2009年03月29日(日)
第16回美杉の里・桜マラソン [ランニング]
「10kmまでのレースでは、女の人に負けたくないなー」という気持ちが、いまだにある。自分が年々スピードダウンしているのも気づかずに、ええ気なもんです。でも、すぐ前にかっこいい女性が走っていると、いい目標になる。
今日も10kmがスタートすると、多くの男性にまじり数名の女性が勢いよく飛び出していった。「追いかけるでー」
二人の女性ランナーにはどんどん離されてしまったが、女子の3番手を走っている人がずっと視界に入っていた。ところが、追いつけそうで追いつけない。
3km地点だっただろうか、やっとのことで追いつき、何とか追い抜く。あとは、逃げろや逃げろー。抜き返されたら、たまらん。
そんな気持ちで走っていたら、後半のほうが速かった。
往路22分14秒、復路21分35秒。ゴールは43分49秒。昨日、4時間走で36kmも走ったダメージもほとんど感じられなかった。これは、私が勝手にライバルと想定した?87さんのおかげです。
「ゴール写真、撮らせてもらおうっと」
私のゴールから2分後くらいに、?87さんがゴールした。最後まで、きれいに腕が振れ、足もよく上がっていた。
「すんませーん、前半ずっとおんなじへん走らせてもらってたもんです。目標にさせてもらいました。ありがとうございました。
ゴール前の写真撮らせてもらったんですけど、うちのブログに載せさせてもらっていいですか。」
「えっ、ブログって・・・。」
「うち、『京都キャロット』っていうランニング用品店で、私が大会に出たときの様子とかブログに書いてるんです。写真は、こんなんで・・・。いいですよね、かっこよく撮れてるし。」
「はい・・・。でも、はずかしいわあ。」
「お名前は出さないほうがいいですか。イニシャルにしときましょか。『K.Yさん、10km46分で走りきる』って書いときますわ。」
「はい。」
津市のK.Yさん。終始にこやかに対応してくださって、ほっとした。たぶん女子の3位。
ちょっと走りづらいこのコースを、46分で走る力のあるランナー。三重県では入賞常連の方なのかも。
3月中旬の暖かさが続いていたら、今頃桜は満開であっただろうに。
今日6時半に家を出たのだが、そのときの気温が1℃。これでは、桜も咲くわけにはいかない。大会会場である三重県「君ヶ野ダム」の桜も、まだまだだった。
今日の私の目標は・・・。
昨日の4時間走が、ちゃんとした「LSD」になっていたかを確かめる。今日、10kmレースをそこそこのタイムで走れたら、合格ではないだろうか。
それと、今日は距離の短いレースでもロングタイツをはいてみる。足はしっかり出るのか。レースで使用は可能か。これも、しっかり確かめてみよう。
空は、あいにくの曇天。北のほうの山がもやっているように見えるのが気になっていた。
9時の開会式が始まるころ、空から白いものがチラホラ。 「えー、これって、ゆきー!?」
3月末の三重県で雪って。考えられんなあ。でも、ロングタイツ持ってきておいてよかった。上は半ソデTシャツでいけそう。
今日は飛ばせるだけ飛ばすつもりだったので、シューズはスカイセンサーブリーズにした。ソックスもいつものXAS103(5本指)。
ここの10kmは、スタートしてすぐものすごい上り。そこを越えると徐々に下り。そして、ダム湖の上流に進んでいくのだからゆるやかに上っているはずなのだが、これが実感できない。「上流に下っていく」と、ちょっと錯覚しそうなコースである。
9時半、10kmがスタート。そのあと5分ごとに、5km、3kmとスタートする。
