2009年09月12日(土)
9・9・9(サンキュー)平和ラン・帰り道 [ランニング]
「ランナーズ9の会」の仲間と東寺で別れ、私は一人家路へ。
まえにカーナビで調べたら、東寺から自宅・二軒茶屋までは約12km。10km+20km走った後、一息ついてからの12kmはしんどいぞー。
帰りは大宮通りから堀川通り。自動車の多い通りなので、私の大好きなワンちゃんと出くわすことは望み薄。
こんなときこそ、いろいろなことを考えながら走りましょう。
大宮通りを四条まで上がり右折、四条堀川を左折し、そこからまっすぐ御薗橋をめざす。
四条堀川上がる東側にあるピカピカの高校。ここが「堀川の奇跡」と呼ばれる高校だ。
京都に長年続けられた「高校進学小学区制」を崩し、国公立大学への進学者を増やした高校。
楽天野村監督の言葉を借りれば、「バッカじゃなかろかルンバ!」(この言葉は、去年の交流戦で、巨人原監督と伊原コーチに向かって投げられたもの。)
多額の資金にものを言わせ、他チームの4番やエースを引き抜くやり口・・・。でも、作戦は幼稚・・・。なんか似てますねえ。
元々お勉強の良くできる子を集め、野望を持ったギラギラ教師に指導させる。そら、進学率上がるでしょう。それを「奇跡」と呼んだら、「奇跡」という言葉が泣きまっせ。
うちのヨメさんは短大卒。しかし、結婚してから堀川高校定時制の3年に編入させてもらった。それから卒業までの2年間、「何物にもかえがたいいい経験をさせてもらった」そうだ。
定時制高校に来る子にはさまざま理由があるが、誤解を恐れず言うと、「他に行き場がないと思っている」子が多い。しかし、他の学校でよく聞く「いじめ」だけはなかったそうである。
このピカピカの新校舎になるときとほぼ同じ時期に、堀川高定時制は募集停止になった。
「なんやねん、勉強できんやつは出て行けちゅうことか!」
私ら夫婦の怒りは最絶頂になった。
「なにが『堀川の奇跡』じゃー。定時制の子は『堀川』に入れてもうてへんのかい!」
このピカピカの校舎を見るたびに、またムカムカしてくる。
ついでにもうちょっといいですか。
大阪の教育委員をしていた有名オリンピックコーチ(女性)。「定時制不要論」をまくしたてておられましたよねえ。「あまやかすな」ってねえ。
それなら、そんな行き場を見失っている子たちを末長く見守ってくださるのかと思っていたら、「すかしっぺ」ですか。言いたいことだけ言って、今は中国に招かれて「日本以上の選手を育てる」とうれしそうに話されてます。
あなたは一部のエリートを育てるには手腕を発揮されたかもしれないけれど、いろいろな子がいる学校に関わる教育委員としては不向きでしたね。
なぜか、ピカピカのこの校舎を見ると、○○コーチの誇らしげな顔が浮かんできて困ります。
二条城。
ここは、ヨメさんが堀川高定時制に通っていたとき、体育の時間に走ったところ。
「学年の女子で一番やねんでー」と言っていた姿がなつかしい。
檀王さんの信ヶ原さんが、「以前、元旦ロードレースの上位に名前出てたよねえ。」と言ってくださった。
「元旦ロードレースって、二条城でやってたやつ?」とマコちゃん。
「二条城でやってたん、そうとう前ですよ。そのあと御所になったんですわ。二条城でやってたんは25年くらい前ですね。」
「はー、私ら、元旦ロードレースと言えば二条城ですから・・・」
マコちゃん、私と同じ名字なので、いつも「兄です」と言ってくださるのだが、この調子だとかなり歳の離れた兄になってしまう。
堀川の商店街を走っていると、後ろから追いついてこられた自転車の女性。
「一人で走ってはるんですか。」
「いえ、ついさっきまで5人で走ってたんです。」
「これからどなたかにバトンタッチですか。」
「いえ、もう終わって家に帰るところなんです。」
「そうなんですか。がんばってください。」
そうか。この女性は、私が背中に付けているゼッケン
「スポーツは平和とともに
核兵器廃絶
反核平和マラソン」
これをしっかり読んで声をかけてくださったのだ。
うれしい。こんなちょっとした声かけがすごい励みになる。かわせみさんからいただいた「憲法9条パンフ」をお渡ししておいた。署名も頼めばよかったかな。
京都市立北総合支援学校。
こちらもピカピカの新しい校舎。しかし、高い塀に囲まれ、とても地域に溶け込んでいるとは思えない。第一、「特別な支援」って、あまりにも上から目線過ぎません?
