パオパオだより

2009年03月17日(火)

ブログ「0.1tのひとりごと」 〜和倉マラソンホームページより〜 [ブログ]

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能登島大橋

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のとツインブリッジ


 
 今日、「能登和倉万葉の里マラソン」の事務局にお礼の電話をした。出店でお世話になった事務局のMさんを呼び出していただいた。

 「京都キャロットです。和倉マラソンではお世話になりました。帰りにお礼が言えなくて申し訳ありませんでした。
 マラソンが終わってから気がついて申し訳なかったんですが、大会のホームページの中で『0.1tのひとりごと』っていうブログを書いておられるんですね。大会への準備の様子やご苦労がすごくよく分かって、私も勉強になりました。ひょっとして、あの0.1tさんはMさんじゃないんですか。」
 「ありがとうございます。あれは、私であったりなかったり・・・。」
 「えー、何人かで書いておられるんですか?」
 「いえ、一人は一人なんですけど・・・。」

 なるほどね。
 たいていのブログは、書き手のプロフィールがくわしく書いてない。私のように、名前、年齢、顔写真、住所、家族構成、携帯電話の番号まで公開している人はめずらしい。
 0.1tさんも、なぞの人物であった方がいいのかな。でも、10人ほどの事務局員さんの中で、0.1tといえば・・・。

 「私もフルマラソン走らせていただきました。すごくきれいないいコースですね。天気もおだやかで・・・。でも、この時期、雪や雨のことが多いので、来年以降が心配ですね。」
 「そうなんですよ。せめて第3回大会くらいまで、いい天気が続いてほしいんですけど・・・。」
 「そうですよね。7時間制限ですからね。天気が悪いと、走る方もお世話する方も大変ですもんね。この7時間というのは抵抗なかったんですか。」
 「ええ。ただ、スタートを9時にしたかったんですけど、旅館との折り合いで10時になりました。大会自体はこれで問題なかったんですが、後片づけが夜遅くにまでなってしまって・・・。いろいろむずかしいことがあります。」
 「でも、今年出られたランナーはみな満足して帰られたと思いますよ。来年絶対人数増えますよ。増えすぎると、それはそれでまた大変ですもんね。」
 「そうなんですよ。増えるのはうれしいんですけど、近隣にご迷惑をおかけしないように開催することが一番ですから。」
 「後半の湾岸沿いのコースは、応援は少なかったですけど車の心配なく海を見ながらのんびり走れてよかったです。」
 「応援を取るか、安全を取るか難しいところだったんですけど、よろこんでいただけてよかったです。」

 「実は、おととい、うちのクラブも大会を開催しまして、0.1tさんのブログがすごく参考になりました。」
 「ありがとうございます。いろいろ考えたことをすぐ忘れてしまうんで、記録のつもりで書いているんです。」
 「ランナーや大会関係者にできるだけたくさん読んでいただきたいので、うちのブログのリンク集に入れさせてもらっていいですか。」
 「はい、どうぞ。よろしくお願いします。」
 「また一年後になりますけど、私も必ず走らせていただきますので、よろしくお願いします。」

 こんなふうに、事務局員さんがブログを書いておられる大会がほかにあるだろうか。この大会は、今後ますますいい大会になって行くでしょう。

 今日のブログ「挑戦するのか!?」を見ると、一杯のみに集まった事務局員さん6人中3人が初マラソンに挑戦を宣言。(11月の『いびがわ』を予定) もちろん、0.1tさんも入っています。うれしいです。事務局員さんがフルに挑戦なんて・・・。つらさだけでなく、何か一つでも楽しみを見つけてきてくださいね。

 今後も、この「0.1tのひとりごと」から目が離せません。

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和倉マラソンでは、うちのテントの横でホンダ・インサイトが展示されました

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2009年03月16日(月)

第31回京都ロードレース・続き [ランニング・出張販売]

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 12時50分、いよいよハーフのスタート。

 「アンタ、また走んの?」 スタート横で大会役員さんの仕事をしておられた法貴和美さん。
 「なんぼでも走りまっせ―。まあ、ゆっくりね。」
 「ゆっくり? そのわりには、えらい前に並んでるやん。」
 「えへへー。そや、法貴さんの写真、撮っとこー。『大会役員一の美人』って、ブログに書いときますわー。」
 「あかんて、そんなウソ書いたら・・・。」

