2008年04月20日(日)
第3回(通算30回)宍粟市さつきマラソン [ランニング・出張販売]
今日のテーマは、イリュージョン。
お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」をご存知でしょうか。コーラを一気飲みし、歴代天皇や徳川将軍の名前を最後まで言うといって、途中で「ゲッ!」とやってしまうネタのコンビです。
自分では全然そんなつもりはなかったのに、レーススタート直前、のどがかわいてCCレモン500とデカビタびんを飲んでしまった。
(前にも、これで失敗してるのに・・・。)
ハーフやし、まあゆっくり行ったらええわと思っていたら、やっぱり走り出したら気持ち悪くなってきた。胸苦しい。げっぷが出たらまだよかったんやけど、出ん。
気持ちわるー、気持ちわるーと思いながら、あのゆるやかな上り坂を上る。
なんか気がまぎれるようなもんないんかなーと思いながら、あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろ。
途中で半鐘の音のような応援。
なた鎌で、鉄パイプのようなものをたたいている。
毎年、ここ5km付近で応援してくださっている。ありがたい。
しかし、これくらいでは気持ち悪さはまぎれない。
げっぷも出ない。ちょっと、頭がクラクラしてきた。
こんな時は、やっぱりワンちゃんやね。
いましたいました。コースの両側にダブルで。
りりぃちゃんはおとなしい。
らっきぃちゃんはようほえる。
「らっきぃちゃんは何歳?」
「何歳やったっけ。(となりの子に)52歳やんなあ。」
「52歳?」
「人間でゆったら52歳・・・、犬の何歳になるんかなあ。」
それ、おかしいやろ。何で人間でゆったらのほうだけしかわからんねんなあ。
でも、私と同い年。なんかうれしくなってきた。あんな「いきり」の犬と同い年やてー。まだまだいきってもええにゃ。
それにしても、こいつほえっぱなしやな。なんてゆうとるんかなあ。
そんなことを考えているうちに、むなくそ悪さが消えていた。すごい、雑種パワー。そこからはスイスイと。
もう少し行くと、ちっちゃいワンちゃんが。
「何歳ですか」と聞くと、
「まだ、1歳 になったばっかりで」
「1歳?」
それはそばにいた(人間の)赤ちゃんの歳でした。ほんとは9歳のベテランでした。
「かむかもしれんから気つけてね。」って言われたけど、かんでほしかったなあ。しゃきんとするがな。
このへんからますます調子が出てきて、のぼり坂も楽々。折り返して下りになると、一気にスピードアップ。
ついさっきまでの「炭酸のげっぷ出ない」気持ち悪さはどこえやら。
これがほんまのイリュージョンかな。
中間点1時間ちょうど。後半は48分54秒。イリュージョン、イリュージョン。
まさか1時間50分を切れるとは思わなかった。やっぱり、雑種は不思議なパワーを持っている。
あっ、大事なことを忘れてた。
今回、新しいシューズで走りました。
「底が厚くて、それほど重くないシューズ。」お客さんからよくそう言われます。
「そんなんあったらいいんですけど・・・。」
ミズノ・ウェーブLSD、約270gでそこそこの厚さ。通気性もよく、はきごこちよし。ハーフは合格。次はもっと長い距離に使ってみよう。また、ご報告します。
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2008年04月19日(土)
「月のまぴろーま」 [演劇]
このブログは、一応カテゴリー別に分けてある。
今回は、「演劇」。(めずらし!)
