2009年03月16日(月)
第31回京都ロードレース・続き [ランニング・出張販売]
12時50分、いよいよハーフのスタート。
「アンタ、また走んの?」 スタート横で大会役員さんの仕事をしておられた法貴和美さん。
「なんぼでも走りまっせ―。まあ、ゆっくりね。」
「ゆっくり? そのわりには、えらい前に並んでるやん。」
「えへへー。そや、法貴さんの写真、撮っとこー。『大会役員一の美人』って、ブログに書いときますわー。」
「あかんて、そんなウソ書いたら・・・。」
この写真を撮ったのがスタート1分前。
スタートの瞬間を緊張して待ち構えていたランナーは、この会話にずっこけたかも。
私と法貴さんの関係は・・・。
5年前まで滋賀県に、「飯道山バイアスロン」という一風変わったレースがあった。スタート前にパチンコをしペナルティ分を走った後、飯道山という山を越え(15km)、ゴール前に吹き矢をしてまたペナルティ分を走る。
このレースで、私は何回も法貴さんと名勝負をくりひろげた。山の上りは法貴さんが先行、しかし下りで私が抜く、ところが平地に入ったところで法貴さんに抜き返され、そのまま負け。この抜いたり抜かれたりする場所が、どういうわけか毎年ほとんど同じところ。
この大会は10年続いたのだが、ほとんどこのパターンだった。つまり、法貴和美さんも私の昔のライバルだったのである。ああ、なつかし。
ということで、知らん人が聞いたらちょっと変な私とのやりとりもごかんべんを・・・。
今年のハーフの申込者は、796名(そのうち女子153名)。
狭いサイクリングロードでの一斉スタートは危険ということで、目標2時間を目安にA・B2つのブロックに分けられた。Aはサイクリングロード、Bは車道に近いところからのスタートとなった。
私は2週連続フルマラソンの疲れがほとんど取れていたので、Aの前の方に並んだ。キロ5分、ゴール1時間45分くらいで走れそうな気がした。
京都走ろう会の岩田さんが、例会の後、わざわざこちらまで応援にかけつけてくださった。てっきりおうちが近くなのかと思っていたら、高槻に帰るのを遠まわりして寄ってくださったのだ。
岩田さんは、私のブログのありがたーいファン。これは写真に撮っておかねば。マスクありとなしの2枚も撮ってしまった。
スタートを2ブロックに分け、スタート時の諸注意も徹底されていたようで、トラブルなくスタートが切られた。
一番心配だったのは、速く走れない初心者ランナーが前列に並び、まわりの速いランナーに巻き込まれてしまうこと。昔はこれがすごく多かったが、今はどこの大会でも少なくなってきている。これをされるとまわりも迷惑だが、本人が一番危ない。
最初の1.5kmを折り返し南に戻った時は、あ然とした。この大会は、いったい何? ほんとに、京都ロードレース?
この大会で、これだけの人が行き交う景色を初めて見た。絶景!
かなり後ろの方ではあったが、山嵜さんも楽しそうに走っていた。
このあと、山嵜さんとはすれちがうごとに声をかけあった。何回もすれちがえるコースは、これがあるからいいねえ。
最初の5kmは、23分43秒。想定より、ちょっと速い。でも、体がまったくしんどくないのでいいのかなあ。
走路員として、たくさんの方が動員されていた。
私を見つけて、「藤井さん、がんばって!」と声をかけてくださった方も多かった。
私が確認できたのは、京都走ろう会の吉田出さん、田村さん、塚本さん、・・・すいません、そのほかにもいっぱい。
北の折り返しには、ヒゲの原田さん。
「ヒゲ、撮っとこうっと」と言ったら、「余裕やなあ」と笑っておられた。
10km、46分53秒。この5kmが、23分09秒。さらにはよなってますがな。しかし、これでも楽々ペース。2週連続フルマラソンは、いい方に働いていますね。
本部前あたりにかわいい人発見。
「写真撮らせてください。かわいいし・・・。うちのブログに載せますし、見てください。お名前は?」
「坂本です。」
お気楽オッサンランナーは、レース中でもこれくらいのこと平気で言います。またヨメさんに怒られるかも。
あとでプログラムで調べたら、彼女が応援していたのは奈良の「RUNPERS」所属のランナーのようだった。まあ、こっちはそれに関係なく、勝手に応援してもらっているつもりで本部前を通過するのを楽しみに。
15km、1時間10分03秒。この5kmは23分10秒。すばらしい。
石川の山本利枝さん。
古くからのうちのお客様です。時々大会でお会いする。
今日も、私のちょっと後ろを走っておられた。山本利枝さんも、すれちがうごとにごあいさつ。かなりのスピードだったので、写真はうまく撮れなかった。
20km、1時間33分05秒。この5kmは23分01秒。また、はよなっとる。でも、残り1.1kmを5分切らないと1時間38分は切れない。
て言うか・・・。
目標1時間45分のはずやったのに、知らんまにもっと上をめざしてしもてた。
最後は飛ばしに飛ばした(つもり)。
ゴール、1時間37分47秒。
これは、去年の日置川マラソンを1分上回る好タイム。たぶん、ここ10年では最高のタイムである。(ちなみに、ハーフの自己最高記録は1時間20分19秒です。)