 この写真を撮ったのがスタート1分前。
 スタートの瞬間を緊張して待ち構えていたランナーは、この会話にずっこけたかも。

 私と法貴さんの関係は・・・。
 5年前まで滋賀県に、「飯道山バイアスロン」という一風変わったレースがあった。スタート前にパチンコをしペナルティ分を走った後、飯道山という山を越え(15km)、ゴール前に吹き矢をしてまたペナルティ分を走る。
 このレースで、私は何回も法貴さんと名勝負をくりひろげた。山の上りは法貴さんが先行、しかし下りで私が抜く、ところが平地に入ったところで法貴さんに抜き返され、そのまま負け。この抜いたり抜かれたりする場所が、どういうわけか毎年ほとんど同じところ。
 この大会は10年続いたのだが、ほとんどこのパターンだった。つまり、法貴和美さんも私の昔のライバルだったのである。ああ、なつかし。

 ということで、知らん人が聞いたらちょっと変な私とのやりとりもごかんべんを・・・。

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 今年のハーフの申込者は、796名(そのうち女子153名)。
 狭いサイクリングロードでの一斉スタートは危険ということで、目標2時間を目安にA・B2つのブロックに分けられた。Aはサイクリングロード、Bは車道に近いところからのスタートとなった。
 私は2週連続フルマラソンの疲れがほとんど取れていたので、Aの前の方に並んだ。キロ5分、ゴール1時間45分くらいで走れそうな気がした。

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 京都走ろう会の岩田さんが、例会の後、わざわざこちらまで応援にかけつけてくださった。てっきりおうちが近くなのかと思っていたら、高槻に帰るのを遠まわりして寄ってくださったのだ。
 岩田さんは、私のブログのありがたーいファン。これは写真に撮っておかねば。マスクありとなしの2枚も撮ってしまった。

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 スタートを2ブロックに分け、スタート時の諸注意も徹底されていたようで、トラブルなくスタートが切られた。
 一番心配だったのは、速く走れない初心者ランナーが前列に並び、まわりの速いランナーに巻き込まれてしまうこと。昔はこれがすごく多かったが、今はどこの大会でも少なくなってきている。これをされるとまわりも迷惑だが、本人が一番危ない。

 最初の1.5kmを折り返し南に戻った時は、あ然とした。この大会は、いったい何? ほんとに、京都ロードレース?
 この大会で、これだけの人が行き交う景色を初めて見た。絶景!

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 かなり後ろの方ではあったが、山嵜さんも楽しそうに走っていた。
 このあと、山嵜さんとはすれちがうごとに声をかけあった。何回もすれちがえるコースは、これがあるからいいねえ。

 最初の5kmは、23分43秒。想定より、ちょっと速い。でも、体がまったくしんどくないのでいいのかなあ。

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 走路員として、たくさんの方が動員されていた。
 私を見つけて、「藤井さん、がんばって!」と声をかけてくださった方も多かった。
 私が確認できたのは、京都走ろう会の吉田出さん、田村さん、塚本さん、・・・すいません、そのほかにもいっぱい。

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 北の折り返しには、ヒゲの原田さん。
 「ヒゲ、撮っとこうっと」と言ったら、「余裕やなあ」と笑っておられた。

 10km、46分53秒。この5kmが、23分09秒。さらにはよなってますがな。しかし、これでも楽々ペース。2週連続フルマラソンは、いい方に働いていますね。

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 本部前あたりにかわいい人発見。
 「写真撮らせてください。かわいいし・・・。うちのブログに載せますし、見てください。お名前は?」
 「坂本です。」

 お気楽オッサンランナーは、レース中でもこれくらいのこと平気で言います。またヨメさんに怒られるかも。
 あとでプログラムで調べたら、彼女が応援していたのは奈良の「RUNPERS」所属のランナーのようだった。まあ、こっちはそれに関係なく、勝手に応援してもらっているつもりで本部前を通過するのを楽しみに。