劇場に行ったのは、今まで一度だけ。たぶん25年くらい前。(京都会館)
筒井康隆の「ジーザス・クライスト・トリックスター」。これはおもしろかった。聖書のパロデイで、「クリスチャン見たら、めちゃくちゃおこんでー」という内容だった。
このサイクルでいくと、つぎに演劇を見るのは77歳。もう、死んどる。ということは、カテゴリーに分けるほどでもなかったか
この「月のまぴろーま」も、羽根田さんのブログに紹介してなかったら、題材が鳩間島でなかったら、文化座の座長が佐々木愛さんでなかったら、東京まで見に行くことはなかっただろう。
会場である俳優座劇場は、外から見るとこじんまりした感じだった。ひっそり落ち着いた気持ちで見られるのかな、と思いながら入ってビックリたくさんの花々。
「へー」と思いながら客席へ向かうと、なんかへん。若い人がまったくいない。どう見ても60代、いや70代のほうが多いかも。
「鳩間行ったことある人は、この中に何人いやはるやろう?」
私の席は、6列の2番。左端ではあったが、かなり前のいい席だった。
舞台が始まった。
森口 豁「子乞い」の原作に忠実な出だしだった。
鳩間の小学校から子どもがいなくなる。子どもがいなくなり、学校がなくなれば、島自体が消滅。それを防ぐために奔走する人々、また逆にその不自然な動きに反発する人。
最初の問題は、生産組合の3人の仲間割れである。主にかぼちゃを作る生産組合の話は、原作にも書いてあった。
舞台では、生産性にこだわる富永とのんびりしている他の2人との摩擦が大きくとりあげられていた。
「この島の人間はだれも人に勝とうという努力をしない。だから、みんないやになって出て行くんだ。」というようなことを言っていた。
のんびりした2人がトラクターをこわしてしまい、チヨおばあから借りた簡単な工具で修理しようとした場面があった。
富永「なおったのか。」
2人「それが・・・」
富永「おまえら!いいかげんにしろ!」
おばあ「なにー、今日はダメでもあしたはきっとなおるさー。」(もちろん、この役が佐々木愛さんです。)
ここで、涙があふれてしょうがなかった。
こう言ってもらえたら、救われる子どもが何人いるだろう。いや子どもだけでなく、大のおとなでも。
ちょっと気になって客席を見てみたが、誰も泣いてるふうはない。ここ、ええ場面やと思うけどなあ。
話ががぜんおもしろくなってきたのは、原作にはなかった詐欺師・稲村一也の存在だ。
鳩間ではないが沖縄のどこかの島で、指名手配犯が長く暮らしていたというニュースを聞いたことがある。その話をヒントにされたのだろうか。
実際、沖縄を食い物にしているヤマトンチューはいっぱいいる。しかしあの稲村のように、沖縄の人たちの心にふれ、自分の考えを変えていく人間はいったいどれくらいいるのだろう。
だまされ裏切られ続けても、決して心のすさむことのない沖縄の人々。うまく演じられていた。
最後の方に、チヨの夫・徹が言っていた。
「この島には、勝ちも負けもない。あるのは、ひとりひとりを大事にする気持ちだ。」
人間としての基本中の基本。これが今、忘れ去られようとしている。学校も、どうだろう?
舞台が終わった時、「もう一回見たい」と思った。たった11日間の公演とは、もったいない。
さすがプロの演劇はすごい。引き込まれた。
小学校存続の話なのに、子どもは話題として出るだけだった。それが、全然不自然ではない。十分演技でカバーできていた。
舞台は、宮里家(チヨ夫婦の家)の表と港へ続く道だけ。これで十分だった。
小中学生が劇をする時、背景や小道具にこだわりすぎるのも考え物。それは、演技に自身がない証拠かも。
自分が興味のあるテーマで、しっかりした劇団の公演なら見る価値あり。
25年後と言わず、1年に1回くらいは見に行ってもいいかなあ。
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アシックスストアTOKYO [ショップ]
ホテルで朝食をとり、外に出ると突風。スカートのすそを押さえて歩く女の人が多かった。
今日は、まず「ランナーズ」に行き、その後「アシックスストアTOKYO」へ。時間があれば、「ランステ」やランニングショップを回る予定。
新宿駅から渋谷駅へ。
忠犬ハチ公像やモヤイ像を見て、「ランナーズ」がある目黒区東山へ。駅から約20分ほどで、2丁目6番あたりにたどり着いた。
意外に閑静な住宅地。比較的古そうなお屋敷あり、新しいマンションあり、○○会館あり、会社のビルあり。そのあたりを何回か回ってみたが、「ランナーズ」が見つからない。
マンションから出てきた女性に、「『ランナーズ』という出版社をさがしているのですが・・・。」と言うと、ご存知ではなかったが、いっしょに歩いてさがしてくださった。
なんて親切な。たった一人でもこういうふうに対応していただけると、それだけで東京のイメージアップ。
ゆっくり歩くと、さっき通り過ぎていた所にありました。前もって言われていたとおり、5階建てのビルはひっそり、人の気配なし。
郵便受けに、京みやげ「おたべ」と私の名刺を入れ、ビルの写真を撮って帰ることにした。
そこから、また渋谷駅へ。
歩いていると炭火焼のようないいにおい。まだ10時台やしおかしいなあと思っていたら、あれはどうもビル建設工事現場からただよってきている。
朝ごはんしっかり食べてきたのに、もうお腹へってんのかなあ。(まぼろしのにおい。)
渋谷から新橋へ。
「アシックスストアTOKYO」は、歩いてすぐだった。
一階のレジのところにおられた女性スタッフに声をかけた。この方がまたかっこいい人で、またゼッターランド・ヨーコさんに見えた。(このごろ、きれいでかっこいい女の人はみなゼッターランド・ヨーコさんに見えてしまう。これって、病気?)
