2009年09月21日(月)
第9回丹後100kmウルトラマラソン [ランニング]
朝、3時45分起き。
会場に着いて、昨日買っておいた京北町「ユリベーカリー」さんの「あげアンパン」を食べる。(このお店のパンは、今はやりのこじゃれた物ではないが、とにかくおいしい。中でもあげアンパンのうまさといったら・・・。うちの夫婦のお勧めのお店です。)
司会のわかちゃんの言葉。
「みなさん、1時半か2時起きですよね。」
そら、きつい。それから朝ごはんてか。私はそんな時間によう食べん。
スターターは増田明美さん。
朝早くから、ご苦労さんです。
でも、耳から入ってくる言葉は、すごくさわやかです。
スタート前のお話が短かったので、わかちゃんが上手に話を引き出しておられた。さすが、プロです。
100kmは、1089人のエントリー。
普通の大会では、10〜20%の不参加者がでるが、ウルトラは参加費が高いせいもあって参加率95%超か。
スタート前、だれかを見つけられないかとウロウロしたが、誰も見つけられず。
しかし、スタートして1分後、目の前に「ランナーズ9の会」のかわせみさん。ほんとうに、ご縁があるんですねえ。
走り始めてすぐ、右足が痛くなってきた。
しばらく痛みが治まっていたと思っていたが、それは走らなかったから痛くなかっただけみたい。
今日は、この足の痛みが悪化しないような走りを心がけねば。
毎年思うのだが、2.5km、5kmの標識、まだ真っ暗なときに通過するので見つけられない。せめて5kmだけでも、懐中電灯とかで照らしてほしいなあ。
七竜峠からの下りで、珍しい人に会った。
大阪の立見さん。以前このブログにも書いたが、1992年の「カントリーロード100km」(鳥取)でともに走った仲間です。
10kmは、1時間13分。
キロ7分半を切るペース。ちょっと速すぎるかな。
(注)まだ、続きます。
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2009年09月20日(日)
第9回丹後100kmウルトラマラソン −28年目の告白ー [ランニング]
<七竜峠にて>
「さっきは、久美浜でいっしょに写真撮ってもらってありがとうございました。あの時は言えなかったんですけど、前から増田明美さんにお会いしたら言おうと思っていたことがあったんです・・・。」
「えっ?」
「実は、私が走り始めたのは、当時高校生だった増田明美さんが日本新を連発している姿をテレビで見てからなんです。」
増田さんは、絶句。大きく目を開かれ、黙って右手を出された。そして、かたいかたい握手。
「ということは、20・・・」
「たぶん、28年くらい前になると思います。顔にブツブツのできた小さな女の子がすごいスピードで走っている姿を見て、ひょっとして自分もフルマラソン走れるんじゃないかなあと思って。当時の増田明美さんの姿には、ちょっと心が痛みましたけど・・・。」
「それは、よく言われました。」
「今から20年ほど前ですかねえ、長野の何とか村とかいうところのマラソン大会に行ったとき、増田明美さんとおんなじ宿になって、うちのヨメさんがいっしょにおふろ入ったって言ってました。」
「まあー、そうだったんですか。なにかご縁があるんですねえ。」
そう言われたときの増田明美さんの笑顔は、少女のようにかわいかった。
私がマラソンを始めたのは、正真正銘「増田明美さんのおかげ」。(このことは、ことあるごとに言ってます。)
そのころ(28年くらい前)走り始めた人のほとんどが、私と同じ動機だと思い込んでいた。しかし、周りのランナーに聞いてみると、同じ理由という人はいない。
(もし、「増田明美さんを見て走り始めた」という方がおられましたら、ぜひコメントを!)