学校で調理する給食じゃなく、冷凍した食品を解凍するだけの「クックチル方式」の問題はどうなったんでしょう。
こんなところにも目を光らさねば。少数者の口をふさぐ教育にはしたくありませんね。
京都北郵便局。
毎日、通販の「ゆうパック」でお世話になってます。
「日通」さんとの合併は、一時凍結だそうですね。これから先、どうなるんでしよう。
小泉さんの仕掛けた4年前の「郵政選挙」。たくさんの人が「郵政民営化賛成」の候補者に投票。
「だまされた」ではすまんぞ。この失われた4年間を作り出したのは、そんな人に投票したあなたです。あまりにも単純すぎたんじゃありませんか。
やっと、御薗橋。
鴨川沿いの歩道を走って、ビックリ。
歩道に大きな桜の木が、ドーン。これって、ギリギリ人は通れるけど自転車は無理。えらい歩道があったもんや。
やっぱりいろんなところを走ってみて、タウンウォッチングせなあかんね。市長さんも、「タウンミーティング」より「タウンウォッチング」しやはったほうがいいんとちっがいます?
おおー、産大前。
ここまできたら、あと家まで1km ほど。
もう腰は爆発寸前。右ヒザも「ギーギー」と変な音がしだした。
「京都キャロット」は、本日水曜定休日。
ここから家まで約700m。あとちょっと。
鞍馬街道から「地球研」方面へ。
遠くに見えるは比叡山。その手前には京都精華大学。
やっと、我が家に到着。
朝7時56分に家を出て、約42km。所要時間7時間半。もう終わりと思ってからの12km走は値打ちがあった。ジュースを買って飲んだとき以外は休まず走ることができた。
ちょっとは力がついてきたんかな。
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2009年09月11日(金)
9・9・9(サンキュー)平和ラン・続きの続き [ランニング]
この「平和ラン」に参加するに当たって、一つ心配なことがあった。
呼びかけ人のかわせみさんは大阪、参加表明されていたあんぱんまんバイキンマンさんは兵庫、けいくんは茨城。ということは、地元京都の私に道案内役がまわってくるのでは・・・。
なんせ私、京都出身とはいえ、京都の北の端・鞍馬からさらに北へ10kmの花背別所町の出身。お寺でデートの経験も乏しく、街中の道とか全然知りましぇーん。
でも、安心。
実は、かわせみさんは京都のど真ん中、立誠小学校学区出身でした。そしてもう一人の参加者・マコちゃんは、北白川出身の生粋の京都人。この頼りになるお二人のおかげで、お寺からお寺へすいすいと走って行くことができた。
このお二人が、要所要所でいろいろと解説。
円山公園の中に、祇園祭の「山」(山鉾のうちの山)の倉庫があることも初めて知った。
あちこちで記念撮影。
平日だというのに、清水寺周辺はすごい人だかり。
清水寺山門前で、署名活動。
しかし、修学旅行生とその引率の先生がほとんど。私は声かけをようしませんでした。
「音羽の滝」で水を飲ませてもらおうと思ったら、すごい行列。
「これ、池に入って落ちてくる水受けて飲んだらあかんのでしょうかね。」
「だいじょうぶ。裸になって、あの水に打たれてる人もいるくらいやから。」とマコちゃん。
「ほんまですか。さすが仏教、なんでも来いやね。イスラム教やったら死刑やね。」
けいくんとちょっとしゃべらせてもらった。
けいくんは、茨城県つくば市の会社勤務の48歳。福岡への出張で、同僚はみな飛行機で帰ったがけいくんだけ新幹線で京都途中下車。この「平和ラン」参加のために。
あんぱんまんバイキンマンさんも、がんばってはりまっせー。
東本願寺さんの玄関にあった標識。ええこと書いてあります。「差異を認める世界」、これがすべての基本ですね。
かわせみさんの話。
「お寺によって対応はいろいろでね、東本願寺は趣旨に賛同してくださってすぐOKが出たんです。ところが、西本願寺は『宗務議会にかけないと・・・』と言われて、日が迫ってたのでご遠慮させてもらいました。」
かわせみさん、いろいろと事前交渉ご苦労さまでした。
名だたる有名寺院と対等に交渉できるかわせみさん。あなたはいったい・・・。
午後1時半過ぎ、九条通りに面する最終目的地・東寺に到着。
かわせみさんのごあいさつ。