スタート直後の急な上りは、さすがに足が上がらなかった。しかし、その後に続く下りでけっこうストライドが伸びた。これだけ走れれば、ロングタイツも使えるかな。「食わず嫌い」はやめたほうがいいのかも。
ゴールタイム43分49秒は、去年より26秒遅いだけ。昨日の4時間走は、無理せずしっかり本来の「LSD」になっていたようだ。
車でしかこれない場所のせいか、申込者は188名。
いい大会なのにもったいないような気がする。
すべてのランナーがゴールするころ、曇り空から太陽が出てきた。
この大会は、私のように一人で来ている人は少ない。友だち、ご夫婦、親子、グループで応援し合っている姿がほほえましい。
三重走友会の単独開催であることも敬服に値する。
周りにほとんど何もないようなところだが、参加してみる価値はあると思いますよ。
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2009年03月28日(土)
2009-春一番- 大阪城公園4時間走 [ランニング]
「あきだいこん、みっけ!」
何周目かは忘れたが、走路わきにすわっている「308」のナンバーカードをつけたかわいい女の子を見つけた。チーム「あきだいこん」のあきちゃんが弟とお母さんといっしょに、お父さんの応援をしていた。
「去年のこの大会で写真を撮らせてもらった、京都キャロットの藤井です。また、撮らせてくださいね。ブログに載せます。」
「私は走ってないんですけどね…。」
きれいなお母さんは、去年のことをよく覚えてくださっていたようだ。あきちゃんもだいぶおねえちゃんになったし、弟って去年赤ちゃんやったような・・・。記憶まちがいかな。
かっこいいお父さんは、今走っておられる最中。次は、あきちゃんの走る番かな。
去年写真を撮らせてもらったご家族にまたお会いできるとは、本当にうれしいです。お子さんたちの成長ぶりも、1年ぶりに見せていただくと目を見張るものがあります。
また来年もよろしく。今度こそ、お母さんもちょっとだけ走ってみられては。あきちゃんの弟は、走る気満々やったようですけど・・・。
さて、話は朝に戻り・・・。
今日から高速道路1000円乗り放題のダンピングが始まる。大阪圏は除外だが、それでも3割引。そのせいか、高速はけっこう混んでいた。
受付場所、森之宮の「ランウォークスタイル」さんに着いたのは8時20分過ぎ。5分ほど遅刻してしまった。
「すいません、いっつも遅くて・・・。」と言うと、田中ちひろさんが笑っておられた。
大阪城公園時間走は、田中さんのところの「アスレック」と「ランウォークスタイル」の共催。本来「京都キャロット」の商売敵である「ランウォークスタイル」を宣伝しているようで、(ヨメさんの手前)ちょっと心苦しい。
ただ、「ランウォークスタイル」は、がっちり系ムキムキ店長。「京都キャロット」は、どっしり系エロやめて系店長。競合しないので、だいじょうぶです。
(先日、「倖田來未はエロかわいい系やけど、眞寿美ちゃんはエロやめて系やんねえ」と言ったら、子どもらに大うけだった。・・・ここ、笑うとこですよ。)
今日は天気はいいのだが、数日前の寒の戻りの名残りでやや肌寒い。でも、これくらいがちょうど走りやすい。
本部前でスタートを待っていると、噴水横を通るちょっとヨレヨレのかわいいワンちゃん発見!
これは、写真を撮らねば。
「すいませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「あはは、情けない犬ですけど・・・。もう15歳なんです。」
自転車のおっちゃんが、照れくさそうにそうおっしゃった。
「すごいですやん。まだまだ元気そうで・・・。お名前は?」
「ドルです。」
「ドルちゃんかいなー。かわいいなあ。」
今日も、これでバッチリ!