「28年目の告白」
いつかお会いできたら言おうと思っていたが、やっと実現できた。今までも何回もマラソン大会のゲストととしてお見受けしていたが、こんな近くで直接お話できるとは思ってもみなかった。
ほんとうにうれしかったです。
※ あとで思い出した。うちのヨメさんが増田明美さんといっしょにおふろに入ったのは、「サラダ街道・信濃山形マラソン」だったと思う。
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2009年09月19日(土)
第9回丹後100kmマラソン・前日受付 [ランニング・出張販売]
「丹後100km」のディレクター・坂本雄次さん。日本テレビの「24時間テレビ・100kmマラソン」で数々のタレントさんを走らせることに成功した名トレーナーである。
この「丹後100km」はスポンサーさんの関係で「京都キャロット」の出店ができなかったのだが、今年は諸般の事情でうちに出店の要請があった。ちょっと急な要請だったが、どうせ私は走るのだし、出店させていただくことにした。
ただ、大きいバンで行くのは出し入れがたいへんなので、私のトヨタ・シエンタで行くことなにした。積んでいく商品を厳選して。
坂本さんは「急なお願いを聞いてもらった」という感じであったのか、とてもうちに気を使ってくださった。うちのヨメさんとのツーショット写真も、快く受け入れてくださった。
前日受付は、11時から6時半。7時間半は長いどー。
会場に着いたのは11時を少し過ぎていた。しかし、持ってきている荷物も少なかったので、あっという間に出店の準備ができた。
この時間帯に受付に来ている人はまれ。
司会のわかちゃん(若林順子さん)の元気な声が、人影まばらな会場に響き渡っていた。
ディフェンディングチャンピオン・松下剛大さんの、コース攻略法講義。すごい人だかりだった。そら、写真撮りながら7時間54分08秒の優勝ですから。私の写真撮って走ってんのと「レベル」がちがう。
小学生によるアトラクション。かっこいいー。
私は今まで受付時間が終わるぎりぎりに来ていたので、毎回ひっそり。こんなにぎやかな受付だとは知りませんでした。
4時からの説明会にはかなりの参加があった。受付のピークもこの前後。
さすが地元京都の大会。顔見知りの方とたくさんお会いできる。
一番最初は、鈴木政子さんと娘さん。
鈴木さんは全盲の方だが、娘さんの伴走で第1回から数回は100kmに挑戦されていた。しかしどうしても完走できず、最近は大会自体に出ておられていなかったように思う。
今年は60kmに出場。
「また、100kmいっしょに走りましょう。とかえらそうなこと言って、私一回も完走してへんのですけど・・・。」
鈴木さんは笑ってはった。
ほかにも、京都ランナーズの松田さん、土井さん。宝が池STCの石田さん。ランナーズ9の会のかわせみさん。ほかにも、お顔はよく存じているのだがお名前の分からない方がいっぱい声をかけてくださった。
そのほとんどが、こんな会話。
「今年も、100kmですか。」
「はい、途中までね。」
この返事は、けっこう受けました。
大会ディレクターの坂本さん。多忙な日々が続いているようで、お体が心配です。
わかちゃんと坂本さんの掛け合い。
わかちゃんは、一人でしゃべっているときより誰かと掛け合いしているときのほうが絶対いい。リズムがすごくよく、おもしろい。
「ほれほれ、オッサンもいっしょに撮ってもらい。」とヨメさん。わが夫を「オッサン」呼ばわりするヨメさんって、いったい・・・。
6時過ぎくらいから後片づけ開始。
いつもなら後片づけだけで2時間近くかかるのだが、今日は40分ほど。らくー。
お泊りは、「丹後あじわいの郷」内の「ゆーらぴあホテル」。
7時ちょっとすぎ、レストランに入るともうほとんどのお客さんが食べ終わられていた。
うちは地ビールを注文して、ゆっくりと。このビール、濃かった。
珍しいお魚が出た。確か「ハマキス」。網野の近海でとれたそうだ。あっさりとしておいしかった。
まったけのお吸い物。これもよかった。
大浴場は天然温泉。外が見える窓がなかったのと露天風呂がなかったのが残念。「ゆーらぴあホテル」さん、お風呂の改築をおすすめします。
お風呂場のデジタル体重計で測ったら、なんと66.6kg。たべすぎー。66kg台は初めて。ふだんより3kgアップ!
夜中に何べんも何べんもシッコに起きたんも、食べすぎたからかなあ。
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2009年09月18日(金)
前が見えません [雑感]
いよいよ、「丹後100km」まであと二日。
今日も午前中に「あいおわ治療院」に行ってきた。今日担当してくださったのは、中高大と陸上競技部だったという女性の方だった。(長距離ではないとおっしゃっていた。)
この二日間の治療で、一番痛かった右アキレス腱の外側の痛みはなくなっていた。しかし、今日はその筋の真上に当たるふくらはぎの裏あたりをマッサージしてくださった。これがまた痛いのなんのって・・・。
自分では気づいてなかったのだが、そうとう右足に負担のかかる走りをしていたようだ。
「ここを自分でマッサージしてもだいじょうぶですか」と聞くと、「きつくならないように気をつけてやってみてください」とのこと。レースのだいぶ前なら冷感系のクリームを、直前の場合は温感系のクリームを刷り込むようにしてマッサージをするとよいとおっしゃっていた。
さあ、この足の痛みがどうなることやら。走ってみんと、わかりません。
◎ 昨日の毎日新聞の夕刊のコラムでおもしろいものがあった。
「牧太郎の大きな声では言えないが…:ミズホさん、なぜ結婚?」
ミズホさん、おめでとう。夢にまで見た入閣ですよね?