ゴール後、真樹に、参加賞の記念Tシャツを着た写真を撮ってもらった。品質はあまりよくはないが、このTシャツを着てレースに出ている人がたくさんいてホッとした。(このTシャツの発注に、京都キャロットがかんでいます。)
うちのテントのすぐ横で、子どもたちの元気な声。
荷物預かりの仕事は、子どもたちで切り盛りしているようだ。よう役に立つ子どもらや。
あちこちで、適材適所。多くの人が一生懸命働いておられる。
自治体や企業からの援助を受けず、一つのランニングクラブだけで運営している大会。多くの人の支えがあってこその「京都ロードレース」。今年は申込者が激増し、いろいろ心配したが、大きなトラブルやアクシデントもなく終わったようだった。
大会に関わられたみなさん、どうもありがとうございました。
親子3人でドリンク渡し係をされていた外峯さんとの会話。
「どうでした?」
「(1時間)37分。けっこう走れました。」
「足はだいじょうぶやったんですか。」
「うん。両足のつめが完全に取れてしもたからね。」
「えっ、それって走ってだいじょうぶ?」
「だいじょうぶたいじょうぶ。中途半端に残ってたら痛いけど、全部取れてしもたら普通に走れますよ。」
「へー。」
「大阪国際女子のハーフのクリア条件って、どれくらいでしたっけ。」
「あー、1時間半ですね。」
「そうか、あと7分かー。きついなー。」
「ぐるぐる回るコースじゃなかったらいけるんちゃいます?」
「そう? ほんなら、女装したら(大阪国際女子)出れるかなあ。」
「・・・。(心の中で、『ほんまにこのオッサンはアホですばい!』)」
チャンチャン! (これでおしまい)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=409
コメント
ゆきうさぎさん、コメントありがとうございます。
私は、「おじさま」というより「オッサン」、それも「チョーお気楽なオッサン」といった方がピッタリです。走りながら写真のネタさがしをしてるんですから。
坂本さんにも急にお願いして失礼かとも思ったんですが、ちゃんと「京都キャロット」を名乗ったので許していただけたのでしょうか。
かわいく撮れていたので、OKですね。
かなり後半になって、RUNPERS所属の女性ランナーを抜いたのですが、ひょっとしてゆきうさぎさんでは・・・。
同じところを3周はあきるかなあと思っていましたが、キョロキョロしながら走っているとけっこうおもしろかったです。坂本さんたちにもお会いできたし・・・。
またどこかの大会でお会いすることがありましたら、声をかけてください。かわいく写真に撮らせていただきます。
はじめまして、こんにちは。
本部前の応援に来ていた〈坂本さん〉の友達で、奈良の「RUNPERS」所属のランナーです♪
彼女から、すごく速いランナーのおじさまから「写真撮らせてください・・ブログに載せるから」という話を聞いてブログ見ちゃいました(^O^)!
坂本さんも今回参加予定でしたが、体調不良の為一人応援団として京都まで来てくれたのです。
走る事も楽しいけど。応援するのも元気をもらえると言ってました。すごいです!!!
3回目のハーフマラソン、(このレースは初でした)気持ちよく走れました。
このブログを見て、京都ロードレースの走りとか景色とか思いだしました。
Aー484さん、コメントありがとうございます。
私はペースが一定しているようで、よく他のランナーのペースメーカーにしていただいているようです。ただ、ご存知のように、途中で写真を撮るという荒業(?)があるので、厳密にはペースメーカーとして失格かもしれません。
最後のほうは変な色気が出て、私に最も似合わない言葉・・・「がんばって」しまいました。
スカイセンサーブリーズは、走り続けられるランナーにはお勧めです。なぜかというと、あのシューズで歩くと足が内側に沈み込むからです。走っていると、それは気になりません。
だから、私は歩く可能性のあるフルには使っていません。ハーフまでのタイム勝負のレースに使っています。軽量で足入れもよく、ここ一番のレースには最適だと思います。
また、どこかでご一緒することがありましたら、必ず声をかけてくださいね。写真撮らせてもらって、ブログに載せさせてもらいます。
初めまして!京都ロードレースのスタート地点ですぐ横にいて、ずっと一緒に走らせてもらっていたものです。(黒ソックスで赤シューズでした)スタート時の役員さんとの会話、大変おもしろかったです。なんか緊張がほぐれて、クスッと笑えました。
私はこの大会は初めてで、1時間40分切りを目標としていたので調度ペースが一致したようです。けれど、途中写真を撮るために何度も立ち止まって撮影するという大変な作業をしておられたにもかかわらず、最後の3Kぐらいで完全にちぎられました。すごいです。ちなみに私のタイムは1時間39分でした。
また、どこかのレースでご一緒することがあれば、よろしくお願いします。
PS:スカイセンサーブリーズを履いてられたようですが、私も勝負シューズにと購入を考えています。履きごこちはどうですか?
それでは、また
初めてなのにいろいろ書き込んですいませんでした。