「京都のランニング用品店の『京都キャロット』と申します。うちのホームページに載せたいので、店内の写真撮らせてもらってもいいですか?」
「それは、広報を通していただかないと・・・。」
「(えっ、アシックスに広報なんてあったっけ、と思いつつ) そうなんですか。うちの営業担当の、本社の田村さんにゆってもらったはずなんですけど。こちらのスタッフに同期の方がおられるそうで。」
「わかりました。お名刺をいただけますか。」
「はい。あのー、京都のおみやげです。みなさんで食べてください。」(名刺に京都キャロット雑用係って、書かんでよかった。もっとあやしまれるとこやった。ぎりぎり、セーフ。)
男性スタッフの方は、午前中はイベントで、お客様と共に走りに行っておられるとのこと。1時前には戻る予定ということだったので、店内をくわしく見せていただくことにした。
写真撮影もOKが出たので、いろいろ撮らせてもらった。お客様が写らないようにと言われたので写真は殺風景だが、実際はひっきりなしに来客があった。
スタッフの人数も多い。
2階に、初めてランニングシューズを買いにこられたようなお客様(中年の男性)がおられた。
スタッフの説明がすごい。めちゃくちゃていねい。ありとあらゆる説明が次から次と・・・。これは、まねできん。
お客様のほうもいろいろ興味をお持ちのようで、よく質問されていた。
このやりとりを横で聞いていてしつこい感じがなかったのは、やっぱり言葉のせいかなあ。関西弁同士では、しつこいやろなあ。
1階は、すべてレディスのウェア。
これで、アシックスの意気込みがうかがえる。
こちらも、ひっきりなしに30代と思われる女性が来店されていた。東京マラソンが火をつけた第?次マラソンブームを支えているのは、この人たちだ。
確かに、このカラフルなウェアを見ているだけでもこころよい。ましてや、それを身に着けてかっこよく走る自分の姿を想像してみると・・・。
フルマラソンなら短くても3時間、場合によっては5、6時間。注目を浴びて走ることができる。自分を追い詰めさえしなければ、健康にもよい。
また、いきいきと走る姿を見て、まわりの男性陣がほっておくはずがない。若い女性ランナーが増えると、それに付随して自然と男性ランナーも増える。いい循環だ。
まだ少し時間があったので、さきにお昼を食べることにした。ガード下のラーメン屋さん、おいしかった。
1時前、店に戻ると、男性スタッフ・高橋さんも帰ってこられていた。
さすが、ほぼ毎日、お客様のランニングイベントを引っ張っておられるだけのことはある。見るからに走れそう。この人のアドバイスなら、聞いてしまうね。
高橋さんからお聞きした話は、次のようなものである。
「東京マラソンをきっかけにランナーの数は増えている。指摘されているとおり、30代女性の伸びが顕著である。アシックスストアも、そういったお客様のニーズに応えられるよう努力している。
東京マラソンが大きくクローズアップされているが、当店のお客様の一番の目標はホノルルマラソン完走という人が多い。お客様のお話を聞いていると、ホノルルマラソンの魅力は東京マラソンどころではない。
また、ランニングショップに求めるものも多様になってきた。商品購入の際の、専門的で的確なアドバイスはもちろんのこと、それにプラスアルファが必要。レベル別のトレーニングなどの各種イベント。ロッカーやシャワーの設備。これらは、東京のランニングショップでは当たり前のようになってきている。
当店もロッカー、シャワー完備で、イベントもレベル別にほぼ毎日開いている。お客様があきないように新しいコースを見つけ、変化をもたせる工夫もしている。」
京都は安全に走れる所は鴨川くらいしかないという話をすると、せっかく山に囲まれているのだからトレイルランのコースを見つけてみたらとアドバイスしてもらった。確かに。「東山三十六峰」と「鯖街道」の中盤くらいやもんな、京都の山を走るのは。考えてみるともったいない。
「京都キャロット」も、ロッカー、シャワー完備にできたらいいんやけど、今の場所ではなあ・・・。
でも、高橋さんとしゃべらせてもらっていい勉強になった。若いのにしっかりしてはる。
「お客様があきられないように、常に新しいトレーニングコースを探しています。」との言葉には、感心しました。