 15km、1時間10分03秒。この5kmは23分10秒。すばらしい。

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 石川の山本利枝さん。
 古くからのうちのお客様です。時々大会でお会いする。
 今日も、私のちょっと後ろを走っておられた。山本利枝さんも、すれちがうごとにごあいさつ。かなりのスピードだったので、写真はうまく撮れなかった。

 20km、1時間33分05秒。この5kmは23分01秒。また、はよなっとる。でも、残り1.1kmを5分切らないと1時間38分は切れない。
 て言うか・・・。
 目標1時間45分のはずやったのに、知らんまにもっと上をめざしてしもてた。

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 最後は飛ばしに飛ばした(つもり)。

 ゴール、1時間37分47秒。
 これは、去年の日置川マラソンを1分上回る好タイム。たぶん、ここ10年では最高のタイムである。(ちなみに、ハーフの自己最高記録は1時間20分19秒です。)

 ゴール後、真樹に、参加賞の記念Tシャツを着た写真を撮ってもらった。品質はあまりよくはないが、このTシャツを着てレースに出ている人がたくさんいてホッとした。(このTシャツの発注に、京都キャロットがかんでいます。)

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 うちのテントのすぐ横で、子どもたちの元気な声。
 荷物預かりの仕事は、子どもたちで切り盛りしているようだ。よう役に立つ子どもらや。
 あちこちで、適材適所。多くの人が一生懸命働いておられる。

 自治体や企業からの援助を受けず、一つのランニングクラブだけで運営している大会。多くの人の支えがあってこその「京都ロードレース」。今年は申込者が激増し、いろいろ心配したが、大きなトラブルやアクシデントもなく終わったようだった。
 大会に関わられたみなさん、どうもありがとうございました。

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 親子3人でドリンク渡し係をされていた外峯さんとの会話。

 「どうでした?」
 「(1時間)37分。けっこう走れました。」
 「足はだいじょうぶやったんですか。」
 「うん。両足のつめが完全に取れてしもたからね。」
 「えっ、それって走ってだいじょうぶ?」
 「だいじょうぶたいじょうぶ。中途半端に残ってたら痛いけど、全部取れてしもたら普通に走れますよ。」
 「へー。」
 「大阪国際女子のハーフのクリア条件って、どれくらいでしたっけ。」
 「あー、1時間半ですね。」
 「そうか、あと7分かー。きついなー。」
 「ぐるぐる回るコースじゃなかったらいけるんちゃいます?」
 「そう? ほんなら、女装したら(大阪国際女子)出れるかなあ。」
 「・・・。(心の中で、『ほんまにこのオッサンはアホですばい!』)」

 チャンチャン! (これでおしまい)

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2009年03月15日(日)

第31回京都ロードレース [ランニング・出張販売]

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 今日、一番うれしかったこと。
 谷角慶之さんの笑顔。

 去年の10月、「京都鴨川ゆっくりラン」を見にこられていた時、「今、走れへんにゃわ」と残念そうに言われいていた。そのときはゲッソリとやせておられ、顔色も悪かった。
 ところが、今日、血色のいい笑顔でうちの出店テントに顔を見せてくださった。こんなうれしいことはない。

 ヨメさんに写真を頼んだら2回失敗。真樹に頼んでやっと3回目に撮れた写真。すいません、ちょっと疲れてしまいましたね。
 でも、今日のようないい顔色が続けば、必ずやまた走れる日が来ると思います。待ってますよ。

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うっすら雪化粧の愛宕山

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トコちゃん・メス・もうすぐ11歳


 
 朝、北の山は雪景色。冷えるとは聞いていたがここまでは・・・。ただし、朝冷えれば日中は好天に恵まれるはずだ。

 出店の準備中、かわいいワンちゃんが横を通っていく。追いかけて、「写真撮らせてください」とお願いした。トコちゃんはすごく人懐こく、知らん人でも全然こわがらなかった。
 小ぶりなワンちゃんで、飼い主さんは「小型の犬の方が長生きするらしいですね」とうれしそうに言っておられた。本当に長生きして、また来年も会いましょうね。 

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 今年は、1451名の申し込み。
 大会要項では受付は9時半からだったが、参加者が多かったためか9時からの受付になった。
 気がつけば、今まで見た事がないような長蛇の列。もう、この辺が限界ですかね。