「みなさん、どうもありがとうございました。今日は2009年9月9日ということで、9時9分スタートの平和ランを企画してみました。私たち『9の会』にはピッタリだと思いまして。次となると、3009年になりますので、ちょっと・・・」
そんなこと言わずに、また来年の9月9日、やりましょうよ。
「(核兵器廃絶の)署名用紙、回収します。」と言われたが、白紙なので渡せません。これから行くマラソン大会で、署名をお願いしようと思います。
もし、「署名したってもええでー」と思っておられる方おられましたら、よろしくお願いします。
ここで、記念撮影。ちょっと近すぎて車道にはみ出しての撮影。(これはちょっと危険なので、ひとには頼めません。)
九条山9時9分スタートから総行程約20km、4時間24分。ほんまに値打ちのある「平和ラン」でした。
段取りを付けてくださったかわせみさん、ありがとうございました。
今日の大きな収穫。
聖護院のご住職の手書きの色紙。私たちに手渡される時、ちょっとはにかんでおられたような表情だった。
「かたくるしい平和運動ではなく、ユーモアある平和運動を」と教えられたような気がした。
私は着替えも持ってきておらず、ここでお別れ。残りの4人は、京都駅近辺で打ち上げだそうだ。いいなー。
ここから自宅までの約12km。私の「平和ラン」は、まだまだ続く。
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2009年09月10日(木)
9・9・9(サンキュー)平和ラン・続き [ランニング]
「何年ぶりになるんかなあ。」
「あれからいっぺんも会ってへんし、たぶん28年ぶりくらいやと思います。」
「そんなになるんやなあ。」
「おいくつでしたっけ。」
「55やけど・・・」
「はー、2つ上ですか。でも、全然変わってはらへん。元気そう。」
「そうやろ、若いやろ。」
久しぶりに会う人が、元気で幸せそうだとホッとする。
信ヶ原雅文さん。現在「檀王法林寺」のご住職。しかし、私にとっては小学校教師生活のスタートとなった「大原小学校百井分校」の先輩の先生。
信ヶ原さんは、百井分校から異動された数年後、退職され「檀王法林寺」の跡継ぎに。
私は信ヶ原先生が異動された翌年に異動。上賀茂小に6年、雲ヶ畑小に3年勤務後退職。それ以後18年間放浪(?)生活。
「雲泥の差」とは、こういう時に使う言葉でしょうか。
信ヶ原先生の思い出はいろいろあるが、なんといっても一番は「人形劇」。
発砲スチロールのかたまりをカッターで切り形を作り、それに和紙を張り色づけ。人が抱えて動かす人形なのでかなり大きなもの。その人形の作り方を、不器用な私にも根気よく教えてくださった。できない子を(大人も含め)、ゆったりした心で見続けてくださる先生だった。
現在、保育園の園長もされているようだが、信ヶ原先生にはピッタリ。天職だと思います。
檀王さんでは、玄関横の応接のようなところで冷たいお茶をいただいた。その時の会話。
「ほんとに久しぶりですね。息子さんとは、2年前、沖縄戦のフィルム上映会でお会いしたんですけど・・・。」
「ああ、そうそう、息子から聞きました。」
「奥さんと目元がよう似てはって・・・。」
「そうかあ。今28で、結婚して娘が一人いるんや。藤井さんとこはどうなん。」
「うちは高3と中3です。ふたりとも受験生なんです。」
「そしたら、こんなことしてる場合じゃないやん。」
「いやー、全然だいじょうぶ。ボク、家族の勘定に入ってませんねん。うちは3人家族やって・・・。」
「またそんなこと言って・・・。若いときもおんなじこと言ってたね。変わってへんなあ。」
「○○さんは○○小学校の校長先生に、△△さんは△△小学校の校長先生になってはんなあ。」
「ああそうですか。」
信ヶ原さんの口から元同僚のなつかしい名前が。
「校長先生になられた」というのは、以前は尊敬の念をもって語られた言葉だが、今はどうなんでしょう。「教え子を再び戦場に送らない」という気持ちをもって教師になられた人々が、今は「お上のいいなり」になっているような気がしてなりません。それとも、今校長になられる人々は、「教え子を・・・」という言葉すら知らない世代なんでしょうか。 上からの圧力に屈せず、本当に子どもたちの将来のためになる行動を起こしてくださる校長先生が増えることを願います。
