙』っていうコラムあるやん、あそこに。」
ヨメさん「なんて?」
パオ「京都市に水族館は違和感を覚えるって。梅小路公園は緑の創造をテーマにつくらはったんやて。それやったら、ワカメや昆布の水族館にしたらテーマに合うって書いてあったわ。」
ヨメ「そんな変な水族館、誰が行くねんなー。」
パオ「そう、それが言いたかったわけや、支局長さんは。誰も作ってほしいってゆうてへんもん無理やり作って、誰が行くねんてな。」
ヨメ「そんなんゆうたら、動物園かてみんなそうやん。」
パオ「いや、それはいっしょにしたらあかんと思うけど・・・。」
ここ最近の流れを見ていると、「何が何でも、梅小路公園に水族館作ったんどー」という京都市の意気込みが感じられて気色悪い。「そんなに必死になって作らんならんようなもんかい?」
京都市の説明によると、水族館建設予定地は現在別の建物が建っている場所で、水族館ができても公園が狭まることはないらしい。
しかし、しかし・・・。
去年、パスポート申請で京都駅ビルに行き、お昼ごはんを食べたレストランから北側を見て絶句した。
「オウ、ナンテコッタイ! コンクリートジャングル・キョウト」。
よう、これで観光都市ってゆうてるなーと思った。とても「古都」のイメージではない。奈良のほうがよっぽどまし。
その時思ったのは、コンクリートの建物を壊し公園に作り替えた会社に、莫大な報奨金を与えたらどうだろうということ。これから人口も減ってくるらしいし、会社や工場もどんどんつぶれていくだろう。そんな廃墟を残すくらいなら、今のうちに予算を計上し、それこそ「緑化」に力を入れていけばと思う。
この梅小路公園も、ぐるっと回れば800mほどのジョギングコースがとれるらしい。それなら、その水族館予定地もジョギングコースにしてもらって、車の心配なく走れるコースを伸ばしてもらったらどうだろう。
京都はまわりを山に囲まれているので、緑が多いと錯覚している人が多い。とんでもない。街中で安全に走れるところはほとんどないと言ってよい。大都会東京のほうが、よっぽど走れるところは多い。
私が今ほしいのは、コンクリートで囲まれた冷たい建物ではなく、なーんにもない安全な原っぱです。
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