よく考えると、高橋さんの年齢は私の半分。その割にはええ仕事してまっせ。アシックスさん、高橋さんのお給料上げたってね。
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2008年04月18日(金)
東京出張 [雑用]
東京に出張することになった。
ん? 出張? (出張販売ではなく、純粋な出張です。)
前から一度、「ランナーズ」や「アシックスストアTOKYO」に行ってみたかった。
これは、京都キャロットのスタッフとしては、りっぱな仕事ですね。(雑用係が何をえらそうに、とのヨメさんの声がありそう。)
正直に白状すると・・・、
羽根田治さんのブログ「極私的鳩間日記」に、演劇の紹介がしてあったのです。
●鳩間島が舞台の演劇が上演(2008年4月6日UP)
今月17日より27日まで、劇団文化座による鳩間島を舞台にした演劇が、六本木の俳優座にて上演されます。詳細につきましては劇団文化座のHP(http://bunkaza.com/)でご確認を。皆様ふるってご観劇ください。
■劇団文化座公演「月の真昼間(まぴろーま)」
沖縄の日本復帰から10年が経った1982年、人口41人、
そして小学生がたった一人になってしまった鳩間島は存亡の危機に立たされていた。
高齢化の進む島の住民たち、島に産業を根ざそうと努力する若者たち、
それぞれの思いが交錯するなか、
小学校存続に向けた“子乞い”作戦が展開していく。
原作 森口豁「子乞い 沖縄 孤島の歳月」
脚本 杉浦久幸 演出 原田一樹
2008年4月17日〜27日
俳優座劇場 東京都港区六本木4-9-2 tel03-3470-2880
一般 5500円 高校生以下 2750円
お問い合わせ・お申し込み 劇団文化座03-3828-2216 info@bunkaza.com
これは、行かねば。
鳩間島が舞台やって。
インターネットって便利やなあ。こんな東京の情報、なかなか気がつかへんもんやけど、ええタイミングでわかってよかった。
たいていは情報として知っても、なかなか行動に移せへんにゃろなあ。インターネットはバーチャルの世界やもんなあ。
でも、そのネットで「文化座」を調べたら、佐々木愛さんが座長。あの名女優、鈴木光枝さんの娘さん。昔は地井武男さんともよく一緒に出てはった。これは、かなりしっかりした劇団やね。
わしゃー行くでー。今行かんかったら、もう二度と見れへんかもしれんやん。
でも、東京往復だけでもすごいお金がかかるし・・・。
ここは、取引先のあいさつ回りということで、ヨメさんと交渉。
「しっかり、仕事してきや!」 「やったー!」
うちのヨメさんも、「鳩間」とか、「羽根田さん」とかのキーワードにはちょっと甘い。よかった。しっかりしっかり、仕事してこうっと。
でも、せっかく東京行くんやから、やっぱり神宮球場には顔出しとかんとな。
古田が退団してちょっとがっかりやけど、開幕巨人戦3連勝は気持ちよかった。もう、1シーズンの半分くらいの満足感。これ、大番狂わせで3位以内クライマックスシリーズ進出もあるかも。
演劇も見られて、野球も見られる日は、っと。
18日(金)の3時くらいに京都を出て、神宮で対阪神戦を見る。翌19日(土)午前中に取引き先回り。午後2時から演劇鑑賞。この日に帰って、翌日早朝「山崎さつきマラソン」に出張販売と。ばっちりやね。
まず、ランナーズに電話。
19日にお伺いしたいと言うと、その日は全員出はらっているとのこと。たぶん、20日の長野マラソンの関係かな。18日の夕方ならいるとのことだったので、雨で野球が中止の時は伺いますと約束。
電話でお話した広告部の吉田さん(男性)から、「いつも、ブログを見せてもらってます。」と言われた。うれしー。一度もお会いしたこともない方だが、予想もしてなかった人からそう言われるといっそううれしい。
「3年ほど前、私も八重山を旅行しました。いいところですよね。そのころのことを思い出しました。」
次は、ランステ(ランナーズステーション)。
ランナーズが、皇居の近くにオープンしたランニング基地。土曜日ごとに走り込みのイベントなどをやっていると書いてあったので、問い合わせてみた。