「『ランナーズ9の会』は大きな平和運動ですね。」
「大きないって、ちっちゃな平和運動ですって。」
信ヶ原さんのおほめの言葉に、すかさずつっこんでおいた。
「でも、どうしてもこういった運動は固定したメンバーになってしまうことが多いけど、『ランナーズ9の会』は全国いろいろなところでアピールできるからいいですね。」
さすがじゃー。私が常々思っていることをピタリと言い当てられた。平和に無関心な人、さらにはこういった運動に反感をもっている人にまで少しずつでも理解していってもらえたら・・・。たぶん、この会に入っておられる方は、みなそんな思いでおられると思う。
檀王さんは、沖縄とも深いつながりがあるらしい。
今年の6月30日(沖縄慰霊の日)には、元沖縄県知事太田昌秀さんをお招きし、「命の尊さ、平和の大切さを語り継ぐ会」を催されたそうだ。260名の方が集まってくださったそうである。
11月3日には、「沖縄フェスティバル」もされるそうだ。お寺を通して沖縄に関心を持ち平和について考えられたら、また新しく平和運動に携わる人が増えるかもしれない。
(娘さんが、「檀王法林寺」のホームページを開設しておられるらしい。関心のある方は、ぜひのぞいてみてください。)
28年ぶりにもかかわらず、以前とまったく変わらぬ元気な笑顔で迎えてくださった信ヶ原雅文さん。本当にうれしかったです。
それぞれ行っている運動の規模はそれこそ「雲泥の差」ですが、「戦争のない平和な世界」をめざしてお互いにがんばりましょう。
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2009年09月09日(水)
9・9・9(サンキュー)平和ラン [ランニング]
2009年9月9日9時9分、京都九条山をスタート。
「ランナーズ9の会」のかわせみさんが企画してくださった「9・9・9平和ラン」は、5名の参加者でスタートした。(写真左より、けいくん、マコちゃん、かわせみさん、あんぱんまんバイキンマンさん、パオパオ)
朝7時56分、自宅を出発。
きくは今日はお散歩がないので、怒ってる。
うちから九条山までは約10km。1時間10分あったら間に合うでしょう。
岩倉花園橋の交番にはお馬さんが。
その視線の先には、民主党のM衆議院議員が辻立ち演説を行っていた。
白川通りをまっすぐを南下し、南禅寺から九条山へ。
途中、18年前の1月の、母が息を引き取った修学院病院の前を通る。そうや、あの時はまだ、私は小学校の先生をしてたんや。
ちょっとゆっくり走りすぎた。このままのペースで行くと、スタート9時9分に間に合うのはビミョーになってきた。
蹴上の上り坂はきつかった。なんとかギリギリ2分前に到着。
みなさん、やきもきさせてすみません。
スタート前の写真を撮ってくださったのは、プロの女性(?)。
たぶん、「京都民報」の記者さんかな。
今日も、かわせみさんはのぼりを持ってのラン。
ここらは下り坂なので、スタート地点としては最適。みなさん、気持ちよさそうに走っておられます。
こんなロマンチックなところも通ります。
「憲法九条パンフを99枚持ってきましたので、みなさんで手分けして配ってください。」
99÷5=約20
こら、しっかり配らんとあかんね。
「それから、核兵器廃絶の署名のほうも99筆めざしてがんばろうと思ってますので、よろしく。」
そんなん言われても、私らそんなことしたことないし・・・。知らん人に話しかけるのは難しいね。
南禅寺から法然院に向かって走っていると、「あらー、柴田さん。」
私が入らせてもらっている「京都走ろう会」の会員さんで、たいてい私のすぐ後ろを走っておられるランナー。
ボランティアで修学旅行生のガイドをしておられるらしい。
さすが地元京都。知っている人に出会えて、私は幸先のいいスタートが切れたと思った。
法然院さんでは、私たちの活動を励ましてくださるメッセージをいただいた。(くわしくは、後ほど「ランナーズ9の会」のホームページで。)
百万遍近くの「無礙光院(むげこういん)」さん。
京都のお寺は、えらい!