エッ? 大臣なんて関係ないワ!
それは失礼しました。この結婚話、釣り合わぬが不縁のもと。ダダをこねた揚げ句に、社民党の“操”を捨て、連立するなんて……その真意が分からないので、つい邪推してしまいました。ごめんなさい。
でも、やっぱり分かりません。日本の2大政党は諸外国と違います。アメリカは貧富の差が大きく、民族、宗教、文化が違う人々が集まった国です。だから、共和党も民主党も「誰の利益」を優先するかで、まったく違う方向を歩きます。ドイツの社会民主党とキリスト教民主同盟、韓国のハンナラ党と民主党……2大政党はすべて「正反対の存在」です。
日本の場合「誰の利益」を優先するか?という視点では似たりよったりですよネ。有権者は所得格差に不安を感じていますが、「自らの境遇」におおむね満足して「今より上質なサービス」を求める中間層。2大政党の“お客さん”は同じ層なんです。今回は、自民党の能力に疑問を感じた有権者が“反対票”を投じ、第2自民党が勝利したということでしょう。
ミズホさん、政権交代は歴史的な出来事ですが、僕は「革命のような人民の熱」を感じません。
民主党には小沢さんのような保守派もいれば、旧社会党の左派までいます。しかも、流儀は大分違うけれど、その本質は保守の自民党と同じバラマキ政治。選挙区の事情で自民党から立候補できなかった人が民主党から何人も立っています。2年前には「自民・民主大連立」が実現しそうになったじゃありませんか。
2大政党は似たもの同士。議論はいつか形骸(けいがい)化し、緊張感のない国会。その中で求められるのは、むしろ「少数党の存在」ではないでしょうか?
この国には「両立し難い矛盾」があります。人口減と経済成長は両立できるか? 環境と経済成長は両立できるか? 約860兆円の借金と経済成長は両立できるか? 行き詰まると、日本は大政翼賛の方向に走りかねません。
ミズホさん、なぜ、民主党と“結婚”したんですか? 来年の参院選まで連れ添って、何か良いことがあるんですか?
エッ? ひょっとして民主党をぶっ壊すため?
冗談ですヨ、ミズホさん。(専門編集委員)
毎日新聞 2009年9月15日 東京夕刊
◎ えー、これって、私のこないだ書いた「自民党は負けてはいない」(9/14)に似てません?
でもよーく考えてみると、毎日新聞と京都新聞をたっぷり時間をかけて読んでいるので、私の表現の仕方は新聞に影響されているのかも。
今日の朝の散歩では、ウンコにシップのかけらは入っていなかった。
昨日、きくの体重を測ったら、なんと14.7km。めっちゃ、減ってるー。これは、ひょっとして、シップを食べてしまったことと関係あるのかも。
「シップ誤飲ダイエット」、まさか。
今度の「丹後100km」なあ。
最初の目標は自己最高記録85kmを超えることやったけど、足が痛いからなあ。
とりあえず、ヨメさんが待っているはずの「丹後あじわいの郷」まで(ほぼ中間点)。その次は、自己最低記録の65km。でもやっぱり。碇高原の手前の峠、約71kmまでは行きたいなあ。あこに着くと、「よう走った」と言う気持ちになれるもんなあ。
今日、きくは長い時間ヨメさんの車に放置されていた。背中の黒い毛が日光を吸収して、かなり暑くなっていたらしい。ごめんね。
でも、きくはヨメさんの車が大好き。
店にいさすと、「ふぁんふぁんふぁんふぁん」とやかましいのだが、ヨメさんの車に乗せておくとおとなしく待っている。あの車をセカンドハウスと思ってんのかな。
夜、「丹後100km」の出店の準備に店に行ったのだが、それにも連れてこられていた(ヨメさんのしわざ)。
きくちゃん! 「ごくろうさんどす」
昨日、真樹にミサンガを結びなおしてもらった。
「前は見えません」けど、これでちょっとはがんばれるかな。
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2009年09月17日(木)
「ミーシャ ホロコーストと白い狼」 [映画]
泣いた泣いた。
もうそろそろ終わりの時間とわかっていたので、あわててハンカチを取り出した。館内が明るくなった時、50代のオッサンがワンワン泣いてたら、そらおかしいやろ。
最近は見に行きたい映画を見るというより、「京都シネマ通信」を見て、前日に決めるというパターンになってきた。
「ミーシャ・・・」は、以下のように紹介されていた。
2007 フランス、ベルギー、ドイツ合作/119分