「19日は、何もないんです。」 「がっくり。」
アシックスストアTOKYOには、アシックス本社のうちの担当営業マン・田村さんの同期の方がおられるとのことだった。それなら、ちょっと声かけといてもらって。ここは絶対はずしたらあかん。
演劇のチケットと神宮のチケットは簡単に取れた。神宮はいっちゃん高いとこ。(スタンドの高さではなく、値段です。)
JTBで東京出張パック。ほぼ新幹線往復の値段で、ホテル代込。これは安い。(「安いけど高い。」とヨメさんの声がありそう。)
そして、18日に。
ちょっとだんどり悪く、3時の新幹線に間に合わず3時半に。そして途中から雨。
「神宮はドームちゃうしなあ。中止かな。」
仕事中のヨメさんにビクビクしながらメール。
「<かわいいかわいいますみちゃんへ>
いつもおこらすようなことばっかりしてごめんなさい。今日の仕事は終わりましたか。今、雨がやんでるみたいやけど、やっぱり野球は中止でしょうか?」
返事「ヤクルトから何も連絡きていません。」(ヨメさんは、携帯でスワローズ通信が見られます。)
また返事「調べてみたら、あるかもしれないです。まだ中止とは書いてないです。」
こら、行ってみなしゃーないな。
神宮球場の近くに着くと、こうこうとナイターのあかりが。こんな雨やのにやっとんにゃ。スタンドに入り、スコアボードを見ると1対0で負けとる。まだ3回表や。
まだまだ、これから。
それよりも、この寒さはナニ?
雨は予想していてカッパを持ってきたけど、息が白くなるほど寒いとは、想定外。
しばらくスタンドで見ていたが、こごえてきて売店へ。弁当買おうと思ってたのに、売ってへん。しゃーないし、カレーとビール。カレー600円で、ビール700円って、ビール高すぎへん。
また、ちょっとスタンドに戻り観戦。雨、さっきよりきつくなってるし。ここでまた、ヨメさんにメール。
「<バチがあたりました。>
ちゃぶい。息が白い。試合を見るどころではありません。今、売店前のテレビを見ています。やまねこマラソンの時のような天候です。阪神ファンはやかましい。もうホテル帰ろかしらん。」
結局、8回ウラ終了4対1であきらめた。見所の少ないゲームやった。
ホテルに行き、ゆっくりふろに入り、遅くまでテレビを見た。試合は6対2の完敗だった。4500円、もったいなかった。
もう一回ふろに入り、寝たのは2時ごろだった。
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2008年04月16日(水)
京都鴨川ゆっくりランのお知らせ [ランニング]
「いやー、えらいもん入っとったわ。」
産大前店の郵便受けを久しぶりに見に行ったヨメさんがそう言った。
「4月2日に出してはるわ。」
今の店は、3階建て学生マンションの1階で、郵便受けは店の反対側にある。そのため、いつも見るのを忘れ、大事なものが放置されていることもある。
今回の郵便は、「第11回京都鴨川ゆっくりラン」の案内だった。
つい2日前、私のブログでも紹介したばかりだ。もう少し早く気がついていれば、京都ランナーズ例会でも宣伝できたのに。
この大会は、私の一押しです。
北大路橋東詰め南側をスタートゴールとする往復コース。車の心配もなく、川の流れをながめながらゆったりと走れる。エイドもばっちりです。
去年の3回は、うまい具合に仕事と重ならず全部参加させてもらった。
3回とも、20kmを走った。
4月29日 1時間35分33秒
10月 8日 1時間35分34秒
12月24日 1時間35分24秒
まあ、何とおもしろみのないタイム。でも、気持ちよく走れました。
参加費500円! やす!
皆さん、ぜひ、参加を。当日参加OKです。
◎大会要項は以下の通りです。
第11回京都鴨川ゆっくりランご案内 京都鴨川ゆっくりラン実行委員会
ようこそ鴨川へ。この美しい鴨川を、未来の子供達に
いつまでも、きれいな水、草、木、空気を大切に
そんな思いを心に込めてスタッフ一同、鴨川ランを運営しています。
ゆっくりラン、持久走、フルマラソン挑戦、ペアーラン、初走り、記録狙い……
ご自由に走ってください。皆様のお役に立てれば幸いです。
景色の美しい鴨川に走りにいらっしゃいませんか?