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神原裕美さん、友希さん親子

 うちの出店テントに、ひょっこりと・・・。
 私のいなか、花背別所町のご近所・藤井ユキヱさんの長女裕美さんご一家が。ダンナさん、中学生の息子さん、小学生の娘さんを含め4人とも走られるらしい。すごい。
 裕美さんは、うちのヨメさんと5kmで対決。走り始めた人に負けんなよー、ますみちゃん。

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 とりあえず、あっちこっち人だらけ。 
 2003年・2004年は、500人台の申し込み当日参加400人台だったんですよ。そこから思えば、およそ3倍。このマラソンブームは、ちょっとこわい気も・・・。

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 12時05分、いよいよヨメさんが走る5kmがスタート。
 5kmはうちのテントの横を2回も通るので、写真が撮りやすい。

 うちのヨメさん、今日もピンクです。でも、よく似合ってて、とても○歳には見えません。

 300mトラックを2周してから河川敷へ。
 この周回が砂利道で走りにくい。でも、今日はヨメさんもめずらしくニコニコして走っていた。きっとポカポカの陽気だったからでしょうね。

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 30分ほどして、そろそろ帰って来るころだと思いゴール前に急いだ。帰ってきました。けっこう、真剣な顔して走ってるやん。決して変なランニングフォームじゃないよ。

 ただし、タイムは32分27秒。去年と比べてどうなんやろう。
 何とか、走り始めたばかりの裕美さんには勝った。面目を保ったね。(ヨメさん、46人完走中34位。裕美さん、36位)

 「来年は、真樹も、5km走ろっかなー」と言っている。かあちゃん、負けんなよー。

(注)私のハーフの様子は、明日書きます。

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2009年03月14日(土)

「2009名古屋国際女子マラソン」を見て [マラソン評論]

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毎日新聞より

 「今頃?」と思われるかもしれないが、今日やっと「名古屋国際女子」のビデオを見た。
 テレビのスポーツニュースや新聞で、結果はだいたい知っていた。また、私のブログのリンク集に入れさせていただいている「ちひろっぴぃ」(田中千洋さん)、「赤羽有紀子のママさんランナー奮闘記」(赤羽周平さん)でも、それぞれの立場から記事を書かれており興味深く読ませていただいた。
 特に、田中さんはこのレースではからずも高橋尚子さんと並走しなくてはならなかった選手として、高橋選手の態度行動を厳しく批判されており、読み応えがあった。多くの方からコメントもよせられていた。

 しかし、やっぱり初めから終わりまで通して見たい。
 このレースは、高校時代に脚光を浴びた二人のランナー(藤永選手・新谷選手)の対決、高橋尚子選手の引退が話題にのぼっていた。

 中間点までに、先頭集団はキレル選手(ケニア)、白選手(中国)、新谷選手、藤永選手の4人にしぼられていた。30km付近で新谷選手がスルスルっと前へ。離される藤永選手。
 ところが、もっと離されそうで離されない藤永選手が盛り返し、36km付近で新谷選手を抜き去る。そして、そのままゴール。タイムは2時間28分13秒。
 しろうとの私から見ると、重そうな走りの藤永選手より新谷選手の方がはるかに軽快に見えた。分からんもんですねえ。
 実況アナが、「土佐礼子選手を彷彿させる粘りの走り」と表現していたが、これは言いえて妙。身長170cmの藤永選手の粘りは、本当に土佐選手型だと思った。

 藤永選手と言えば、長崎・諫早高校出身。諫早高校と言えば、短髪角刈り。正直言って、初めて諫早女子の短髪角刈りを見たときは度肝を抜かれた。何もそこまで・・・。
 もう一つ、諫早女子の選手は速いのは速いのだが、まるで息を止めているのではと錯覚してしまうくらいの苦しい走り。何もそこまで・・・。
 しかし、この日の藤永選手はその「諫早」の呪縛から解き放たれていた。27歳ののびのびした走りであったように思う。

 かたや新谷選手。
 レース中に挿入されていたインタビューは、海が見えるバルコニー。ああ、あれは合宿されていた徳之島の海ですね。
 新谷選手も、興譲館高校のデカはちまきの印象が強い。しかし、インタビューに答える姿は21歳の感じのいい娘さんだった。気のきつそうなイメージとは全然ちがった。