憲法9条を守る運動をしておられるお寺さんなんて、他府県では考えにくいのでは。
ご住職のお話で、一番印象に残ったこと。
「こないだの選挙で、何とか実現党というのが出ていましたよね。あの主張を聞いて驚きました。宗教者とあろうものが、やられる前にやってしまえと争いを肯定おられる。宗教者の基本は、人と争わないことではないでしょうか。国と国は決して争わない。家庭では、夫婦も絶対に争わない。暴力を使わないのは当然のことですね。」
記念写真は、ご住職の息子さんらしき方が撮ってくださった。
このお寺の門前の道は、日本海までつながる新田街道というそうだ。
「聖護院」さん。
ここは、3年前、PTAの研修で見学に来させてもらったところ。
ここは、○○宗とかには属さない独特の宗派。山伏さんたちの総本山だとその時お聞きした。
ご住職のメッセージが、最高によかった。
「憲法9条ということで、メッセージも9行に収まるように書いてみました。」
こんなユーモアがうれしい。
枯山水の庭を歩かせてもらい、その庭で記念撮影。
「ほんとにいいんですか。」
ちょっとビビりました。
かわせみさんとマコちゃんは、ヒマがあれば署名活動。
やっぱり年季が入ってます。
(注)ここで、前半終了。後半は、明日に続く。
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2009年09月08日(火)
きくへのおみやげ [わんこ・にゃんこ]
「聖湖マラソン」の帰り、高速道路のサービスエリアが2割引きだった。毎月第1日曜は2割引きらしい。
「こら、きくのみやげ買わにゃー。」
なんかええもんないかいなーと思って物色していたら、ヨメさんが見つけました。「きくそっくりぬいぐるみ」
きくのポイントは、鼻黒背黒。これがなかなかないんだ。よう見つけました。
これは買い。
ところが自分が見つけたくせにそのヨメさんが、「そんなもん、もったいない。」
「こんなんなかなかないしー」と説得して、やっとゲット。
もう一個、別のサービスエリアで、見つけました。ガアガアちゃん。おなかを押したら「ガアガア」鳴くやつ。
これは、きくビビらせ用。
これもヨメさんに「もったいない」と言われたが、「きくちゃんもいろんなもんに慣れささんと」ということで、ゲット。
家に帰ってさっそくきくちゃんとご対面。
意外なことに、「ガアガアちゃん」無視。「きくそっくりぬいぐるみ」に異常な反応。かみちゃちゃくってるしー・・・。
ほんとのきくは、こんな顔です。ちょっとこわいかい?(廉撮影)
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2009年09月07日(月)
第26回聖湖マラソン・続き [ランニング・出張販売]
このレースでもっとも印象に残ったランナー、T.Sさん。
かっこいいサングラス姿が印象に残ったわけではありません。この写真ではちょうど隠れてしまったけれど、ずっと手にペットボトルを持って走っておられたのです。
(私のゴールの3分後くらいにゴールされました。)
5km過ぎだっただろうか、私と抜きつ抜かれつの女性。この暑さの中で私と同じペースで走れる女性ということは、かなり強い人。
しかし、その手元を見てビックリ。なんとペットボトルを逆さにして持って走っておられるではないですか。まるで、聖火ランナーのように。
物を持って走っている男性ランナーはちょこちょこ見かけるが、女性では初めて。これは、写真を撮らせてもらおう。(残念ながら、この写真もペットボトルがしっかり写っていない。)
「すいませーん。さっき、写真、撮らせてもらいました。ペットボトルを持って走ってられる姿が珍しくて。私、『京都キャロット』っていうランニング用品店の者なんですけど、ブログ書いてるんです。写真、載せさせてもらってもいいですか。」
「はい、どうぞ。」
「それって、たいへんでしょう。」