初心者の方からマラソンのための長距離の練習をしたい方まで、色々な方々が参加されています。
レースでも記録会でもありません。皆さんがそれぞれ自分の目標を決めて、走っていらっしゃる姿が
とても印象的です。気楽な気持ちで一度ご参加下さい。
開催日 2008年4月29日(祝) 雨天決行
AM 9:00 受付
AM 9:40 コース説明・ストレッチ
AM10:00 スタート
フルマラソンで時間がかかると思われる方はAM9:00一斉早スタートできます
(事前にご連絡ください)
3時頃までのゴールをメドにどちらでスタートするかお決め下さい。
種 目 3km・10km・20km・30km・40km・フル(当日種目変更可)
会 場 北大路橋東詰め
JR京都駅・阪急烏丸駅より 市営地下鉄 北大路駅下車 南改札口より東へ300m
橋を渡って南側
コース 鴨川河川敷(東側) 片道5km往復コース 北大路橋南スタート・ゴール
参加費 500円(当日払い)
エイド 水・スポーツドリンク・バナナ・あめをご用意しています
申込み 当日受付
FAXにて事前に氏名・〒・住所・電話番号・種目をお知らせいただければ受付がスムーズ
に行えます。
誓約事項 この会は河川敷を利用して行います。特に上流の折り返し地点は道が狭くなっています。
散歩などの通行者もたくさんいらっしゃいますので、その点をご理解の上、トラブルのないよ
うご注意ください。
一切の事故・不祥事は自己責任とします。
* 自己計時のため、時計を必ずお持ちください。
* 徒歩2分の所に銭湯があります。(午後3時開店)
申込み・お問い合わせ 実行委員長 太田 TEL&FAX 075−722−8238 まで
(TELは午後9時以降にお願いします)
みなさまのご参加をお待ちしております。
↑ついこないだ、産大前店にさるが出ました。写真を撮ろうとして見ていたら、3階のベランダに上がり、窓を開け部屋に侵入。その後、悲鳴。
大きなりんごを持って出て来ました。写真は、そのりんごをうちの店の横でゆっくり食べているところです。
このあたりは、さるがよく出るらしい。大きなさるだったので、ちょっとこわかった。
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2008年04月14日(月)
京都ランナーズの未来は? [ランニング]
京都ランナーズ定期総会に続き、懇親会があった。参加者は、かなり多いほうだった。
お弁当にビールとジュース。5人の子どもたちも参加してくれて、なごやかなふんいきだった。
順番に自己紹介をしていったのだが、積極的に話す人が多く話が盛り上がった。さまざまな事情で途中中断が何回かあり、私を含め3、4人は時間切れでしゃべれなかった。
「ブログ始めました。見てください。」くらいは言いたかったんですけど・・・。
一番盛り上がった話題は、京都ランナーズの運営方針についてだった。
京都ランナーズは、例会もレース、LSDもレース。何もかも競技志向で、広がりがない。特に、新入会員はそれにとまどってしまう。レベル別に分けて、練習したりしていけないものか。
確かに。
私が入会した25年くらい前、京都ランナーズの男はみなサブ3をめざしていたように思う。20代、30代がいっぱいいて活気があった。みんな篠山でサブ3をめざす、そんな時代だったんですね。
今は、走っている人の目的も人それぞれ。競技志向の人もいれば、病気からのリハビリのために走っている人もいる。そんな幅広い人々に対応できるクラブ運営とは?