最高の気分で4時間走にのぞめます。
プログラムを見ると、個人の部103名(男86・女17)、チームの部22組(60名)、合計160名ほど。私の予想していたよりは少ない。
私は、この大会が昨年度ナンバーワンと思っているので、もっともっと参加者が増えると思っていた。でもよーく考えると、フルマラソンシーズンが終わり、この時期に4時間も走るのはちょっとつらいのかも。
9時、一斉スタート。
今日の私の目標は・・・。
「LSD!」
今まで、本気でLSDをしたことがない。「ランナーズ・4月号」に浅井えり子さんが、LSDについて書いておられた。
?LSDは、キロ7分〜8分の「不快」なペースで走り通す。
?そのためには、できるだけ重いシューズで走る。
まあ、この程度のことなら簡単にできそう。
それともう一つ。
「ロングタイツで走る!」
あれほどタイツ嫌いといっている私がどうして? と思われるでしょう。それには理由が・・・。
トレイルランのレースに出ようと思っているのですが、レースの写真を見るとほとんどのランナーがロングタイツ。これは、笹で足を切ったりするからでしょうか。
それに、自分とこで販売している商品を「こんなん、あきまへんでー」とも言えへんしー。こら、ここらでいっちょう試してみたろかい。
と言うことで、アシックスのカケル企画に対抗して、パオパオかける企画。
シューズは、ゲルニンバス9。
ソックスは、ディフィート・クラウド9。
タイツは、4DMメッシュロングタイツ(キャロット価格¥9900)。
Tシャツは、アシックスXT6232(キャロット価格¥2500)。
スタート後は、キロ7分ペースになるようにだけ気をつけた。キロ7分ということは、1周1.25kmを8分45秒か。
とか思いながら走っていたが、スタートしてすぐのところにネコ広場。これ、写真に撮らんでどーする。1年前にいたようなネコちゃんもいるよね。
4周目の東外堀の横を走っていると、後ろから「がんばってください」の声。振り返ったら、もう追い抜かれていた。田中ちひろさんだった。どうしても話たいことがあったので、迷惑かえりみず話かけた。
「田中さん、ブログの記事、すごくよかったですよ。」
「えっ?」
「『名古屋』の・・・」
「ああ・・・」
「私のブログで紹介したら、かなりの数そちらに飛んでいったみたいですよ。」
「そうなんですか。高橋さんには高橋さんの考えがあったと思うんですけど、迷惑に思っていた人が多かったのも事実ですし。ひとこと言っておきたかったんで・・・。」
「いや、ほんとによかったですよ。実際に横を走っていた人でないと書けないことだと思いますし・・・。あの人にもいろいろなしがらみがあったでしょうけどね。いろいろな思いをもって走ってる人がいるってことに気づいてもらわないとね。」
「そうですよね。」
この間、キロ7分ペースの私に、キロ4分を切るペースの田中さんが合わして下さり、その走りはまるで「欽ちゃん走り」のようだった。すいません。
(3/14の私のブログで田中ちひろさんのブログ「ちひろっぴぃ」を紹介すると、本文中からクリックできるようにしてなかったのにもかかわらず、多くの人がリンク集からわざわざ見てくださったようだ。この日はクリック数の最高記録になった。)
1時間ほど走ると、向こうからこちらに向かってくるワンちゃんが・・・、「ドル!」、まちがいない。さっき自転車を押していたおっちゃんは、スイスイと自転車に乗って、ドルちゃんもいいペース。このあたりを1時間も散歩させてもらったんやね。
もうちょい行くと、雑種と上等犬の2頭立て。
一応、「柴犬ですか?」と聞く。
「いや、雑種です。」
まめちゃん・メス・4歳。小っちゃいけど立派な大人です。
上等犬のほうは、シーちゃんとか行っておられた。メスで、まだ5ヶ月らしい。こちらは、いい加減に聞いてしまった。ごめんね。私は雑種専門なんです。
さっきから、チラチラチラチラ見えていた雑種3頭立て。写真を撮りたかったのだが、コースから離れたところを散歩されていたのでちょっとあきらめていた。
ところがどっこい!
北側の回るところでちょうどバッタリ。
「ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はい。あんまり近づいたら、かむし気つけてな。」
確かに、真ん中のワンちゃんが「ウー」とうなってる。
「ワンちゃんのお名前は?」
「真ん中がチビ、こっち(左)がチビスケ、こっち(右)がジョン、みんなオス。」
「歳は?」
「みんな年寄りや。こっちが8歳、これが11歳、これが7歳。」
どれがどれか分からんようになってしもた。とりあえず、みんな長生きの雑種です。あー、うらやましい。
さて、タイツの具合ですが・・・。
機能タイツをはいたのは生まれて初めて。
スタートして30分ほどで、「もう、ランパンにはきかえよかしらん」と思った。
私の弱点、左足の太もも内側にジンマシン。(ここ、ほんとに弱いんです。)
それにヒザが全然上がらない。(これは、大リーグボール養成ギブスか。)固定された2本の丸太を交互に前に突き出してる感じ? 走りにくー。
でも、キロ7分ペースなので、走れないこともない。慣れてくると、この締め付けを忘れてしまう瞬間もあった。
気温は思っていたほど上がらず、そよ風も吹いている。
実は、この大会に真樹とヨメさんをさそい、チーム「京都キャロット」で出ようと思っていた。その話を二人にしたのだが、あっさりとふられてしまった。
「来たらよかったのにー、走ってたら気持ちいいのにー」
あっ、あれはチーム「あきだいこん」のあきちゃん?