「私、すっごくのどが渇くんです。だから・・・。」
「いっつも、このスタイルで走っておられるんですか。」
「ええ、いつもです。」
こんなふうにオリジナリティのある人、私は大好きです。
10km地点で、56分46秒。
ちょっとだけペースが上がった。
ここのコースは完全折り返しコース。前半後半全く同じところを走る。つまりペースを守れぱ、折り返し点でのタイムを2倍したものがゴールタイムになる。
私が折り返すとき、役員さんの声が耳に入った。「今ちょうど、60分です。」
えー、ということは後半ちょっとでも気を抜くと2時間オーバーか。帰りにもななちゃん見たいし、高木さんのおばあちゃんとも写真撮りたいし・・・。
せめて30秒でも貯金つくりたいなあ。
走りだしてから体が思うように動かないわけ。初めはてっきりこの暑さのせいだと思っていた。標高800m地点を走っているのだから、さすがに日かげはすずしい。しかし直射日光の当たるところは30℃をこえていそうだ。
でもよくよく考えてみると、この不調には別の件で思い当たるふしがあった。
「先週、『神鍋』を走ってなーい」
私はふだんまったく練習しないでレースばっかり出ているので、1週前のレースが練習のようなものだ。「神鍋」の申し込みをミスってしまったのが、今ひびいている。
15km地点、1時間25分08秒。
残り6.1kmを35分弱と考えたら行けそうだが、残り1.5km地点でおばあちゃんと写真をと考えると34分で行きたい。この重い足には、けっこうきついノルマ。
ここは国道191号線を横切るところ。
真ん中に車をためるところをつくり、上手にランナーと車を交差させておられる。
残り3km地点で、1時間42分34秒。これで、30秒の「写真タイム」確保できたかな。
さあがんばるぞーと思いながら最後の長い坂を登っていると、高木さんが車で追い抜いていくではないですか。車の屋根にピカピカクルクルをつけて走っておられたので、これは緊急車両。私を追い抜かれた先に、ランナーがすわりこんでおられるのが見えた。
「これは、写真撮っておかなー」と思い、あわててシャッターを。
近すぎたー。高木さんの大アップ横顔。
それにしても、本当に何から何までご苦労様です。
さあ、高木さんち前。
ななちゃんは家の前でちょっとバテ気味。おばあちゃんたちは・・・、とさがしたら向かいの小屋の前に勢ぞろい。
高木さんのお孫さん、子どもモデルでもできそうなくらいかわいいー。
ここで元気をいっぱいもらって、さあラストスパート。
スキー場センターハウスに向かう最後の直線は、すごい応援の人々。ここはがんばれる。
ゴールは、1時間59分35秒。
ギリギリ2時間は切れました。
それにしても、ゴール後はフルを走ったあとくらいの疲れ。「きっつーい」
着替えてもどうせまた店の片づけで汗びしゃになるので、ランシャツランパン姿のままでいた。すると、「ランナーズ9の会に入っておられるんですか」と声をかけてくださる方あり。
「はい。あのー、9の会の方ですか。」
「いえ、入ってはいないんですけど、今年、『広島〜長崎反核平和マラソン』に参加させてもらったんですよ。」
「そうなんですか。3日間全行程ですか。」
「ええ。『広島〜長崎』にはこられてなかったですよね。」
「はい、今年は準備不足で。でも、来年はなんとか出たいと思ってるんです。」
声をかけてくださったのは、山口のYさんでした。
後片付けをしているときも、大会スタッフさんから「9の会っていうのはなんですか」と聞かれた。
「憲法9条を守っていきましょうという会です。」
「ああやっぱり、そうかと思ってました。」
「やっぱり」という言葉はうれしい反応です。
ここから長い長い帰り道。
帰りはごはんを食べたりしていたので、7時間超。
こら、腰いわしまっせー。
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