はっきり言って、それは無理。無理ということをみんなが認める所から再出発してはどうでしょう。
「こんなことをしてほしい、あんなことがしたい。」と言って、誰がしてくれます? 何かをしたいと思う人が率先して動かないと、どうしようもないでしょう。
太田武志さん。長年、京都ランナーズの会員だった。現在、「京都鴨川ゆっくりラン」を主催。年3回のこの大会は、今ではすっかり定着し、一定の評価を得ている。
どんないきさつでこういう道に進まれたかはお聞きしていないが、京都ランナーズの競技志向から離れていかれたことは容易に想像できる。「こんな大会があったらええのになあ。」を自分で実現されたのであろう。
この道も一つの選択肢。いいお手本である。何人かの賛同者が、太田さんに付いていかれた。
人まかせではなく、自分でやる。今は、そういう時代です。
私の会員ナンバーが、20。上には、もう19人しかいないのか(実質10人ほど)。感慨深い。
入会した時は確か80番代。少しして、私が「6」が好きなので無理やり66にしてもらった。
それが今や、退会されたり亡くなられたりして、20番。普通なら幹部になってないとおかしいのに、とにかく役立たずなもんで・・・。
今日の出席者の中で、数少ない私より会員ナンバーの若い谷村さん。
「藤井君、久しぶりにおうたら、あっちこっちでしゃべってるし、社交的になっててびっくりやわ。」
「そうですか。昔はそれなりにプライドもあったし、カチッとしてたんかなあ。今はヨメさんに養ってもらってる身やから、ヨメさんに捨てられんようにするのがすべてですねん。もう、それ以外はどうでもようて。(ヨメさん以外)こわいもんなしですわ。へへへ。」
「ほんま、変わったな。それにしても、ますみさんはえらいもんやなあ。」
「そら、一家の大黒柱やから、しっかりしてますがな。」
谷村さんのあきれ顔を見ながら、実は心の中でほくそ笑む。(ふふふ、わなにはまったな。)
中味はほとんど変わってません。昔も今も自分の縄張りに入ってくる人にはバリアをはっています。
ただ昔とちがう所は、今は人から入り込まれる前に自分から先制して出ていることかな。いつまでも正体不明でいたい。その気持ちは昔と同じ。
話はかわりますが・・・。
まわりの人のアドバイスをしっかり聞いていた外峯さんに、びっくり。私は人のウンチクを聞くのが嫌いで嫌いで。人の自慢話みたいなもん、聞くのはつらいぞー。
さすがに私のええかげんさはすでにお見通しのようで、いろいろお話したけれど、練習方法の話などなし。正解です。今年も練習一切なしでレースに出続けているんですから。
私も、ある日突然プチンと切れる系かな。その時は、みんなで笑ってください。「やっぱりなあ、ばち当たったなあ」って。
あっ! 一番かんじんなことを忘れてた。
「京都ランナーズの未来は?」
・・・そんなこと、知りません。大事なのは、誰かさんの京都ランナーズではなく、自分の京都ランナーズをどうするのか。(何もしてないくせに、ゆうことはえらそうです。)
私は、「スポーツは平和とともに」という言葉にひかれて京都ランナーズに入会しました。だから、この気持ちを持ち続ける限り、自分から退会はしません。
また、京都ランナーズがこの精神を忘れ、ただのランニングクラブに成り下がってしまわない限り会員を続けます。。日本国憲法が改悪されない限り、日本人をやめないのと同じように。(憲法改悪したら、もう日本人やめるどー。)
死ぬまで会員続けたんね。
「わしゃー、最後の一人じゃー」と言えるくらいになりたいなあ。
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2008年04月13日(日)
京都ランナーズ例会(4月第2日曜)+定期総会 [ランニング]
今日は、御所一般公開の最終日。だいぶ前、この日に車で行って駐車場に入れられず、路上駐車で違反切符を切られたことがあった。そのため、今日は叡電で行くことに。精華大前から出町柳まで17分。便利。
4月の第2日曜は、例年、山梨の「南アルプス桃源郷マラソン」に出張販売に行っていたのだが、近年ランニング用品店の乱立で今年より撤退した。遠い割りに、もうけが出なくなってしまった。
今日の申込用紙に名前を書いていると、「こんにちは」の声。何の気なしに、「こんにちは」と返事して、顔を見てびっくり。
「生きてはったんですか?」
「生きとるわいな。」と谷村さん。
脳内出血で倒れて4年。やっと復活してきましたね。一時は歩くことも難しかったのに。昔からの知り合いが復活してくれることは、心からうれしい。
そこらをうろうろしていると、話かけてこられる女性が。
「篠山で20kmのあたりまで、ついて走らせてもらいました。」 (いやま、早そうな人。)