だいぶ疲れてるみたい。 「しっかり!」
このだいぶあと、2時間半過ぎころだっただろうか、東外堀横でチーム「あきだいこん」ご一家とバッタリ。けっきょく、今日は早めに切り上げて帰られるとのこと。
「ブログ、見てくださいねー。」
こんな仲良し家族が、うらやましくてうらやましくて・・・。
さて、後半の楽しみは・・・。
大阪城公園時間走名物、ちひろさん特製手作りケーキと炊き込みご飯おにぎり。
「いつごろ出ます?」と何回も聞いてしまった。
その答えは、「ケーキが2時間過ぎ、おにぎりが3時間過ぎと3時間半過ぎにちょっと。」
最後のほうには、ランウォークスタイルの店長自らがよそってくれるスープまで登場。次々と新企画出てきますね。さすがにここまではいただけませんでした。私はネコ舌なもんで・・・。
「アンタは走りに来てんのか、食べに来てんのか、どっち?」と問われれば、「食べにです!」とはっきり答えます。
ほんとに楽しみなんです、このエイドが。
このエイドの質と量を保っていただくためにも、これ以上参加者が増えないほうが、私はありがたい。
今日は、何周走ったか全然気にしていなかった。
ここは、1周ごとのラップを正確に記録して、すぐ記録証にして出してくださる。これが、田中さんのダンナさんの仕事。
そろそろ終わりかと思って本部前に来ると、「残り1分半」と言われたので、もう1周。
最終的に、4時間6分ほど走ったことになる。記録は、29周、36.25km。だいたいキロ7分ペースで行けたみたい。
エイドの前あたりをウロウロしていると、「どうでした?」と声をかけられた。
スタート前やレース中にも声をかけてきてくださった、大阪の大倉彬右さん。私より1周たくさん走られたようだった。
「いつもキャロットさんには、『みかた残酷』のときに買わせてもらってます。
これから、『鯖街道』、『残酷』、『丹後』と出る予定なんで、いい練習になると思ってここに来たんです。一人で4時間も練習できんでしょう。」
「そうですよね。ここは走りやすいですよ。エイドも充実してるし。私も、『鯖街道』出ようと思ってるんで、よろしくお願いします。」
「鯖、残酷、丹後は、ずっと出続けてるんです。丹後は今まで8回で5勝3敗です。自転車の練習中に転倒して鎖骨を骨折して、ギプスを取った翌日に出たこともあります。さすがに完走はできませんでしたけど・・・。」
お歳をお聞きすると、ちょうど私の10歳上だった。元気すぎる! (なにしろ、私は丹後8連敗中ですから・・・。)
今日の私の4時間走は・・・。
キロ7分ペースがだいたい守れたので、合格か。走り終わった後もどこも痛いところはない。心肺系も、ほとんどダメージなし。
浅井えり子さんは、キロ7分ペースを不快なペースと表現しておられたが、全然。私にとっては、とても気持ちのいいペースだった。
あれは、普段3分半くらいで走る人に対して、2倍の遅さと言っておられたのだろうか。そうすると、私はキロ9分ペース?