 けっきょくこの二人の勝負は、一日の長で藤永選手の勝ち。大人としての魅力が、藤永選手の方が勝っていたというところでしょうか。
 優勝者インタビューでも、藤永選手は落ち着いてきれいな言葉で話されていた。浮ついた感じの選手が多い中で、これは出色であった。

 高校時代に脚光を浴び、その後一度沈んでしまい、また這い上がってきた選手は極めてまれである。
 迷走気味の高橋選手より、大人の魅力を持った藤永選手に、ぜひメディアも注目してもらいたい。

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2009年03月13日(金)

第31回京都ロードレース・大会準備 [ランニング]

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 昨日の夜7時から、「京都ロードレース」の準備があった。
 この日は、参加者に渡すプログラムやTシャツ、ソックスなどを袋詰めしていく。

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 今年は、1451人の申込者。例年の1.5倍の感覚である。
 「準備にはできるだけたくさん来てほしい」という冨田会長からの要請もあり、私も久しぶりにお手伝いに行った。

 20人を超える方々が集まり、始まりもモタモタせず、作業は順調に進んだ。

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 私は、マスク姿の松田発世さんと同じテーブルで作業。

 「松田さん。篠山で折り返してすぐのとこで松田さんにすれちがったんですけど、ものすごい厳しい顔して走ってはったんで、よう声かけませんでしたわ。」
 「そうでしょう。あの時はもう目の前のことで精一杯で・・・。」
 「それやのにね、帰ってから松田さんのゴールタイム調べたら、ボクより4分もはよ入ってはんねん。おっかしいなあ、抜かれた覚えないねんけどなー。考えられるとしたら、しし汁食べてる時か、35kmのスペシャルで焼きプリン食べてる時かのどっちかやね。」
 「えー、プリン食べてはったんですかー。」

 「あのー、あの方は、ひょっとして藤井さんの奥さん?」
 「そうでっせー。よそのオバサンに、こんなえらそうな言い方できますかいな。」
 松田さんは、かの有名な(?)うちの眞寿美さんのことをあまりご存じではなかったらしい。そらそうやね。ヨメさんも京都ランナーズ会員やけど、もう何年例会に来てへんか分からんもんね。(でも、年会費はきちっと払ってますよ)

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 L寸のTシャツが少し足りなくなりそうになったこと以外はすべて滞りなく、思っていたよりも早く作業は終了した。手なれた方が多く、きっちりと指図できる人も要所要所におられたようだ。
 ヨメさんの話によると、以前はこれよりずっと少ない準備物の数だったのに12時を過ぎたこともあったらしい。仕事の効率がよくなったんですね。

 帰りは、山嵜さんを堀川鞍馬口まで送っていった。
 山嵜さんも、「京都ロードレース」のハーフに出るとのこと。いっしょに、楽しく走りましょうね。

 ハーフだけで796名。あの狭いサイクリングロードは心配だ。天気が良ければ、散歩の方やサイクリングの方も増えてくるし。
 どうか、本番の日、アクシデントが起こりませんように・・・。

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準備作業終了は、9時20分

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2009年03月12日(木)

「カフーを待ちわびて」 [映画]

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 「沖縄離島・犬・独身」 この映画のキーワードはこの三つ。

 「与那喜島・カフー(黒ラプ)・玉山鉄二」 映画では、こうだった。

 「西表島・クー(雑種)・よんなぁよんなぁさん」 私が感情移入できるのは、これだ!