「へー、そうやったんですか。気、つきませんでした。どこで抜かれたんでしょうね。ゴールはどれくらいで?」
「4時間4分くらいです。」
「いやー、ボクより12分も早いですやん。後半がんばらはったんや。」
前からうわさの増馬さん、発見。
「増馬さん、ブログに載せたいんで写真撮らせてください。あのー、篠山は、結局どれくらいでゴールしやはったんですか。」
「もう、ぜんぜん。3時間32分かかりました。」
「ひえー、そんなに。」
ハーフのベストの3倍近く。どうなっとるんじゃー。
次回のフルが楽しみ。また、結果を聞き出そう。
さて、スタート。今日はまあまあ多いほう。
谷村さんも、一周に挑戦。超久しぶりらしい。
4年前、ゴルフ中に突然頭の中の血管が切れ、左半身不随に。そのころは、ジョギングとかはしていなかったそうだ。いろいろなリハビリを続け、ゆっくり歩くところから始め、最近やっとジョギングができるようになった。
谷村さんと言えば、20年以上前の私ライバルである。
30kmまでのレースはすべて私が上回っていた。ところが、フルだけは大惨敗だった。
私のベストが3時間11分、谷村さんは2時間51分。
20分も早い。
サブ3も、合計4回。「なんで、こんなおっさんに負けんねん。(谷村さんは、私の7歳上)」と不思議でしょうがなかった。
本人いわく、「タイミングがよかっただけや。」そうあっさり言われると、よけいくやしい。
今日はデジカメを持って走ったので、いっぱい写真を撮ろうと思ったが、とにかく人が多い。歩道がきゅうくつで、写真どころの話ではない。
2周目ゴールの時、前を見ると、外峯さんと小外峯さんらしき人。これはうれしい。まず写真を撮って、それからゴール。(36分45秒くらい? よう、わからん。)
外峯さん、今日はお子さん連れで来られたんですね。
小外峯1号ちゃんは、小3。
小外峯2号ちゃんは、ぴかぴかの一年生。
二人とも、お母さんに似て美人です。
こんな子たちも、ゆっくり楽しく走れるような企画も考えたいなあ。
こないだの大阪城公園4時間走に出ていた家族は、楽しそうやった。競技志向の高い京都ランナーズでは、無理かな。
場所を御所の中に移し、定期総会。
冨田会長のあいさつで、「スポーツは平和とともに」を強調されていたのがよかった。冨田さんも、やっと私のブログを読んでくれはったそうだ。
「藤井さんが、『スポーツは平和とともに』と書いてくれてたから、プリントアウトしてほかの人にも配っときました。それにしても、藤井さんのブログは長い。」
そんな真剣に読まんでもいいのに。もっと、軽く。
三宅誠孝さん(元京都市議、元京都ランナーズ相談役)の話。
「私は、ガンで、昨年8月までの命と宣告を受けました。それがちょびちょび伸びて、12月のホノルルマラソンも走ることができました。今も生きていますが、もう医者はいつまでの命とは言わんようになりました。」
衝撃です。
三宅誠孝さんは、いつもおだやかで、話もわかりやすく、誇張や嘘がない信頼できる人です。どうかその調子で、ちょびちょび長生きしてください。
もし、三宅誠孝さんのことを悪く言う人がいるとしたら、その人のほうに問題があるのではと私は思ってしまいます。酷かもしれませんが、命の続く限り、どうかもう少し私たちにいろいろなことを教えてください。
子どもがいると、それだけでその場が明るくなります。
今日のようにたくさんお子さんが来てくれていると、なにかこの子たちもいっしょに楽しめることができないかと思う。
御所の中を使ったミニリレーとか、ミニ時間走とかはどうでしょう?
定期総会、懇親会が終わろうとしている時、かわいいワンちゃんを見つけた。上品な老夫婦が飼われているそのワンちゃんの名は「ろく」。メスにはめずらしい名前だと思っていたら、前に飼っておられて死んじゃったワンちゃんが「ごろう」だったのでそうつけたそうだ。
前のワンちゃんが死んだ時、悲しくてもう飼うまいと思っていたのに、知り合いが次々と紹介してくださったらしい。「ろく」ちゃんは、ちょっとだけシェパードが入っている雑種だそうだ。
「お近くですか。」と聞くと、「いいえ。近くに散歩させるいい所がなくて、ここまで車に乗せて来てるんです。」とのこと。
京都迎賓館を強行建設されたおえら方。こんな人の調査まできちんとやりましたか。一般庶民のささやかな幸せまで制限してしまう迎賓館は、いったいナニ?
老犬と老夫婦の息のあった歩みを目で追いながら、心が暖まり、また一方にはムカムカ。
「今度は、どっちが先に行く(死ぬ)のやら。」とおっしゃっていましたが、そんなこと言わず、またここでお会いしましょう。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 1 )
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