一番心配だったロングタイツも、なんとかはきこなせた。私が思うに、タイツがメッシュになっていたのがはき心地がよかった。
ヨメさんいわく、「ロングタイツから肌が透けるのはなあ」と気持ち悪がっていたが、よっぽどしげしげと見ない限り気がつかない。このメッシュが締め付け感をやわらげ、汗も放出してくれていたように思う。
シューズのアシックス・ゲルニンバス9。
ウルトラの練習用にとだいぶ前にもらったのだが、練習自体を全くしていないので新品同様。練習ではぶ厚めのソックスをはくかもしれんと思って、27cmにしておいた。片足約320g。
ゆっくり走るにはちょうどよかった。「ゲルニンバス」というのはどういう意味か知らないが、「ニンジャ」のようでかっこいい。デザインも好き。これを選んだのは、そんな理由もある。
ということで、4DMメッシュロングタイツとゲルニンバスはゆっくりランナーにおすすめです。
パオパオかける企画も、まずまず成功。
このタイツとシューズのコンビで、もう一回「時間走」を走ってみたいなあ。
帰りに、森之宮駅前の「あづき工房」さんでイチゴ大福やどら焼きを買っていった。どれもおいしかったが、ちょっと小さめのイチゴ大福は、走った後にピッタリ。
次の大阪城公園時間走でも、買って帰ろうっと。
【注】ちょっと情けないことが判明しました。
せっかく私がおすすめと書いた「ゲルニンバス」ですが、「9」の後継モデル「10」も、もうメーカー在庫切れだそうです。いいシューズなのに、残念です。
メーカー希望小売価格は、¥15225でした。なんぼいいシューズでも、ちょっと高いか。
それから、ソックスの「ディフィートクラウド9」も、京都キャロットではあつかっていません。スロージョグにはピッタリのふわふわ感なんですが・・・。取扱店をネットで調べて買ってください。
4DMメッシュロングタイツとXT6232Tシャツは、「京都キャロット」で絶賛販売中(?)。どうぞよろしくお願いします。
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2009年03月27日(金)
きくへの誕プレは迷子札つき首輪 [わんこ・にゃんこ]
おとといは、きくの誕生日。
誕ブレは、私からはケーキ、ヨメさんからは牛のキュッキュッ。
真樹はその日友だちと遊びに行っていたのだが、きくの誕プレをちゃんと忘れず買ってきた。
「迷子札つき首輪」
これで、万一脱走しても、ちょっとだけ安心。
名前と、連絡先を真樹が書いてくれた。
廉は買いに行くヒマがなかったので、私が廉の分も買ってきた。
「ネコちゃん用指人形!?」
まあまあ、気に入ってくれてるみたい。
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2009年03月26日(木)
ろくちゃん [わんこ・にゃんこ]
今日、雲ヶ畑のあーちゃんちに行かせてもらった。ヨメさんと真樹と三人で。
真樹の友だち・あーちゃんちには、うちのヨメさんを病院送りにしてくれた「ろくちゃん」がいる。(去年8/12のブログ「犬にかまれて手がジンジン」)
今日初めて、あーちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんにお会いした。お二人とも、ニコニコした笑顔で「まきちゃん」とかまってくださった。よかった。
これからいろいろとお世話になりますが、どうかよろしくお願いします。
帰るとき、ワンワンほえ続けているろくちゃんのところにおじいちゃんが近づかれた。ろくちゃんはおじいちゃんが大好きなようで、しっぽフリフリだった。
「留守番にほえてくれる犬がいいと思ってねえ、この犬を飼ってるんですよ。シェパードの血が入っているみたいで・・・。顔もシェパードに似ているでしょう。」
「うーん」
うちのきくのほうがシェパードに似てると思うんですけど・・・。ええ勝負かな?
おばあちゃんとしゃべっているとき、うちの近所の南村さんとお友だちだということが分かった。
「南村さんに、豆の苗、頼まれてるんですけど、ずっと持って行けなくて・・・」
「うちのすぐ近所やし、持って行きますわー。」
南村さんは、きくが大好きだった「ゴンちゃん」の飼い主さん。ゴンちゃんは死んでしまったけど、顔を合わせば必ずご挨拶を交わす仲。(去年8/26のブログ「ゴンちゃん」)
豆の苗を持って行ったら、たいそう喜んでくださった。庭でつくっておられたネギを、「だちん」でくださった。
意外なところで意外な人と人とのつながり。おもしろいですね。
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2009年03月25日(水)
きく、4歳! [わんこ・にゃんこ]
2005年3月30日、北区雲ヶ畑の「高山牧場」に子犬がいないか聞きに行った。そのとき、偶然中の偶然、何日か前に子犬が生まれていた。それも1ぴきだけ。
真っ黒でまん丸な小さな小さな子犬が、牛小屋のわらの上に眠っていた。