「ナチス占領下のヨーロッパ。 ユダヤ人の少女ミーシャは、強制連行された両親を探すため、3000マイルに及ぶ過酷な旅に出る。想像を絶する冒険の中、疲れ果て、諦めかけた彼女を救ったのは、森で出会った白い狼だった・・・。」
「この内容の映画なら、すいている。」
昨日水曜は、ほとんどの映画館がレディスデーということで女性1000円だが、「京都シネマ」はちがう。水曜にしか映画に行けない私にはこれは好都合。中でもマイナーな映画を選んで、ゆったりした気持ちで見たい。
しかし、館内に入ってびっくり、「なんで、こんなぎょうさん?」
以前、私が選んだ映画はたいてい10〜20人くらいのお客さんのことが多かったのに。このごろ勘がにぶってきたかな。
でも(自分を差し置いて言うのも変だが)、「ホロコースト」でっせー、「白い狼」でっせー。ベルギーが舞台でっせー。普通は見んと思うけどなあ。
映画の途中「それはないやろ」と突っ込みたくなる場面が何回もあったが、第二次大戦中のベルギーやドイツがどうであったかほとんど知らない。ミーシャのあまりにも悲惨な姿に、泣けてきた人もあったかもしれない。
でも、私が印象に残ったのは、ミーシャが使いに行かされた農場にいた大型犬パパ・イタとママ・リタ。山の中で出会った狼3頭。そして白い狼が生んだ狼の子たち。
東へ東へとポーランドまで両親を探しに行き会えず、ドイツ軍が撤退したベルギーまで戻ったミーシャの体はボロボロ。
頭を丸刈りにしガリガリの体になったミーシャは、高熱を出しペットに横たわる。そこへ、農場のおじいさんが探しあて迎えにきてくれた。大型犬パパ・イタとママ・リタを連れて。
パパ・イタとママ・リタは、横たわるミーシャを見つけるやいなやペットに飛び乗り顔をペロペロ。
もう、あかん。あーん、涙が止まらんがなー。
「いっしょに、農場に帰ろう。」
「でも、パパとママが帰ってきた時に私を見つけられない。」
「それなら、毎日ここに来たらいい。」
「ほんとうに、毎日?」
「ああ、毎日ね。」
ミーシャは、決して両親が帰ってくることはないという現実を受け入れることはできなかった。
このときミーシャは10歳くらい。今生きていても75歳くらい。遠い昔の話のようだが、そんなに遠い昔のことでもない。
何も知らない私たちのためにも、こういう映画をどんどんつくってほしい。
ところで、映画に出てきた狼の子とそっくりなうちのきくは・・・。
「やっと出ました、シップのかけら。」
今日の朝の散歩で、きばったウンコが2回。その2回ともに、白いシップのかけらが入っていた。
2枚飲み込み、1枚は「ゲー」、もう1枚は「ウンコ」。器用なことしよる。
でもこれで、ちょっとひと安心。
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2009年09月16日(水)
はりきゅうまっさーじ [雑用]
行ってきました、「あいおわ治療院」。
私が痛いのはアキレス腱ではなく、実際はそのすぐ横の筋だった。
治療系(特に薬など)がほとんど効果のない私だが、今度だけはちょっと心細くなり・・・。
西賀茂のスーパー「エムジー」のお向かいの「あいおわ治療院」さん。「あいおわ」って「アイオワ州」のあいおわ? ・・・まっ、いいか。
軽くマッサージしてもらったあと、最初に言われたこと。 「右足がつまって、短くなってます。」
うつ伏せになって左足右足と順に上げると(エビぞり)、確かに右足が上げにくい。
「ちょっと、押します」と言って、背中というか腰というかそのあたりを押してくださった。そしたら、あらまフシギ。あんなに重かった右足が軽く上がった。
そのあと電気治療。約10分、右足に電気をあててもらった。ちょっとピリピリしたが、きついのを当てたほうがいいのかなあと思ってしんぼうした。
これでなんとなく足が楽になった感じ。
丹後100kmでは、途中から足が痛むのは仕方ないにしても、スタートはすっきりとした気持ちで切りたい。
明日あさっても治療院に通い、痛みを少しでも取りたいと思っている。
ちなみに、ここは健康保険がきき、たいへん安い。中学生ぽい女の子も二人来院していた。評判のいいところなのかもしれない。
さて、私のシップを食べてしまったきくちゃんは・・・。
まだ残りの1枚が、上からも下からも出てきていません。
でも、この顔を見ていると、・・・「まっ、いいか!」
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