 だから、この映画はどうしても見たい映画だった。上映が13日までと書いてあったので、昨日急いで見に行った。「MOBIX京都(新京極三条下る)」で、正規の1800円を払って入った。これは、「サウスバウンド」以来か。
 水曜日はレデイスデー(女性は1000円)だというのに、館内はガラガラ。30人弱というところだった。玉鉄、よかったのになあ。

 ストーリーがどうこうはどうでもいい。玉鉄がよかった。マイコもよかった。とにかく、玉鉄ファンは見るべし! (実は、私も隠れ玉鉄ファンです。)
 しいて言えば、犬がちょっと上等すぎ。沖縄離島なら、やっぱりクーちゃんのような雑種でしょう。そこ、ちょっと監督分かってませんよね。(クーちゃんを見たい人は、ブログ「クーの毎日」へ)

 映画の中で一番心に残ったこと。
 それは、玉鉄演じる明青(あきお)が小さいころお母さんから教えてもらったこと。「つらいとき、心の中で『1、2、3』と数える。」 大人になった明青は、今もその教えを守っている。

 ふーん。私にも同じようなことがある。
 「ツバの中には人間の力がこめられている。ツバを吐くと、そこから力が逃げていってしまう。だから、絶対にツバを道に吐いたらあかん。」
 私が小さい時、そう母に教えられた。何の科学的根拠もないが、いまだに私はツバを道に吐くことはできない。今思えば、そう言ってマナーを教えてくれていたのかもしれない。

 「つらいときは・・・」
 これも教えてもらった。「なにくそ、がんばれ」と自分に言い聞かせよ、というものだった。これに関しては、全然実行できていません。(おかちゃん、天国で嘆いてんのかなあー。)

 この映画は、こんな視点からも見られる映画です。

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 映画の挿入歌もよかった。
 moumoonの「EVERGREEN」。
 CD買ってしまいました。

 映画1800円。パンフレット600円。CD1050円。計3450円。
 高いようにも思うけれど、心に残る値打ちから考えるとものすごく安い。
 いい映画でした。

 「きくを待ちわびて」
 ヨメさんに捨てられ、花背の家に一人帰ったパオパオが、きくを待ち続ける映画。これ、どうでしょう。

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 最近、映画は水曜の昼に見ることが多い。(京都キャロットが水曜定休のため) そして、その行き先は「京都シネマ」か「京都みなみ会館」。
 ここから外に出ると、いつも後ろめたい感覚がある。薄暗いところから、パッと明るいところへ。「みなさんが汗水流して働いておられるのに、昼間っからなにー」という感じ。
 その点、この「MOBIX京都」はちょっと気が楽。映画館から出ても、新京極のアーケードが少しあたりを薄暗くしてくれている。

 そして、そのまま御池の地下駐車場へ。
 ここで、本屋さんと「京ちゅらら」によってお買い物。3000円を越えれば3時間駐車代がタダになる。「まず本屋さんに行って、後で『京ちゅらら』によろう」と思っていたが、京ちゅららの廣田さんと目が合った。
 「こんにちはー」

 順番変更して、まずこちらから。
 「京ちゅらら」は、沖縄県産品ショップ。そして、店におられた廣田さんは、真樹が去年同じクラスだった廣田君のお母さん。真樹が小6の夏、友だちの友だちということで、一家4人で花背の家まで遊びに来てくださった。それ以来のお付き合い。
 最近私のブログを読み始めていただいたようで、真樹のことを心配していろいろ聞いてくださった。

 そして・・・。
 「一つ、お聞きしたかったんですけど・・・。田中ひろこさんのこと書かれてましたよね。あの人、私の小学校時代の同級生です。転校されてそのあとはよく分からなかったんですけど、あの写真はまちがいないです。」
 「ひえー」

 去年の8月、私のブログのコメント欄に突如現れた教え子の田中さん。その同級生が、娘の同級生のお母さんやって! 私、そっちの学校に赴任してたら、廣田君のお母さんの担任やったかもしれんのか。
 ジェネレーションギャップ!
 廣田君のお母さんは、うちのヨメさんに言わせると「洛中の保護者一の美人、(二位は私・・・?)、あの人には負ける」。
 お店の宣伝にもなると思ったので、廣田さんのアップ写真を撮らせてもらおうと思ったが、それはまた日をあらためて。映画のついでじゃなく、きちんと「ショップ情報」のカテゴリーとして書こうと思っています。

※ 田中裕子さん、今もこのブログ見てくれてますか。あなたが小学校低学年の時同級生だった○○さん(旧姓聞くのを忘れた)が、よーくあなたのことを覚えていましたよ。私と二人で、「かわいかったー、かわいかったー」と言い合っていました。今度、旧姓と下の名前、聞いときますね。

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長代川の桃のつぼみ

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