飼い主さんの高山菊司さんに生まれた日を聞いてみたが、「忘れたー」とのこと。まあ、5日ほど前ということにしとこうか。「うん、3月25日生まれね。」
およそ1ヵ月後の5月4日、その子犬をもらってきた。名前は、高山菊司さんから一字もらって「きくちゃん」。
今日は、一応、きくちゃんの4歳の誕生日。
パオパオ特製ケーキをつくってあげましよう。
うまくできたかな。
パオパオといっしょの写真を撮ってもらおうと思ったのに、いつもとちがう空気を感じたのか、かたまってしまった。
でも、そのあと全部きれいにたいらげてくれたので、おいしかったのかな。つくってよかった。
おもちゃも買ってもらったし、いい誕生日になったかな。
この先、何回も何回も誕生日を祝おうな。長生きしてね。
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2009年03月24日(火)
三宅愛子さんからのお手紙 [私の好きな人]
昨日、三宅誠孝さんの奥様・愛子さんからお手紙をいただいた。
2月7日のお別れ会のビデオと、印刷された「ご挨拶」、それに手書きのお手紙が添えられていた。私信は公表しないのがルール。分かってはいますが、1行だけ紹介させてください。
「・・・これ以上書くと涙が出ますのでこれで失礼します・・・」
この1行で、こちらが泣けてきました。
うちのヨメさんがその部分を見て言った。「愛子さん、本当に愛してはったんやなあ。」
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印刷された「ご挨拶」の中には、三宅誠孝さんが肌身離さず持ち歩いておられた紙片の内容が披露されていた。(これは、公開させていただいてもよろしいでしょうね。)
「忠怒の精神」 (まごころをつくし他人を思いやる)
人至愚といえども人を責むるときはすなわち明らかに
聡明有りといえども己れを怒するときはすなわち昏(くら)し
ただ常に人を責むるの心もて己れを責め
己れを怒するの心もて人を怒せば聖賢の地位に到らざるを患(うれ)えず
(訳)どんなにバカな人間でも他人を批判する時は頭の回転がよくなり どんな利巧な人でも自分のいたらなさに対して寛大になる(范純仁「言行録」)
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たぶん、どなたもご存じないであろうエピソードを・・・。
もう7、8年前になるでしょうか。三宅誠孝さんがまだ市会議員さんだったときの話。
京都ロードレースに「京都キャロット」が出店しており、夫婦そろって5kmレースに出ることになった。店番は、まだ小さい廉と真樹。「困ったなあ」とあたりを見渡すと、三宅誠孝さんと目が合った。
この際、頼むだけ頼んでみよう。「20分ほどしたら帰ってきますので、店番を・・・」
三宅誠孝さんは、ニコッとしてすぐに引き受けてくださった。
本当に5kmを20分ほどで走り、「ハアハア」言いながらうちのテントに戻ってきた。
「藤井さん、ソックスとグローブ、売っときました。」
あの人懐っこい照れくさそうな笑顔で、そうおっしゃった。(私は、あの笑顔が大好きです。)
「シューズのことで質問されてた方があったんですが、『私では分からないので、またあとでもう一度来てください』と言っておきました。」
あの時は、さすがのあつかましい私も、「あー、現役市会議員さんにただ働きさせてしもうたばい!」と思った。
2時間近くあるビデオは、まだ最後まで見られていない。 三宅誠孝さんは元市会議員さんであるので、当然、所属の共産党関係の方のごあいさつが多かった。
しかし、ちょうど真ん中あたりに親友・高石ともやさんが登場。「陽気にいこう」のモットーのとおり、このような場でも終始笑顔を絶やされなかった。これぞ、大人です。
ただ、思い出話を語られるとき、何回も何回もあごに手をやっておられた。あんな高石ともやさんを見るのは初めてだった。まるで、「こみ上げてくる涙、ここらでとどまってくれ」と念じておられているかのように。
前にも書いたが、三宅誠孝さんを嫌う人はいないと思う。そんな人は信じられない。せのお直樹さん(市会議員)がおっしゃっていたように、三宅誠孝さんは、初対面で「強烈な好感」を感じる人です。
あとにも先にも、私が尊敬できる人は、三宅誠孝さんただ一人。これから先も、ずっと勝手に尊敬させていただきます。
私が一番覚えている三宅誠孝さんは、走っておられるときの笑顔。
私は、「死んだらすべておしまい」だと思っています。だから、天国から三宅誠孝さんが見てくれているとは思わないようにします。
ただ、万一見てくださることがあっても恥ずかしくないように、一番の教え「平和を守る」ことだけは忘れないでいたい。
これからも、走っているとき、時々空を見上げます。
「空の雲が、三宅誠孝さんに見えたらいいのになあ。」
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